
・何が幸せなのだろうかと思う。懐かしい故郷の里山を歩いている若いころの自分をイメージする。美しい秋の渓谷をのんびりと下っていくような気分だろうか。欲望に執着せず、心が和やかなときの気持ちだろうか。何も起こらない無事が一番だと昔の老人たちが言っていた。欲を深くするから不幸になるとも。
・へ2・・・未だ、「科学」を手に入れて、せいぜい100年でしかない。未だ何も知らない赤ん坊の知識でしかないのだろう。地球の生物たちの寿命を圧縮しようとしているのではなかろうか。「あと10年」と思い悔いのない晩年にしたい。秋になってしみじみ思う。