何故この部分または他の部分が変異したのかということの原因を特定できない。条件の変化は、普通
にただの彷徨変異性を誘発するに過ぎないが、時々直接に明確な効果の原因となることがある。これら
の効果は時間の経過とともに極めて明確なものになることもある。習性が体質の特徴を生じ、使用が器
官を強化し、また不使用が器官を弱く縮小させる効果は多くの場合に有力であったように見える。相同
部分は同じ状態に変異する傾向がある。また結合し、節約し、他の部分に影響を及ぼすだろう。
多様に使用し、未発達で、下等な有機構造は変異し易いのだ。自然淘汰はもっぱら有益な変容の保
存によってのみ作用する。私たちは、前さえ向いて生きていれば、明日を見失うことはないと言うことか。