日常・・・

日常・・・

エピローグ&あとがき


ネイオはその後、特殊部隊本部へ帰った。
スコット、ルーク、キットも同じように帰っていた。
リッカーはあの爆発で、内部から完全に砕け散った。
マックスにも本当に感謝すべきだ。
そしてカルロス、ユアン、カルなどにも感謝を忘れなかった。
もちろん犠牲となった特殊部隊員たちは、後に追悼式が行われた。
ネイオは涙ながらに演説し、スコットと共に自宅へ帰った。
クロウはあの後見かけていない。
どこへいったかも知らない。
しかし、また何処かで会える日を信じて、ネイオやスコットは生活をしていく。

あの施設には今度、内部から大きな爆発を起こし、完全に破壊するようだ。
さらにアローン社は国の命令で、全社壊業となった。
これでリッカーやゾンビたちに関する証拠は、全て抹消されるだろう。

裏では大きな陰謀があった。
今回の任務は、リッカーやウイルス生物と戦った事のある者たちの抹殺、
が目的だったようだ。そう、ソニックが裏でアローン社と手を組んでいたのだ。
ネイオやスコットを送り込み、さらにカルロスやユアンも送り込んだのだ。
アフタショットが旅行していた日本にリッカーが現れたのもそれが原因だった。
どうやらアローン社の手は世界各国に潜んでいるらしい。
ソニックは特殊部隊最高司令官を退任、永久追放され逮捕された。

まだまだ謎は多い。
だが、これでアローン社の主要研究所は破壊された事だろう。

ネイオ・ワーク・・・彼の一つに闘いの物語が、終わった。



1ヶ月後・・・

2人の特殊部隊員が内部爆破されたアローン社の地下研究所へ、確認作業に来ていた。
「爆発の被害は甚大だな」
1人の特殊部隊員が、完全に崩壊しかけている地下のアローン社研究所を見回し言う。
ネイオたちがリッカーアンデットと死闘を繰り広げたあの受付などのあるホールだ。
「これでとりあえず終わりだな。よし、ここから出よう」
もう1人がそう呟いたとき、後ろから小さい声がした。
人間のではない。遠吠えのような声だ。
「なんだ?」
「・・・気のせいだろ。」
2人がそんな会話をするが、気づかなかった方の隊員がホール内部へ足を進める。
「俺が確認してくる。まだ生き残りがいるのか!・・・」
そう歎きながら装備してきたハンドガンを構えると、どんどん内部へ足を進める。
一通り進んだ所でその隊員は振り返った。
「今のところ何も見えない、一旦帰って報告しよう!」
もう1人、残っている隊員も頷いた。
それを確認して内部へ足を踏み入れた隊員が戻ろうとした時、彼は背後に何かの気配を感じ取った。
後ろに何かいる・・・?
「おい!危ないぞ!」
もう1人の隊員が叫び声が聞こえ、彼は振り返った。
しかし、一瞬自分より体格の大きいものが見えたかと思うと、そいつの振りかざした腕と爪に切り裂かれた。
「くそ!!!」
ホールに残っていた隊員はハンドガンを連射する。
進んでいた隊員を切り刻むと、ハンドガンを撃つもう1人の隊員へ突っ込んできた。
右拳で殴り飛ばされる。しりもちをついた彼はその正体を目に焼き付けた。
「・・・おい、うそだろ・・・」
リッカーのように筋肉むき出しの体、そして2メートル強の身長と比例する体格、
人の名残がまだ残る顔、そして小さく鋭い牙と両腕にある鋭く長い爪。
リッカーアンデット・・・
「生き残りが・・・」
リッカーアンデットは、右腕を振り下ろした。




あとがき



終わっちゃいました。
リッカー・・・長い間読んでいただきありがとうです。
一応ハッピーエンドです。。。なのか?(汗笑
ネイオは全作出演お疲れさんです。
一作目とCLOSEを見比べると、本当に成長した感じがしますね。
スコットも、永遠のギャグキャラとして存在し続けました。
さて、リッカーは終わりです。
名残惜しいですね・・・
なんか、私も悲しいです。

さて、これからはどうしましょうかね?

ただいえること。

「リッカーは、永遠に不滅です!」(笑

では、さらば!


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: