
現代は数々のストレスとの闘いの中にある。謂わば生まれてから死ぬまでストレスとの闘いが続く。それこ
そ気圧か水圧みたいなものだ。「ストレスに対してどう闘うか。知らない者は早死にする。」
私たちが生きている限り、自己以外からストレスを受け、そして私も他人のストレスの原因になるかも知
れない。平気で楽々と耐えている人もいるし、無神経で判らない人もいるだろう、人はさまざまだ。
私などは、負けて病気だ。それでも、未だしぶとく生きているのは生への執着だろう。愚かな努力かも
知らないが、私は、これまで楽して生きてきたので世間にお返しをしたいだけだ。吸い込んだものを吐き
出したい。吸い込んだ思いは、数かずあるから。ひとはいつか炭素に戻り、空気となり、地上に暫く留まり
そして、宇宙へと還っていくだろう。ストレスは、生きている証明かも知れない。
私たちは、歴史を学んできたが、いつか私たちも歴史になるだろう。