21世紀の教育をめざして・・・

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新年度の指導 2


                         なまえ(            )
■新学期が始まり1週間が過ぎました。

いくつかの「手ごたえ」を感じています。

1.向上、挑戦といった成長への意欲が感じられる。 
2.学級の中に小さな逆転現象が起こってきた。
3.素直に努力する子どもが学級の中心となってきた。

この3つは、もちろん関連しています。

これからは、
1.日常指導(具体的な行動)を徹底する
 ・休み時間の遊び、友達関係も視野に入れる。
 ・日記を使った紙上討論を定期的にくり返す。
2.全員表現(音読、スピーチ)を増やす
 ・合格基準を示して、全員合格をくり返す。
 ・学習としてのそれらを日常生活の変化とつないでほめる。
3.新たに挑戦すべきことを設定する
 ・学期目標の数字内容を集めるプロジェクトチームを作る
 ・香月の町を対象として発信する総合学習に取り組む
ということを考えています。

「手ごたえ」を「本物」にしていくのです。 

■教室後ろの壁に、ある「言葉」ができています。

『私達は、
    俊敏に
    単独で動き
    負荷を楽しみながら
             持てる力を外に発揮します!!』

1文字ずつ色紙で作っています。にぎやかな「言葉」です。
子ども達一人ひとりのものになって、次のような子どもになって欲しいなぁ。

1. 離れていても後ろからでもあいさつができる
2. 落ちているゴミに気づき、すぐに拾う
3. サッサッと歩いている
4. 「これでいいですか」と言える
5. 「私」「ぼく」という言葉を使って話せる
6. 1人でも迷わず行動している
7. 時間内に作業を終えることができる
8. 笑顔が多い
9. 掃除のとりかかりが早い
10. 相手の顔を見て話が聞ける

■新学期最初の1週間が終わりました。
学級の仕組みができた学級は、これから軌道に乗って加速していくことでしょう。

次は、1ヶ月間ぐらいの取り組みを考えます。

1. 楽しさをキーワードにする
 いろんな仕組みを決めるということは、どちらかというと子どもにとっては「窮
屈」と感じます。「大切なのは分るけれど、なんだかなぁ」といった感じです。
 学級経営に基本は「楽しさ」だと思います。楽しい活動です。
 基本的な仕組みができたこれからは、楽しい活動をたくさんしながら、細かな
ルールを決めていく(決まっていく)という感じがいいでしょう。

2. 基礎的な学力をつける
 GW明けまでの期間は、「時間」がたくさんあります。午前中授業も家庭訪問等
の関係上たくさんあります。その時間も活用して、
・漢字の学年分の読み
・四則計算
・すらすら音読
・作文
をある程度鍛えます。ドリル的な内容ですから、ゲーム的要素を入れていきます。

3. モデル行為をキチンと示す
 教師が示すことはもちろんですが、子どもの素晴らしい行為をジャンジャン紹
介していきます。
・子ども全員に
・自信を持って
・具体的に
示していきます。最後に、その子に拍手をする、挙手をしてよさを確認するとい
った「ツメ」までします。

新鮮な気持ちでスタートしたのですから、
力をつけながら確実に成長していくようにさせるのです。

Re:これからの1ヶ月(04/17) Mikku@さん

今日京都の教室でした」。帰りの電車の中で先生の素晴らしさはその人のレベルに合わせて何か見つけて褒めてくださる・・こと、だと、みんなで話ました。先生のクラスと同じですね!力をつけながら確実に成長していきたいです。(2005/04/17 11:05:05 PM)
返事を書く


Re[1]:ほめ言葉 菊池 省三さん

Mikku@さん
>ほめ言葉についても考えています。
「その人のレベルに合わせて」ということもキーワードですね。
なかなかできないことですが、大切にしなければいけません。
よい視点をありがとうございました。
がんばります!!!(2005/04/18 04:29:58 AM)
返事を書く
■今週のキーワードは、
「数を数えよう!」
です。

