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テディベアの由来
テディベアという名前が付いたのは今から約百年ほど前と言われています。 アメリカ合衆国にはテッド(テディ)という愛称で親しまれていたセオドア・ルーズベルトという第26代大統領がいました。1902年の11月この家族思いの大統領は休暇を取ってミシシッピーへ狩に出かけました。 しかしその日はなにも収獲がなく、唯一の獲物をとらえるチャンスは、大統領のお付きの者がとらえて木につないであった一頭の子熊だけだったのです。しかし大統領は、”こんなかわいいを子熊を撃つなんて!”とその用意された子熊を撃つことを拒みました。 この話は翌日ワシントンポストに挿絵入りで掲載されました。当時人気者であった大統領は”なんてやさしい大統領なんでしょう”と更に人気に拍車がかかったそうです。 そしてこの小さなくまはこの挿絵を通して大統領を象徴するようになり、この話を聞いたお菓子屋さんが1体のくまのぬいぐるみを作って大統領にプレゼントをしました。そのくまのぬいぐるみの名前が「テディ」だったのです。 そしてこの子熊は漫画に登場するようになり、ニューヨークのアイデアル社が「テディベア」と名づけたぬいぐるみのくまを発売しました。 時を同じくして、そのころドイツではマルガリータ(マーガレット)シュタイフ女史が関節(ジョイント)のついた熊のぬいぐるみを作りました。 1903年にニューヨークのデパートのハーマン氏がシュタイフ社の 熊のぬいぐるみを3000体購入しアメリカに紹介しました。アメリカではテディベアは大人気となりました。 こうして大統領の愛した子熊、シュタイフ社の 熊のぬいぐるみは、瞬く間に世界中の「テディベア」として知られるようになり愛されたのです。 日本でもテディベアの持つ癒し効果が認識され始め、誰が始めたのか分かりませんが、披露宴に新郎新婦の格好をさせたウェルカムベアが登場するようになりました。 |
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