彼女が冒頭の自己紹介ビデオの中で、中学生の子ども達に語りかけていた言葉がとても印象的でした。
『皆さんの命は、この世でたった一つの、かけがえのない大切なものです。でも、皆さんは、この「大切な命に代えてでも守りたいもの」を持っていますか?
人は必ず死にますが、一人ひとりの人生が歴史になっていくんです。
夢って、自分が死んだら終わりでしょ?
でも周りの人を笑顔にし、幸せにしたいという「志」を持っていたら、たとえ自分が死んでも、だれかがこれを引き継いでくれますよね。
この「志」のリレーが「日本の歴史」なんです。私達はその歴史の1頁に今、立っているんです。
大切な人を笑顔にしたいという思いで、今を懸命に生き、より良い国を次の時代に引き継いでいきたいですね』
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これを受けて、講演の中でこんなお話がありました。
『戦後70年、日本では学校でも家庭でも「命が一番大事」と教えてきました。でもその結果、どうなったでしょうか?
毎年交通事故で亡くなる人の3倍以上の方が自殺しています。そして、他人の命を簡単に奪うような凄惨な事件も後を断ちません。
「命が一番大事」と教えた結果、皮肉にもこんなにも命が軽んじられる社会が出来上がってしまったのです。
私は、うすっぺらい上辺だけの言葉で「命が大事」だと言い合ってきたツケが回ってきたのではないかと思っています。
本当に命を大切にしたければ、その「大切な命に代えてでも守りたいもの」を持つべきですよね。それは「家族や友達」といった目に見える存在でもいいですし、自分の「誇り」のような、目に見えないものでもいいと思います。
自分が、命に代えてでも守りたいものを持てば、そのために命を使うわけですから、どうでもいいことに無駄死にはできなくなりますよね。
そして、自分に大切なものがあれば、他の人にも大切なものがあることに気付きますから、その人たちにも自分の大切なもののために命を使わせてあげたいっていう気持ちが、自然に湧き起こってくると思うんですね。
つまり、命に代えてでも守りたいものを持つことが、自分の命も、他者の命も慈しむ心を育むことになる、と言えるのではないでしょうか』
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私は、命を軽んじるような事件を報道で聴くたびに、「何でそんなことが?」と思うことが多かったのですが、この白駒さんのお話を聴き、目からウロコで、ストント肚に落ました。
「命が大切」を越えて、その「大切な命に代えてでも守りたいもの」を持つことが、結局は「自他の命を大切にする心を育む」ことになるのだと。
モラロジアンとして、コーチを職業に持つメンターとして、このことをしっかり子ども達に伝えていこうと決意した瞬間でした。
この後、更に「おんな城主直虎」の秘話なども聴かせて頂き、充実した素晴らしい一時をすごさせていただきました。
白駒妃登美さん、本当にありがとうございました。
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