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先日、会社帰りにエキナカの本屋で少し立ち読みした雑誌が「レコード・コレクターズ」の2024年11月号で、「特集記事」のメインは"ブルー・ノート・ベスト100"ですた。雑誌の公式HPは↓です。 レコード・コレクターズここから上記特集記事の部分だけコピペさせてもいます。-------------------------------------------------------【特集】 ブルー・ノート・ベスト100創立85周年を迎えたブルー・ノート。1939年にアルフレッド・ライオンによって始められたこのレーベルは、50~60年代のハード・バップを中心としながらも幅広いスタイルのジャズのアルバムを多数リリースし、現在もなお名門として独自の審美眼を感じさせるアーティストたちを擁しています。今回は創立以降、ジャズの潮流が変わりつつあった68年までに発売された作品から本誌の執筆陣に選んでいただき1~100位を決定しました。-------------------------------------------------------税込みで1000円未満の雑誌だし、発売元は中学生~高校生の時に読んでいたロック系雑誌「ニューミュージックマガジン」の流れを引き継いだ会社だし、買ってもいいかなぁと思ったんですが、結局買わず(苦笑Blue Noteのレコードについては20~30歳代に買ったジャズ批評の別冊誌を持ってるんで、ほとんど名前知らない評論家氏の文章を読む必要性も興味もあんまないし、っていうことで。で、「レコード・コレクターズ」のBlue Note Best 100のBest1はEric Dorphyの"Out To Lunch"、Best2はJohn Coltraneの"Blue Trane”、Best3はOrnette Colemanの"At the Golden Circle Vol.1”だったと思います。Best1と2は間違いないですが、3はひょっとすると記憶違いかも。まぁ少なくともBest5以内に当該レコードがあることは間違いないっす(笑これらの3種のレコードは全て所有しております。全てオリジナル盤ではなくUSの再発盤です。Ornette Colemanのこのレコードについては過去に記事にしておりますよ↓。"今日聴いたレコード The Ornette Coleman Trio / At The "Golden Circle" Stockholm Vol.1(Blue Note BST-84224 US輸入盤)"で、、、今日話題にしたのは上記Blue Note Best 100の20位~40位くらいにランクインしていたTenor Sax奏者 Sam RiversのBlue NoteにおけるFirst Leader Albumである"Fuchsia Swing Song"です。Sam Riversはそれほど著名な人ではありませんが、帝王Miles Davisのライブアルバム"Live in TOKYO”に参加している人です。前任のGeorge Colemanとも後任のWayne Shorterともタイプが違うTenor Sax吹きです。私は割と好きな奏者ですが、ジジイになった今聴くとやや疲れる音楽であることも事実です😅😓当時、隆盛を誇った新主流派のモード奏法の演奏です。Sam Rivers以外のメンバーは皆超一流。まぁ、PianoのJaki Byardは癖強い人なのでちょっとアレではあります。私が久しぶりに聴いた印象としてはDrumsのAnthony Williamsのドラミングの素晴らしさ、清新さ、繊細さなどが一番印象に残りますな。天才というしか言葉がないっす。あ~~~、このアルバムに対する私の評価は★★★★☆です。Discogs記載の情報を適宜編集したものを以下に貼っておきます。------------------------------------------------------"Sam Rivers - Fuchsia Swing Song"Label: Blue Note - BST-84184, Blue Note - BLP-4184Format: Vinyl, LP, Album, Reissue, StereoCountry: USReleased: 1972年TracklistA1 Fuchsia Swing SongA2 Downstairs Blues UpstairsA3 Cyclic EpisodeB1 Luminous MonolithB2 BeatriceB3 EllipsisCompanies,etc.Record Company - United Artists Records, Inc.Recorded At - Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New JerseyPublished By - Thorne MusicCredisBass - Ron CarterDesign [Cover], Photography By [Cover Photo] - Reid MilesDrums - Anthony WilliamsLiner Notes - Nat HentoffPiano - Jaki ByardProducer - Alfred LionRecorded By - Rudy Van GelderTenor Saxophone, Written-By - Sam RiversNotes1972-1975 reissue on blue/white label with "A DIVISION OF UNITED ARTISTS RECORDS, INC." on the label.-------------------------------------------------------A1 "Fuchsia Swing Song"サム・リヴァース - トピックA2 "Downstairs Blues Upstairs"サム・リヴァース - トピックA3 "Cyclic Episode"サム・リヴァース - トピックB1 "Luminous Monolith"サム・リヴァース - トピックB2 "Beatrice"サム・リヴァース - トピックB3 "Ellipsis"サム・リヴァース - トピック
2024/11/03
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最近、夜はめっきり涼しくなってきたので、久しぶりにAudio Room(笑)でレコードを聴きますた。Piano Trioのレコードで聴きたいものがあったのですが、膨大な(嘘)レコードコレクション棚のどこにあるかを見つけられず(汗。なもんで、取り出しやすいとにあったJohn ColtraneのアルバムからAtlantic時代の名盤と言われる"Giant Steps"(Atlantic)を久しぶりに聴いてみますたよ。全7曲が全てColtraneのオリジナル曲です。他のミュージシャンがよく演奏する曲がいくつかあります。アルバムタイトル曲の"Giant Steps"、美しいバラード"Naima"やBassistのPaul Chambersを曲名にした"Mr. P.C."など。ジャズの入門書などには多分John Coltraneが"Sheets of Sound"を確立させた、完成させた記念碑的アルバムなんてことが書いてあるかもしれません。"Sheets of Sound"って何?ってのをジャズ喫茶「松和」マスターさんのブログから引用させてもらいませう。>「シーツ・オブ・サウンド」とは「敷きつめた音」という意味で、コードの構成音を全て使いきるような音の羅列というか連続というか、16分音符を基調として、高速でフレーズを構成して吹きまくる奏法のことをいう。コルトレーンの専売特許である。これって、聴いて体験してみないと、なんのことか全く判らない。引用元:「シーツ・オブ・サウンド」って...「松和」のマスターさんも書かれているように「聴いて体験してみないと、なんのことか全く判らない。」ので、興味のある方は下の方に貼ったYouTube音源をお聴きください。で、私の所有する再発盤は音がかなり悪いんですな。この時期のAtlantic盤は全般的にカッティング品質、プレス品質が悪く、周波数レンジもダイナミックレンジも狭く、ベールが二枚くらいかかったような寝ぼけた音です。極言すれば、隣の部屋で再生しているのかいや!っていう音ですわ。この音の悪さも影響してか、学生時代に買ったこのアルバムをそんなに聴き込んでませんですた(汗下の方に貼り付けた「2020 Remaster」の音は悪くないですな。PC用の小さなONKYO製Powered SPで聴いてるんですが(汗で、、、このアルバムに対する評価ですが、やはり★★★★★しかつけられないかなぁ~~。このアルバムは1959年録音です。私が好きなPrestige時代の "Soultrane" は1958年の録音です。1年経過してColtraneの"Sheets of Sound"はどんどん進化していき音楽は高度になっていってるんでしょうが、やっぱ、ちょっとせわしないです(汗)。ジャズ喫茶で爆音再生して聴くなら、"Giant Steps”もありなんですが、自宅のAudio Roomで再生可能な音量(音圧)で聴くなら"Soultrane”の方が格段によかですわ(苦笑Discogs記載の情報を適宜編集したものを以下に貼っておきます。------------------------------------------------------"John Coltrane - Giant Steps"Label: Atlantic - SD 1311, Atlantic - 1311, Atlantic - SD-1311Format: Vinyl, LP, Album, Reissue, Stereo, PR - Presswell PressingCountry: USReleased: 1975年TracklistA1 Giant Steps 4:43A2 Cousin Mary 5:45A3 Countdown 2:21A4 Spiral 5:56B1 Syeeda's Song Flute 7:00B2 Naima 4:21B3 Mr. P.C. 6:57Companies,etc.Mastered At - Longwear PlatingPressed By - PresswellRecord Company - Atlantic Recording CorporationRecord Company - Warner CommunicationsManufactured By - Atlantic Recording CorporationPublished By - JowcolCredisBass - Paul Chambers (3)Design [Cover Design], Cover [Cover Design] - Marvin IsraelDrums - Art Taylor (tracks: A1 to B1, B3), Jimmy Cobb (tracks: B2)Engineer [Recording] - Phil Iehle, Tom DowdPhotography By [Cover Photo], Cover [Cover Photo] - Lee FriedlanderPiano - Tommy Flanagan (tracks: A1 to B1, B3), Wynton Kelly (tracks: B2)Sleeve Notes [Co-Editor, The Jazz Review] - Nat HentoffSupervised By [Supervision] - Nesuhi ErtegunTenor Saxophone, Written-By - John ColtraneNotesRed and green Atlantic labels with 75 Rockefeller Plaza address and Warner "W" logo. Black "Stereo" stamp on front cover. Presswell pressing as identified by the "PR" matrix number suffix.Recorded NYC, May 4, 1959 (A2, A4), May 5, 1959 (A1, A3, B1, B3), December 2, 1959 (B2) [jazzdisco.org].Printed in U.S.A.-------------------------------------------------------↓ A1、B2、Full Albumはアルバムジャケットの上部、JOHN COLTRANEとGIANT STEPSの間に描かれたレコード盤が回りますよ(笑A1 "John Coltrane - Giant Steps (2020 Remaster) [Official Audio]"John Coltrane ♪A2 "Cousin Mary (2020 Remaster)"John Coltrane ♪↓テンポ速すぎ(汗A3 "Countdown (2020 Remaster)"John Coltrane ♪A4 "Spiral (2020 Remaster)"John Coltrane ♪B1 "Syeeda's Song Flute (2020 Remaster)"John Coltrane ♪↓Coltraneにしか書けない清逸かつ静謐なバラードの名曲B2 "John Coltrane - Naima (2020 Remaster) [Official Audio]"John Coltrane ♪B3 "Mr. P.C. (2020 Remaster)"John Coltrane ♪Full Albumは↓"John Coltrane - Giant Steps (2020 Remaster) [Full Album]"John Coltrane ♪
2024/10/15
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好きなJazz Guiteristはたくさんいますが、中でも好きなのはJimmy RaneyとPat Martinoです。どちらも白人です。彼らのレコードやCDはそれぞれ5~6枚くらいは持ってる気がします。あっ、Jimmy Raneyは多分レコードしか持ってませんな。Pat Martinoは同じアルバムをレコードでもCDでも持ってるのがあります。たしかMuseレーベルのものですな。Pat Martinoのレコードは過去に何度か記事にしてるはず。探したらありますた。それが↓"今日聴いたレコード Pat Martino / Exit (Muse US輸入盤 MR 5075)""今日聴いたレコード Pat Martino / We'll Be Together Again (Muse US輸入盤 MR 5090)"Jimmy Raneyは学生時代のJazz研仲間のGuiter弾きが大好きでした。彼がMPSの「モメンタム」の日本盤を買い、「おい、◯◯◯、これ聴いてみんね。よかとよ。めっちゃよかよ。貸したるけん、正座して聴きんしゃい!」と。私はバンマスの彼に頭が上がらないので、「へい、わかりますた」とレコードを借りて聴きますたよ。正座してではなく、多分サントリーホワイトのロックなんぞを自宅アパートでちびちび飲みながらですな、多分(オイオイこりゃ、凄い!。痺れる。センス良か演奏やねぇ。Jimmy Raneyもいいが、BassのRichard DavisとDrumsのAlan Dawsonがそれに勝るとも劣らずすんばらしいったい!Richard DavisもAlan Dawsonは今でもMy Favorite Playerです。Richard DavisのBassラインはちょっと変態的な彼独自のものだし、音色もアンプ経由のためかクセが強いですが、私は大好きです。一方、Alan DawsonはこれぞThe Jazz Drummerっていう正統派の超一流です。この三人がトリオを組んで名ProducerのDon Schlitten製作なら出来の悪いアルバムになるはずがありません。ということで、せっかく買うならと奮発して高価な独オリジナル盤を私は買いました。当時3000円以上したような気がします。学生には贅沢品ですな。私の評価点は文句なしの★★★★★ですな。スローバラードのA2とB2の前後にミディアム~アップテンポの曲を配した構成もグー!です。夜にウイスキーやブランデーを傾けながら聴いていると、「あ~~~、幸せ」って感じになること必至です。まぁ、最近は8月中旬ほどの酷暑ではありませんが、私のAudio Room(苦笑)はクーラーがほぼ使えない(窓設置型なのでうるさくて音楽鑑賞時には使えません 涙)ので、9月下旬くらいまで待たないとそういう環境で聴けないのですが・・・Jimmy Raneyの素晴らしさを教えてくれたGuiter弾きは左端↓Discogs記載の情報を適宜編集したものを以下に貼っておきます。------------------------------------------------------------"Jimmy Raney / Richard Davis (2) / Alan Dawson - Momentum"Label: MPS Records - 20 21757-4Format: Vinyl, LP, Album, Stereo, GatefoldCountry: GermanyReleased: 1975年TracklistA1 Momentum 4:55A2 Autumn Leaves 9:55A3 The Best Thing For You Is Me 4:30B1 Nobody Else But Me 4:30B2 We'll Be Together 10:18B3 Just Friends 6:12CreditsBass - Richard Davis (2)Design - Ulrich EichbergerDrums - Alan DawsonEngineer - Paul GoodmanGuitar - Jimmy RaneyLiner Notes - Ira GitlerPhotography - Don SchlittenProducer - Don SchlittenNotesRecorded July 21, '74 USA------------------------------------------------------------A1 "Momentum"ジミー・レイニー - トピックA2 "Autumn in New York"ジミー・レイニー - トピックA3 "The Best Thing for You Is Me"ジミー・レイニー - トピックB1 "Nobody Else but Me"ジミー・レイニー - トピックB2 "We'll Be Together"ジミー・レイニー - トピックB3 "Just Friends"ジミー・レイニー - トピック
2024/09/08
