今この文章をキーボードを利用しないで、「ドラゴンスピーチ」というソフトを利用して書いています。
このソフトは、キーボードを使わないで、私の音声だけで書くことができる音声認識ソフトです。
もちろん私はこのドラゴンスピーチを作っている会社に勤めている人間でもありませんから、宣伝をするつもりはありません。
ただ私自身が以前からこのソフトを欲しがっていたのは事実です。
そして当時の音声認識ソフトは、もっと能力が劣っていました。
しかし、このソフトを使ってみて認識したのは、驚きと科学進歩の速さを理解したことです。
はるか以前の音声認識ソフトへの私の認識は、ものすごく便利だなということと、これを利用するまでにはまだまだ技術改良する必要があると思っていました。
その理由は、面倒臭い位にキーボードを使いこなす必要があったからです。 簡単に言えば、ただ単に面倒臭かったからです。
しかしこのソフトを利用してみてハッキリ判ったのは、余りにも文字への変換が早いということ、そのスピードは私が普段喋っている状態とあまり変わらない速さで言葉が、漢字も含めて、普通の文字に変換してくれるという事実です。
でも言葉を喋ることが苦手な人だと、かえって煩わしいソフトになるかも知れません。
あまり喋りたくない人にはこのソフトは 「もっとしゃべれ」 と言っているに過ぎないかも知れません。
実際に口を開けて喋らないと、ひらがなや漢字の文字に変換してくれませんからね。
しかしこのように喋っている文字が、自動的に書けるという事を思うと、本当に技術が進歩して来たのだと思います。
キーボードで書いても当然よろしい訳ですから別に大した問題ではないのですが、腕や肘の病気に罹らないようになることは可能ですね。当然筋肉疲労は最小限に抑えられます。
本当に今までガチャガチャとキーボードを叩いていたのが嘘のような感じになっています。
私はローマ字入力で書いていましたから、直接入力ではないのでキーボードを叩く回数が2倍になってしまいます。その為にかなり指が疲れてしまいました。
でもこのソフトを使うことで、今指を組みながらこのコラムを書いています。
この現実は、実際にやっている人でなければ理解は出来ませんね。
何事もやってみるとその感覚というのか、現実を把握することが可能になって来ますね。
勿論このソフトは私にルールを要求します。
そのルールを私は守らなければ、このソフトは確実に、私に警告を与えてくれます。
その警告とは、私が思っているような文字に変換してくれないのです。
だから私の自分勝手な考えでは、このソフトを自由に扱うことが出来ないことになります。
ただしこの問題は、もっとパソコンが私の声によく理解を示してくれることが重要になってきます。
そうすればもっと認識がはっきりとしてくると思います。
実際に使いこなしている間に、認識率がかなり向上しているようで、そして練習が大きな結果として現れています。
ところで、時代の流れは、世界を様々な形で、人々の心をも含めて変化させて来ました。
そして科学技術というものが、それぞれの国の経済を左右させる原動力にまでなっています。
科学技術が発展するのは決して悪い問題ではありませんが、その目的を誤ってしまうと大変な問題を引き起こしてしまう原動力にも成りかねません。
やはりなんと言っても大きな問題は、「人の生死」に関わる問題に発展することです。
所詮人間はいつかは命を無くすことになります。でもこれは何度でも言っているように、「当たり前」のことです。
その命のある限り、人は誰でも幸せでありたいと思うのはこれも当たり前のことではないでしょうか?
