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2006年08月02日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
さて、「英国留学回想録」です。


「プルーフ・リーディング」
(2001年2月上旬)

先週まで、エッセイを書くために
実際に頭をひねる過程を書いてみた。

この時、エッセイの課題は
同時に3つあり、
実際にはあと2つ書いているのだが、


ちょっとこれは書くのに疲れるし、
こんなレベルの低いことを書いていたのかと、
自分で恥ずかしくなるからだ。

ということで、
次に頭をひねる過程を書くのは、
修士論文の時としたい。

さて、エッセイのドラフト(下書き)ができると、
それを仕上げて提出するまでの間に
やらなければならないことがある。

それはプルーフリーディングをやってくれる人を見つけて、
英語の文法チェックをやってもらうことだ。


この英語をチェックしてもらうことは
エッセイ・ライティングのルールの範囲内である。

むしろ、先生の側から、

「提出の前に、必ず英語はチェックしてもらうように」

と指導を受ける。

あくまで書いている内容を評価するものだからだ。

さて、プルーフリーディングを
誰にやってもらうかについて
私は少し悩んだ。

一番シンプルな形は、
プレセッショナル・イングリッシュ・コースでの
先生に頼むことである。

通常、その時の先生方は
そのまま学期中はうちの学校の英語コースで
教鞭を執っていることが多いからだ。

ところが、
私の先生だったリチャードは、
アルバイトの先生で、
学期中はうちの学部の助手をしているのだ。

これはエッセイのルール上まずい。

同じ学部の人にプルーフリーディングをしてもらうと、
内容についても教えてもらっているのではないかという
疑いを持たれる。

これは「ティーチング」という反則行為だ。

だから、リチャードには頼めない。
そうすると、他に誰か探さないといけないということになる。
1人の男の顔が私の頭に浮かんだ。

アリー・ランパード。

プレセッショナル・コースで
経済学のクラスを担当していた英語教師。
面識はなかったが、評判のいい先生だった。
彼は以前、学期中にJYAのクラスも担当していたので、
JYAの子達と知り合いだった。

そこで、JYAの子に頼んで、
アリーに会わせてもらうことにした。
しかし、プレセッショナルコースで同じクラスで、
コース初日のクラスでのディスカッションで
私をこてんぱんにやっつけた
タクマくんには頼みづらかった。

やっぱり私にもつまらないプライドというものがあり。。。(苦笑)

それで結局、A子ちゃんに頼むことにした。
N子さん夫妻宅の新年会に一緒に行った子ね。

A子ちゃんと一緒にアリーの研究室に行く。
A子ちゃんから「友人」と紹介されて、
アリーはプルーフリードを快諾してくれた。
ミームのエッセイを彼に渡して部屋を出る。

よかった、よかった。。。

とその時は思ったのだが
後で問題が発生した。

1週間後、アリーから私に

「プルーフリーディングが終わったので、
私の研究室に取りに来てほしい。」

とメールが来た。
私はこの時期に、
残り2つのエッセイの下書きも終わらせていたので、
ミームのエッセイを受け取ると同時に、
残り2つのプルーフリーディングを
お願いしようと考えていた。

アリーの研究室に入る。
彼はどことなく不機嫌な感じであった。

「ひどい英語だ。直すのに時間がかかったよ。」

アリーはいかにも英国人らしい
無表情と率直な発言だった。

まあ、ほんとに英国人というのは
こんなもんなので、
私は彼が言うことは気にせず、
礼を言った。

そして、私は残り2つのエッセイを取り出し、

「これもプルーフリード
お願いしたいんですけど。」

と言った。

アリーの顔色が変わった。

「なんで君のプルーフリードを
これ以上やらなければいけないんだ?

君がA子の友達だというから、
1度はやった。

しかし、君は僕の生徒じゃない。
私は自分の仕事が忙しい。」

失敗したなと思った。
ただでやってもらおうというのは、
いかんよな。

でも、アリーは典型的な

「NOとは言えない英国人」

であったようで、
ぶつぶつ文句を言いながらも、

「できたらメールする。」

と言って引き受けてくれた。(苦笑)

以前書いた「プルーフリーディング」の文章は、
この時に気づいたことが元になっているのだけどね。

その後、修士時代のエッセイと修士論文、
PhDになってからも、
ニール氏と出会うまでは
ずっとこのアリーに
プルーフリーディングをお願いしていた。

ただ、次回以降は
彼への依頼の仕方を変えた。

英国人のなんたるかがわかったからね。

どう変えたのか?
それについては、
後日書こうと思っている。

それでは、また。





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最終更新日  2006年09月01日 08時06分35秒


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