ヘイフリックの限界part2

ヘイフリックの限界part2

2011.09.26
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 ・へ2・・・明治の仏教学に挑んだ河口慧海であり、大谷光瑞が大乗仏教研究に取り組んだ。仏教には大乗仏教と小乗仏教があるが、日本では長い間大乗仏教を信じてきたが、しかしサンスクリット原典研究に基づく西欧の仏教学では、小乗仏教こそ釈迦の仏教であり、むしろ大乗仏教は、仏滅後500年後に出現した龍樹の開いた異端仏教であることが科学的に証明された。この近代仏教学と千数百年にわたる日本の信仰をどう調和させるのか、明治の仏教者を悩ませる頭の痛い問題が出てきた。


 ・インドで生まれた仏教は、一時は東アジアを風靡したが、インドの仏教は衰退し、仏教国としてはスリランカ、東南アジア諸国、チベット、中国、朝鮮、日本などしかない。スリランカ、東アジア諸国は小乗仏教であり、中国、朝鮮も仏教は名ばかりのことで振るわない存在であり、日本とチベットだけが純粋な大乗仏教の国である。しかし今やチベットも中国の支配下にある。


 ・へ2・・・どうも仏教は、求心力を失いつつあるのではないだろうか。西域探検などを進めて行くべきであり、もし仏教に活路があるとすれば、仏典の発掘は宝探しになる。しかしそれが偉大な思想の出会いになるとしたら充分に価値のある仕事になるだろう。






>和白干潟 もうすぐ渡り鳥が見られるだろう。





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最終更新日  2011.09.26 17:52:36
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