森の中で

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バディーが天国へ

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2024.06.28

数日前お天気に不安はあったのですが、北信州、木島平村にあるカヤの平高原にブナの原生林に会いに行って来ました。

川崎の私の家から丹沢山脈が近く、山登りに行って稜線に出るとブナの巨木や老木によく出会ったものです。毎年春になり西丹沢の滝を目指した時も、途中のブナの木の新緑が眩しく、初々しい黄緑色の葉っぱが重なり合う様子は本当に美しいと思いました。

今回は恐らく日本で一番美しいブナ林と言われているカヤの平高原のブナ原生林へ行ってみました。一周30分ほどで回れるコースは信州大学教育園と名前が付けられています。

コースは総合案内所の反対側にある山小屋の裏手を右に取ります。歩き始めて数分、目の前に現れた太く高いブナにドキッとして足が止まってしまった私です。どのブナの木も空へと高く高く伸びていました。丹沢のブナと違う点です。

丹沢のブナは幹が曲がっているものが多かった記憶がありますが、まっすぐに上に伸び葉っぱがまるで傘のように上空を覆っているのがカヤの平ブナの木々です。

恐らく環境の違いで育ち方が違うのだろうと思います。森の中は鬱蒼として、足元にギンリョウソウも咲いていましたのでご覧ください。

カヤの平には湿原があり、付近にはもう少ししたら日光キスゲ、ワタスゲなどが咲くそうです。私は、ちょっと期待していただけにがっかりでしたが...

ブナの大木

👆の木の葉っぱ

ギンリョウソウ

根本から枝分かれ？

カヤの平（牛たちが放牧されてました）

そして折角飯山市のお隣りまで来たのですから、
飯山駅の近くにある ”高橋まゆみ人形館” に立ち寄ってみました。館内は写真撮影禁止ですが、入館料を払った時いただいたパンフレットと、家にある代表作品を集めた写真集から一枚写真を撮ってみましたのでご覧ください。

遠い昔まだ小さかった頃を思い出し懐かしさと、今は亡き祖父母や両親の優しさ、温もりを思い出させてくれた作品ばかりでした。私は、高橋まゆみさんの感性に共感が持てちょっと胸が詰まりました。短い時間でしたが、私には懐かしい記憶へのタイムスリップそのものでした...

人と人の温かい繋がり、祖父母から教えてもらった生きるための知恵、稲穂の香り、山々の稜線や山の端に沈む夕日など、その人形たちの隣に小さい自分がいました。

日本の原風景とそこに生活する人々、日本人は自然の中にいつも神様を見ていたのです。その神様を近くに祀り手を合わせて来たのです。今でも神社にはケヤキやイチョウの大木や老木があって御神木と呼ばれています。

田舎の自然は、経済を優先させる学問と仕組み故に都会が失って来た日本人の魂そのものです。

山や田畑や小川、人々の生活を守って来た山の木々が伐採され、外国人たちによって無数の太陽光パネルに変えられて行きつつあります。😡

 日本人たちよ、目を覚まして！！

👇は入笠山頂から中央アルプスです。数日前久しぶりに山登りした時のもの。目指すは入笠山、すずらんの群生地があるからですが、残念ながら今年は遅すぎました。
それでもアヤメとヤマオダマキは例年になくたくさん咲いていました。