同研究会によると、上田紬など江戸時代から盛んだった県内の紬織物は、ライフスタイルの変化に伴い減少傾向で、販路拡大が課題だ。紬生産者やデザイナーらは2003年、情報発信や技術交流を目的に研究会を設立。伝統産業と現代ファッションの融合を模索してきた。現在会員は10団体。
今回はデザイナーの川上玲子さん(神奈川県)の協力を得て試作品を開発した。グレーの生地に黒のストライプが入った着物や白と黒の帯など、モノトーンのシンプルなデザインにした。ベストやジャケット、トートバッグなども製作。和服を着ない人にも使える物にした。
川上さんは「強くて軽い紬の良さは使わないと分からない。若い人が使いたくなるデザインが必要」。研究会の高沢重雄会長(68)=長野市篠ノ井会=は「取り組みをさらに盛り上げて次につなげたい」と話していた。
作品は20、21日、東京国際フォーラムで開く第21回繊維総合見本市「JFWジャパン・クリエーション2013」で展示する予定だ。
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