・何個ゴミを拾った
・何回トイレのスリッパを並べた
・何人に声をかけた

・何回漢字の練習をした
・何回黒板を確認した
・何枚世のため人のためのカードを書いた

・・・・・・

「ぼんやり」した生活にならないためにも「数を数えよう!」
何かが見えてくるはずです。

■ある程度の課題を与える→日記→何点か日記を印刷配布→感想日記、
というサイクルで毎日が過ぎています。これの効果が大きいようです。

教師の意図とは多少の「差」があるかもしれませんが、
子ども達も印刷される内容を期待しているようです。
その内容がジワジワ効いてきているようです。

黄金の3日間が過ぎ、1週間が過ぎ、
これからの1ヶ月を見通して、子ども達も成長を自覚して加速してきました。

高学年が「グッグッ」と成長する時は美しいですね。
これからにますます期待します。

■所属する委員会を決める時に、バトルが起こりました。
希望者の多かった放送委員会は、公開オーディションで決めることになったのです。
内容は、
・委員長になったらどうするか、という企画書
・国語の教科書の音読
です。

「実力勝負で決めてください」
という6人は、この週末は頭をひねり特訓していることでしょう。

「これぐらい気合いを入れてこだわるぐらいがいい」
と思っています。月曜日が楽しみです。

☆以下は、そのオーディションに参加する一人の日記です。
************************************

今日、委員会ぎめをクラスでしたんですが、放送委員(3人)を決めるのに、
「実力!!」勝負でやることになりました☆☆☆
6人候補がいるので、3人落ちます(おちるっ?)
そして!私もその放送委員候補の一人!!
勝負は、
「自分が委員長になったらどういうふうにするか。」についての作文と、
教科書にのっていた「カレーライス」という物語の1ページ目の音読!!

勝負は月曜日!!
ハッキリ言って、結構自信アリ・・・・?です!!
でも、安心してはいられませんっっ!!
作文は「こんなのでいいかな??」だしっ、音読はサ行がヘタ。
だからっっ!!とっておきの方法を考えました☆
それは、テープでその音読をしている自分の声を録音して自分で聞いて、
変なところを直すっ!!と、いう方法です♪(どうです・・・・?)
とにかく、自分を信じて!!やります~~♪

■6人が3つのイスを争いました。
内容の濃いバトルでした。
無邪気に激しく全力を出し合いました。

審査は、作文と音読それぞれ、
1位・・6点、2位・・5点、3位・・4点、・・とし、
合計最高得点を12点として行いました。結果は、
1位・・11点
2位・・ 9点
3位・・ 8点
でした。
3位は2人で、これはジャンケンで決まりました。

○「実力勝負」を自分から挑んだこと
○そのために「書く」という作業を家でしたこと
○勝っても負けても笑顔だったこと
をみんなでほめあいました。

子ども達の書いてきた作文は、
機会があれば公開したいと思います。
■今日もいろんなことをしました。

1.読書・・明日は読書の日です。本を借りさせました。
      明日用のもふくめて新年度3冊から4冊になっているはずです。
      ★どんな本をどう読んでいるか。単独者として本と向き合っているか。
2.算数・・「立体」。いろんな立体を仲間分けしました。
      立体→角柱→○柱、・・・・
      見取り図と展開図。平面と立体。
      ★「大きさ」で仲間分け(頭の成長)ができるか。
3.家庭科・・計画的な生活。持ち物、買い物、いろんなマーク。
      ★基本的な生活習慣。自分の生活の足元を見て修正しようとしているか。
4.国語・・漢字。「うつしまるくん」の5年生で習った漢字総復習チェック。
      6年生の漢字の読み。
      ★言葉の数。目標に向かう集中力。基礎的な学力を身につける力が育っているか。
5.交通安全教室
      ★集団での行動。しらけない態度。
6.作文・・ゲラゲラ笑い作文
      ★ユーモア力。
7・日記指導・・7人分の日記を印刷。
        その中の一人の作文に私が「よい点」を細かく書き込み、
        次の日の日記の課題とする。
      ★「教室」の3つの条件の意識化レベル。作文技術と生活・自分を見つめる力。
8.俳句指導・・黒川・ほたる祭りに出す「俳句」の指導。
        ・描写 ・具体的 ・使い古されていない言葉
        ・関係付け ・切り取り  などを指導。
     ★言語感覚。
9.体育・・野球。
     ★心の開放感(友達と楽しめる)。心の強さ(失敗しても笑顔でいれる)。
10.大声大会・・毎学期恒例の大会。
     ★「出す声」への意識。
11.係活動・・掲示物作成、集会活動の計画。
     ★居場所づくり。
今日も小刻みに以上のようなことをしました。
明日は授業参観。その時間は、少しゆっくり考えさせます。
今までの「実力」を診断します。次の指導に生かせる実態が見つかるでしょう。



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