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私が時々読むレコードコレクター・Jazzファンの「のすたるジジイ氏」のブログ 風景の音楽 に最近取り上げられたレコードが今日話題にするレコードです。「のすたるジジイ」氏の当該記事は↓The Best Of Max Roach And Clifford Brown 2024年07月17日(水)久しぶりに私もこのレコードを聴いてみますたよ。あまり細かく聴き込んでませんが、Clifford Brownの演奏については文句のつけようがない素晴らしいものだと思います。私より「のすたるジジイ」氏の方がジャズへの造詣が深いし文章力もあるので、氏の文章の一部をコピペさせてもらいませう(苦笑>ブラウニーのペットは何とも言えなくなるほど素晴らしい。>これは23歳の時の演奏だ。>ブラウニーは高校のスクール・バンドで理論を学んだそうだが>卒業して5年しか経っていないのにこんな演奏をしているのだ。>>才能に溢れる者ほど生き急ぐのはなぜだろう。>ジミ・ヘンドリクスは28歳で、阿部薫も29歳で死んじまった。>シューベルトは31歳、滝廉太郎は25歳で死んじまった。あ~~~、阿部薫って人はFree Jazz系のSax Playerです。昔から名前を知っていますが、彼の演奏を多分ほとんど聴いたことがないです。当時のJazz雑誌では結構頻繁に「阿部薫」の名前は出現してましたけど・・・。彼のwikipediaは↓。29歳でOverdose(薬物の過剰摂取)により亡くなっています。。。阿部薫このレコードの私の評価点は★★★★★ですね。バンド全体の演奏への評価ではなく、Clifford Brownのトランペット演奏への評価、早逝した彼の音楽記録としての歴史的価値を含む評価です。オリジナルはMonauralなので、私の所有盤は疑似Stereoだと思います。録音自体はLiveということもあって良くないので、疑似ステ特有の歪っぽい音、濁った音という印象はあまり感じません。オリジナル盤、Monaural盤の音を聴いたことがないので、アレですが私の所有盤は正直ペラペラの厚みのない情けない音でござります。Discogs記載の情報を適宜編集したものを以下に貼っておきませう。私の所有盤はUSで1973年頃にReissueされたものと思います。レーベルのGNP Crescendoの文字色がDiscogsの画像とは色違いです。まぁ、その点以外はほぼ同じなので1973年頃発売の盤で間違いないでせう。-----------------------------------------------------------"Max Roach And Clifford Brown* - The Best Of Max Roach And Clifford Brown In Concert"Label: GNP Crescendo - GNP-S18Format: Vinyl, LP, Album, Reissue, StereoCountry: USReleased: 1973年TracklistA1 Jor-DuA2 I Can't Get StartedA3 I Get A Kick Out Of YouA4 Parisian ThoroughfareB1 All God's Chillun Got RhythmB2 TenderlyB3 Sunset EyesB4 Clifford's AxeCreditsBass - George Bledsoe (tracks: B1 to B4), George Morrow (tracks: A1 to A4)Photography By - Ross Burdick, William Clayton*Piano - Carl Perkins (4) (tracks: B1 to B4), Richard Powell* (tracks: A1 to A4)Presenter, Liner Notes, Recorded By - Gene NormanTenor Saxophone - Harold Land (tracks: A1 to A4), Teddy Edwards (tracks: B1 to B4)Notes ※日本の再発盤(King Record Co. Ltd)のDiscogs Dataから借用Side A: Recorded at Los Angeles, Aug. 30, 1954Side B: Recorded at Los Angeles, April 1954------------------------------------------------------------A面から二曲、B面から二曲セレクトしてYouTube音源を貼っておきませう。"I Can't Get Started"と"Tenderly"のバラードはほぼClifford Brownのソロだけなので、Jazzを聴き慣れていない方でも彼の凄み、卓越した音楽性を感じ取れると思いまする。"Jor-du"クリフォード・ブラウン - トピック"I Can't Get Started"クリフォード・ブラウン - トピック"Tenderly"クリフォード・ブラウン - トピック"Sunset Eyes"クリフォード・ブラウン - トピック
2024/07/21
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このレコードの原稿は二週間ほど前にちょっとだけ書いたのですが、東京都知事選の開票があったり、トランプ大統領候補の暗殺未遂事件があったり、極左井戸端会議番組のサイテーモーニング(地上波TBS)MCの膳場貴子のアレな発言があったりで、放置したままですた。放置したままなのは勿体ないので(苦笑)、少しだけ加筆して記事にしておきませう。このレコードを久しぶりに聴いたのは、のすたるジジイ氏のブログ 「風景の音楽」の以下の記事を読んだからなんです。"Constellation / Sonny Stitt"氏の文章の一番の勘所のとこだけ以下にコピペさせてまらいませう。>スティットの強烈なテナーがぶっ飛んでくる。>72年と新しい録音だが、60年代の空気感があって嬉しくなる。>バリイ・ハリスのピアノが素晴らしいサポートをしている。>スティットがいくら煽ってもそれにのらないのがはさすがだ。のすたるジジイ氏が書かれたとおり、PianoのBarry Harrisが素晴らしいサポートをしています。BassのSam Jonesもいい仕事しています。ただ、DrumsのRoy Brooksにキレがない。残念😭😞。このレコードはJune 27, 1972の録音なんですが、February 8, 1972録音の"Tune Up!"(Cobblestone - CST 9013)というアルバムがあります。"Constellation"よりも先にリリースされたのが"Tune Up!"なんですね。メンバーはDrums以外は同じメンツで、"Tune Up!"ではDrumsが名手 Alan Dawson なんですよ。 Alan Dawson は私の大好きなDrummerです。一番好きなDrummerと言っていいかもしれません。"Constellation"もかなり出来の良いアルバムなんですが、Drumsが"Tune Up!"に比べると明らかに劣るので、私の評価点は★★★★☆にしておきませう。あ~~~、"Tune Up!"もUSオリジナル盤のカットアウト盤で持っておりますよ(笑Discogs記載の情報を適宜編集したものを以下に貼っておきます。私の所有盤はCobblestoneのオリジナル盤だと思います。なのですが、カットアウト盤です↓。ジャケットの左下角付近にパンチで穴が開けられています。。。---------------------------------------------------------Sonny Stitt - ConstellationLabel: Cobblestone - CST 9021Format: Vinyl, LPCountry: USReleased: 1972年TracklistA1 Constellation 5:00A2 Ghost Of A Chance 4:46A3 Webb City 3:30A4 By Accident 6:42B1 Ray's Idea 3:53B2 Casbah 5:02B3 It's Magic 5:11B4 Topsy 5:35Companies,etc.Copyright - Buddah Records, Inc.Phonographic Copyright - Buddah Records, Inc.Distributed By - Buddah Records, Inc.CreditsAlto Saxophone, Tenor Saxophone - Sonny StittBass - Sam JonesDrums - Roy BrooksPiano - Barry Harris (2)Producer - Don SchlittenRecorded By - Paul GoodmanNotesRecorded: June 27, 1972-----------------------------------------------------------"SONNY STITT_Constellation""GHOST OF A CHANCE : Sonny Stitt on tenor saxophone""Webb City - Sonny Stitt""Sonny Stitt - It's Magic""Sonny Stitt (Usa, 1972) - Topsy"
2024/07/17
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最近MJQ(The Modern Jazz Quartet)のレコードを連続して聴いております。かなり前に書いた記事は↓今日聴いたレコード MJQ / Plays Gershwin's Porgy And Bess (Atlantic 輸入盤)他今日、話題にするのは二年以上前の上の記事と同じレコードです。"Plays George Gershwin's Porgy & Bess"です。このレコードもカットアウト盤です。先日記事に書いたカットアウト盤の"Live At The Lighthouse"もこのレコードも多分1500円前後だったような気がしますな。輸入レコード屋に行ったけど、めぼしいもの、探しているもの、これは!!ってものがなくて、何も買わずに帰るのは寂しいので、MJQだったら「ハズレ」はまずないしカットアウト盤で安いから、これ買っとくべえか、ってノリで買ったんじゃないっすかねぇ(苦笑どっちのレコードもジャズ喫茶で聴いたことはなかったと思います。当時MJQのレコードがジャズ喫茶のレコードプレイヤーに載せられることは稀だったように記憶します。で、、、上記過去記事で>問題は音質がかなり悪く、かつパチパチノイズがかなり酷いという点です。当時のAtlanticのJazz Recordは押しなべて音質が悪く閉口したものですが、これもそうですね。ということで、いつものように(笑)中性洗剤洗浄を以前行ったのですが、あまり改善しておりません。と書いたように、チリパチノイズが酷いんですね。過去記事ではMayRecordsのLP用静電気除去ブラシ・クリーニングブラシを使って中性洗剤洗浄してもあまりノイズが低減しなかったと書いとりますな。全くその通りでチリパチノイズが酷いです。なぜこんなにチリパチが酷いのか不明なんですが、要因の一つにこのレコードのカッティングレベルがかなり低いことが挙げられます。"Live At The Lighthouse"も録音はあまり良くない盤ですが、それに比べてカッティングレベルが3~5dB以上低いように思います。なので、レコード溝に刻まれた音響信号(Signal)とレコード溝内の汚れ、油脂、チリ等起因の音(Noise)との相対比が小さいことが大いに影響してると思います。"Live At The Lighthouse"と同じ音量(音圧)にするためにはボリュームつまみを20度以上回さないといけません。ということで、レコードマニア御用達の超極細毛歯ブラシ デンターシステマ を使って入念に中性洗剤洗浄しました。歯ブラシの頭の面積は小さいからA面、B面をみっちり中性洗剤洗浄し、水洗い、純水洗浄仕上げ、キッチンペーパーとナガオカ製レコードクリーニングクロスで拭き拭き、乾燥する工程でゆうに30分以上かかります。その後は一晩自然乾燥です。私の人件費を考えれば少なくみても5000円くらい工賃もらうべき作業ですな(苦笑)。勿論、誰も払ってくれませんけど・・・。で、一晩乾燥させた後、A面を再生させると結構チリパチノイズが減っておりますがな。ミッション成功!か?。と思いきや、A面二曲目、三曲目と進むうちにノイズが結構気になってきますた。もちろん、洗浄前よりはかなりマシにはなってるんですけどね。ということで、ここまで使っていたMMカートリッジaudio-technicaのVM-750SHを出力電圧が2倍近くある高出力MMカートリッジ中電製 MG-3675に交換して聴いてみますた。VM-750SHの出力電圧は4.0mV(1kHz、5cm/sec.)で、MG-3675のそれは7.5mV/1kHz(5cm/s)です。カートリッジ交換の効果は絶大、A面をMG-3675に交換して再度聴き直すと、かなりチリパチノイズが気にならなくなりますた。パチパチパチ!!なんですが、B面をMG-3675で聴くと、結構チリパチノイズがデカいです(涙先に書いたカートリッジが高出力だからチリパチが低減した理論が一瞬で崩壊しますた。同じB面をもう一度再生すると、前回よりもチリパチは低減したように感じますた。あ~~~、中性洗剤洗浄後一晩乾燥させているんですが、それでも長年固着していた盤面のチリパチ成分は軟化しているので、一度カートリッジのスタイラスが溝を通過すると、チリパチ成分をこそぎとってくれるのかもしれません。A面の再生でカートリッジをVM-750SH → MG-3675 に交換した後にチリパチが低減したのはカートリッジの出力電圧が大きくなったからではなく、レコード溝に一回スタイラスを通したからだったようです。細かい検証は今後の課題ですが、今のところ、こういう結論にしておきませう。。。で、、、このレコードの私の評価はちょっと甘めですが★★★★★ですね。最近聴いたMJQの三枚のアルバムの中では最高の出来だと思います。---------------------------------------------------【2024/07/06 14:50追加・挿入】レコードの中性洗剤洗浄やチリパチノイズに関する事を書くだけで疲れてしまい(苦笑)、このアルバムの内容について全く触れておりませんでした。なので、このアルバムのタイトル "Plays George Gershwin's Porgy & Bess" の "Porgy & Bess" についてwikipediaの "ポーギーとベス" から一部コピペさせてもらっておきませう。"ポーギーとベス"の中のGeorge Gershwinの曲はどれも素晴らしいです。特に有名なのは"Summertime”ですかねぇ。MJQはこれらの素材、曲を完璧な演奏で仕上げています。Miles DavisがアレンジャーのGil Evansと組んで作ったColumbiaのアルバムも有名です。私はレコードもCDも持っていないので、ジャズ喫茶で片面ずつしか聴いたことがないように思います。勿論悪い演奏のはずはないんですが、私はBig Bandの演奏はそんなに好きではないので、いまいち記憶にありません。Miles DavisのこのアルバムのYouTube音源も後ろの方に追加で貼っておきませう。以下の青字はwikipdiaからの抜粋コピペです。ポーギーとベス『ポーギーとベス』(あるいは『ポギーとベス』、Porgy and Bess)は、アメリカの作曲家ジョージ・ガーシュウィンが死の2年前にあたる1935年に作曲した3幕9場からなるオペラである。様式から言うとミュージカルの先駆的な存在である。1920年代初頭の南部の町に住む貧しい黒人の生活を描いており、ジャズや黒人音楽のイディオムを用いて作曲されている。登場人物はごく数名の白人を除き全て黒人である。概要サウスカロライナ州チャールストンの小説家、エドワード・デュボーズ・ヘイワード(Edwin DuBose Heyward、1885年8月31日 - 1940年6月16日)は1925年、自身の住むチャールストンを舞台にした小説『ポーギー』を発表し、妻のドロシーの協力を得て1927年に舞台化した。ガーシュウィンは、兄のアイラ、作者のヘイワードと共にこの作品のオペラ化に取り組んだ(実際に製作にとりかかるには1926年に原作と出会ってから更に8年の歳月がかかる。DEAGOSTINI刊、The Classic Collection 第96号より)。作曲するにあたりガーシュウィンは実際にチャールストンに赴いて黒人音楽を研究し、その語法を取り込んだ。ガーシュウィン自身はこの作品を“アメリカのフォーク・オペラ”と評している。1935年9月30日にボストンのコロニアル劇場で行われた初演の評価は芳しくなかったが、翌月の10月10日にニューヨークブロードウェイのアルヴィン劇場で行われた公演は成功し、連続公演が行われることとなった。伝統的なヨーロッパのオペラとは一線を画しているが、現在では20世紀を代表するオペラ作品としてその地位を確立しており、管弦楽での抜粋や、ジャズアレンジが行われている。特に、第1幕第1場で歌われる「サマータイム」(ヘイワード作詞)は多くのミュージシャンにより、ジャンルの垣根を超えて取り上げられている。主要曲・サマータイム Summertime・うちの人は逝ってしまった My Man's Gone Now・くたびれもうけ I Got Plenty o' Nuttin'・ベス、お前は俺のもの Bess, You Is My Woman Now・そんなことはどうでもいいさ It Ain't Necessarily So・アイ・ラブ・ユー、ポーギー I Loves You, Porgy・おお主よ、出発します O Lawd, I'm On My Way【追加・挿入 ここまで】-----------------------------------------------------Discogs記載の情報を適宜編集したものを以下に貼っておきます。私の所有盤は1974年以降にリリースされたReissue盤のカットアウト盤です。---------------------------------------------------------The Modern Jazz Quartet - The Modern Jazz Quartet Plays George Gershwin's Porgy & BessLabel: Atlantic - SD-1440Format: Vinyl, LP, Album, Reissue, Stereo, PR - Presswell PressingCountry: USReleased: 1974以降TracklistA1 Summertime Written-By - DuBose Heyward, George Gershwin 5:38A2 Bess, You Is My Woman Written-By - DuBose Heyward, George Gershwin, Ira Gershwin 5:37A3 My Man's Gone Now Written-By - DuBose Heyward, George Gershwin 7:20B1 I Love You Porgy Written-By - DuBose Heyward, George Gershwin, Ira Gershwin 3:21B2 It Ain't Necessarily So Written-By - George Gershwin & Ira Gershwin* 6:23B3 Oh Bess, Oh Where's My Bess Written-By - George Gershwin & Ira Gershwin* 4:14B4 There's A Boat Dat's Leavin' Soon For New York Written-By - George Gershwin & Ira Gershwin* 4:18Companies,etc.Lacquer Cut At - Atlantic StudiosPressed By - PresswellManufactured By - Atlantic Recording CorporationRecord Company - Warner CommunicationsPublished By - Gershwin Pub.Lacquer Cut At - Atlantic StudiosCreditsBass - Percy HeathDrums - Connie KayEngineer [Recording Engineer] - Ray HallLacquer Cut By - GP*Piano - John Lewis (2)Sleeve Notes - John TynanSupervised By - Nesuhi ErtegunVibraphone [Vibraharp] - Milt JacksonNotes1970s reissue with Warner Communications logo in rimtext.Catalog numbers:- on front cover : Atlantic SD-1440- on spine and back cover : Atlantic 1440- on label : Atlantic SD 1440-----------------------------------------------------------以下のYouTube音源は一曲を除き、 Complete Atlantic Studio Recordings of The Modern Jazz Quartet 1956-64 が音源(7CD Box Set)のようです。オリジナルはAtlantic - SD 1440 のはずです。演奏時間がDiscogsデータと20秒程度違うものもあるようですけど。ピッチの修正等を行っているのかもしれません。"Summertime""Bess You Is My Woman""My Man's Gone Now""I Love You Porgy""The Modern Jazz Quartet - It Ain't Necessarily So""Oh Bess Oh Where's My Bess""There's a Boat Dat's Leavin' Soon For New York"---------------------------------------"Summertime"Miles Davis"Bess, You Is My Woman Now"Miles Davis"My Man's Gone Now"Miles Davis"I Loves You, Porgy (From "Porgy & Bess")"Miles Davis"It Ain't Necessarily So"Miles Davis"Oh Bess, Oh Where's my Bess"Miles Davis"There's a Boat That's Leaving Soon for New York"Miles Davis
