ヘイフリックの限界part2

ヘイフリックの限界part2

2007.04.27
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 今日は、昭和9年の「葉』、「猿面冠者』、「彼は昔の彼ならず』、「ロマネスク』の講義がある。この講座の目指しているのは、出自や伝記的事実よりも、文学作品そのものに焦点を絞っているところである。やっと下読みしたところだ。


 まあ太宰治という作家の余震だろうか。どう読む解くか、日本の若者たちは、芥川の終わりは太宰の始まりという未来の曖昧な不安に晒されることになるのだろう。そこから一生出れない奴もいるかも知れない。迷えば富士の裾野の原始林にもなるのだろう。まるでゲームのような・・・。


   「死なうと思つてゐた。ことしの正月、よそから着物を一反もらった。お年玉としてである。着物の布地は麻であつた。鼠色のこまかい縞目が織りこめられてゐた。これは夏に着る着物であろう。夏まで生きてゐようと思つた。・・・』(太宰治「葉」より)


 貰った着物のために、・・・。これが日本人の感性というやつか? 厄介なしろものと向き合わねばならないのだ。やはり、河童がいるのだろうか?


>箱崎宮本殿サイドから、潮井の海浜に一直線に道路が通っている。





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最終更新日  2007.04.27 06:56:06
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