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住民税、増税?



個人住民税 15県が増税するとのこと

住民税というのは、ご存知の方も多いと思うが、「所得割」という税金と「均等割」と
いう税金の2タイプがある。「所得割」…その人の所得「収入-所得控除ないし経費」に
一定率をかける。「均等割」…その人の所得に関わらず一定額を課税する。
いうなれば、電話代や光熱費の「基本料金」と「使用料金」というべきところか。ちなみに、
法人税と所得税には、この均等割という概念はない。均等割が課される趣旨としては、
「地方自治体が行政関連のサービスにかかるコストを、その地域の住民で公平に負担
しようよ」ということ。現行では、標準的な税額は年4000円です。年4000円の内訳は、
県民税1000円、市民税3000円。※法人の均等割は、会社で最低年7万円以上となり、
個人の住民税とは、負担額が違うということも念のため書いておく。

これについて、下記の県は、均等割の引き上げを実施中ないし予定しているとのこと

   開始年度 上昇
岩手 (2006)+1000
福島 (2006)+1000
神奈川(2006)+1000
奈良 (2006)+ 500
滋賀 (2006)+ 800
兵庫 (2006)+ 800
岡山 (2004)+ 500
鳥取 (2005)+ 300
島根 (2005)+ 500
山口  同上
愛媛  同上
高知 (2003)+ 500
大分 (2006)+ 500
熊本 (2005)+ 500
鹿児島 同上

たとえば、福島県などは、「保全すべき森林の面積が広いため」との説明だそう。私が
思うに、環境対策でコストがかかる一方、その県に、十分な住民税をもたらす事業が
不足している点もあるのではないか。たとえば、わかりやすいところで行けば、東京
ドームとか、浦安のディズニーランドとか、プロ野球の球団とかJリーグとか…あるいは
大規模な収益を見込める企業集団とか…税収不足と環境コスト…その負担の為に、
住民の協力を仰ぐ。そういった行政の一面は、やがて、企業の税負担にも関係して
くるのかもしれない。行政コストは、これから、どんどん無視できないほどにその
ウェイトを高めて行くんだろうからね。


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