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2002/02/18

榎本武揚/安部公房
　ジューダス・プリーストを聴いていると自然に顔が半笑いになりますね。さて安部公房です。近頃よく思い出すので、まだ読んでなかった長編の一つをぼちぼちと読んでたものです。あとは「終りし道の標べに」くらいかと思ってたものの調べると結構ありました。そのうちぼちぼち。
　やはり悪者はかっこよく見えるものです。榎本武揚を裏切り者変節漢八百長戦争の黒幕だなどといくら告発したところで、それにより透けて見えてくるのは榎本の頭脳明晰なることと土方歳三ら旧型思考者らの愚かさ。そういやかわぐちかいじ「ジパング」にも、日本が戦後生き延びるためにわざと日本を負けさせたいという人が出てきましたね。

　適当なメモ。
〔安部公房(5)（宿屋の主人(4)【訳した人(3)〈佐々木源弥(2)《浅井十三郎(1)

安部公房「榎本武揚」

2002/02/18 23:40:13

エロスの妖精たち/野坂昭如
　解説にもある通りあの大傑作「骨飢身峠死人葛」と同じ昭和44年に「婦人公論」に連載された作品。この時期の安定した野坂文学の･･･くそ、つまらんことしか書けない。面白いんだけどなあ。野坂昭如ブームとか起こって昔の作品が文庫で復刊したりすればいいのに。「野坂昭如コレクション」全三巻だけじゃ全然足りていない。

野坂昭如「エロスの妖精たち」
2002/02/18 17:57:41

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