2024/07/05
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最近聴いたレコード "The Modern Jazz Quartet - Blues At Carnegie Hall"(Atlantic - SD 1468 Repress 1973-1974)に書いたレコードに続いて聴いたのが、今日話題にするレコードです。YouTubeで探してもほとんど音源が見つかりません。ネットで検索してもブログにこのレコードを取り上げてる人はごく少数のようです。後で画像で示しますが、このレコードはカット盤です。カット盤(カットアウト盤)ってのは何か?ってのを audio-technicaのサイトの説明文 からコピペさせてもらって以下に載せておきます。>カットアウト>発売元のメーカーや卸先が廃盤/回収商品として識別する為に用いた仕様。主に背や開口部側など、ジャケットの何れかの場所に刃物での切り込みを入れているもの。通常、レコード盤そのものにコンディションを左右するような加工は基本的に行っていない。カットアウト部分がわかる画像↓MJQのカットアウト盤は"The Modern Jazz Quartet Plays George Gershwin's Porgy & Bess"も持っています(苦笑40年以上前のことなので記憶があるわけもないのですが、多分カットアウト盤のこの二枚は多分同じ輸入レコード屋で同じ日に買ったんでしょうな。多分神戸三宮、JR三ノ宮駅北側にあった店で買ったんだと思います。この店はJR三ノ宮駅の北側直近の東西に走る道路に面してあったと記憶します。輸入レコード屋なんて基本マイナーな店だから一階ではなく階段上がった二階にあったんだろうと思いますが、記憶なし。ネット検索すると、三宮センター街(JRの駅名は三ノ宮駅ですが、このあたりの地名は正式には三宮で「ノ」は入りません)にあったAOIレコードのことを書いてるブロガーさんがいました。あったなぁ~~~、AOIレコード!、懐かしい。JAZZの輸入盤も置いていたと記憶するので、この店で輸入盤を買ったことはあるはずです。残念ながらJR三ノ宮駅北側の輸入盤ショップの店名はネットでは見つけられず。直接関係ない話ですが、19年前に書いた記事↓大阪阪急東通りのLPコーナーで話題にした輸入レコード店「LPコーナー」のことを話題にされているブログ(note)が検索でヒットしました↓。昔、関西にあった輸入レコード店の思い出をnoteに書きたいこの方も「LPコーナー」までたどり着くまで苦労されていたようで、強く強く共感する次第です。以下に一部だけ文章を引用させてもらいませう。私が上記過去記事で書いたことと酷似したこと書かれてますよね~~。併せて、「LPコーナー」の店舗画像も拝借します。あ~~、店舗画像はこの方もどこかからスクショされたようです(苦笑)。店舗画像は私の記憶と完全一致しますな。当たり前か。------------------------ 引用開始 -----------------------でも、ここへ行くの、ちょっと怖かったんですよね。当時中3、梅田駅から阪急東通り商店街を通って、商店街の一番奥にあるLPコーナーに辿り着くまでに、いかがわしいお店の呼び込みのオジサンが「にいちゃんLPコーナー行くん?帰りに寄ってな」と声をかけてくるんです。おいおい、俺ら未成年やしまだ中学生やで?しかもそんな大金持ってるわけないやろがい!------------------------ 引用終了 ------------------------阪急東通り商店街に昔あった輸入レコード店「LPコーナー」↓横道に逸れた話を長々書き過ぎて疲れてしまいますた。このレコード、A面、B面を2~3回SPやらヘッドホンやらで結構真面目に聴きました。私の印象としては、"Blues At Carnegie Hall"よりもこっちの方が少し高く評価したいです。左記の盤は全曲Bluesでアルバムとしての統一感は高いのですが、途中でやや飽きてきます。それに反してこっちの盤はスタンダード曲も取り上げていて、バリエーションがあって心地よいです。とりわけ、"B3 What's New"が素晴らしい。Milt JacksonのVibraphoneがよく歌っていますな。あ~~~歌っているというのは比喩ですよ。念のため(苦笑この"B3 What's New"をYouTubeで探したのですが見つかりません。Discogsや他のMJQのDiscographyを色々調べると、MJQの演奏する"What's New"は3つの録音(音源)しか残されていないようです。一つはこの盤の録音、もう一つは有名な"The Last Concert"(Live at Lincoln Center)の録音、最後に海賊盤(Bootleg / Unauthorized)に収録されたライブ音源です。その海賊盤の情報と画像を以下に載せておきませう。------------------------------------------------------Classic Concepts[Album10607425]Artist The Modern Jazz QuartetType Bootleg / UnauthorizedRecorded January 20-30, 1955Alto Records / AL 716Attributes 33 rpm, Live------------------------------------------------------出典:https://rateyourmusic.com/release/unauth/the-modern-jazz-quartet/classic-concepts.p/画像↓で、、、このレコードの私の評価は★★★★☆ですね。かなり印象の良いアルバムですが、★★★★★をつけるほどの出来ではないです。Discogs記載の情報を適宜編集したものを以下に貼っておきます。私の所有盤は1974年以降にリリースされたReissue盤のカットアウト盤です。---------------------------------------------------------MJQ* - Live At The LighthouseLabel: Atlantic - SD 1486Format: Vinyl, LP, Album, Reissue, Stereo, Presswell pressingCountry: USReleased: 1974以降TracklistA1 The Spiritual Composed By - John Lewis (2) 6:00A2 Baseball Composed By - John Lewis (2) 4:03A3 The Shadow Of Your Smile Composed By - Johnny Mandel, Paul Francis Webster 5:32A4 Intima Composed By - Miljenko Prohaska 4:12B1 Novamo Composed By - Milt Jackson 5:58B2 For Someone I Love Composed By - Milt Jackson 5:02B3 What's New Composed By - Bob Haggart 6:14Companies,etc.Lacquer Cut At - Atlantic StudiosPressed By - PresswellManufactured By - Atlantic Recording CorporationRecord Company - Warner CommunicationsCreditsBass - Percy HeathDrums - Connie KayLacquer Cut By - GP*Piano - John Lewis (2)Vibraphone - Milt JacksonNotesPresswell reissue as evidenced by PR in matrices.Composition book style inner sleeve.Red and green labels with Warner Bros. "W" logo in rim text and "75 Rockefeller Plaza N.Y. N.Y." address.Address on rear cover: "1841 Broadway, New York, New York."c1967 Atlantic Recording Corporation.-----------------------------------------------------------YouTubeで色々探してやって見つけた音源はこれ↓だけですた。B1の"Novamo"です。"MJQ Novamo"Lincoln Centerでの"The Last Concert"(オリジナル盤はAtlantic SD 2-909、Released:1975)の音源から"What's New? (Live at Lincoln Center)"モダン・ジャズ・カルテット - トピックこのアルバムは中古CDを1~2年前に買って持っております。注文履歴データを調べたのですが何故か見当たりません。二枚組CDで1500円くらいだったような気がします。
2024/06/22
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The Modern Jazz Quartet、通称MJQのレコードを「最近聴いた、あるいは今日聴いたレコード云々」の形式でとりあげるのは初めてだと思います。過去に複数のレコードを同じ記事で取り上げた際に触れたことはあったと思いますけんど(笑諸般の事情により、レコードを収納している本棚等の前に机等の障害物があったり、レコードの前にCDを並べていたりで、レコードを取り出しやすい場所は限定されています。状況が分かりづらいとは思いますが、そういうことです。で、、、取り出しやすいポジションにあったMJQのレコードを数枚取り出して、最初に聴いたのがこのレコードです。あんまり聴いていないためか、ジャケットのビニールコーティング?が上質なのか、ジャケットにはあまり痛みがありません。勿論経年による色のくすみ、染み、汚れなどは当然ありますが、私は数十年来レコードは裸(ビニール袋に収納しない状態)で保管していましたからしょーがないですね。The Modern Jazz Quartet って名前は偉そうと言うか、お前何様というか、The ってつけるほどのバンドなのかあんたらは? って周りのJazz Musicianに責められてもおかしくない名前ですが、正直、そういう類の話を私は聞いたことがありません。私が知らないだけかもしれませんが、このバンドにはそういうクレーム、そしり、いちゃもんを完全否定・拒否できるだけの実績が十二分にありますな。興味のある方はご自分で調べて下さいね。そのあたりの解説を私が書く意味はないでせうから。で、、、このアルバムを両面、二回聴きました。いいですね~~。私の評価点は★★★★☆です。聴いていて気持ちいいんですけど、満点の五星をつけるほどの出来とは言えないでせう。Discos記載の情報を適宜編集して以下に貼っておきます。------------------------------------------------------The Modern Jazz Quartet - Blues At Carnegie HallLabel: Atlantic - SD 1468, Atlantic - 1468Format: Vinyl, LP, Repress, Stereo, GatefoldCountry: USReleased: 1973-1974TracklistA1 Pyramid (Blues For Junior) Written-By - Ray Brown 7:42A2 The Cylinder Written-By - Milt Jackson 4:47A3 Really True Blues Written-By - Milt Jackson 4:18A4 Ralph's New Blues Written-By - Milt Jackson 5:30B1 Monterey Mist Written-By - Milt Jackson 4:00B2 Home Written-By - John Lewis (2) 3:52B3 Blues Milanese Written-By - John Lewis (2) 6:01B4 Bag's Groove Written-By - Milt Jackson 4:04CreditsBass - Percy HeathDesign - Marvin IsraelDrums - Connie KayEngineer - Joe Atkinson, Phil Iehle, Tom DowdLacquer Cut By - LH*Liner Notes - Alun MorganPhotography By - James Moore (8)Piano - John Lewis (2)Supervised By - Nesuhi ErtegunVibraphone - Milt JacksonNotesRecorded live at The Carnegie Hall in 1966 as a benefit for The Manhanttan School Of Music.[This is a stereo recording. For best results observe the R.I.A.A. high frequency roll-off characteristic with a 500 cycle crossover.]レーベル面には75 Rockefeller Plaza,N.Y.,N.Y. との記載があるので、1973年~1974年にリリースされた盤のようです。関連情報は↓http://recordcorrecterrors.music.coocan.jp/atlantic.html--------------------------------------------------------YouTube音源を何曲か貼っておきませう。"01 Pyramid (Blues For Junior) - Modern Jazz Quartet""02 The Cylinder - Modern Jazz Quartet""05 Monterey Mist - Modern Jazz Quartet""08 Bags' Groove - Modern Jazz Quartet""Bags' Groove"の決定的名演であるMiles Davisの演奏も貼っておきませう。pianoはThelonious Monkが弾いています。drumsのKenny ClarkeはMJQの初期メンバーです。Sonny Rollinsは演奏に参加していません。Percy Heathのbassが大きめにミキシングされていて、よく聴こえます。素晴らしいbassですね。"Bags' Groove (RVG Remaster)"Miles Davis🎺 "Bags' Groove (RVG Remaster (Take 2))"Miles Davis🎺
2024/06/14
