けろろのずぼらライフ

けろろのずぼらライフ

●膿疱性乾癬とは●



 表面にうみ(膿疱)をもつ乾癬(尋常性(じんじょうせい)乾癬)で、発熱などの症状も現れ、乾癬の重症型と考えられています。日本では約1000人の患者さんがいると推定されている、まれな病気です。1年間に50人ほどが新たに発病しています。

《治療法》
症状が重いため、早期から強力な治療が必要になります。

 したがって、内服薬や点滴による治療が主体となり、主としてステロイド薬の内服や点滴を行います。外用薬にもステロイド薬が用いられ、うみが多量に出る場合は肌を保護するためにガーゼをあて包帯をします。

 内服薬として、ビタミンA類似物質であるレチノイド(チガソン)や免疫抑制薬であるシクロスポリン(ネオーラル)も用いられます。

 レチノイドには催奇形性(さいきけいせい)や肝障害、シクロスポリンには腎障害や高血圧の副作用が出ることがあります。ステロイド薬にも糖尿病、胃潰瘍、高血圧、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)、易(い)感染性(感染しやすい)、精神症状などの副作用が出ることがあるので、医師の指示どおりに服用することが大切です。

【gooヘルスケア 家庭の医学】より





汎発性膿疱性乾癬(はんぱつせいのうほうせいかんせん)

汎発性というのは全身性という意味です。発熱、倦怠感を伴い、急激に全身の皮膚が赤くなり、膿疱(のうほう;うみを持った状態)が多発します。放っておくと全身衰弱などにより命にかかわることもあります。この病気は乾癬の中の1%ほどに見られ、厚生労働省の難病(特定疾患)に指定されています。

【マルホ用語解説】より




© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: