ヘイフリックの限界part2

ヘイフリックの限界part2

2005.06.28
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カテゴリ: カテゴリ未分類
日経コラムに「生きて虜囚の辱めを受けず」と六十年前のサイパンの悲劇を浸透し

ていた恐怖が、死を招いたとある。これは、meme だろう。理不尽の極みとも言う

べき集団死だという。このことばは、亡くなったひとびとの慰めになるだろうか。

事後、評論するのは謂わば誰にでもできることだが、勿論それも必要なことだろう

が、要は何故、満足に武器を持たない兵士が「バンザイ突撃」であり、女性や子供

が崖から身投げしたのかだ。無残な戦争で片付けられてよいのかだ。もう二度とそ

うことは起こりえないと言う前提があるのであろう。戦時のマスコミは、戦争を

寧ろ煽った側だ。平和になれば戦争を非難して憚らない。時流に乗っているだけに

思えてならない。戦争に反対するひとたちもいただろうが、理不尽が罷り通ってい



戦争と闘っていたのか。それこそ無残に死んだひとびとの怨念の声がするようだ。

過去のことを反省することは、大事なことだが其れに到るプロセスを解析しなけれ

ば同じことを繰り返すだろう。それは、そうなる理由があるからだ。また同じこと

をするように遺伝子は仕組まれているからだ。それは、meme が起こすだろう。

戦後生まれのひとは、厭と言うほど戦争の話を聞いて育った。しかし六十年を経過

して、戦争を知らない総理大臣がいる。もう実体験をした人たちが、その悲惨を伝

える話をすることは少なくなるだろう。そして、戦争は風化してしまうのだろう

か。憲法前文で「政府の行為によって戦争の惨禍が起こることがないようにするこ

とを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。」

と定めている。時代の無知と貧困が、空文にもするだろう。

梅雨というのに雨が降らず、猛暑がつづく、これも温暖化の影響だろうか。






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最終更新日  2005.06.28 06:24:46
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