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私の楽天ブログのニックネーム、通常はハンドル名と言うのかなぁ?、は「ケルンコンサート」です。「ケルンコンサート」って一体全体なんじゃらほい?って方もおられるかもしれませんね。3~4年前に「連絡掲示板」で多分ふぁみキャンさん相手に「ケルンコンサート」というハンドル名の由来を語ったことがあるような気がしますが、記憶違いかもしれません(苦笑「ケルンコンサート」ってのはJazz PianistのKeith Jarrettの有名なソロピアノ・アルバムです。ECMというドイツのレコード会社制作の盤がオリジナルです。ドイツ語のOの上に点二つ(ウムラウト)の文字が私のPC環境では打てないので、以下の英語表記では"Koln Concert"となっています。ほんとは"K(oのウムラウト)ln Concert"です。ハンドル名に「ケルンコンサート」を使ったのは、このブログを立ち上げるきっかけとなった左巻き女性楽天ブロガーさんが自身の記事で「キースジャレットのコンサートに行ってきた」てなことを書かれていたからです(苦笑。このブロガーさんは私の「Favorite Blog」に登録しているsweetrendez-vousさんで、ブログは以下です。私の音楽的生活2012年1月から「放置ブログ」となっているようで、記事の更新は10年以上ありません。この方のブログに「ケルンコンサート」名義でコメントを書き込んだのが事の始まりですな(苦笑あ~~~、私はこの方のブログにニコラテスラ、My back page、ケルンコンサートという3つの名前で書き込んでおります(オイオイ)。My Back PageってのはKeith Jarrett Trio名義の1st Album「Somewhere Before」(Vortex)の一曲目に入ってるBob Dylanの曲です。正しくは"My Back Pages"と複数形なんですけどね(苦笑私が複数ハンドル名を使ってコメントしたことをsweetrendez-vousさんに謝罪した文章を以下にコピペしておきませう。--------------------------------------------------Re[2]:中国の事(08/26) ニコラテスラ さんであり、My back page であり、ケルンコンサートです。偽名を使ったことはお詫びします。私が貴方様に申し上げたいのは以下の1点に絞ります。ストーカーなケルンコンサートに火を付けた以下の点。あなた様のご発言「日本政府のあいまいな態度って何は?」は撤回されるのですか。>あいまいな態度で責任逃れをしている日本政府って一体何・・・?「日本が、できれば戦争をしないで、近隣諸国とうまく付き合っていけるにはどうしたらよいか?」んなことは国民の99.5%の常識でっしょ。私も同意します。私がこだわっている上の文章はこれと関係ないでしょ。日本政府を根拠なしに誹謗してるように思えます。明確な反論をどうそ。(2004.08.27 00:10:54)--------------------------------------------------引用元:中国の事このブロガーさんはフリージャーナリストさんと自称されており、当時いろんな情報を収集した結果、フリージャーナリストとしての活動実績が実際にある方だったように記憶します。で、彼女は朝日新聞などの偏向報道、プロパガンダを信じ込んでいる方のようで、話はほとんど通じなかったです。ですが、数年間以上彼女をwatchしていると、中国(中国共産党)の主張の胡散臭さに少しづつ気付き始めたり、朝日新聞の報道は果たして信用に足るものか、てな真っ当な疑問をお持ちになり始めたように記憶します。彼女についてはもう少し文章を書いたのですが、ブログが休眠状態になって10年以上の方に私が色々批判的なことを書いても詮無きこと、失礼なことかもしれないので削除しますた。--------------------------------------【2024/06/02 13:22 追記】sweetrendez-vousさんとこへの当初の私のコメントには喧嘩腰風のものが多々ありますが、段々と良好な関係になっていきましたよ(苦笑)。昨日書いた文章だけでは、そのあたりを誤解される懸念がありますので、以下追記しておきます。例えば、JR横浜駅に掲示されている路線図 (2005/03/12)や新幹線15号車B座席の男 (2005/04/22)にはsweetrendez-vousさんからコメント頂いております。また、SweetさんからのMusical Baton (2005/07/08)では当時流行っていた(らしい)Musical Batonを渡されております。※追加分ここまで--------------------------------------(閑話休題)Keith Jarrettのソロピアノ・アルバムは数多くありますが、商業的に最も成功した、売れたのはこのアルバムではないかと思います。私もレコード(多分、独ECM盤)を買いました(後に売却)。当時、JAZZ喫茶で頻繁にかかったレコードだと思います。店主はいい加減飽きてきたけど、客のリクエストがあれば断るのは難しい。と、ここまで書いてきてKeith Jarrettの「ソロコンサート」について書いた記事があったよなぁ~~、と過去記事を調べたらありましたがな↓(苦笑今日聴いたレコード Keith Jarrett / Solo Concerts (ECM 輸入盤・US盤)ブログのハンドル名を「ケルンコンサート」にした由来も少し語っておりますな。「ケルンコンサート」は独盤ではなく安いUS盤で持っていたようです。上で独盤購入と書いたのは嘘ですたね。で、、、、このアルバム、官能的、耽美的なPianoが延々と奏でられます。素晴らしいです。TVのCMの音楽にも何度か使われたように記憶します。短い間に何度も何度も聴く、あるいは聴かされると飽きてきたり、嫌悪感を感じたりするかもしれません。こういうあまりに耽美的な音楽に身を委ねると精神崩壊するんじゃないか、っていう恐怖感さえ抱くかもしれません。知らんけど・・・。私はそんな危惧を抱いたのでレコードはかなり昔に売却済みでしたが、2年ほど前に中古CDを購入しました。多分500~600円くらいだったと思います。私の評価点は★★★★★ですね。このアルバムに五つ星未満は流石につけれんでせう。Discogs記載の情報を適宜編集して以下に貼っておきます。--------------------------------------------------------Keith Jarrett - The Koln ConcertLabel: ECM Records - UCCU-99004Series: ジャズの100枚。Format: CD, Album, Limited Edition, Reissue, RemasteredCountry: JapanReleased: 2014年10月8日Tracklist1 Koln, January 24, 1975 Part I 26:012 Koln, January 24, 1975 Part IIa 14:543 Koln, January 24, 1975 Part IIb 18:134 Koln, January 24, 1975 Part IIc 6:56CreditsDesign [Cover] - B & B WojirschEngineer - Martin WielandPhotography By - Wolfgang FrankensteinPiano, Composed By - Keith JarrettProducer - Manfred EicherNotesRecorded live at the opera in Koln, GermanyJanuary 24, 1975Made in Japan.--------------------------------------------------------もしお聴きになったことがなければPart I (1/4)だけでも虚心坦懐に聴いてみてください。Part IIも続いて聴いてみたくなると思いますよ!"Keith Jarrett - The Koln Concert - Part I (1/4)""Keith Jarrett - The Koln Concert - Part II a (2/4)""Keith Jarrett - The Koln Concert - Part II b (3/4)""Keith Jarrett - The Koln Concert - Part II c (4/4)"別のアルバムですが、名古屋のジャズ喫茶「バリレラ」のマスター・おいちゃんがお薦めしてるのがKeith Jarrettの「Paris Concert」の中の一曲↓ 私は聴いたことがないので、ベッドで就眠時に聴くためにここに貼っておきませう。"ジャズ喫茶バリレラ オススメの1曲 No.783 Keith Jarrett「The Wind」"ジャズ喫茶バリレラ
2024/06/01
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多分高校生の時に買ったレコードだと思います。東芝レコードがUSから輸入したレコードに日本語のライナーノーツ(解説文)を付与して販売していた時代のものです。このレコードでは大御所の油井正一氏(故人)が解説を書いています。↓Liberty Recordsに買収される前のBlue Note重量盤・Monauralなので学生時代からずっとビニール袋に入れて大事にしておりました。なので、ジャケットの痛み。スレ、汚れ、シミは少ないです😄😊👍Blue NoteがLiberty Recordsに吸収される直前くらいにリリースされた盤のようで、ジャケットにも盤にもLiberty Recordsの表記はありません。オリジナル盤では当然ありませんが、盤は重量盤だし音は結構良いと思います。大事に扱っていたのでチリパチノイズはほぼ皆無ですし、盤面にキズは全くないのですが、残念ながら盤の縁に少し欠けがあります。音溝の開始点までは欠けは及んでないので、再生には全く影響ないのですが結構悲しいです。この欠けが出来た理由には全く記憶がありません。というか、つい先日まで気づいてませんでした(涙レコードの縁に少し欠けがあります😭😭😭↓The Jazz Messengersと言えば、Art Blakey And The Jazz Messengers なんですが、このレコードは Horace Silver And The Jazz Messengers です。Horace Silverがリーダーとなった The Jazz Messengers のレコードは多分この盤が唯一です。Art Blakey And The Jazz Messengers のレコードは一枚も持っておりませんが、高校生の時にジャズ喫茶で聴いて非常に良かったので、このアルバムは「買うべし!」と思ったような気がします。あ~~~、Art Blakey And The Jazz Messengers の初期のライブアルバムで有名なのはCDで一枚だけ持ってるはずです。多分東京在住時に廉価版CDを新品で買ったんだと思います。アルバムの内容についてあーだこーだ言う能力も気力もないので全て省略です。曲は一曲を除き、Horace Silverの作曲でどの曲も魅力的です。演奏も勿論素晴らしいです。私の評価点は★★★★★ですね。Discogs記載の情報を適宜編集して以下に貼っておきます。------------------------------------------------------Horace Silver And The Jazz Messengers* - Horace Silver And The Jazz MessengersLabel: Blue Note - 1518, Blue Note - BLP 1518Format: Vinyl, LP, Compilation, Repress, Mono, All Disc PressingCountry: USReleased: 1966年TracklistA1 Room 608 Written-By - Horace SilverA2 Creepin' In Written-By - Silver*A3 Stop Time Written-By - Silver*A4 To Whom It May Concern Written-By - Silver*B1 Hippy Written-By - Horace SilverB2 The Preacher Written-By - Silver*B3 Hankerin' Written-By - Hank MobleyB4 Doodlin' Written-By - Silver*Companies,etc.Record Company - Blue Note Records Inc.Pressed By - All Disc Records, Inc.CreditsBass - Doug WatkinsDesign [Cover] - Reid K. Miles*Drums - Art BlakeyLacquer Cut By - RVG*Liner Notes - Ira GitlerPhotography By - Francis WolffPiano - Horace SilverProducer - Alfred LionRecorded By - Rudy Van GelderTenor Saxophone - Hank MobleyTrumpet - Kenny DorhamNotesRecorded on November 13, 1954 & February 6, 1955.This pressing has- white/blue "Microgroove" label with "Blue Note Records Inc ? 47 West 63rd - NYC" address (in use from 1959 to 1962)- no deep groove on centre labels, but a large 2.75inch/70mm pressing ring- no Plastylite "φ" (so-called "ear") in runouts- back cover with "Blue Note Records, 43 West 61st St., New York 23" address along lower edgeMay contain a "27 Years Blue Note" company inner sleeve (in use mainly in 1966).Most likely released in 1966, as there is the inner sleeve from that year and All Disc Records, Inc. took over in the same year.------------------------------------------------------A1 "Room 608 (2018 Digitally Remastered)"Horace SilverA2 "Creepin' in (2018 Digitally Remastered)"Horace SilverA3 "Stop Time (2018 Digitally Remastered)"Horace SilverA4 "To Whom It May Concern (2018 Digitally Remastered)"Horace SilverB1 "Hippy (2018 Digitally Remastered)"Horace SilverB2 "The Preacher (2018 Digitally Remastered)"Horace SilverB3 "Hankerin' (2018 Digitally Remastered)"Horace SilverB4 "Doodlin' (2018 Digitally Remastered)"Horace Silver
2024/05/26
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Monaural用カートリッジであるDenon DL-102をトーンアームに装着しているのでMonauralレコードをレコード棚から引っ張り出して聴いております。1975年リリースのアルバムなので、多分学生時代に買ったレコードだと思います。Be-Bopの創始者の一人である破滅型天才SaxophonistのCharlie ParkerのSavoyレーベル時代の録音をボツtake、short takeを含めて全て網羅(当時発掘されていた音源に限る)したCharlie Parker On SavoyシリーズのVol.1~Vol.4を聴きました。ボツtake、short takeってのは曲のテーマのアンサンブルにミストーンや乱れがあって直ぐに演奏中止になったtakeのことです。このSavoy RecordingシリーズはVol.7まであるのですが、私はVol.4までしか持っておりません。で、、、Discogsのデータを整形して貼り付けるだけで疲れたので、これらのレコードを久しぶりに聴いた感想はごく手短にします。Charlie Parker命のDeepなJazz Fan、かなりJazzを聴き込んだベテランのJazz Fanの方以外には全くお薦めできないレコードです。それは、以下に貼ったDiscographyデータで分かるように同じ曲の別takeや途中で演奏が止まるshort takeが何曲も続いたりするからです。ちょっと聴くのが辛いかもしれませんからね。だけど、Charlie Parker自身の演奏はどれもこれも素晴らしいです。歴史的価値を含めなくても星5つ以外はありえません。歴史的価値を含めたら星6つ、7つは与えないとJazzの神様がお怒りになるでしょうよ。ということで、私の評価はVol.1~Vol.4を通して★★★★★となります。普通の音楽ファン、Charlie Parkerの名前は知ってるけどあんまり聴いたことがないというJazz 初心者、ビギナーの方々は下の方に貼ったMaster Take(レコードのFirst Release時に採用されたTake)だけを集めたアルバムをお聴きになられることをお薦めします。Charlie Parkerの圧倒的なアドリブに衝撃を受けられたとしたら、貴方はDeepなJazzの世界、沼に一歩踏み出したと言えるんじゃないかな~~。やや意味不明・・・。Discogs記載のデータを適宜編集したものを以下に貼っておきます。-----------------------------------------------------"Charlie Parker - Charlie Parker On Savoy Vol.1"Label: CBS/Sony - SOPU-21-SYSeries: Original Savoy RecordingFormat: Vinyl, LP, Compilation, MonoCountry: JapanReleased: 1975TracklistA1 Tiny's Tempo - Short Take 1A2 Tiny's Tempo - Short Take 2A3 Tiny's Tempo - Orig. Take 3A4 I'll Always Love You - Orig. Take 2A5 Romance Without Finance - Orig. Take3A6 Red Cross - Short Take 1A7 Red Cross - Orig. Take 2A8 Billie's Bounce - New Take 1A9 Billie's Bounce - Short Take 2A10 Billie's Bounce - New Take 3B1 Warming Up A Riff - Orig. Take 1B2 Billie's Bounce - New Take 4B3 Billie's Bounce - Orig. Take 5B4 Now's The Time - Short Take 1B5 Now's The Time - Short Take 2B6 Now's The Time - New Take 3B7 Now's The Time - Orig. Take 4B8 Thriving On A Riff - New Take 1B9 Thriving On A Riff - Short Take 2B10 Thriving On A Riff - Orig. Take 3---------------------------------------------------"Charlie Parker - Charlie Parker On Savoy Vol.2"Label: CBS/Sony - SOPU-22-SYSeries: Original Savoy RecordingFormat: Vinyl, LP, Compilation, MonoCountry: JapanReleased: 1975TracklistA1 Meandering - New Take 1A2 Ko Ko - Short Take 1A3 Ko Ko - Orig. Take 2A4 Dizzy's Boogie - Orig. MasterA5 Dizzy's Boogie - Alte. Take 2A6 Flat Foot Floogie - Orig. MasterA7 Flat Foot Floogie - Alte. Take 2A8 Popity Pop - Orig. MasterA9 Slim's Jam - Orig. MasterB1 Donna Lee - New Take 1B2 Donna Lee - New Take 2B3 Donna Lee - New Take 3B4 Donna Lee - Orig. Take 4B5 Chasing The Bird - New Take 1B6 Chasing The Bird - New Take 2B7 Chasing The Bird - Orig. Take 3B8 Cheryl - Short Take 1B9 Cheryl - Orig. Take 