2007.06.05
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カテゴリ: 我*日記









        「毒になる親」スーザン・フォワード著 毎日新聞社





古い本で、本棚に眠っていたのを改めて読んだ。
カウンセリングの現場で書いた心の処方箋とでも言えばイメージが湧くだろうか。


大人なのに自分に自信が持てない、人間関係がうまく築けない、
気がついたら自虐的・自滅的な行動をとっている、
何をしても罪悪感がつきまとう
自己主張できずいつも人のいいなりになってしまう・・



著者はそうした人たちが訪れる病院のカウンセラー。

影を落としていると指摘する。


暴力をふるう、親自身の都合のために子どもの善意の行動を否定する
世話をしない、アル中、近親相姦・・


そんな親でも子どもはいつか親から愛されたいと思い、
大人になってもその支配下に身を置いたり、報われないコミュニケーションを続ける
という図式が書かれている。
そして、救われるための道を彼女なりの視点で提示している。


できるだけ多くの人に読んでほしい、と本当に思う。
そういうものとは縁がない、と思う人も含め、
親であり、子である以上。
この本が大きく話題になるようなことは、もう無いかも知れないけど、

一人ひとりの切実な問題として。


僕はこの本を読んで親に対する怒りや懐疑的な感情は湧いてこなかった。
それでも、自分の問題点を気付かされる部分もあったし、
自分が子どもに対して理不尽なことをしていないかと
省みる姿勢にもなった。




それでも。




太陽二つ.jpg











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Last updated  2007.06.06 01:33:27
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