株/投資/ヘッジファンド/きまぐれぽんた

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企業物価指数(3月)


3月の企業物価指数[日銀]
企業物価指数(CGPI)は96.4と前年度に比べ1.5%上昇。消費税率が3%から5%に引上げ
られた1997年度に1.0%上昇となって以来、7年ぶりにプラスに転じた。伸び率としては
89年度(2.7%上昇)以来の高さ。石油・石石油・石炭製品、鉄鋼などが2ケタ上昇したことが
寄与し、日銀は「原油価格の上昇と中国を含むアジア諸国の需要増に伴う鉄鋼や化学
製品の値上がりが響いている」と分析している。品目別では石油・石炭製品が13.8%上昇
したほか、鉄鋼が15.4%、非鉄金属が12.6%の2ケタの上昇率。一方、電気機器は4.4%、
輸送用機器は1.1%それぞれ下落。電気機器の下落について、日銀は「携帯電話やPHS、
PCが技術革新によるコストダウンや販売競争を反映して値下がりしている」と見る。
寄与度で見ると、鉄鋼と石油・石炭製品がそれぞれ0.6ポイント、化学製品は0.4ポイント、
非鉄金属も0.3ポイントの押し上げ要因。一方、電気機器は0.6ポイント、輸送用機器が
0.1ポイント押し下げた。3月の国内企業物価指数は96.8と前年同月比で1.4%上昇。
石油・石炭製品が0.7ポイント、化学製品と鉄鋼がそれぞれ0.5ポイント押し上げ要因と
なった一方、電気機器は0.6ポイント押し下げた。日銀が同時に発表した2月の製造業
部門別投入・算出物価指数によると、製造業の収益環境の動向を示す交易条件指数
(1995年=100)は94.4。前月との差で見ると0.6ポイント悪化。交易条件指数は製品
価格の動きを示す「産出物価指数」を原材料などの価格を示す「投入物価指数」で割って
100倍した値。


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