脂肪酸


鎖状構造をとるものをいう。
ヒト体内ではおもに偶数個の炭素原子をもつ脂肪酸が存在する。
このうち、パルミチン酸(C16:0、炭素16分子に不飽和結合が0個の意)や
ステアリン酸(C18:0)などの飽和脂肪酸は体内で合成される。
一方、リノール酸(C16:2)やα-リノレン酸(C16:3)などの
n-3系(最初の二重結合が3の位置)の多価不飽和脂肪酸(PUFA)は
体内で合成できないため、食物より摂取する必要があり
必須脂肪酸と呼ばれる。



飽和脂肪酸
 動物性脂肪の大半は飽和脂肪酸であるパルミチン酸である。
LDLコレステロールを増加させ、ひいては総コレステロール値を
上昇させる作用がある。

1価不飽和脂肪酸
 食品中での1価不飽和脂肪酸の大部分はオレイン酸(C18:1) である。
後述のリノール酸と同様 、LDLコレステロールの低下作用があり
抗動脈硬化的に働く脂肪酸である。
飽和脂肪酸から不飽和脂肪酸への変換が起こることにより
血中コレステロールの上昇は抑制される

n-3系多価不飽和脂肪酸
 α-リノレン酸(C18:3)やエイコサペンタエン酸(C20:5, EPA)や
ドコサヘキサエン酸(C22:6)などがこれに含まれる。
抗動脈硬化作用があるといわれている

n-6系多価不飽和脂肪酸
 代表的なものがヒマワリ油やサフラワー油に含まれるリノール酸(C18:2)である。
コレステロール値を下げる働きがあり、γ-リノレン酸は
その作用が強いといわれている。

炭素数で書かれてる事があるので…
これはこれで要るなかな?っとw


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