株/投資/ヘッジファンド/きまぐれぽんた

株/投資/ヘッジファンド/きまぐれぽんた

株価下落への対応



株式投資をしていてもやもやむかむかすることがあれば、それは、損をしている
状態のとき。基本的に損切りをしてしまえば気持ちは落着くので、損を抱えて
いるときが一番つらい。そして、いつかは戻ると思いながら相場が思ったように
いかないこと、そしてそのことであれこれと思い悩む羽目になることではないかと
思う。その状況はどんな状況で起こるのか、というと、ずばり上がると思って買った
株が下がってしまった場合、というものだろう。買値より下がった株価を眺めながら、
悩ましい時間を過ごしている、まさにそんな状況。

この事態にどういう対処をするべきなのだろうか?
受け取り方は人によって違うだろうが、基本的に感じることは

儲ける過程の、価格の一時的な振れにすぎない。
→ そのまま継続保有。思い悩み続ける。根拠のない自信がこの考え方を助長し、
また現実を見ることなく、自分の願望により行動してしまう。

単に運が悪かった。
→ 株価に関係なく売るか、そのまま保有し続ける。特に理由もなく。

間違いだった。
→ すぐに売ってしまう。でも、何が間違いだったのか気づかず。おそらく同じ間違いを
することになる。

自分のすることはいつもこういう風にうまくいかない。
→ 思い悩むこととなり、悶々とした時間を過ごすこととなる

株式投資に慣れている人でも逆境の時は、自分のやり方がもう通用しなくなっ
たのかと不安に思うもの。ここからの対応が今後のパフォーマンスを分けることに
なることに留意した方がいいだろう。

なんで下がってくるのだろう
→ 出来高、チャート、板、業績などを勘案し、まだ下値がありそうなら逃げる。
一時的な下押しなら、絶好の買い好機とみて、ナンピンをする。

そういう動きができるかどうかそこは非常に大きい。またその判断ができるかどうか
というのも大きい。

以下のような対応をして後で悔やんだという話をよく聞きます。

このまま持っていても損が大きくなっていくだけの気がしてはいたものの損失を
確定するのを嫌ってずるずるとそのままにしておいた。そして塩漬けに。

損を一気に取り戻そうとして、値動きの大きな銘柄で勝負に出ようとした。利益は
こまめに積み重ねるものなのに、そして損失そのものも少しずつで済んだものを
他の一発逆転銘柄に注目が映るにつれ、冷静に考えるチャンスを失ってしまう。

苦しい局面で、実際にどう行動するか? 判断を間違えたとしてあきらめて損切り
するか、まだ見込みはあるとしてしばらく持続するか、絶好の買い時と捉え、
安くなったところで買い増し、購入単価を下げておくか、他の銘柄を買う・売ること
によってヘッジするか、投資の世界はどこまでも予測不可能なわけで、
この世界に正解も王道も確実なものもないことを知るべき。

超短期の銘柄の場合は動きに乗る、流れに乗る、というものが多い。そのため、
しっかりと業績や、チャート、株価からの判断をしていない、また必要としない
場合は基本的に早めの損切りを勧めている。損切りすると、楽になれる反面、
その後反発した場合の儲けを逃がすことにはなるが、当面の小さな損を確定する
だけで済むことから、ダウンサイドは限定的となる。自分の入るタイミングや選んだ
銘柄が間違っていたときは、素直に損切りすることは大切なことであると思う。
後から考えてみると早めに損切りして良かったとなることが多くなり、たとえ5銘柄
外れても損が2%ずつであれば、1銘柄10%の利益であれば、手数料以外の損は
ない。この場合の当てる確率は16%。半分当てるイメージであれば損切りを2%の
水準、儲けを5%とした場合、10%ちゃんと取れるのである。投資資金が200万円
あるとすると月に20万円儲けるには、半分当てること。こう考えると十分儲け
られるような気がしないだろうか?

何が妥当な投資判断だったかというのは後にならないとわからないが、その
銘柄を買った理由を思い出し、その材料がまだ有効であると判断すれば持続し、
状況が変わったと判断すれば考え直す、というのがいいかもしれない。そして、
損が少なくなればパフォーマンスというのは飛躍的に上昇することを肝に銘じて
ほしい。プロのトレーダーは少なくともそういう考え方である。なぜプロが
そういう考え方なのかというと、その考え方が最もプラスを増やせる方法だからに
ほかならない。


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: