2007.03.28
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カテゴリ: 我*詩




携帯電話を忘れた日

家路への列車は

とても穏やかに走る

ポケットを探っても何もないから

列車はとても穏やかに走る




大きな川に出ると

はるか遠くに橋が見える

欄干に並んだ黄色い光は

よく見ると、右へ左へ流れている






家へ向かう人が乗っている




喜びと失望の思い出と

ビジネスがからみついた

携帯電話




それでも明日の僕は

その賑やかさを求めるだろう




それが分かっていても

今日は




あの黒い水面のような

静かな心がうれしい







獅子










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Last updated  2007.03.28 23:36:51
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