本場奄美大島紬 新たなる伝統への挑戦

本場奄美大島紬 新たなる伝統への挑戦

Nov 7, 2012
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信州の紬、モノトーン柄に 県内生産者らが若者向けに開発

県内の織物業者や染色家、アパレル(衣料)メーカーなどでつくる「ナガノハンドシルク研究会」(事務局・松本市)が、紬(つむぎ)織物の若者向け製品開発に力を入れている。デザイナーの指導でモノトーンの着物や帯、バッグなども制作。5日は会員が松本市内に集まり、今月下旬に東京で開く見本市の出品作を披露し合った。

 同研究会によると、上田紬など江戸時代から盛んだった県内の紬織物は、ライフスタイルの変化に伴い減少傾向で、販路拡大が課題だ。紬生産者やデザイナーらは2003年、情報発信や技術交流を目的に研究会を設立。伝統産業と現代ファッションの融合を模索してきた。現在会員は10団体。

 今回はデザイナーの川上玲子さん(神奈川県)の協力を得て試作品を開発した。グレーの生地に黒のストライプが入った着物や白と黒の帯など、モノトーンのシンプルなデザインにした。ベストやジャケット、トートバッグなども製作。和服を着ない人にも使える物にした。

 川上さんは「強くて軽い紬の良さは使わないと分からない。若い人が使いたくなるデザインが必要」。研究会の高沢重雄会長(68)=長野市篠ノ井会=は「取り組みをさらに盛り上げて次につなげたい」と話していた。

 作品は20、21日、東京国際フォーラムで開く第21回繊維総合見本市「JFWジャパン・クリエーション2013」で展示する予定だ。

(提供:信濃毎日新聞)






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Last updated  Dec 20, 2012 12:07:03 AM
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