2---------------------------------------------------"Charlie Parker - Charlie Parker On Savoy Vol.3"Label: CBS/Sony - SOPU-23-SYSeries: Original Savoy RecordingFormat: Vinyl, LP, Compilation, MonoCountry: JapanReleased: 1974TracklistA1 Buzzy - New Take 1A2 Buzzy - Short Take 2A3 Buzzy - New Take 3A4 Buzzy - Short Take 4A5 Buzzy - Orig. Take 5A6 Milestones - Orig. Take 1A7 Milestones - New Take 2A8 Little Willie Leaps - Short Take 1B1 Little Willie Leaps - New Take 2B2 Little Willie Leaps - Orig. Take 3B3 Half Nelson - New Take 1B4 Half Nelson - Orig. Take 2B5 Sippin At Bells - Short Take 1B6 Sippin At Bells - Orig. Take 2B7 Sippin At Bells Sippin At Bells - Short Take 3B8 Sippin At Bells Sippin At Bells - New Take 4---------------------------------------------------"Charlie Parker - Charlie Parker On Savoy Vol.4"Label: CBS/Sony - SOPU-24-SYSeries: Original Savoy RecordingFormat: Vinyl, LP, Compilation, MonoCountry: JapanReleased: 1974TracklistA1 Another Hair Do - Short Take 1A2 Another Hair Do - Short Take 2A3 Another Hair Do - Short Take 3A4 Bluebird - New Take 1A5 Bluebird - Orig. Take 3A6 Klaunstance - Orig. Take 1A7 Bird Gets The Worm - New Take 1A8 Bird Gets The Worm - Orig. Take 3B1 Barbados - New Take 1B2 Barbados - Short Take 2B3 Barbados - New Take 3B4 Barbados - Orig. Take 4B5 Ah Leu Cha - Short Take 1B6 Ah Leu Cha - Orig. Take 1B7 Constellation - New Take 1B8 Constellation - Short Take 2B9 Constellation - Short Take 3B10Constellation - Orig. Take 4------------------------------------------------------私が所有する"Charlie Parker - The Savoy Recordings -Master Takes-"のCDは↓Discogsデータを適宜編集したものを以下に貼っておきませう。"Charlie Parker - The Savoy Recordings -Master Takes-"Label: Savoy Records - K32Y 6083Format: CD, Compilation, Reissue, MonoCountry: JapanReleased: Jun 21, 1986Tracklist November 6, 19451 Charlie Parker's Reboppers* - Warming Up A Riff Written-By - C. Parker* 2:322 Charlie Parker's Reboppers* - Billie’s Bounce Written-By - C. Parker* 3:093 Charlie Parker's Reboppers* - Now’s The Time Written-By - C. Parker* 3:144 Charlie Parker's Reboppers* - Thriving On A Riff Written-By - C. Parker* 2:555 Charlie Parker's Reboppers* - Meandering Written-By - C. Parker* 3:146 Charlie Parker's Reboppers* - Ko Ko Written-By - C. Parker* 2:54 May 8, 19477 Charlie Parker's All Stars* - Donna Lee Written-By - C. Parker* 2:318 Charlie Parker's All Stars* - Chasing The Bird Written-By - C. Parker* 2:439 Charlie Parker's All Stars* - Cheryl Written-By - C. Parker* 2:5810 Charlie Parker's All Stars* - Buzzy Written-By - C. Parker* 2:30 August 14, 194711 Miles Davis All Stars - Milestones Written-By - M. Davis* 2:3512 Miles Davis All Stars - ittle Willie Leaps Written-By - M. Davis* 2:4213 Miles Davis All Stars - Half Nelson Written-By - M. Davis* 2:4214 Miles Davis All Stars - Sippin’ At Bells Written-By - M. Davis* 2:22 December 21, 194715 Charlie Parker's All Stars* - Another Hairdo Written-By - C. Parker* 2:3616 Charlie Parker's All Stars* - Bluebird Written-By - C. Parker* 2:5117 Charlie Parker's All Stars* - Klaunstance Written-By - C. Parker* 2:4418 Charlie Parker's All Stars* - Bird Gets The Worm Written-By - C. Parker* 2:36 September 18, 194819 Charlie Parker's All Stars* - Barbados Written-By - C. Parker* 2:2820 Charlie Parker's All Stars* - Ah Leu Cha Written-By - C. Parker* 2:5221 Charlie Parker's All Stars* - Constellation Written-By - C. Parker* 2:2722 Charlie Parker's All Stars* - Parker’s Mood Written-By - C. Parker* 3:04 September 24, 194823 Charlie Parker's All Stars* - Peraphs Written-By - C. Parker* 2:3824 Charlie Parker's All Stars* - Mamrmaduke Written-By - C. Parker* 2:4125 Charlie Parker's All Stars* - Steeplechase Written-By - C. Parker* 3:0426 Charlie Parker's All Stars* - Merry Go Round Written-By - C. Parker* 2:25CreditsAlto Saxophone - Charlie Parker (tracks: 1 to 10, 15 to 26)Bass - Curly Russell (tracks: 1 to 6, 19 to 26), Nelson Boyd (tracks: 11 to 14), Tommy Potter (tracks: 7 to 10, 15 to 18)Drums - Max RoachLiner Notes - 大和明*Piano - Bud Powell (tracks: 7 to 10), Dizzy Gillespie (tracks: 1 to 3, 5, 6), Duke Jordan (tracks: 15 to 18), John Lewis (2) (tracks: 11 to 14, 19 to 26), Sadik Hakim (tracks: 4, 6)Producer [Original Sessions Produced By] - Buck RamTenor Saxophone - Charlie Parker (tracks: 11 to 14)Trumpet - Dizzy Gillespie (tracks: 6), Miles DavisNotesOn "Thriving On A Riff": Sadik Hakim: piano, replaces Gillespie. On "Ko-Ko", Hakim plays piano on opening and closing passages where Gillespie plays trumpet.Liner Notes only in Japanese language.Original Savoy Recordings.1986 King Record Co., LtdMade in Japan.------------------------------------------------------"Charlie Parker / The Savoy Recordings Master Takes"
2024/05/06
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私が時々チェックするJazz Record Collectorの方のブログは↓廃盤蒐集をやめるための甘美な方法この方の最近(2024/04/13)の記事が↓選曲の良さに見る天才で、Be-Bop Pianoの始祖Bud Powellの"Swingin' With Bud"を話題にしておられます。私もこのアルバムを持っているので、久しぶりに聴いてみましたよ。Collector氏の所有盤はオリジナル盤みたいですが、私のは学生時代に買った日本制作の廉価盤です。値段は1300円です。廉価版と言っても当時300~400円あれば定食屋で日替わり定食が食べられました。銭湯は100円くらいだったかなぁ~。タバコのハイライトは80円くらいだった気がするなぁ。それらと比較すると1300円は学生にとっては全く安くありませんよ。Bud Powellの全盛期の録音ではないので、鬼気迫るような超凄いキレキレ演奏ではありませんが、コンディションが比較的良いようで、Jazzを聞き慣れた人にとっては、非常に心地よい演奏です。素晴らしい。私は超名盤と言われるRoost盤(勿論国内盤ですけど)や全盛時代のVerve盤(勿論国内盤)を数枚、Blue Note盤(たしか疑似ステの輸入盤)、晩年の録音盤を今日取り上げたものとは別に一枚持っています。全盛期の演奏は素晴らしいのですが、聴くときに緊張感を強いられる面があります。全盛期の演奏で私が一番好きなのは↓です。レコード(勿論国内盤)も持っていますが、レコード棚から引っ張り出すのが面倒くさいのでCDの画像にしておきます(苦笑"Sonny Stitt/Bud Powell/J. J. Johnson" (Prestige)で、、、このレコード、昔聴いた時の印象と変わらず最初聴いた際はPianoの音が歪みっぽくてアレでした。最近、レコード再生用カートリッジは中電のMG-3675(1万円程度のMMカートリッジ)を使用しています。このレコードはMonauralですが、面倒臭いのでモノラル用カートリッジに交換しておりませんでした。ですが、このレコード結構気に入ったので何回か聴いてるうちに、久しぶりにモノラル用カートリッジDenon DL-102を使ってみようと思いたちますたよ。昨夜遅くにアルコールが結構入ってる状態でカートリッジ交換しました。スタイラスやカンチレバーを傷つけないよう細心の注意を払って(苦笑深夜なのでヘッドフォンで聴いたら、あら不思議、Pianoの歪み感がほとんど消えますた。レコード再生の原理をよく知らないので(オイオイ)、なぜ歪み感がほぼ消えたのか分かりません。今日、SPから音出しして聴きましたが、印象は変わらず。かなり劇的に音質向上しておりますな。パチパチパチ・・・しばらく、このDL-102でMonauralレコードを聴きましょうかねぇ~~~。忘れてた。この盤の私の評価は★★★★☆です。Discogs記載の情報を適宜編集したものを以下に貼っておきます。------------------------------------------------------Bud Powell - Swingin' With BudLabel: RCA - RGP-1092(M)Series: RCA Jazz Spirit 1300 SeriesFormat: Vinyl, LP, Album, Reissue, MonoCountry: JapanReleased: 1974TracklistA1 Another DozenA2 Almost Like Being In LoveA3 Salt PeanutsA4 SheA5 Swedish PastryB1 ShawnuffB2 OblivionB3 In The Blue Of The EveningB4 Get ItB5 Birdland BluesB6 MidwayCompanies,etc.Manufactured By - Victor Musical Industries, Inc.CredisBass - George DuvivierDrums - Art TaylorPiano - Bud PowellNotesRecorded on February 11th, 1957.------------------------------------------------------Bud Pwellの公式音源らしきものをセレクトして以下に貼っておきます。A1 "Another Dozen"A2 "Almost Like Being In Love"A3 "Salt Peanuts"A4 "She"A5 "Swedish Pastry"B1 "Shaw 'Nuff"B2 "Oblivion"B3 "In the Blue of the Evening"B4 "Get It"B5 "Birdland Blues"B6 "Midway"
2024/05/01
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ここ一ヶ月くらいはDenon DL-103 + FRT-4(昇圧トランス)の組み合わせでレコードを聴いてましたが、気分転換のため、約1万円のMMカートリッジ 中電MG-3675に交換しました。FRT-4はByPass機能があるので結線を変える必要はありません。中電MG-3675については、過去に2つの記事を書いております↓。「中電」製の高出力MMカートリッジを購入「中電」製MMカートリッジMG-3675のセットアップのこと(その2)とその再生音質ということで、録音の良いECMのレコードを引っ張り出してきました。Piano Trioでメンバーは今日聴いたレコード "Gary Peacock, Keith Jarrett, Jack DeJohnette - Tales Of Another"(独オリジナル盤 ECM Records - ECM 1101)と同じです。ただし、上記はBassistのGary Peacockのリーダーアルバムで、今日とり上げたのはPianistのKeith Jarrettのリーダーアルバムです。Gary Peacockのリーダーアルバムは全曲がGary Peacockの作曲でしたが、今回のはアルバムタイトルにStandardsとあるように、A面1曲目以外は全てStandardです。A面の残り2曲はあまりポピュラーな曲ではないです。私は他のMusicianがとり上げてるかどうか知りません。Vol.2とあるので、当然Vol.1があります。Vol.1はCDを持っていますが、レコードは持っていません。Vol.1は全5曲がStandardです。三人のMusicianは超一流なので、悪い演奏になりようがないです。相当に素晴らしい内容だと思いますが、星5つってのはやや高評価過ぎな気がします。従って、私の評価点は★★★★☆ですね。私は0.5星を評価に採用していませんから、四つ星です。まぁ、4.5星上げてもいいかもしれませんね。Keith Jarrettの唸り声は曲によってはけっこう聴こえますが、Gary Peacockのアルバムよりはマシな気がします。おぼろげな記憶で書いてますから、あんまり信用しないでいただきたいのですが・・・。中電MG-3675の再生音は1万円のカートリッジとして素晴らしいと思います。普通に音楽を聴くなら何の問題も不満もありません。10万円とか30万円とか50万円とかの超高級カートリッジを使うオーディオマニアって、富裕層の老人がほとんどではないかと推察します。加齢による聴覚機能の衰えは必ずあるので、老人オーディオマニアや評論家の発言、ブログ記事なんぞはあんまり信用しない方がいいと私は思っております😅😓😬Discogs記載の情報を適宜編集して以下に貼っておきます。------------------------------------------------------Keith Jarrett, Gary Peacock, Jack DeJohnette - Standards, Vol. 2Label: ECM Records - ECM 1289, ECM Records - 825 015-1Format: Vinyl, LP, Album, StereoCountry: GermanyReleased: 1985TracklistA1 So Tender Written-By - Keith Jarrett 7:15A2 Moon And Sand Written-By - Alec Wilder, Mortimer Palitz*, William Engvick 8:55A3 In Love In Vain Written-By - Jerome Kern, Leo Robin 7:06B1 Never Let Me Go Written-By - Jay Livingston & Raymond Evans* 7:42B2 If I Should Lose You Written-By - Leo Robin, Ralph Rainger 8:29B3 I Fall In Love Too Easily Written-By - Sammy Cahn / Jules Styne* 5:12CreditsDesign [Cover Design] - Barbara WojirschDouble Bass [Bass] - Gary PeacockDrums - Jack DeJohnetteEngineer - Jan Erik KongshaugPiano - Keith JarrettProducer - Manfred EicherNotesRecorded January 1983at Power Station, New York CityAn ECM Production1985 ECM Records GmbHMade in W. GermanyPrinted in W. GermanyCatalog no. 'ECM 1289' appears on rear cover, spine and labels.Catalog no. '825 015-1' appears on rear cover and labels.The runouts are stamped.Artist on spine and labels is denoted Keith Jarrett only.------------------------------------------------------A1 "So tender Keith Jarrett Trio"A2 "Keith Jarrett "Standards Volume" Moon and Sand"A3 "Keith Jarrett Trio. In Love In Vain"B1 "Keith Jarrett Trio - Never Let Me Go"B2 "If I Should Lose You/Keith Jarrett Trio"※記憶ではこの曲でのKeith Jarrettの唸り声が一番気になります😢😅🎹B3 "Keith Jarrett I fall in Love so easily"
