◆「キッズ・タイピング」と実務との接点


Native吹き込みのCDを一文ずつ聞かせ、listening の訓練をしながら、タイピングさせます。

大文字、小文字、ピリオド、カンマ、クォーテーション・マーク、パラグラフ、インデントを含めた所要の句読点を生徒に判断させます。
(正解は教科書)

一連のストーリの聴き取りタイピングが終わったら、改めて白紙から記憶を辿りながらそのストーリをタイピングさせます。

白紙からタイピングする訓練は、会社で e-mailを書く要領と同じです。

原稿通りにタイプする所謂「タイプ屋さん」とは違います。

判断が必要なのです。


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以下は、小5日記の本文をコピーし、編集し、纏めるためのものです。

小5の電話レッスン開始。(ウエブカメラでもよい)

小5は「中1の英語教科書」を使う。時間は10~15分。まずは、「a b c 」の発音から入る。

「キッズ・タイピング英語塾」では、a b c は異質のもの。「a b c」に意味はない。つまり「a s d f  j k l ; 」が home row keys だから、「a」という「音」は、左の小指で「a」のキーを叩けという「信号」に他ならない。

今回は abc の早打ち。「a から z 」までのアルファベットをタイピングするのである。耳から入る「a b c 」を鸚鵡返しに暗記するやり方ではなく、耳から入った「音声情報」を自分で声に出し、同時に指からキーボードの「a」を“叩く”。こうすることによって耳、右脳、指先と伝達され、単語のフィンガー・パターンが出来る。

今回は単語でなく「a」から「z」まで、講師と一緒に「発音しながらキーを叩く」。初めは「発音に注意」しながら、次第にスピードを速めて、最後には、生徒だけで声を出しながらタイプする。

個人差があるが「a」から「z」まで打つのに30秒から20秒くらいだろうか。練習を重ねると10秒以内で出来る。この塾生は、今日の最高タイムは10秒だった。次回は「10秒をきる」と言った。

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高1、中2、小5の3人にそれぞれ電話レッスンしている。高1は週3回各15分、中2も週3回各30分、そして小5は週2回各10分。

電話レッスンを始めたきっかけは、高1の授業の進度が速いので塾の週一では追いつかなくなったから。

もう一つは、中2が少し遅れていること。

そして小5。二人のお姉さん達が電話レッスンをしているのを横で聞いて興味を抱き、私もやりたいと「ムズムズ」していたから。

「鉄は熱いうちに・・・」ではないが、関心を持った時が一番いい。小5もお姉さんのお下がりを貰い、中1の英語教科書を使うことにした。

電話レッスンを始めた時は心配だったが、杞憂に終わった。と言うより、回を増すごとに盛り上がっている。

◆注:当初はウエブ・カメラとマイクをセットしてテストしていたが、途中でおかしくなり、双方の調整がうまく行かないまま放置している。

現状を考えてみると、画像が出なくても、いや、画像が出ない方が“一点集中”できるような気がしないでもない。電話会話の実地練習にもなっている。

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10秒切った 小5のタイピング(中1英語)

昨夜は小5の電話レッスン。

初めは、例によって発音中心の「abc」。口で「abc」を唱えながら指はキーボードを叩く。この子はピアノを弾くからピアノを弾く感覚か。カメラの設定が出来ていないから手元は見えない。

段々、スピードを速めていく。いつもそうだか、口と指と連動させると言っても発音の方が遅れ勝ち。指は反射的に叩ける。しかし、目で見て頭の中で考えて口から出てくる発音は、途中どこかで寄り道するのか、それとも、口から出た発音を耳から聞いて頭に戻し、発音の良し悪しを判断するからなのか、兎に角、指は遊んでいる感じがする。

その証拠に、発音を気にせず、口の中で「abc」を唱えさせながらキーボードを叩くと速く叩ける。

段々、スピードを上げていった。最後には、私は無言で、小5が自分で打つ。ストップウォッチは10秒切った。(私は15秒を切れなかった)

「9秒!」と言ったら、受話器の向こうで歓声が上がった。「やったぁ!」。塾で勉強する時はこんな時ハイタッチするのだが、電話レッスンでは声で感情を伝えるしかない。

「やったね! Great! Well done!」と“地球儀”で生徒たちが覚えた褒め言葉2ッを使って褒めてあげた。

この子は褒めてあげると、ステキな笑顔で返してくれる。この笑顔がステキ。モット教えてあげたいという気持ちになる。母性愛ならぬ「塾講師愛(なにそれ?勘違いされるから!)」

褒め言葉はまだ、沢山残っている。楽天のお友達から教えてもらった「I'm proud of you.」も今度使ってみよう。

「10秒の壁」を破ったので次に進むことにした。アルファベットを含む単語とそれに見合うがカードが沢山ある。この単語の発音とタイピングの練習だ。

敢えて、中1の教科書を使う理由は、明快。先ずは試験でいい成績を上げて子供に自信をつけさせ、お母さんのご機嫌を伺って・・・と計算済み。

さて、タイピングはお手の物だから問題ない。しかし、目で見たままタイプすると「タイプ屋さん」になってしまう。「キッズ・タイピング英語塾」は「耳から直にタイプ入力」だ。

