
日々は移ろうものである。何かを残そうとしても消えるものでしかない。容あるものは消えるのであろう。束の間の感動を言うしかない。それでいいと思い到るまで、旅を止めようとはしないものたちである。宇宙も丸い輪のようなものの繰り返しなのかもしれないが、やがて終わりが来るのではないかという観念を棄て去れない。旅に病んで夢は枯野を駆け巡る。芭蕉は本当は何者だったのだろうか。私たちの遺伝子は、簡単ではない。
・旅する人もいれば、そこから離れようとしない人もいる。そこで植物のように死んでも本望なのだろう。迷う人もいれば、信念を貫いていくひとも潔いのだろう。ひと筆で書いて迷わない人はいるのだろう。それが自分であると主張もしている。そして人は誰でもないのだ。地球の生物は、動物だろうと植物だろう微生物だろうと、やがては宇宙のゴミでしかない。
・へ2・・・物質が宇宙では主人公ではない。自分が主人公でいられるのは、それはイメージでしかない。多次元の宇宙が存在しているのだろう。どこまでも旅は続くのだ。