2024/04/07
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Michael Franksは白人のシンガー・ソングライターです。彼のWikipediaから少し引用させてもらいませう。>マイケル・フランクス(Michael Franks、1944年9月18日 - )は、アメリカのミュージシャン。独特の囁くようなボーカル・スタイルと、ジャジーで都会的な音楽性により、クワイエット・ストーム・ムーブメントを牽引した。彼は、パティ・オースティン、アート・ガーファンクル、ブレンダ・ラッセル、クラウス・オガーマン、デビッド・サンボーンなど、さまざまな有名アーティストとレコーディングした。彼の曲は、ゴードン・ハスケル、シャーリー・バッシー、カーペンターズ、カート・エリング、ダイアナ・クラール、パティ・ラベル、ライル・ラヴェット、マンハッタン・トランスファー、レオ・シドラン、ヴェロニカ・ナン、カーメン・マクレエ、リンゴ・スターらによって録音されている[1]。「クワイエット・ストーム・ムーブメント」って言葉は初耳(苦笑)です。私の知ってる言葉で言えば、AOR系のミュージシャンです。AORってのは、ネットの解説分では↓>AORとは「Adult Oriented Rock」の略で、ざっくり言うと"大人向けのロック"という感じ。 いわゆる激しいロックとは一味違う、「アーバン(都会的)」で「メロウ(落ち着いた)」な音楽たち。 ドライブや、きらめく夜のビル街、真夏の海……なんて風景を想起させる、洗練されたサウンドを指す事が多いです。AORのRはRockだからマイケル・フランクスをAOR系ってのはおかしいのかもしれませんね。まぁ、ネーミング、音楽のジャンル分けはどうでもいいか。簡単に言えば、JazzyなAORでよかでせう。このアルバムはReprise Recordsからのリリースですが、次作からはWarner Bros. Recordsからのリリースです。Warner Bros. のアルバムのうち、一枚目の"Sleeping Gypsy”と三枚目の"Tiger In The Rain"はUS盤のレコードを所有しています。"Tiger In The Rain"は一時期京都のカフェレストランでシェフとして働いていた次女が京都のアパートに無断持ち出ししておりました。今は次女は海外のレストランで働いているのでレコードは回収済みです。次女は 「"Tiger In The Rain"、結構気に入ってんねん!」 と言うておりました。次女が1970年代~1980年代の音楽に詳しいとはとても思えないので、アルバムジャケットのデザインが気に入ってたまたま持ち出しのでしょう。知らんけど。。。" The Art Of Tea”の中古CDはかなり前から買う気満々だったんですが、なかなかいい出物がなかったんです。しびれを切らしてレコードで既に持っている"Sleeping Gypsy”を買ったことがあるのですが、中身のCDが全く別のものだったんで返金処理してもらいますた(苦笑今回の購入価格は送料込みで500円(ポイント還元考慮後)ちょいくらいです。Michael FranksのReprise時代、Warner Bros.時代初期の音楽を一言で言えば、前述したwikipedia記載のまんま再掲ですが、『独特の囁くようなボーカル・スタイルと、ジャジーで都会的な音楽性』につきますな。加えて言えば、アレンジが素晴らしこと、バックのミュージシャンが超一流ばかりで素晴らしい演奏であることが非常に魅力です。この"Ther Art OF Tea"でいえば、全編にわたってJoe SampleのElectric Pianoがなんとも心地よいです。二曲で参加しているDavid Sanbornの泣きのAlto Saxも良いですなぁ~~。極めて上質なDriving時のBGMといえば、Michael Franksに失礼かもしれませんが、Driving時にこれほどマッチする音楽はなかなかありません。あまりに心地よくて眠気を誘う懸念も多少ありますけど・・・。私の評価点は★★★★☆です。さすがに星5つってわけにはいかんでせう。Reprise Records、Warner Bros. Records初期の作品は1975年~1979年リリースです。私は二十歳代半ばくらいだから、前述した二枚のレコードはカセットテープに録音して女の子とのデート・ドライブ時には流していたんだと思います。こういう女の子の心をとろけさせる、リラックスさせる、気持ちよくさせる音楽をBGMとして使っていたのに、なかなか女の子を落とせなかったのは、ひとえに自分の魅力不足だったんでせうな(号泣ネット購入した"Sleeping Gypsy"の中古CDの中身は全く別物のCDでした。中身は「音楽健康法-落ち込み解消の音楽」(苦笑Discogs記載の情報を適宜編集したものを以下に貼っておきます。------------------------------------------------------Michael Franks - The Art Of Teaレーベル: Reprise Records - WPCP-3478シリーズ: Forever Young Seriesフォーマット: CD, Album, Reissue国: Japanリリース済み: 1990収録曲1 Nightmoves Lyrics By - Michael Franks Music By - Michael Small 4:032 Eggplant 3:343 Monkey See-Monkey Do Alto Saxophone - David Sanborn 3:334 St. Elmo's Fire 3:585 I Don't Know Why I'm So Happy I'm Sad 4:166 Jive Tenor Saxophone - Michael Brecker 3:167 Popsicle Toes 4:358 Sometimes I Just Forget To Smile 3:459 Mr. Blue Alto Saxophone - David Sanborn 4:03クレジットArranged By [Strings] - Nick De Caro*Bass - Wilton FelderCongas - Jerry SteinholtzDrums, Percussion - John GuerinGuitar - Larry CarltonKeyboards - Joe SampleMastered By - Doug SaxMixed By - Al SchmittProducer - Tommy LiPumaRecorded By - Al Schmitt, Bruce Botnick, Lee Hershberg*Vibraphone [Vibes] - Larry BunkerWritten-By - Michael Franks (曲: A2 to B4)------------------------------------------------------A1 "Nightmoves"A2 "Eggplant"A3 "Monkey See-Monkey Do"A4 "St. Elmo's Fire"A5 "I Don't Know Why I'm so Happy I'm Sad"B1 "Jive"B2 "Popsicle Toes"B3 "Sometimes I Just Forget to Smile"B4 "Mr. Blue"
2024/03/31
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Booker Ervinは黒人Tenor Sax奏者です。腎臓病のため39歳の若さで1970年で亡くなっています。Booker Ervinのリーダーアルバムは記憶にある限り、この一枚しか持っていないと思います。PrestigeにはBookシリーズのアルバムが4枚あります。オリジナル盤のリリース順に列記すると ・The Freedom Book(1964) ・The Song Book(1964) ・The Space Book(1965) ・The Blues Book(1965)この4作品全てのBassはRichard Davis、DrumsはAlan Dawsonです。PianoはThe Song BookではTommy Flanagan、The Freedom BookとThe Space BookではJaki Byard、The Blues BookではGildo Mahonesが弾いています。Gildo MahonesというPianistは私は全く知らない人です。ジャズの入門書等ではBooker Ervinの代表作としてThe Song Bookが挙げられることが多いと思います。全曲有名なスタンダードを演奏しているので初心者でも聴きやすい面もあるんでしょうが、やはりアルバム全体の完成度が極めて高いからでしょう。The Song Book以外の3枚のアルバムはジャズ喫茶で一回くらいは聴いたことがあるかもしれません。記憶が定かではありませんが、The Song Bookを上回る出来だとは思わなかったように思います。昔はJazz喫茶でリクエストするか他の客のリクエストかマスターのセレクトでレコード盤が回らないと聴きたいレコードの音楽を聴くことはできませんでした。今はYouTubeでほとんどの曲がいつでも聴けます。良い時代になったもんですなぁ~~。で、、、、The Song Bookについてです。Piano - Tommy Flanagan、Bass - Richard Davis、Drums - Alan Dawson というこの時代における最強・最高のリズムセクションがサポートしているのだから、出来の悪いアルバムを作ることは難しいです。細かいことを書くのは面倒くさいし、その能力もないので省略しますが、このアルバムは相当に素晴らしいです。Booker ErvinのTenor Saxの出来も相当良いです。自身を持ってお薦め出来るアルバムです。やや甘めの評価点ですが★★★★★が私の評価点です。Booker ErvinのTenor Saxの演奏も素晴らしいし、Tommy Flanaganの演奏もいつも通り素晴らしい。Pianoの音色がFlanaganらしい優しく綺麗で軽やかでリリカルです。BassのRichard Davisは彼らしい変態的ベースラインでバンドの音楽を支えています。私の所有盤はUS盤のリイシュー盤でバンド全体の音の厚みが薄い音です。まぁ、私のAudio System起因なのかもしれませんけど(涙)。だけど、個々の楽器に着目するとなかなか良い音で録れています。で、、、、(ニ回目)DrumsのAlan Dawson。好きなDrummerはたくさんいますが、一番好きなDrummerを一人挙げろと言われたら、迷わずAlan Dawsonを挙げます。黒人ドラマーです。このアルバムでのAlan Dawsonはまさにキレキレの名演奏です。アルバムの出来の良さへの貢献度極めて高しです。トップシンバルのシンバルレガートのキレの良さ、ハイハットシンバルの使い方の巧みさ。素晴らしい。バスドラ音までけっこうきれいに録音されているので、Alan Dawsonの演奏を学習する非常に良い教材にもなります。オカズ、アクセントの入れ方の趣味の良さ、決してやりすぎない、ここしかない、これしかないという細かいオカズ、一言で言えば「センスの塊」です。ホレボレしますな。SPから音出ししてA面、B面を何度か聴きました。昨夜は寝る前にヘッドフォンでA面、B面聴きました。それなりの大音量で。正直、Alan DawsonのDrumsばかり聴いてしまうんですね(苦笑)。Booker Ervinがソロをとってる場面でも、SaxよりもDrumsに気がいってしまいます。Drumsばっかり聴いてしまいます。それくらいこのアルバムでのAlan Dawsonは素晴らしい出来だと思います。Jazz Drumsも学んでいるDrummer全てに「このアルバムを聴くべし!」と言いたいです。レーベル面には"A1 The Moon Is Low"と書かれていますが、後述するDiscogsのデータでは"A1 The Lamp Is Low"と書かれています。これは、原曲作曲者のラベル(Joseph Maurice Ravel)の著作権管理者である遺族からのクレームで問題になったらしいです。なので、"The Lamp Is Low"という曲名を使わず"The Moon Is Low"という曲名にしたように推察します。だけど、アルバムジャケット裏面では"Side A 1.THE LAMP IS LOW"と書かれておりますな。わけわからん。参考情報は↓「亡き王女のためのパヴァーヌ」の記事における「The Lamp Is Low」の解説東京在住時にamazonで買ったUS盤CDも持っております。購入金額は1145円也。Discogs記載の情報を適宜編集したものを以下に貼っておきます。------------------------------------------------------Booker Ervin - The Song Bookレーベル: Prestige - PRST 7318フォーマット: レコード, LP, Album, Reissue, Repress, Stereo国: USリリース済み: 1974収録曲A1 The Lamp Is Low Written-By - Shefter*, Ravel*, Parish*, DeRose* 7:15A2 Come Sunday Written-By - Ellington* 5:32A3 All The Things You Are Written-By - Kern*, Hammerstein II* 5:15B1 Just Friends Written-By - Klenner*, Lewis* 5:48B2 Yesterdays Written-By - Kern*, Harbach* 7:38B3 Our Love Is Here To Stay Written-By - Geo. & Ira Gershwin* 6:25会社名など録音 - Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New JerseyクレジットBass - Richard DavisDrums - Alan DawsonPiano - Tommy FlanaganTenor Saxophone - Booker ErvinProducer, Design, Photography By - Don SchlittenRecorded By - Rudy Van GelderLiner Notes [May 1964] - Dan MorgensternノートRecorded in Englewood Cliffs, NJ; February 27, 1964.Stereo repress NO VAN GELDER. Fantasy records pressing.------------------------------------------------------"The Lamp Is Low""Come Sunday""All The Things You Are""Just Friends""Yesterdays""Our Love Is Here To Stay"-------------------------------------------上のThe Song BookのYouTube音源は全てBooker Ervinの公式チャンネルっぽいものを貼っておりますが、以下のものはアルバム全曲収録の音源をセレクトしています関係でBooker Ervinの公式チャンネルっぽいものではありません。"Booker Ervin (Usa, 1963) - The Freedom Book (Full)y""Booker Ervin (Usa, 1965) - The Space Book (Full)""Booker Ervin - The Blues Book [Full Album]"
2024/03/24
