ヘイフリックの限界part2

ヘイフリックの限界part2

2011.02.26
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2008年4月 258,124 15 17,208
2008年5月 461,505 31 14,887
2008年6月 454,828 30 15,160
2008年7月 492,053 31 15,872
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2008年11月 562,374 30 18,745

2009年1月 628,603 31 20,277
2009年2月 587,391 28 20,978
2009年3月 700,366 31 22,592
2009年4月 686,126 30 22,870
2009年5月 704,517 31 22,726
2009年6月 610,392 30 20,346
2009年7月 646,126 31 20,842
2009年8月 655,742 31 21,152
2009年9月 682,647 30 22,754
2009年10月 749,592 31 24,180
2009年11月 682,170 30 22,739

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2010年2月 637,727 28 22,775
2010年3月 735,903 31 23,738
2010年4月 778,075 30 25,935
2010年5月 814,547 31 26,275

2010年7月 748,643 31 24,149
2010年8月 733,665 31 23,666
2010年9月 706,656 30 23,555
2010年10月 714,428 31 23,046
2010年11月 646,698 30 21,556
2010年12月 635,004 31 20,484
2011年1月 715,561 31 23,082
2011年2月 540,252 26 20,778

累計 22,461,237 1,047 21452


<作品>「雀」、「たづねびと」、 「薄明」、「親友交歓」、「男女同権」

戦時下の疎開中の出来事が中心。


「雀」、

・冗舌がなく描写が適確という評価がある。
・親の目が忘れられない。娘を傷つける。
・殺伐とした人間の心理。戦争が背景にある。残忍さ。
・人間の深層心理。スズメを撃つように娘を撃つ。
・いきなり撃つ。現実性。瞬時のこと。表現のうまさ。人間は一変しないという太宰の普段の考えと違うことを書いている。辻褄が合わないことを書く。
・「戦争がいやになった」戦争によって戦争がいやになったのではなく、女を撃っていやになったと書く。
・太宰の戦争に対する思想。常人とちがう視点をもっている。太宰は戦場に出ていないが、その心情を上手くとらえている。

「たづねびと」 

・くせものの作品。
・二人のコントラストが問題。
・目立つようにくだものをもっている。
・太宰の女性への心理をつかむのがうまい。わざと関心を示さない。
・太宰のデリケート。女の心理を知っている。好感をもたれる。
・「・・・天からきこえました。」・・・みかんのパクリ。奇跡。宗教的表現を使っている。
・「ぼんやり・・・」は、ぼんやりではない。重要な意味をもつ。
・夕焼けに映えて森が真っ赤に燃えていました。(比喩)・・・私の心理。象徴的表現。
・好感をもつ。その人に逢いたい。一種のにくしみ。「あの時の乞食は、私です」あまりにも自分が惨めだという意味か。・・・色魔の問題。
・「美少女」文末で悪徳物語という。「にくしみ」は悪徳を指している?
・太宰は何を言いたいか?太宰の心情について。好感がもっている。燃えている?恋心。しかも、妻の前で・・・の恋愛感情。どうも単純には理解できない不思議な文章・・・「美少女」。

「薄明」、

・昭和20年4月。妻の実家の甲府に疎開した。爆弾と焼夷弾の違い。寧ろ一瞬で死ぬ爆弾が怖いと書いている。一番酷い時期の話。甲府も爆撃された。
・彼の作品には長男の話が出てこない。触れないのは障害者か?
・「太宰は無頼漢」と世間には思われていたなかでの、太宰の心情を吐露している。
・明るさは滅びの美しさ。
・「薄明」のタイトルの付け方が太宰は上手い。単純ではない。
・津島家の存在。自然主義ではない。深刻と滑稽の両方あったほうが深い。まじめさだけでは、浅くて駄目。
・疎開は生き延びることで、太宰の「死にたい」思いとは矛盾する。しばらくという意味。西郷、乃木とおなじ。普通の太宰ではない。非常時・・まともな時代ではないのが太宰には生きやすかったのではないか。自分が目立たない。
・太宰は周辺を軽蔑していた。
・無心さ・・無残でもある。
・ひとの子の親としての心情。
・右大臣実朝との関連。

「親友交歓」、

・「威張るな」相手は、太宰が軽蔑しているのを見抜いていた。そういう自分を書いている。
・他の作品に比較して、ずばぬけている作品。
・いやな男。
・神崎与五郎。木村重成、茶坊主。イヤミなキザなものしか感じない。
・太宰の視点は違う。
・鴎外の最期の一句。「お上のすることに間違いはないのですから・・・。」
・相手は鈍感な男ではない。軽蔑されていることが判っている。
・皮肉な一面。

「男女同権」

・皮肉に書いている。逆の評価が考えられる。太宰の考えがどうか。
・民主主義。の意味。
・太宰自身のことではない。
・「にんじん」の母は、にんじんに対してだけ意地悪であること。自殺まで考える。あれは実話だった。父は自殺や母も事故で死ぬ。現実は悲惨であること。
・きれいごとではないか現実。
・陽の当るところだけの、「男女同権」である。実態とは違うというこということをいいたい。
・女にはおそるべき残忍性があること。
・言論の自由。
・太宰と女性とのかかわりについて、うそとフィクション。当時の発言としては異彩を放っている。
・戦後の太宰の視点。次回もう少し掘り下げること。


<つれづれ草>   第117

  友とするに悪しき者七つあり

 ・ひとつには、高く、やんごとなき人。ふたつには、若き人、三つには病なく、身強き人、四つには、酒を好む人、五つには、たけく、勇める兵、六つには、虚言する人、七つには、欲深き人。






>エフェソス





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最終更新日  2011.02.26 21:22:07
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