05/2学期



ブック
 ★ 2005・2学期 ★



いよいよ2学期のよみきかせが始まりました。
つたない日記ですが、今学期もどうぞよろしくお付き合いくださいませ。


9月22日の日記より(4年生)
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よみきかせ(おはなしの時間) 4年生

        ★ストーリーテリング 『 なら梨とり 』 (おはなしのろうそく6より ) 約7分

        ★絵本 『 わたしの手はおだやかです 』 約3分半


     絵本を一冊持って教室へ・・・。知ってる顔ばかり。
     「今日は、一冊?」と声をかけてきてくれた。
     「ううん、昔話もやるよ。」と言うと「やった!」とうれしいお言葉。
     「前、図書館でやってた奴?」先週の情報交換会のとき放課になって
     図書館にやって来た子が聞いてきた。
     「そうだよ。」といったら、にっこり笑ってくれた。

     そんなこと話ながら、日直さんの号令で始まります。
     「今から、よみきかせの勉強を始めます。お願いします」
     硬いなぁ~学校だからしょうがないのだけれど・・・。
     私は「おはようございます」と言って始めました。

     運動会が終わって、三連休の後の二日目。
     空気はまだ、ざわざわと落ち着かない感じです。

     タイトルを言って語りだしました。
     語りだして、すぐ二人の男の子が動き出した。
     私の後ろを通って反対側へ・・・。
     他の子がざわざわ・・・。
     それ以降は動かなかったので、一時の事でした。
     最初はそんな感じだったのですが、
     話が進むにつれ、だんだん静かになっていきました。
     三郎が木から下りる時、まちがって水に影が映ってしまう場面はみんな真剣。
     さぁ、いよいよ三郎が切れ刃で沼の主を切りつける場面で、
     教頭先生が横の廊下を大きな声を出しながら通って行く・・・。
     「ふ~」ちょっと緊張感がぬけけちゃった・・・
     その前の子どもたちの目が真剣だったので残念でした。
     私もね・・言い直しあり(反省)。
     でも後半は良く聞いてくれました。

     次の絵本。
     色がとっても鮮やか。
     手が花柄模様だったりするので、「変な手~」との声。
     文字は少ないので、ゆっくり読む。
     何やら、絵についてごぞごぞ反応してましたね。

     普段はあまり意識してないけど、大事な自分の手。
     良い事も悪い事も、自分の心しだいで、何でも出来てしまう。
     短い絵本なんだけど、内容は、ふか~い気がします。


9月29日の日記より(3年生)
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よみきかせ(おはなしの時間) 3年生

        ★ストーリーテリング 『 なら梨とり 』 (おはなしのろうそく6より ) 約7分

        ★絵本 『 DODO ドードー であえたはずのどうぶつたち 』約3分

     最初に、ちょっと興味を持ってもらえるかなぁと思って、
     昔話に出てくる言葉について、お話しました。
     「ふくべ」って知ってる?
     「切れ刃」って何だと思う?
     「知らな~い」って言ったので少し説明してから
     なら梨とりのお話に入りました。
     このクラスは、いつも静かに聞いてくれるのでとてもやりやすいです。
     今回は、大事な場面のところで、何事もなく語ることが出来てよかった。
     絵本の方も、絶滅動物について少し話してから入りました。
     絵がとてもいいなぁと思う。
     みんな、じっと見ていました。
     昔いたけど、今いない動物たち。
     白・黒の絵だけに、実際はどんな色だったんだろうとか想像してしまう。
     読み終わったあと、
     「最後のページに、名前とか、いつまで地球上にいたとか 説明が書いてあるから
     興味がある子は読んでみるのもおもしろいよ。この本置いていくからね。」と言ったら
     終了後、女の子が「見た~い」と言って5~6人絵本を取りにきた。
     男の子の方が興味があるのかなって思ってたんだけど、
     女の子がとても興味深げだったので、ちょっと驚きました。


