・脚の長くなった若者が、颯爽と歩いている。然し、見かけばかりの格好良さでしかない。有名大学を卒業しても、応用力の効かない人間ではモノの役には立たない。電話の応対も出来ない。顧客のサービスも出来ないものが多かった。大学では必要だから、講座を創っている。それだけ人間力が低下している。体力もない。気力もない。このままでは日本の人口はこれから半減する。経済力の低下は、国際社会で不利に働いて行くに違いない。
・へ2・・・鳩山元首相でさえ親が大事に育てた培養された子どものように思えてくる。色々教えてくれる人が周囲にいて、そのひとが責任も負って呉れる。殿様は傷つかない。「王は悪を為さず」。それでよい筈はない。型に嵌まって生きることだけを求めて来たのではないだろうか。そのひとたちが、今後の、厳しい国際社会に耐えられるのだろうか。堀辰雄の「水族館」を読了したが、「私は諸君に、なんとも説明のしようもない浅草公園の魅力を・・・」何とも、其の白けた登場人物たちを苦々しく思っている。