ネットワークってなんだ??
ブロードバンドが普及してきてネットワークって言う言葉は誰の耳にも新しいものではありませんね。
コンピュータの世界でもネットワークというのは、なんらかの方法でコンピュータ同時がつながっていて
データをやりとりできる通路ができている状態をいいます。
ネットワークと一口に言ってもその種類はいくつもあります。
一番多い形態は構内通信網と日本語でいうところのLAN。LANとLANを接続したWANなんていうのもあります。
もちろんInternetもネットワークのひとつです。
コンピュータ同士をつなぐ方法もいろいろあります。
普通の電話(アナログ回線)を使用したダイヤルアップ接続や、今はやりつつあるADSL、デジタル回線を使用するISDN。LANの場合は10BASE xxなどという専用のケーブルを使うし、WANやインターネットでは専用線と呼ばれる専用の通信回線を使うことが多いでしょう。
モバイルの世界でも線はないけれど、携帯電話からネットワークにアクセスできますね。
まだまだ、赤外線や電波を使う方法もあります。
ネットワークに接続する、しない、は例えて言うなら「一人が好き?みんなが好き?」というのに似ています。
スタンドアロンでPCを使用する場合、印刷をしたいと思ったら専用のプリンターが必要だし、ファイルは自分のPCに納まる量しか格納できません。
みんなになると便利なのは、こういった資源を共有できること。
ここでいう資源の最たるものが、人が学び経験した「知識」を共有させてもらうことができるということです。
家庭でも2台以上のPCをLAN接続することは珍しくなくなりました。
PCの普及、OSの進化に伴って接続方法がとても簡単になったからだと思います。
家庭にある複数台のPCからバラバラにInternetにアクセスするよりLANを通じてまとめてアクセスする方が
配線のごちゃつきも少ないというのもありますし、回線資源としても有効利用できるでしょう。
さて、通信を行うときにはお互いに約束ごとを守らなければ話が通じません。
Bonjour!!といわれると「あ、フランス語だ」と思うけれど、フランス語の会話能力がなければ意思疎通は図れませんよね。通信の世界ではこの約束事をプロトコルと言います。
InternetではTCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)が標準のプロトコルとされています。
これが「お約束の手順」なのですが、今はOSに標準で添付されているので意識することなくInternetにアクセスできる人がほとんどでしょう。
Internetは「みんなで」の世界です。Internetで提供されている技術のひとつにWWWがあります。これはWorld Wide Web - 世界中に張り巡らされた蜘蛛の巣のことですから、ブラウザというソフトを備えていればInternet上でWWWによって発信されている情報にアクセスできるというサービスですね。
離れている人と瞬時に安価にやり取りが可能な電子メールもInternetで提供されるサービスです。
TCP/IPという約束事にしたがって音声をやりとりするInternet電話も普及しつつあります。
ネットワークって結局は「一人でできることは限られているけど、みんなで力をあわせれば大きなことができる」
という世界ですね。