10月6日の日記より(1の1)
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よみきかせ(おはなしの時間) 1年1組

        ★ストーリーテリング 『 王子さまの耳は、ロバの耳 』 
        ( 子どもに聞かせる世界の民話 より) 約8分

        ★おまけ  手遊び 『1・2・3』

     1学期は、短いおはなしor朗読と絵本の組み合わせでやっていました。
     今日のおはなしは8分あるので、おはなしだけでいこうと思って教室へ・・。
     私を見ると「今日はおはなし?」って聞いてくる。
     私はお話をする人って思われているのかな?
     うれしいような、プレッシャーを感じるような・・・。

     今日はまず、ロバの写真を見せて、「これはなんでしょう?」と質問。
     「ロバー」と元気な答え・・。
     で、今度はロバの耳がアップになってるものを見て、
     「ロバの耳って長いね~」って話をしてから、
     こんな耳がはえてきちゃったら、どうする?なんて言いながらおはなしへ・・・。

     一生懸命こっちを向いて聞いてくれる子、
     ちょっと集中できない子ちらほら・・・。
     途中でアシの笛の歌を私が歌いだすと、
     一緒に口笛を吹き出す子、それをうるさいと注意する子・・・・。
     今日のおはなしは、いろんな意味で盛りだくさんでした(笑)。
     まだこの子達には、長かったかな?難しかったかな?
     (年齢というより経験として)
     いろいろやってみないとわからないので、
     私にとっても経験だなと思います。

     これで終わろうと思ったら、「えっ、もう?」と・・・。
     それで、指遊び『1・2・3』をやりました。

     これで、納得してくれましたけど・・・。
     1年生って、もっともっとと思うんですね。
     かわいい・・・。
     これからは、短い時間でも楽しめるなぞなぞとか、早口ことばのような
     言葉遊びの本をもって行くといいかなぁ・・と思いました。


10月13日の日記より(1の2)
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よみきかせ(おはなしの時間) 1年2組

        ★ストーリーテリング 『 王子さまの耳は、ロバの耳 』 
          ( 子どもに聞かせる世界の民話 より) 約8分

        ★絵本 『 でてこい でてこい 』 (こどものとも012.福音館書店)


    このお話は先週に続いて2回目です。
    今回は、ロバの写真は見せないで、
    このお話は「王さまの耳はロバの耳」など似ているお話がいっぱいあるんだよ、
    今日は王子さまね」と言いながら始めました。
    やっぱりクラスによって空気が違うんですよね。
    先週は、私もこのお話は初めてということもあって、緊張してたのかも知れない。
    空気もそんな感じだった。
    でも今日は、子どもたちもリラックスした感じでした。
    途中でしゃべり始めた子もいたけど、隣の子が相手にしなかったら、
    またお話に戻ってくれました。
    アシの笛の歌「~♪王子さまの耳はロバの耳~♪」って全部で3回出てくるんだけど
    3回目には、にっこり笑い出す女の子もいました。
    繰り返しって楽しいんだよね。
    話終わったあと「長かった~」の声も・・・。
    今の1年生には、8分のお話は長く感じたんだね。

    おはなしは集中して聞くから、今度は気楽に声を出しながら
    『でてこい でてこい』
    こどものとも012で赤ちゃん向けに出版されているようだけど
    絵がシンプルではっきりしてるので見やすい。
    1年生でも楽しめました。
    「どうして、あひるは青なの?」などの声も・・
    私も分からないよ。
    「どうしてだろうね~」と答えておきました。
    飛び出した絵が、きり抜かれた絵と違っていることを発見!!
    もう1度最初から見てみる・・・。
    表表紙と裏表紙も関連してるから広げて見てみたり・・・。

    いろんな楽しみ方がありますね。         



10月20日の日記より(2年生)
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          よみきかせ(おはなしの時間) 2年生

