ヘイフリックの限界part2

ヘイフリックの限界part2

2011.05.30
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いつもの散歩で

誰もそうだと思うが、自分がどれだけ疎外されているかということは、余り認めたくはない。孤独だということも。然し、それが事実であれば、どうしようもないことだ。どれだけの時間をかけたとしても遣っている事が自己本位のことであれば、それは自己満足で終わる。お山の大将で終わる。漱石のような文豪でも、名作をどれだけの残そうとも、その時代のことでしかない。

 ・のちに与えた影響の大きさはあったにしても、その後に科学は進歩し、色んな発見もあったが、それを知る由もない。過去の人でしかない。世界の文豪でもない。「奥の細道」や「源氏物語」にしても、日本での評価が高くても。一つの文化圏の世界のことだ。自分たちの社会環境の中の世界で重要視されたいと思ってきたが、それが、狭い世界のことでしかなかったのは事実だし、分母ではなく分子に過ぎなかったことは、すべてのことでいえる。

 ・へ2・・・日本人が壊れやすい土壌の上で暮らしている現実を今更ながら3.11は証明した。日本列島は沈没するだろうか。小松左京のSFは、小説で済まされないかもしれない。国土を追われて遊牧の民にならないとも限らない。どんな運命もありえる。今住んでいる土地が、将来海の底になるかも解らないだろう。そう思いながら周囲を見回しながら歩いていると、背中に冷たいものが流れた。

>田圃に水が引かれた。






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最終更新日  2011.05.30 16:02:18
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