加藤廣「黄金の日本史」を読了して、思うことは、世界を知らなかった日本の為政者たちの愚かなあるいは決定的な過ちのしりぬぐいをされ続けてきたことだ。海外諸国のハイエナたちから身包みはがし続けた歴史だったということでもある。「黄金のジパング」は、無知ゆえに収奪されるままであった。
・金という存在から歴史を見ていくというのは面白い視点であろう。それは金が、どこからどこへ流れていき、どこがどれだけストックしているかで解ることでもある。マッカーサーは、1945.8.30に厚木飛行場に降り立ち、10月1日には日本銀行と田中貴金属の一斉立ち入り検査を行った。殆ど使い尽くされていたようだ。
・へ2・・・それから7年後の平和条約発効(1952年)時点で、日本には金91トンという記録があるという。当時のアメリカには、2万トンを超えるストックがあった。大量の金を手に入れた徳川幕府は何をしただろうか。日本の金は垂れ流しにされたにすぎなかった。通貨政策の頓珍漢があったのだ。