        ★ストーリーテリング 『王子さまの耳は、ロバの耳』 
          (子どもに聞かせる世界の民話より) 約8分

        ★絵本『どろにんげん』


        ★絵本 『でてこい でてこい』 (こどものとも012.福音館書店)


    このお話は先週、先々週に続いて3回目です。
    この2年生のクラスは、とても反応があるクラスです。
    思ったことをすっと口に出せるクラス。
    語りの方の『王子さまの耳は、ロバの耳』は知ってる子も多く
    話してる最中にいろいろ反応があった。
    おはなしのことだし、一言ぐらいなんだけど、これがかたるほうとしてはドキドキなんです。
    妖精が出てくる前に「妖精がくるんだよね」とか・・・。
    練習の時の間と当然ずれるわけで、
    結構その後に、スムーズにつなげるのが大変です。

    最初の笛が歌うシーンでは、歌にあわせて一人の子が笛を吹く真似をして
    みんながそれを見る。
    2度目のシーンでは、それが二人になり、3度目には数人の男の子が
    歌にあわせて笛を吹く真似。
    他の子はそれを見て小さい声でわらったり、にこにこしたり・・。
    こんな展開ははじめてだぁ~。
    ちょっとあたふたしてしまったとこもあったけど、楽しかったよ。

    絵本『どろにんげん』は、みんなとてもよく見てくれました。
    最後に、大きなおいもをいっぱい食べて、まんまるくなった二人が
    ごろごろ、転がるところが楽しかったみたい。

    先週読んだ『でてこい でてこい』も、持っていたらこれも読んで!と。
    このクラスは男の子も女の子も本が好きだね・・・。



10月27日の日記より(3年生)
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よみきかせ(おはなしの時間) 3年生

        ★ストーリーテリング 『 王子さまの耳は、ロバの耳 』 
          ( 子どもに聞かせる世界の民話 より) 約8分

        ★絵本 『 どうぶつ はやくち あいうえお 』 

    このお話を、小学校でやるのも4回目となりました。
    「このお話は『王さまの耳はロバの耳』など似ているお話もあるんだけど
    今日は王さまじゃなくて王子さまね」と言うと「知ってる、知ってる!」と・・。
    知ってるおはなしは、いやなのかなと思ったりもするんだけれど、
    今日の反応はそうでもないみたい。
    なんかうれしそうです。

    やっぱりクラスによって空気が違うんですよね。
    今日は、たくさんの子とおはなししながら目があった。
    ちゃんと私の顔を見て聞いてくれる子が多かったってこと。
    すごく語りやすかった。
    正直言うと、ここ1ヶ月ずーっと同じ話をしているから
    緊張感が薄らいできて、ちょっとダレている自分を感じていた。
    クラスは違うから、子どもたちは初めてなのに・・。
    よく考えると、失礼だよね。
    だから、今日は子どもたちに助けられました。
    聞き手のおかげで、また新鮮な気持ちになれました。

    それと2年生と3年生の間に、違いがあるなと思った。
    1年生と2年生は似たような雰囲気を感じたのだけれど。
    口笛吹いたり、笛を吹くマネをしたりで笛の部分を楽しんだ1・2年生と違って
    3年生はそういう反応はありませんでした。

    絵本の方は、タイトル通り言葉遊びの絵本です。

んぱん ぱくぱく ぱんだのぱんや
    ・
しろで うろうろ うるさいうし
    ・
    ・
ばくんの かったかばん ばかにでかかった
りんの きりぬき きりがない
    ・
    ・ 
んまと とまととった まんとひひ


    手のひらサイズのちいさい本なので、
    その中の一部をカラーコピーで拡大して持っていった。
    まずはじめに、ゆっくり読んでみる。
    全部ひらがななので、これが結構むずかしい。
    それから、早口でぼそぼそ練習。
    最後にみんなで出来るだけ早く3回唱える。
    3年生なら、まだまだ参加してくれるので楽しかった。
    これはとても興味を持ってくれたみたいで、
    持って行った絵本を一生懸命本を見てくれていました。
    たまには、こういうのも楽しいなぁと思いました。