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先日書いた記事↓では森田童子のことを少し書きました。森田童子の中古レコード、食指をそそられましたが買いませんでした。。。上の記事で取り上げたハードオフにあった森田童子の二枚のレコードには含まれていない曲ですが、アルバム「マザー・スカイ = きみは悲しみの青い空をひとりで飛べるか」(1976年リリース)のA面一曲目「ぼくたちの失敗」は1993年放送のTVドラマの主題歌に使用されたことでリバイバル大ヒット、森田童子が再注目されるようになりました。私はこのTVドラマを観た記憶はありません。高校教師と美人JKの恋愛話?なんて、観たら裏山で腹立つだけですからね(苦笑「ぼくたちの失敗」の歌詞↓にチャーリー・パーカーって名前が出てきます。----------------------------------------(前略)ぼくがひとりになった 部屋にきみの好きなチャーリー・パーカー 見つけたヨ ぼくを忘れたカナ(後略)作詞:森田童子----------------------------------------チャーリー・パーカー、Charlie Parker Jr.はJazzのAlto Sax奏者で、モダンジャズ(ビパップ BeBop)の創始者と言われる人です。ヤク中、アル中の破滅型人生を送った人ですが、天才中の天才、偉大なJazz Musician、不世出の音楽家です。ロス・ラッセル著、池央耿訳「バードは生きている ―― チャーリー・パーカーの栄光と苦難」(草思社)という伝記も40年以上前に読みました。20年以上前にこの本は他の小説、評論集などと一緒に捨ててしまいました。私が使用できる本棚スペースが家庭内圧力に抗せず半分未満に制限されたからです(涙)。今は新装版も絶版のようで中古本でも2000円以上するようです。捨てたことを後悔してますが、手元にあっても再読する可能性は低いんですけどね(苦笑Charlie Parker Jr. 1920年8月29日 - 1955年3月12日 34歳没「バードは生きている ―― チャーリー・パーカーの栄光と苦難」(草思社)ということで(やや意味不明かな)、森田童子つながりで久しぶりにCharlie ParkerのレコードかCDを聴こうと思ったのですが、それでは芸がないので(笑)、SuperSaxのレコードを引っ張り出してきましたよ。SuperSaxは1973年に今日紹介するFirst Album「Plays Bird」をリリースして以降、1980年代後半まで活動していたバンドです。2本のAlto Sax、2本のTenor Sax、1本のBaritone Sax + Piano、Bass、Drumsのリズムセクション + TrumpetやTromboneのBrassが加わる編成です。この大所帯のバンドでCharlie Parkerのアドリブを完コピし、ハーモニーを付けて演奏するバンドです。First とSecond のアルバムしか聴いたことがないので、後年にはCharlie Parkerのアドリブコピーに拘らない演奏をしていたのかもしれません。Charlie Parkerの手数の多い高速アドリブ・パッセージを5人のサックス奏者が一糸乱れぬ演奏をするのはビックラこきました。ゾクゾクしました。最初に聴いた時には・・・。多分Jazz喫茶だったような気がします。Charlie ParkerのDial RecordsやSavoy Recordsへの録音では同じ編成の同じ曲に多数のTakeが残っています。SuperSaxはこれらの多量のTakeの中からArrangerが最も良いと思われるTakeを選んで採譜していったんですかねぇ。まぁ市販のアドリブ採譜集を使ってるのかもしれませんね。調べてないのでわかりません。こういう多管編成の音楽はできるだけ大音量で聴きたいのですが、防音工事も何もしていないマンションではそういうわけにもいきません。だから、ヘッドフォンで耳鳴りが悪化しない程度の大音量で聴きますた。ジャズ喫茶がめっきり減ってしまい、現存するジャズ喫茶においても爆音の店が少いのは残念なことです。例えば、阪神淡路大震災前まで西宮北口にあった「OutPut」のAltec A-7の爆音でこのレコードを聴いたら気持ちよかなんですけどねぇ~~(遠くを見る目・・・PianoのRonnell Brightは黒人ですが、彼以外のメンバーは全員白人っぽいです。5人のサックス奏者の一糸乱れぬアンサンブルが売りのバンドなこと、BassとDrumsが白人であること、アドリブソロをとるTrumpet奏者の演奏がかなり白人っぽいこと、etcから演奏は結構白っぽいです。粘っこいビート感は全くありません。そのあたりに好き嫌いが出るレコードかもしれません。また、他人のアドリブを完コピして演奏するのってJazzと言えるのか?てな悪評もリリース当時なかったわけではないようです。ジャケット裏面のメンバー写真↓ Ronnell Bright以外は白人ですね Brass Sectionは曲によってメンバーが変わるので、このアルバムに参加した全メンバーではありません私の評価は上記点も踏まえた上で、★★★★★ですね。誰が企画したの全く知りませんが、全曲をCharlie Parkerのアドリブの完コピで通してしまうのは凄いです。Saxアンサンブルも凄いです。完璧です。星四つってわけにはいかんでしょうよ。Discogs記載の情報を適宜編集して以下に貼っておきます。------------------------------------------------------Supersax - Supersax Plays Birdレーベル: Capitol Records - ST-11177フォーマット: レコード, LP, Album, LA Pressing国: USリリース済み: 1973収録曲A1 Ko-Ko Written-By - Charlie Parker 3:22A2 Just Friends Written-By - J. Klenner*, S. Lewis* 3:20A3 Parker's Mood Written-By - C. Parker, Jr.*, C. Beeks* 3:35A4 Moose The Mooche Written-By - Charlie Parker 4:17A5 Star Eyes Written-By - D. Raye*, G. DePaul* 3:35B1 Be-Bop Written-By - John "Dizzy" Gillespie* 3:45B2 Repetition Written-By - Neal Hefti 3:05B3 Night In Tunisia Written-By - J.D. Gillespie*, F. Paparelli* 4:20B4 Oh, Lady Be Good! Written-By - G. Gershwin-I. Gershwin* 2:55B5 Hot House Written-By - Tad Dameron* 4:40会社名などプレス - Capitol Records Pressing Plant, Los Angeles音源著作権 - Capitol Records, Inc.録音 - Capitol Studiosマスタリング - Capitol StudiosクレジットAlto Saxophone - Joe Lopes (2), Med FloryArranged By - Buddy Clark (曲: A1, A3, B2 to B5), Med Flory (曲: A2, A4 to B1,)Art Direction - John HoernleBaritone Saxophone - Jack NimitzBass - Buddy ClarkDrums - Jake HannaEngineer [Recording & Remix] - Jay RanellucciExecutive-Producer - Maurie LathowerLiner Notes - Leonard FeatherMastered By - Wally TraugottPhotography By - Rick Rankin*Piano - Ronnell BrightProducer - John PalladinoTenor Saxophone - Jay Migliori, Warne MarshTrombone - Charley Loper* (曲: A2, A4, B2), Ernie Tack (曲: A2, A4, B2), Mike Barone (曲: A2, A4, B2)Trumpet - Conti Candoli*, Larry McGuire (曲: A2, A4, B2), Ralph Osborn* (曲: A2, A4, B2), Ray Triscari (曲: A2, A4, B2)------------------------------------------------------A1 "Ko Ko"A2 "Just Friends"A3 "Parker's Mood"A4 "Moose The Mooche"A5 "Star Eyes"B1 "Be-Bop"B2 "Repetition"B3 "A Night In Tunisia"B4 "Oh, Lady Be Good!"B5 "Hot House"
2024/03/10
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学生時代ではなく20代のサラリーマン時代に買ったアルバムだと思います。Jaki Byardは結構クセの強いPianistです。私もそれほど好きなPianistではありませんでした。このレコードを数十年ぶりに聴くまでは・・・(苦笑このレコードを買った動機、経緯については何も覚えておりません。ですが、Jazz喫茶で聴いて気に入ったから買ったのでは多分ないと思います。可能性として高いのは、メンツがお気に入リだったからでしょう。マルチリード奏者のRoland Kirkだけでも大いに魅力的だし、BassがRichard Davis、Drumsが名手Alan Dawsonとなれば、星四つ以下の出来にはまぁならんでしょう、てな目論見で輸入盤ショップで見つけた際に購入決意したんでしょうな。あ~~~、Jazz Drummerで一番好きなのは誰?って聞かれたら、私は迷わずAlan Dawsonと答えますよ。Favorite Drummerはたくさんいますが、誰か一人を挙げろって言われたらAlan Dawsonですね(キリッJaki Byardの有名なアルバムとしては、「Hi-Fly」(New-Jazz)があります。このアルバムの「Lullaby Of Birdland」は絶品なので、日本盤レコードを持っていたはずなんですが、未だに見つかりません。私の妄想だったのかもしれません。これに関しては以前行方不明?のレコード (その5)でも書いております。で、、、、このアルバムについて少しだけ書いておきます。この一週間くらいでヘッドフォンやらSPやらでA面、B面ともに数回以上聴いています。いまだに全貌は把握できていませんが、このアルバムはかなりの傑作だと思います。Jaki ByardはVersatileなPianstです。それがクセの強いという印象にも繋がります(苦笑)。このアルバムでは時にはArt Tatum風、時にはErroll Garner風、時にはGospel Piano風、Ragtime Piano風てな感じで多彩な演奏を繰り広げます。まぁ、Art Tatum、Erroll Garnerの演奏を私はあまり聴いていないので、なんとなくそんな感じがすること、Ira Gitlerのアルバム裏面のLiner NotesにTatumとかGarnerてな文字があるので、書いてみただけですが・・・。Roland Kirkは盲目のマルチリード奏者です。というか、複数の楽器を同時に鳴らす化け物みたいな人です。鼻でフルート吹いたりもします。結構な大男の黒人なので、夜に道で逢えば相当ビビらざるをえない人です(コレコレ)。画像は↓Rahsaan Roland Kirk見た目はちょっと怖い人ですが、Jazz Playerとしては超一流クラスの人です。天才といってもいいでしょう。このアルバムでの演奏は相当凄いです。素晴らしいです。彼のリーダーアルバムはレコードでは全く持っていませんが、CDでは2枚持ってます。Atlanticレーベルのものを。二枚とも非常に良い出来です。個々の曲についてアレコレ書く能力も熱意もないので、パスします。全曲のYouTube音源(Jaki Byardの公式チャンネル)を下の方に貼っておくので興味ある方はお聴き下さい。Jazzを聴き慣れていない方にも比較的聴きやすいのは"B2 Memories Of You"かなぁ~~~。Jaki ByardのPianoとRoland KirkのTenor Saxのデュオ(Duo 二人)による演奏です。私の評価点は★★★★★です。このアルバムは間違いなく傑作だと思います。。。Discogs記載の情報を適宜編集したものを以下に貼っておきます。------------------------------------------------------Jaki Byard - The Jaki Byard Experienceレーベル: Prestige - PR 7615, Prestige - PRT-7615フォーマット: レコード, LP, Album, Reissue国: US収録曲A1 Parisian Thoroughfare Written-By - Bud Powell 10:05A2 Hazy Eye Written-By - Jaki Byard 4:34A3 Shine On Me Written-By - Traditional 4:16B1 Evidence Written-By - Thelonious Monk 4:24B2 Memories Of You Written-By - Razaf*, Blake* 7:18B3 Teach Me Tonight Written-By - DePaul*, Cahn* 5:26会社名など販売 - Fantasy Records収録曲Bass - Richard Davis (2)Drums - Alan DawsonLiner Notes - Ira GitlerMastered By - DBH*Piano - Jaki ByardProducer, Design, Photography By - Don SchlittenRecorded By - Richard AldersonTenor Saxophone, Clarinet, Whistle, Saxello [Manzello], Other [Kirkbam] - Roland KirkノートRecorded on September 17, 1968.------------------------------------------------------Jaki Byard - Topics という公式チャンネルっぽいYouTube音源から以下に全曲貼っておきませう。"Parisian Thoroughfare""Hazy Eve""Shine On Me""Evidence""Memories Of You""Teach Me Tonight"----------------------------------------------------------------"Art Tatum Trio - Just One of Those Things""Love For Sale / Art Tatum Trio""Art Tatum & Ben Webster Quartet - All the Things You Are""Erroll Garner - Night and Day (Audio)""I'll Remember April (Live at Sunset School, Carmel-by-the-Sea, CA, September 1955)"
2024/03/02
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名古屋のジャズ喫茶「バリレラ」のマスター・オイチャンのYouTube動画でこのアルバムが取り上げられていたので、久しぶりに聴いてみました。Discogsで調べるとFrance盤、Canada盤、US盤が1978年にリリースされていて、どれがオリジナル盤なのかよく分かりません。私の所有盤はUS盤です。リフォーム工事中の水漏れトラブルの影響でアルバムジャケットにシミがあります(涙)。工事中一時的にレコードを床に直置きしてる際に水漏れトラブルで床が水浸しになった影響です(号泣Paul Desmondは白人のalto sax奏者です。1977年5月30日に肺がんのため亡くなっています。52歳という若さでした。Dave Brubeck Quartetで長年プレイしてました。彼が作曲した変拍子(5拍子)の"Take Five"はBrubeck Quartetの超ヒット曲です。TV-CMや映画やドラマでもよく使われた曲なので、ジャズに特段興味がない人でも曲を聴けば、あぁこの曲が"Take Five”か、って思い出すような気がします。一般の人が知ってるJazzの曲としてはBest10以内に入ることは間違いないでしょう。"Dave Brubeck, The Dave Brubeck Quartet - Take Five (Audio)""Paul Desmond - Paul Desmond"は彼の死後にリリースされたものでLast Albumとなります。アルバムでBassを弾いてるDon Thompsonが録音し、ミキシングもしたようです。個々の曲についての解説できる能力は私にはないので、ざっとした感想だけ書いておきませう。Paul Desmondは録音時には多分病魔に侵されていたと思いますが、いつもの安定感に満ちたクールな演奏です。サイドメンの三人の演奏に特筆すべきものはないように思いますが、DesmondのLast Albumが一定水準以上のメンバ-で成されたことに感謝したいと思います。私の評価点は★★★★☆です。昼下がりにコーヒーを飲みながら聴くのもよし、夜にウィスキーを傾けながら飲むのもよし聴くのも良し。私が一番好きな曲、いいと思う曲はB2の"Darn That Dream"かなぁ~~。まぁ全曲水準以上の出来だと思いますけど・・・。8ページの立派なブックレットが付いています。Paul Desmond作曲の名曲"Take Five"のスコアDave Brubeck、Don Thompson、Nat Hentoff(USの著名なJazz評論家、小説家)による追悼文"A3 Line For Lyons"でのPaul Desmondのアドリブソロの採譜Discogs記載の情報を適宜編集したものを以下に貼っておきます。------------------------------------------------------Paul Desmond - Paul Desmondレーベル: Artists House - AH 2フォーマット: レコード, LP, Album, Gatefold国: USリリース済み: 1978収録曲A1 Too Marvelous For Words Written-By Johnny Mercer, Richard Whiting 6:38A2 Audrey Written-By Dave Brubeck, Paul Desmond 9:26A3 Line For Lyons Written-By Gerry Mulligan 7:22B1 When Sunny Gets Blue Written-By Jack Segal, Marvin Fisher 11:36B2 Darn That Dream Written-By Eddie Delange, Jimmy Van Heusen 10:43会社名など録音 - Bourbon Street, Toronto, Canadaマスタリング - Masterdisk音源著作権 - Estate Of Paul DesmondクレジットAlto Saxophone - Paul DesmondBass - Don Thompson (2)Drums - Jerry Fuller (2)Guitar - Ed BickertProducer, Mixed By, Recorded By Don ThompsonノートRecorded October, 1975 at Bourbon Street, and mixed February, 1978 by Don Thompson, Toronto, Canada.Enclosed is an 8 page information booklet that includes:- tabs for "Take Five" and Paul Desmond's solo on "Line for Lyons";- statements by Dave Brubeck, Don Thompson and Nat Hentoff in memory and honor of Paul Desmond.- a list of Paul Desmond's discography and his article for the English humor magazine Punch, dated 10 January 1973.From the booklet:Technical information:Recorded 7 1/2 i.p.s., no noise reduction, on Sony 854 four track recorder. Mixed to Revox A-700 with Dolby A noise reduction.Microphones:Alto saxophone - Beyer M-360Guitar - Electro-Voice RE-16Bass - Beyer M-160Drums - Sony ECM-21 (overhead), Sony ECM-21 (snare and toms), Electro-Voice RE-16 (bass drum)Mastered by Bob Ludwig, Masterdisk, N.Y.C.Cover illustration by Kathie Taylor.Album design by Richard Quarrel.Research and production assistance, Jim Gicking.This record is released by arrangement of the Estate of Paul Desmond.Special thanks to Mrs. Alice M. McCall and Mrs. Iola Brubeck.Liner photograph second from the right by Nadine Markova.Produced by John Snyder and Don Thompson.------------------------------------------------------"ジャズ喫茶バリレラ オススメの1曲 No.608 Paul Desmond 「Too Marvelous For Words」""Paul Desmond - When Sunny Gets Blue (vinyl record)""Paul Desmond - Darn that Dream (vinyl record)"↓は海賊版のCDです。アルバムジャケットデザインが全く異なりますが、全曲含むYouTube音源はこれしかなさそうです。Discogsの記載は↓>This is an unauthorized re-issue of the album "Paul Desmond," Artists House, cat. # AH9402. The name of the album and the artwork have been changed, but it the same performances of the same songs in the same order as on AH9402."Paul Desmond's Canadian Quartet - Audrey: Live In Toronto (1975)"