新しい単語の発音とはいっても、馴染みの単語なので発音に問題はない。次は、その単語を「見てタイプ屋さん」をする。馴染みのない単語があったので少し時間がかかった。次に、テキストを閉じさせ耳で聞いた音から単語を入力させた。まだ、フィンガーパターンが出来ていないのでモタモタした。

今日は気がついたら10分超過していた。しかし「ステキな笑顔のプレゼント(受話器の向こうが見えました!)」を貰った。感謝。

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小5の電話レッスン(3回分)(編集前につき重複があります)

今回の小5の電話レッスンは、中1英語教科書のレッスン1英会話のタイピングだ。

この小5の塾生は「キッズ・タイピング」の基本部分を終えたばかり。お姉さんたちが英語の勉強をしているのでムズムズしていた。

頃合いよし、と見て小5で中1の教科書を勉強させることにした。

先ずは、裏表紙の「a b c 」から始めた。「キッズ・タイピング」でやっているから、「a b c 」はお手のもの。タイピングのホーム・ポジションの「a s d f」「j k l ;」と順序が違うだけ。

裏表紙のアルファベットの発音も、アルファベットの入力も難なくこなした。アルファベットは a から z までタイピングするのに僅か9秒。それも、受話器を顎と肩に挟んでキーボードを叩く離れ業。「キッズ・タイピング」の日ごろの訓練がものをいった。

中1教科書の「キッズ・タイピング英語塾」での導入は、先ずは、発音練習を兼ねて読み上げながら、活字を見ての「タイプ屋さんごっこ」。つまり、活字を見て、声を張り上げて教科書の文章を順に入力。ここでは発音の練習も兼ねる。受話器を流れる声に全神経を集中させる。

次に、新しい単語や文章の意味を取る。単語の finger pattern を、そして、文章の流れを「指に叩き込む」。

一日置いた2回目は「通訳ゲーム」だ。ここで言う「通訳ゲーム」とは、所謂、英文和訳、和文英訳のこと。講師が英文を読み上げ、生徒がタイプし、和訳する。一通り終えたら、今度は逆に日本語に対応する英語表現をタイピングする。

更に、一日置いた3回目は仕上げだ。Eメールでタイプした原稿を講師に送らせる。電話レッスンでは、生徒がタイピングする手元が見えないので、何処をどのように間違えたのか分からない。

2回目と同じようにタイピングさせるが、今回は「教科書を見ないで」講師の「声だけで入力」させる。

ここでは、生徒には試練が待っている。どの文字を大文字にして、コンマはどこに「.」「?」や「’」はついているかが問われる。初めになんらの注意を与えていないから、集中していないと出来ない。とは言え、この生徒は私の「クセ」を知っているから、私の手の内を読める。

タイピング終了とともにメールを出させる(メーラーの使い方は前もって指導している)。メールが来た。2ヶ所間違えていた。

一つはアポストロフィのキーを間違えた。と言うより、「キッズ・タイピング」でまだ数字キーの row は教えていなかった。

もう一つは、スペリングミス、つまり入力ミス。ムリな姿勢なので時に手元が狂うとは言っていた。

Headphone を早く使わせたい。生徒の家に出張してセットして上げよう。

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小5ちゃん、今日は塾に来てのお勉強でした。

2・3日前、辞書をプレゼントした。で今日は辞書の引き方を教えた。

辞書の前見返しには、カナダと米国の地図。後ろ見返しには英国、豪州、ニュージーランドの地図がある。“秘密兵器”英語を話す地球儀で夫々の国の位置を捜させた。この地球儀非常に役に立っている。満足している。

あれれ、英国が捜せないよ。小さすぎたんだって。そうだね、アメリカやカナダやオーストラリアを捜した後だから小さく見えるね。

次は、この辞書で一番単語が多い頭文字は何だ「S」。一番少ない単語は・・・素っ頓狂な声が上がった。大発見!「X」は半ページもない。「Z」はたったの2ページ。

次は単語探しだ。レッスン1で出てきた単語を探す。競争だ。私は少しハンデをつけて2番目の文字を探したところで小5が合図する。

私が、一発で単語を引いたらご機嫌が悪い。孫娘がトランプの神経衰弱でめぼしをつけていたカードを私が取った時みたい。コワッ!この小5はしたたかものだ。負けず嫌いだ。いいね。そのくらいの「ガッツ」が欲しいね。

初めての試みだから、単語のスペリングの順番を一々「abcd」と“念仏”を唱えながらページをめくっていた。勿論、大雑把なところで辞書を開くが、絞りきれないので前後の誤差が大きい。一応要領は教えた。

一度引いた単語には単語の頭に「・」とマーカーで印をつける。2回目に同じ単語を引いたらまたつける。大事なところにはアンダーラインを引く。

次回からタイムを図ることにした。「キッズ・タイピング英語塾」は単語を探すときもタイムを計る。トロトロ辞書を引いていたんじゃ仕事にならない。勿論、時間そのものが問題ではない。前より時間が短くなるかどうかを問題にする。


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