11月10日の日記より(6年生)
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よみきかせ(おはなしの時間) 6年生

        ★ストーリーテリング 『 つるとあおさぎ 』 約3分 
          (ロシアの昔話/福音館書店)

ロシアの昔話


        ★絵本 『 いつだってともだち 』 約7分
          作:モニカ・バイツェ 絵:エリック・バトゥー (講談社)

いつだってともだち

     今回は、「ごめんね~」っと言う感じの語りでした。
     ほんとにほんとに反省・・・。
     出張おはなし会で気がぬけちゃったのか、
     もう前に覚えていたし短いおはなしだからと甘くみていたのか・・・。
     ちょっと練習不足、語りこんでなかったんだな。
     語る前からちょっと不安だったんだ。

     でも久しぶりのクラスでうれしかった。
     去年このクラスは隔週で行っていたからなぁ・・。
     今年度ははじめてだけど、「久しぶりだね」って言ったら
     以外に女の子がにっこり笑ってくれました。

     が・・・、『つるとあおさぎ』言葉がでてこない。
     創作しちゃったよ~。
     もちろん筋はかえてないけど、言葉のいいまわしとかね。
     テンポも、もっとあった方が良かったし。
     次回の反省点多しです。

     語る前にただ昔話だよって言っただけだったから
     終わってから「どこの国の昔話だと思う?」と聞いたら、
     「つるとあおさぎのいる国ならどこでもOKだよねぇ」との答え。
     そりゃそうだ・・。
     「ロシアの昔話なんだよ」って言ったら
     「ロシアにも昔話ってあるんだぁー」って声。
     日本だけだと思ってた?
     「世界中にたくさんあるんだよ、文字のない時代から
     語り継がれてきたおはなしなんだよ」なんて話をしました。


     絵本の方は、ちょっとメッセージが込められてるかなって思う本です。
     悲しい時は、我慢しないで思いっきり泣いていいんだよ。
     こころにしまっておかないで、親しい人に話して分かってもらう大切さ。

     女のこから「かわいい・・・」の反応。
     確かに絵がかわいいね。
     女の子は、かわいい絵が好きなんだね。
     息子たちはそんな反応しないから、新鮮でした。


11月17日の日記より(5年生)
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よみきかせ(おはなしの時間) 5年生

        ★ストーリーテリング 『 つるとあおさぎ 』 約3分 
          (ロシアの昔話/福音館書店)

ロシアの昔話


        ★絵本 『 シロナガスクジラよりおおきいものっているの? 』 約7分
          ロバート・E.ウェルズ(評論社)

シロナガスクジラより大きいものっているの?

   絵本については こちら


   語りの方は、先週のことも踏まえて、
   今回は頑張って練習つもりだったんだけど・・・。
   「あれ~」って感じ。
   どうも調子がくるっちゃうような・・・。
   で、やっと気づいたよ。
   この話、子どもたちの反応を確認しつつ、してちゃダメなのかな?
   どうも一人でやってるときのほうが、テンポもあって調子がいい。
   先週の6年生と同じで女の子がクスクス楽しそうにしてる。
   でもそれを気にしないでドンドン行っちゃった方が
   この話にはあってるのかもしれないと気づいた。
   来週は、4年生。またちょっと考えてやってみようっと!

