
性を維持している存在だ。根本は「物質は循環する」だ。通常それは成長と老化という現象に
なる。若い時は成長で、あるところから老化になる。
生物は、内と外との境界を次第に変えながら、自分自身を変えてゆくシステムを持っている。
発生の初期のステップでは、細胞分裂をさせ内側を膨張させる活動で外に向かうシステムを取
る。やがて膨張が止まり最期は、必ず自己崩壊して死ぬ。これは外からの指令や命令がなくて
も、個体は勝手に成長し勝手に死んでしまうことであり「生きている」ことの本質であり、そ
ういう性質を有している空間を「生物」と呼んでいる。
このオートポイエティックシステムを生命発生から絶対に手離さずに遺伝させて来ているの
が、生命の由来でもある。