
マタイによる福音書15-17
「・・・口に入るものはみな腹に入って厠におちるのがわからぬか。だが口から出るものは、心から出たもので、これが人を汚す。つまり、悪意、殺人、姦淫、淫行、窃盗、偽証、讒言などは心からでる。これらが人を汚すもので、手を洗わないで物を食べても、人は汚れない」。
・ユダヤ教の律法を厳格に守るという視点だけでなく、倫理の根本がどこにあるかを問題にしているのだろう。巧妙なごまかしのように見えるが、人間のこころを強調したのだろう。イエスが貧しいものに近かったのは、言行一致があったからではないだろうか。人々は圧政に苦しんでいたからだ。
・人の生き方は、生まれた国や出自や経済などの措かれた環境で決められるべきではない。人間の真摯な志こそ尊重されるべきだ。かたちだけにこだわっていると真実を見失うと、教えている。