   絵本の方は、科学絵本。
   シロナガスクジラ→エベレスト→地球→太陽→アンタレス→
   銀河系→宇宙
   と、どんどん大きく広がっていく世界。
   意表をついた比較に子どもの反応が良かったです。
   後半がちょっとお勉強っぽくてだれるんだよなぁ~。
   前もそう思ったんだけど。
   前半が楽しいだけに残念だなって思う。



11月25日の日記より(4年生)
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よみきかせ(おはなしの時間) 4年生

          ★ストーリーテリング 『 つるとあおさぎ 』 約3分 
          (ロシアの昔話/福音館書店)


          ★絵本『 1・2・3(ワンツースリー)
            なかがわひろたか/和田誠 (クレヨンハウス)

1・2・3(ワンツースリー)

          ★絵本『 やさいのせなか 』 きうちかつ 
            (福音館書店)

やさいのせなか

          この絵本は 前の日記 で紹介してます。


      どうもこの『つるとあおさぎ』はむずかしい・・。
      練習したように出来ません。
      短いはなしは、覚える時は楽かな?って思ってしまうけど
      語るのは難しいのかもしれないなぁと思います。
      練習どおり出来る日は来るのかな?
      反応は、やっぱり女の子に受けるようです。

      『1・2・3(ワンツースリー)』は絵を楽しむ絵本です。
      1つのタイトルに絵が3つ。
      ワンツーで期待させてスリーでオチって感じの絵本です。
      気軽に楽しめるかな・・。
      子どもたちは喜んでくれました。

      『やさいのせなか』は前のも紹介したクイズのような絵本です。
      いろんな答えが返ってきました。
      難しいと思ったけど、さすが4年生。
      しっかり正解が判る子もいて驚きました。

      今回はちょっとお楽しみっぽくなってしまいました。
      月曜は学芸会の代休だったし、水曜は祝日だったし・・
      たまには、いいかな。




12月1日の日記より (1年1組)
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よみきかせ(おはなしの時間) 1年1組

          ★絵本の導入として小道具を使って『 おはなし
           コートの絵を描いた紙を次々折りたたみながら
           ジャケット→チョッキ→ネクタイ→ボタン→なし
           と変化していく様子を楽しむ。

          ★絵本『 ヨセフのだいじなコート
            シムズ・タバック作 (フレーベル館)
ヨセフのだいじなコート


          ★絵本『 三びきのやぎのがらがらどん
            マーシャブラウン(福音館書店)
三びきのやぎのがらがらど<br />
ん

          昔、男の人にはお気に入りのコートがありました。
          でも何年も着ているのでコートはぼろぼろになってしまいました。
          そこでコートをジャケットになおしました。
          けれども何年も着ていたのでジャケットもボロボロになってしまいました。
          そこで・・・・・・・と続いて 
          最後は何もなくなってしまいました。
          それでこのコートのお話を作りました。
          お話はぼろぼろになりませんからと言って
          『 ヨセフのだいじなコート 』にはいりました。
          普段は小道具は使わないので、珍しさもあってか
          よく見てくれました。
          絵本の絵もはっきりしたもので色も鮮やか。
          いろいろな手法が使われていて、じっくり見ても楽しい絵本です。

          『 三びきのやぎのがらがらどん 』はよく知っているようで
          「家にあるよ」「読んでもらった」の声。
          最初は知ってる子は、得意げに「橋がでてくるよ」とか           
          「あっトロルだ」などおしゃべり・・。
          でもだんだん、静かになっていくんです。
          みんなが、おはなしの世界に入っていくんです。
          やっぱり、昔話は力があるんだなぁと感じました。
          この絵本の絵も素敵です。
          大きいやぎのがらがらどんが名のるところは、みんなシーンと真剣な顔。
          後、トロルが目玉をくし刺しに、肉をこっぱみじんにされちゃうところも
          残酷なようで、このお話には、なくてはならないところですよね。
          読み終わってなぜか満足するお話。
          聞いてくれたみんなも満足してくれたかな?