そのための科学技術を向上させて行くことが望まれている、そう思うのも当然ではないでしょうか。
どんなに科学技術が発達しても、人がお互いに信頼できない関係を形成して行くのならば、その技術は未来を完全なものにするものではないと思います。
だからこそ人の信頼できない心、信じられない心を無くして行くことがまず必要ではないかと思うのです。
どうしても人の心の中にある、「人への信じられない心」を取り除くことが、多くの苦しみや悲しみや悲劇を生み出さないためにも必要だと思うのです。
しかしどうやったらそれができるのか、人間はいつも考えているのではないでしょうか。
しかし世界中の国の中で、「信じられない心」が働いて、戦争という人間の愚かな行為が実行されてしまっています。
人の心の中に存在している心の中で最も恐ろしいのは、「恐怖心」を心の中に持つことです。
それは心の中で「思う」ということだけでも同じことなんですが、「恐怖心」が心の底で考え方の基盤になって、常に恐怖心が心を支配した状態で物事を考えるために、何事においても恐怖をする「考え方」がメインになって、正しい判断ができにくい状態になるようです。
科学の進展は人間を「幸せにする」目的を持っていた筈です。
しかし現実を見てみると、本当に科学の進展が進んできた結果が、人間のためにそして人間の幸せのためになっているのか、現実化しているのか、と疑わざるを得ない状態を見るにつけて私自身、常に疑問を持ち続けています。
私は現在カイロプラクティックを仕事にしていますが、日本国政府に認められていないにも拘わらず多くの患者さんを見ることができています。
しかしカイロプラクティックは医療関係の仕事ですから、勉強内容は体の機能を維持する目的をもっています。そしてそれは、多くの医学的知識が必要となります。
しかし、医学関係の勉強していますと、現代社会の歪の中にある問題点が、特に体との関係において顕著な問題点を表面に出して来ます。
今まで研究していた中で感じているのは、この人間の体に現実に存在しているこの「地球との関係」が無視されているということを感じています。
それはどういうことかというと、「人間の生態的リズム」はこの社会とかなり矛盾した関係になっていると思います。
人間の体は、もちろん他の動物でも同じですが、この地球と深い関係にあることは誰でもが判っていることだと思います。
しかし現実では、この社会ルールが人間にとってかなり危険な問題を要求しているように思います。
現在の地球上で人は24時間の時間をフルに使ってまたは使わされて生きていると思います。
しかし残念ながら人間の体は単純にこの地球上の環境から、急激に変更させることができません。
それはどういうことかというと、長い間の人類の歴史が(肉体的な歴史)大きな生態的リズムを作っているということが判っています。
どうしても人間は24時間という枠の中で、寝るという行動が必要になってきます。
この寝るという行為の中に、肉体が回復するという自然の営みがあります。それは自然治癒力という肉体が持てる自然の営みです。
この力によって私たちの体は毎日を快適に過ごせるようになっているのです。
だから夜になって、特に夜の10時半以降まで寝ないで起きている人たちは、甲状腺ホルモンの影響を無視している形になってしまいます。
甲状腺ホルモンは成長ホルモンで我々の体に大きな影響を与えます。
このホルモンは肝臓に行ってそこで肝臓に命令を与える信号となります。
肝臓はこの信号を理解して、たんぱく質の合成に働きかけます。
このたんぱく質が我々肉体の中心になっている細胞の素になり、新しいタンパク質ができることで細胞の交換(新陳代謝)を行うことになりましす。
体の機能は複雑なメカニズムで動かされています。
しかし現代社会は24時間をフルに使って人間の体を酷使しています。その結果夜も寝ないで仕事をしている人たちの体はボロボロになっているのです。
それはどうしても成長ホルモンを体に受けることができないためです。
科学技術の発展は人間の生活をどのように補佐してくれるのでしょうか。
ロボットの発達、自動車の発達、その他もろもろの機械の発達は私たちに何を与えてくれたのでしょうか。
特に未来においてロボットは、我々人間に対してどのような位置づけが必要だと思いますか。
人間はどうしても24時間働き詰めになることができません。
どうしても8時間働き8時間余暇をとりそして8時間睡眠します。
この合計した24時間という時間を分配して、毎日の生活ができるようになっています。
この生体リズムを無視するような生活が、我々の心と体を蝕んできます。
