
す方法である。そして、局地的、還元主義的に情報や制御といった視点にた
つ方法である。科学的な問題は証拠によって判断されるべきであり、思想的
な偏見で判断されるべきではないが、問題は見かけほど単純ではないだろう。
何故なら、そうは大抵ならないからだ。たとえそれが科学の問題だとしても
そうだから、その他の場合であれば尚更である。問題解決が難しいのは、一
つには、世の中がどうなっているかで決まるからだ。現代であれば経済の原
理が優先するだろう。更に言えば、その問題の解決方法がいくつかある場合
には、そのアプローチは無数ではないが有限にはあるだろう。
ひとは、美しくも浅ましくもありうる存在だろう。あるひとにとって美しい
存在でも他のひとには醜悪であるかも知れない。どうもいつも見慣れたもの
を美しいと思うのは動物の習性らしい。「ジキルとハイド」はひとに付き纏うも
のかも知れない。