
利己的な遺伝子は、誰もが持っているが、それは単純なことばでは表現できないものだ。他人のことを理解しているように言っていても、それは皮相的なものでしかない。たとえ親子でも夫婦でも限界はある。個としての生命の生物学的な存在は、そのひとだけの遺伝子由来でもある。
・常に周囲の環境を観察していなければ生命の危機にもなる。厳しい生存競争の中で活きていかなければならないのは、現代も変わりはない。何故人間は不死ではないのか、かなり前の科学雑誌「ニュートン」の特集記事を読んでいた。図書館からバックナンバーを数冊借りている。今度の「大宇宙」編も詠むつもりでいる。「ニュートン」は、昔からの愛読書でもある。
・へ2・・・孤立し、孤独に為るなといわれるが、それは難しい注文でもある。群れることで癒される生物もいるが、ヒト脳は、個性があり過ぎる。DNAは、一日数千個の細胞が傷付くと言われている。ミトコンドリアは、生命活動に必要なエネルギーを生み出すと同時に活性酸素をつくりだしDNAに傷をつけてしまうのだ。修復酵素が働かなくなるひとは老化が早まる。