こういう意味においてロボットは我々人間のために存在する必要があると思います。
そのために、人が寝ているときにその人の分まで働く必要がある場合、そのロボットを使うことができるならば、その人の代わりの仕事をできるようになっているロボットがあれば、ロボットを使う社会も必要かもしれません。
また、科学の発展は人間を「幸福にする」ことを前提にしていると思いますが、どうも現実はそうではないように見えます。
しかしいつまでもこのままで良いとはいえません。
特に公務員関係の仕事で、警察署や消防署などの勤務時間は24時間交代というシステムがまかり通っています。
それとか溶鉱炉関係などの勤務時間も2交替から3交替というシステムがほとんどです。
自動車関係でも同じような状況を生んでいるようです。
これらの仕事は、どうしてもコストがらみの問題が多いのですが、
公務員関係の仕事はコストには関係がありません。
そういう意味においても、ロボットが人間の代わりになるまでにはかなり時間がかかるものと思われますが、そのような時代になったときに人がどのような生活に移れるのかが問題点の中心になると思います。
やはりその目的は、 「人に睡眠を与える」 ということにほかなりません。
現在のロボットに対する目的は、人間ではできない仕事をさせるという目的を持っているのではないでしょうか。
しかし「人に睡眠を与える」ことを目的にしたならば、ロボットとしての仕事は飛躍的に伸びるものと思います。
ただし人間社会では泥棒とか人に迷惑をかけることを中心に生きている人たちもいるので、そういった人たちがおらなくなればこのロボットももっと活躍できるものと思います。
「人に睡眠を与える」ことをもっと真剣にこの社会が取り組むならば、人の健康はかなり飛躍的によくなるはずです。
やはり人に健康になってもらうために、ロボットがあるとするならば、そのためのロボットは別に医療関係だけのロボットが必要だとは思いません。
セキュリティーの場所にもロボットは活躍できますが、それよりも人間に「睡眠を与える」ことを目的にした社会を築きあげることがとても重要なことになると思っています。
残念ながら現在の技術は、人の幸福のために使われていないと思えることが多々あります。
具体的にいえば戦争とか人殺しのためのピストル製造などは、あまりにも「人の幸福」からかなり外れた目的のものです。
これらを許しているこの世界全体の社会的・精神構造的な問題があるからです。
科学技術の発展は本当は必要がないのかも知れません。しかし人が 「幸せになりたい」 と思うあまり、また 「楽になりたい」 という 「自己中心的な思い」 があるとするなら、その気持ちから沸き上がってきた発展かもしれません。
これからもまだまだ人は貪欲に技術発展を求めていくことでしょう。
しかし限界がないかもしれませんが、本当にそうかどうかは判りません。
これ以上戦争や争いごとを認めてしまうこの地球上の文明では、果たして 「幸福に成りたい」 という目的が、究極的な目的になり得るかどうかは、現在の人々の考え方に左右されるのは当然ではないでしょうか。
睡眠はとても重要なものです。どの生命も、命がある限り睡眠を取らざるを得ません。
睡眠によって命が保たれるので、睡眠を無視してまで生活に影響を及ぼすことしてはいけないと思っています。
しかしこれもこの社会で生きている我々の考え方がまだまだ医学的に向上していないためにそして、人間の考え方に「人を生かす」という目標がないからかも知れません。
地球上の人口はこれからも増え続けて行くことでしょう。しかし地球が全ての人口を養うことが出来ません。
限界があるからです。
その限界はさほど遠い未来ではありません。さほど遠くない未来には、人口爆発の限界が待っているからです。
その時期に命を持っている人達は、どの様にその現状を生きるのでしょうか。
今の私達がその時を理解できるとは思えません。
しかし確実にその時期は、その時は訪れて来ます。
別に恐ろしく思うことは必要がありません。
ただそれをそのまま受け取らなくてはならないという、現実が待ち受けているという話です。
でもうろたえることも必要かも知れませんね。
それまでは本当の意味で「何もして来なかった」,そう云った事がハッキリと露呈されてしまうという事に成る訳です。
露呈されてしまって、そこで慌ててしまうんでしょうね。
そうならない様に願いたいものです。
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