ヘイフリックの限界part2

ヘイフリックの限界part2

2018.07.30
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農夫のアルファベットというのがあったが、もう畑のない農夫は農夫ではない。森や畑から追い出されて工場の労働者になった人たちの子孫だ。或る意味で、さまよえるユダヤ人の放浪者でもある。心のふるさとを求めている。自分のニッチを探して旅をしなければならない運命を背負うっている。農耕や放牧などの手段を知らなかった遊牧の民は、旅人や住民を襲って食料を手に入れるしかなった。自分たちの行為が正義であると思うしかなかったのだ。

 ・最早、農耕をして活きていくだけの畑も住む場所もない。そして知識もない。それは自然を奪われた動物も同然である。以前文化人類学の本を読んだ時に、その研究の手法を知って成程と思ったことがあった。それは、未開地に行って、そこの住民と同じことをしながら暫く暮らして観察し、住民がどのような価値観を持っているかを研究するというものであった。人が猫を観察して、彼らを軽蔑しないで帰ってくるのだろう。

 ・へ2・・・大学の自治のない大学が、最早大学ではないことを、つくづく感じた。荒廃したのは、その果たすべき使命を見失っているからだろう。自分たちは、もはやエリートではないと言いながら、其の亡霊に憑かれたひとたちでもある。愚かなアメリカ人が、自分たちは世界一だと叫んでいるような輩だろう。そういう国家で高等教育を受けて自分たちが一番だと思い込んでいる。もうそういう時代ではない。それこそ奢れるもの久しからずだ。






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最終更新日  2018.07.30 20:42:04
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