ヘイフリックの限界part2

ヘイフリックの限界part2

2011.03.30
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・堀辰雄は、イメージの作家。

・「ほととぎす」・・・「閑古鳥」との関連。郭公・時鳥とも書く。

・「蜻蛉の日記」の続編が・・・「ほととぎす」。

・おんなの物語。「物語の女」

・堀の複数の物語が「物語の女」が、キーワードである。

・全小説を読むというテーマは、すべての作品がつながっていることを読み説くという意味である。

・「閑古鳥」も「ほととぎす」も同じ。

・「菜穂子」から「風立ちぬ」(あとがき・・・添付資料あり)



・堀辰雄の作品は、いくつかの入りくんだ作品が書かれているプロセスがある。

・物語論・・・「かげろうの日記」の中に出てくる。

・古代の日記文学論。

・「源氏物語」の作者は複数かもしれない。

・文体論。からいえば、違う。解からないところがある。

・女の生涯を描こうとしている。

・菜穂子・・・風立ちぬ・・・かげろうの日記。の成立過程がある。

・重なっている部分がある。

・虚ろな気持ちになった。作家の心理がある。

・虚ろな気持ちが・・・日本の古い美しさに目を向けた理由だという。

・王朝文学…京都。一ヶ月滞在した。・・・「かげろうの日記」を書き上げた。



・リルケの 「リクイエム」。

「われは死者を待てど、彼らをして去るがままにしている。


・忘れるままにする。記憶から除かれて行くこと。

・「風たちぬ」・・・「千の風」につながるものがある。

・「海辺の墓地」・・・ヴァレリ―



・突然。途端に、ふいにという表現の意味は?。(芥川の手法。「急変)。」

・尋常ではない表現である。

・「生者と死者」・・・急変。変化いを起こす副詞・・・「突然」・・・日常性を破る。ここぞという時に遣う。

・「ほととぎす」の漢字は多い。不如帰、時鳥。

・5月と9月に急変する。体の変調が起きやすい。

・他の所とは違う遣い方をする。「突然、とたん、不意に」副詞が急変。


 「閑古鳥」


・さるすべり・・・シンボルとして。

・一本の木の意味。樅の木。「菜穂子」の中にある。

・虚ろな目。癒すがごとき「さるすべり」の木。

・「幼年時代」

・白い花。白い乗馬服の少女。

・私は、30歳。

・共通のトーン。一人の少女。「少女の群れ」を配する。

・小説の書き方を教えている。

・結婚した相手(配偶者)が悪いと思っている。



 「山茶花など」

・不幸な女の生涯を描くことに自分を幸福にする。非情さ。必ずしも甘い作家ではない。

・少女の姉のところに行こうとするが、途中でやめてしまう。

・墓地・・・小さな仏像。墓石の文字が消えかかっている。

・女の半生。「風立ちぬ」と繰り返し。

・木の使い方の違い。

・一本の木のイメージ。

・墓石を見て心が和むという。

・暮れようとして、何かが生まれる。「聖家族」の冒頭。

・「夜明け前」「新生」「春」「早春」藤村。前ばかり書く。

・物事の始まりを描く。

・堀辰雄にも発想が似ている。

・死が新しい「生」を生む。堀辰雄の発想は、新しいスタイル。

・病弱であるひと。他人事ではない。

・暢気な生の側には立ってはいない。

・不幸な女の生涯。モチーフがある。

・脇役的な人物の再評価が必要があること。文体が虚弱。

・三島「奈穂子」が問題という。

・「物語の女」につながり、「菜穂子」になっていく。

・「死者は死者のなすがままにさせよ」。

・死は無・・・日本的な従来の考え方。

・王朝的な古来の考え方ではない。

・エゴイズム。堀辰雄ノ内面がそうだったかどうかは分からない。

・これも「物語の女」である。

・死の谷・・・幸福の谷。

・身近な人間の死を描く。自分はどう思うか。

・フクションだとして非情な目。

・「菜穂子」父の死、母と娘・・・母の死。後見人が居なくなった娘。

・西欧人の死への考え方。日本人とのとらえ方のコントラスト。




・解放されようとしている私。

・こころの「目ざめ」がキーワード。そんな心の眼。夫を幸福にする目ざめ。

・堀は「物語の女」が念頭にある。

・「生者と死者」は、「菜穂子」と「風立ちぬ」の間で書かれた。

・「菜穂子」も「風立ちぬ」も、肝心要の人の日記がない。





>海の中道 玄界灘







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最終更新日  2011.03.30 19:16:55
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