monologue

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日々思うこと…内面の事



他人の不幸な話には食い付きが良い人って多い。
昔他人の不幸は蜜の味とかって言葉を聞いたことがあるくらいだし、
ワイドショーで芸能人の不幸話になると盛り上がるのも
きっとそのせいなんだろうなぁ

かくいう私も昔はそういうおばちゃん的要素と
成長していない子供の要素の両面を極端に持つ子だった。
誰かが離婚したという話があると、良く内容も知らないくせに
誰がどうのとか、どっちがどうのとかわーわー言っていた。
知人が結婚したとか、子どもができたとか、そういう話を聞くと、
心から喜べない時も正直あった。
自分の方が幸せなのだと胸を張って言えないと感じていたから。
自分より他に不幸な人なんかいるわけがないと思っていたから。

でも、そんな話は昔のこと。
人は変われるという体験ができたから、それまでの考えを払拭できた。
自分が間違っていたと思えて、急に視界が明るくなったような気がした。
それでもかなり頑固ではあるけれど、そんな自分でも周りが認めてくれると
思えるようになった。
自信がついたのだ。 誰かに愛し愛されるということが。

私と同じ年代の人はほとんど皆所帯を持っている。
私も一度はそういう機会があったけれど、
8年間の結婚生活で得たものは何もないと思っていた。
得たものといえば、誰かを信じると裏切られるということと、
愛しても愛されてもいない人に費やす時間の虚しさ、
その虚しさを埋めるためにお互いがした愚かな事、
その結果、現実から逃げてばかりで取り返しがつかない事になったこと。

別れた事に対しての後悔はまったくない。
本来一番頼りにしたい人と一緒にいながら
第三者に相談ばかりする時間から解放された事の喜びの方が大きかった。
お互いが本音で、本気でぶつかることが一度もないまま、
子どもの結婚ごっこのような時間は終わっていった。
そんな結婚生活を一生続けるなんて、一度しかない自分の人生を
諦めて生きるなんて出来なかった。

世の中にはいろいろなしがらみをお持ちで、
自分を犠牲にしなくてはならない人もいるのかもしれないけど、
私がもしそうだとしたら、死ぬ方がマシだとか思う。
一生一緒にいると誓った相手とお互いが幸せになろうと思わないで
紙切れ一枚の束縛だけでお互いが勝手きままに生きるなら、
一緒にいる意味がないと感じてしまうから。

離婚から数年、私は変わっていった。
内面の充実、の一言に尽きるんだと思う。
空を覆う幾重にも重なった暗い雲の集団が
少しずつ遠くへ消えてなくなり、やがて明るい日差しに
変わっていくのを見ているような気分だった。
完全に空が晴れる頃がいつかきっと来るのだと思って
生きていけたらいいなと思っている。
自分一人だけではどうにもできない事ばかりだったから
いろいろな人に感謝!
もちろん一番感謝をしているのは、今の彼。
彼がいなかったら私は荒みきっていただろうし、
何歳になっても馬鹿なままだった。

だから私だけじゃなくて、
今本当に苦しいと思っている人にも、
いつかきっと心の晴れる時があると思う。
そうでなかったらあまりにも理不尽だよね。

でも待っていても幸せってくるもんじゃない。
受け身でいるだけだとそこにはストレスが加わるだけだ。
直接相手と向き合ってしっかりと話をしなかったら、
それが出来ない相手なら、絶対別れた方がいいと思う。
だけどそこまで努力をしている人達がどのくらいいるのだろう。
何もしないで人のせいにばかりしている人は
絶対に幸せなんてこないと思う。

いろんな理不尽なことだらけで、しがない世の中だけどさ、
せめて一人でも心を許せて開放できる人がいないとね。
どこかで誰かに自分の気持ちを伝える所がないと、
ひとりよがりになったり、相手に伝わらなくて誤解が生まれる。
せっかく出会った人たちだもの
ずっと良い関係でいたいよね。
って思うです。

はい、とりとめのない話おしまい!


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