特上カルビ、一丁っ!

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★どんちゃんのボヤキ★



その1 『流通革命!?』 (2008 1/13)

ちょっとダークな話題なのでこっそりフリーページにUPしてみました(苦笑)
これからもこっそりと更新して行きますね^^;

え~話の始まりは昨夜の某民放TVのニュースのドキュメンタリーコーナーでの報道でした。
学校給食の話題で原油価格の高騰の煽りで給食の存続が困難になっているという話題。

皆様もご存知の通り、2008年は原油価格がいきなり1バレル=100ドルを越える風雲急を告げる波乱の幕開けとなった訳ですがこれによりガソリン、灯油の類はもとより油を使用する衣類、プラスチックなどの加工品、(工場などの機械の燃料価格が上がり)工場経由の食品や資材。更にはバイオ燃料などに穀物類が使われて小麦や大豆の値段が高騰し家畜を肥育(育てる)為のエサ代までも高騰。
ここまで来ると連鎖というより螺旋ですよね(汗)

おっと!いつもの様に話が逸れてしまいましたね(笑)それでは本題です。
すり鉢状に下に落ちていく螺旋の中、学校給食も存続の危機に直面していると言う事実。
何か策は無いだろうか・・・ 給食調理現場の責任者、そして学校組織のCEOである校長先生は悩みます。
調理師の人員削減。
水、電器の省エネ対策の徹底。
調理に使うボイラーの出力削減。

そして仕入れの再確認。
ここで問題が発生。仕入れの帳簿を見ると市場価格より仕入れ値のほうが遥かに高い!
仕入れ担当に確認すると業者の言い値で仕入れていたとの事。

激怒する校長。叱責を受け「そういうやり方しか教えられてない。」と俯く仕入れ責任者。

ここでどんちゃんの個人的な見解。
「市場価格より仕入れ値が高い。」
これって至って当たり前。だってここで問題視されてる市場価格ってこの校長先生、新聞見て言ってるんですよ。

学校に商品が納品されるまでの流通経路を考えてみましょう。

生産者>地域の農業団体>市場>業者1>業者2>業者3>学校

これが一般的な流通の形です。
新聞の市場価格は簡単に考えると業者1の買値という事を認識して下さい。

その後、仲卸業者を経由して一般卸業者に。そこから給食を作る現場へと商品は流通していきます。
卸業者から運搬業者へ。ここでも業者の利益の他に経費が発生しますよね。
そう。運搬=トラック。原油価格の高騰がここにも拍車をかけます。

「校長先生、そりゃ当たり前ですよ~!」
なんて晩酌しながら笑っていられたのはここまででした。

事態を重く見た校長はここで強攻策を打ち出します。

「仕入れの改革をします!」
やけにTV慣れしてる校長先生だな・・・と思っていたらこの校長、全国で民間から初めて登用された校長らしい。

そして地元の農家へ直接交渉。何と野菜を直接農家から仕入れてコストを抑えるそうです。

「ほら!業者の値段とこんなに違う!市場価格とほとんど変わらない!」
息巻く校長先生。

「肉や魚もこうやって仕入れていけばコストを抑える事が可能です!」
もう止まらない校長先生。

ニュースキャスターも「こうして学校給食存続の危機は回避されました♪」的な見解を述べてこのコーナーは終了。



学校給食は大量の食材を毎日使用するので卸業者にとっては最高のお客様です。
支払いサイドもしっかりしてますしお金の心配もほぼありません。
私の知る限りでは学校や病院への卸業者選択は俗に言う「天下り」役人によって決定しているので他業者との価格の競争もありません。

そして今回、業者が簡単に切られて生産者から直接買い付けという流通経路が出来ました。
食肉、魚も仕入れ方法をこの様にスライドしていきたいと校長は話していました。

食の安全が取りざたされているこの世の中でこの直接買い付けは私に取っては色々な意味で大英断であると思います。
なぜなら流通経路にのった商品であれば製品に何らかの不備があった場合、他者に責任を問えますがこの直接買い付けは生産者or買い付け人の2択ですから。
そして現在確立されている流通の破壊。
地元の団体や市場、そして仲卸業者は要らない!訳です。

こりゃ大変だ!どんちゃん仕事無くなっちゃう!(汗)
書きたい事からかなり大人の事情で端折りましたが(笑)ボヤかせて頂きました(爆)

またボヤキますね♪






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