 12月8日の日記より
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よみきかせ(おはなしの時間) 6年生

          ★ストーリーテリング『 赤鬼エティン 』 イギリスの昔話
           (おはなしのろうそく15)より  約13分


     ちょっと長めのお話なので時間が少し気になっていました。
     早く始められるといいなぁ~と・・。
     ここの6年生は、しっかりしてて先生も最初だけいらしてたせいか、
     さっさと机を下げてお話を聞く体勢になってくれました。

     「今日はイギリスの昔話、赤鬼が出てくるんだけど、
      日本の鬼とはちょっとイメージがちがうかも知れません」と
     一言いってからお話にはいりました。

     今日は静かだったな~・・。
     シーンというのは、まさにこのこと。
     そのせいか、不思議に言葉がたたみかける様にすらすら出てきて、
     テンポアップした語りになりました。

     語りのときは、男の子は下向いてる子が多くて
     (女の子とは、よく目が合うんだけど)
     だけど、今日のこの話は、男の子が顔上げて聞いてくれる子が多くて
     たくさんアイコンタクトとれました~。
     真剣に聞いてくれてるのがわかってうれしかったです。

     このお話は、解説のところに「男の子に喜ばれる」とあったのだけど
     ほんとにその通りだなぁと思いました。
     冒険ものだし、おはなしの中に謎解きがあって、一緒に考えてる顔、
     答えが分かった時「あ~そうか・・」何て顔も見れました。
     このお話を語るのは初めてだったのだけど
     聞き手のみんなのおかげで、なんとか語ることが出来たと思います。
     ありがとう・・・・。

     だけど、かなり練習の時より早かった・・。
     これは、いいのだろうか・・・?
     また、お話やってる人に聞いてみようっと。



12月15日の日記より
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よみきかせ(おはなしの時間) 5年生

          ★ストーリーテリング 『 北斗七星 』 
            トルストイ作(おはなしのろうそく25)より  約4分
            おはなしについては こちら


          ★絵本 『 十二支のお節料理 』 川端誠 (BL出版)約5分   
十二支のお節料理

     北斗七星は絵をイメージするととてもキレイなおはなしです。
     透きとおったキレイな水、銀のひしゃく、金のひしゃく、
     飛び跳ねるダイヤモンド、空に上っていくダイヤモンド、
     ダイヤモンドが星に変わる様子など・・・。
     そんな映像が子どもたちに浮かんでくれるといいなぁと思って語りました。
     先週の赤鬼エティンの冒険ものと比べると、
     おとなしい地味なおはなしだと思うんだけど、
     よく聞いてくれましたね。
     一つ一つに反応してくれるんです。
     犬にぶつかってしまった時とかひしゃくを落としてしまったときは
     「はっ!」とした顔になってたし
     ひしゃくが銀や金に変わるときは、目が喜んでる。
     主人公の女の子の気持ちと一緒になってたね。
     そんな様子を見ながらだから、今日はゆっくり丁寧に語れました。
     大事なとこでかんじゃったけど、気にしてるのは私だけだったみたい。
     夜空で北斗七星をみつけたらこのお話思い出してくれたらうれしいなぁ・・。

     『十二支のお節料理』は
     一年に一度2学期最後ぐらいしか読めない季節限定絵本かなと思います。
     読みたいと思いながら、今までなかなか読めずにいました。
     この本が読みたいので、時間の都合でおはなしを赤鬼エティンから、
     急きょ北斗七星に変えたぐらいですから・・・。
     十二支たちがみんなで協力してお正月の準備をするおはなし。
     自分の干支は何係かな?
     <障子はり><餅つき><鏡餅><お重><正月らしい食材>
     <年越しそば><玄関のお飾り><宝船に乗った七福神>
     <ししまい><掛け軸><晴れ着>
     たくさんの年末年始の様子が描かれています。
     はっきりした絵で、こんな風にこころを込めて用意して
     お正月が迎えられたらいいなぁと思わせてくれます。
     なんか、絵がおかしいらしく、あちらこちらで絵を見ながら
     ぼそぼそ、くすくす楽しそうに聞いてくれました。
     みんな、楽しいお正月を迎えてね!と思いました。

     あっその前にまだクリスマスがあったね。


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     2学期のよみきかせも終了です。
     充電して、また3学期がんばりま~す。






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