2024/02/24
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このアルバムはColumbiaレーベルの数多いアルバムの中では地味なアルバム、あまり注目されないアルバムではないかと思います。Jazz史上に燦然と輝く超々名盤"Kind of Blue"(1959年リリース)や"Kind of Blue"とは全く異なる音楽ですが、その後のJazzに決定的な影響を与えた超名盤"Bitches Brew"(1970年リリース)などJazz初心者向けの「Jazz初心者はこれを聴け 厳選100枚」てな本には決して載らないアルバムです。レコードは多分学生時代に買ったと思います。購入当時、私はこのアルバムをそれほど多くは聴かなかったような気がします。当時ジャズ喫茶で頻繁に(でもないか 笑)かかったライブ盤の"My Funny Valentine"や”Four & More"等に比べると、地味なアルバムであることは明白です(笑東京在住時の10数年前にamazonや自宅近所のイトーヨーカ堂内にあったレコード店(CD店と言うべきか)でJazzのCDの廉価版や輸入盤を数十枚買いました。その内の一枚にこのアルバムがあります。レコードを持っていることは記憶にありましたが、当時はレコード再生システムを復活させることはあまり想定してませんでしたから(苦笑"My Funny Vallentine"については過去記事でとりあげています。今日聴いたレコード Miles Davis / My Funny Valentine (Columbia US輸入盤 CS9106)Miles Davis / My Funny Valentine (Columbia US輸入盤 CS9106)を中性洗剤洗浄しました今日聴いたCD Miles Davis / My Funny Valentine (Sony 国内盤 SICP822)このアルバムの歴史的意味合い・価値は上記"My Funny Valentine"と同じメンバーのQuintetでの初録音(未発表分はしらんけど)であることです。trumpet Miles Davistenor saxophone George Colemanpiano Herbie Hancockbass Ron Carterdrums Anthony Williams このメンバーでの演奏がA面2曲目、B面1曲目、3曲目の計3曲入ってます。Jazzに関して記事を書いてるブロガーさんの何人かのこのアルバムについての文章を読みましたが、多くはこのメンツでの演奏を高評価し、別メンツのQuartetのA面1曲目3曲目、B面2曲目の3曲がそれに比べると劣るかのように書かれていますな。まぁ、劣るとまでは書かれてないか・・・。ただ、テンポの速い曲もQuartetは録音してるんだけど、それらはQuintetの演奏に劣るのでボツになったという見方をされています。まぁ、たしかにそうなんだろうけど、私の見方は違います。このアルバムの価値はテンポの速い曲をボツにされたQuartetの演奏にこそあるんですな。私に言わせれば・・・。そのQuartetはtrumpet Miles Davispiano Victor Feldmanbass Ron Carterdrums Frank Butler帝王Miles DavisのOne Hornなんですね。これが素晴らしい。Miles DavisのOne Horn演奏の録音は少なく、全曲One HornのアルバムはPrestigeレーベルの"The Musings Of Miles"(オリジナル盤はPRLP-7007)だけの筈です。Miles Davisは全曲ミュートで吹いています。上述したアルバム"My Funny Vallentine"でのバラードにおける硬質で極めて高い緊張感でピリピリ、キリキリした演奏とは異なり、程よい緊張感に満ちた上質のバラードです。素晴らしい。Victor FeldmanのPianoを私はあんまり聴いたことがないのですが、このアルバムでの彼は素晴らしい出来だと思います。Ron CarterのBassは過去世代のBassistとは明確に異なる新感覚のものなので新鮮です。Flank Butlerは安定したDrummingで屋台骨を支えています。あ~~~、Quintetの演奏も勿論悪くはないです。ただ、結成してあまり時間が経過していないバンドなんで、まだバンドが熟成していません。Herbie hancockのPianoは後年の彼の演奏には遠く及びません。Anthony WilliamsのDrumsは彼の天才振りを既に表出していますが、まだ遠慮がちな演奏であります。このアルバムの私の評価点は、One Horn Quartetの演奏はその希少性、歴史的価値を含めて★★★★★、Quintetでの演奏は★★★★☆、それらを総合して★★★★☆となります。ですが、大変お薦めのアルバムの一枚ですよ。Discogs記載の情報を適宜編集したものを以下に貼っておきます。------------------------------------------------------Miles Davis - Seven Steps To Heavenレーベル: Columbia - CS 8851フォーマット: レコード, LP, Album, Repress, Stereo, Terre Haute国: USリリース済み: 1971収録曲A1 Basin Street Blues Written-By - Williams* 10:29A2 Seven Steps To Heaven Written-By - Davis*, Feldman* 6:24A3 I Fall In Love Too Easily Written-By - Cahn - Styne* 6:47B1 So Near, So Far Written-By - Green*, Crombie* 7:00B2 Baby Won't You Please Come Home Written-By - Warfield*, Williams* 8:27B3 Joshua Written-By - Feldman* 7:01 ※太字がMiles DavisのOne Horn Quartetでの演奏です。会社名などレコード会社 - Columbia著作権 - Columbia Recordsマスタリング - Customatrixプレス - Columbia Records Pressing Plant, Terre HauteクレジットBass - Ron CarterDrums - Anthony Williams (曲: A2, B1, B3), Frank Butler (曲: A1, A3, B2)Piano - Herbie Hancock (曲: A2, B1, B3), Victor Feldman (曲: A1, A3, B2)Tenor Saxophone - George ColemanTrumpet - Miles Davisノート1971 repress version on a red / gold style Columbia label.Some copies may have a sticker on front sleeve with cat. N° "KCS 8851".A1, A3 and B2 recorded in HollywoodA2, B1 and B3 recorded in New York------------------------------------------------------"Basin Street Blues""Seven Steps to Heaven""I Fall in Love Too Easily""So Near, So Far""Baby Won't You Please Come Home""Joshua"--------------------------------------------全曲Miles DavisのOne Hornでのアルバム"The Musings Of Miles"から数曲選びましたよ。メンバーはtrumpet Miles Davispiano Red Garlandbass Oscar Pettiforddrums Philly Joe Jones私はこのアルバムをレコードでもCDでも持っていないので、中古CDを買いたいと思ってるんですが、なかなかいい出物がありません。"Will You Still Be Mine (RVG Remaster)""Gal In Calico (RVG Remaster)""Will You Still Be Mine (RVG Remaster)"
2024/02/11
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多分高校一年かニ年のときに買ったレコードです。Don Cherryはフリージャズ系のTrumpet、Cornet奏者です。Cornetっていう楽器は見かけはTumpetとほぼ同じでサイズがやや小さく、音色がやや柔らかめの楽器です。Don CherryのBlue Noteでの3枚のアルバムの内の最後発の盤です。ジャズ喫茶で聴いて気に入って買ったのか、ジャズ雑誌「スイングジャーナル」の評価が高かったから未聴で買ったのかは覚えていません。Piano LessのQuartetでDrumsは名手Edward Blackwellです。名盤と言われるEric Dolphyの"at the Five Spot"シリーズの三作のDrumsはEdward Blackwellです。この不滅の名盤・名演奏はEdward Blackwellの素晴らしいDrummingなしには決して成立しなかったと私は確信します。まさにone and onlyのDrummerです。Don CherryのこのアルバムでもEdward Blackwellは素晴らしいです。Henry Grimesの重たいBassも好演だと思います。リーダーのDon Cherryの演奏もなかなか良いと思います。Free Jazz系の音楽ですが、極端に聴きづらい内容ではありません。作曲は全てDon Cherryで、曲のテーマは結構親しみやすいちょっとアフリカンチックなメロディーです。やや混沌としたFree Jazzのアドリブが続いた後、演奏の最終盤にこの親しみやすいテーマが戻ってくると、ちょっとホッとしますな😅😀このレコードはレコード収納時に端っこにあったようで、背部分に近い方の幅5cmほどが帯状に汚れてますな。棚からはみ出した部分が日焼けしたみたいですね😢問題はTenor Saxophone、Piccolo Fluteを吹くPharoah Sandersです。半世紀近く昔、ジャズ雑誌「スイングジャーナル」にレコード評を書いていたジャズ評論家の一人に粟村政昭氏がいました。本業は京大医学部卒の医者ですので、レコード会社への忖度は皆無、歯に衣着せぬ厳しい評価をビシバシ書かれておりました。氏への信頼感は絶大なものがありました。プロのジャズ評論家の中にはレコード会社への忖度というか媚びを売るというか銀座や赤坂で日頃接待を受けているためか、決してレコードの内容を酷評しない人もいました。例えば、○浪○三氏とか・・😖😦粟村政昭氏に関してはネット上の何人さんかが文章を書かれています。まだ全文読んでませんが、例えば↓のようなものがあります。粟村政昭その粟村氏はPharoah Sandersをいつも酷評していたように記憶します。Pharoah Sandersの演奏、アドリブはアホダラ教のお経、呪文のような意味のない音の羅列である! って切ってすててましたな😓😓氏はEric DolphyやJohn ColtraneやOrnette ColemanらのFree系の演奏は高く評価されていたと思います。たしか、ColtraneのImpulse時代の後半のアルバムにはPharoah Sandersが参加しているものがいくつかあった筈ですが、氏はColtraneのFree系の演奏はそれなりに評価されていたが、Pharoah Sandersのアホダラ教アドリブが聴くに耐えないって書かれていたような気がします。まぁ、私の記憶違いがあるかもしれませんけど・・・。で、、、、このアルバムでのPharoah Sanders。アホダラ教のお経、呪文とまでは思いませんが(苦笑)、なんかダラダラと垂れ流される音の羅列って感じは私も思いますな。B面のニ曲目"Unite1"は18分弱と長い演奏なのでPharoah Sandersのアドリブが聴きづらい、というか緊張感を保ったまま聴き続けるのが難しいです。A面の三曲ではPharoah Sandersの演奏にそれほど不満はありません。A面の三曲のQuartetの演奏の出来はなかなか良いと思います。私の評価点はA面は★★★★☆、B面は★★★☆☆です。トータル評価は大甘で★★★★☆としておきませうかね。audio-technicaのVM750SHで聴きましたA面のレーベルA面の刻印 BNST.84311.A.A面の刻印 VAN GELDER ※2mm×2mmくらいの小さい刻印なので見にくいです。Discogs記載の情報を適宜編集したものを以下に貼っておきます。------------------------------------------------------"Don Cherry - Where Is Brooklyn? "レーベル: Blue Note - BST 84311フォーマット: レコード, LP, Album国: USリリース済み: 1969収録曲A1 Awake Nu 6:55A2 Taste Maker 6:45A3 The Thing 5:50B1 There Is The Bomb 4:50B2 Unite1 17:45会社名など録音 - Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jerseyレコード会社 - Liberty Records, Inc.ラッカー盤カッティング - Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New JerseyクレジットBass - Henry GrimesCornet, Written-By - Don CherryDesign [Cover] - Matt DelfinoDrums - Edward Blackwell*Painting [Cover Painting] - Moqui*Piccolo Flute - Pharoah SandersProducer - Alfred LionRecorded By [Recording By] - Rudy Van GelderSleeve Notes - Ornette ColemanTenor Saxophone - Pharoah SandersノートRecorded on November 11, 1966."A division of Liberty Records, Inc." on center labelバーコードとその他の識別子Matrix / Runout (Side 1 Runout): BNST.84311.A. VAN GELDERMatrix / Runout (Side 2 Runout): BNST 84311.B. VAN GELDER------------------------------------------------------A面の三曲のYouTube音源を以下に貼っておきせう。"Awake Nu (2005 Remastered)""Taste Maker (2005 Remastered)""The Thing (2005 Remastered)"
2024/02/03
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Betty Carterは黒人女性Jazz Singerです。半世紀近く前の女性Jazz Singerの御三家、大御所といえば、Ella Fitzgerald、Sarah Vaughan、Carmen McRaeの御三方です。ここに異論を挟む人はほぼいないでしょう(多分)。その一人Carmen McRaeに "There's really only one jazz singer - only one: Betty Carter." と言わしめたのがBetty Carterです。引用元はBetty Carterの Wikipedia(英文版) です。今日ご紹介するレコードを買ったのは、購入当時読んでいたジャズ雑誌「スイングジャ-ナル」で評論家の誰かが激賞されていたからだと思います。ジャズ喫茶やFM放送のジャズ番組等でもBetty Carterの歌を聴いたことはなかったと思いますが、ついつい買ってしまった。というか、輸入盤専門店でレコードを漁っていたら、この盤があったので、スイングジャーナル誌の高評価が頭の片隅にあった故、反射的に買ったんだと思います。多分2500円以上はしたと思います(苦笑Betty Carterは少しに鼻にかかった声で、技巧を駆使するタイプなので性に合わない人もいると思います。非常に上手いSingerですが、ちょっとせわしない、落ち着かない感じがあるので、酒を飲みながらゆったりと耳を傾けるちゅうタイプではありません。ということで、レコード購入以降10回くらいしか聴いてなかったと思います。で、、、、久しぶりに聴いた印象は同じですた。Piano TrioをバックにBetty Carterは歌っています。ライブ録音です。DrumsのAl Harewoodは有名なDrummerですが、PianoとBassは著名な人ではないと思います。なのですが、このPiano Trio、結構いいんですな。スイングしております。Betty Carterの歌とよくマッチしています。小気味よいバッキングですわ。私の評価点は★★★★☆です。B面最後の曲"All Through The Day"はBettyがバックバンドのメンバー紹介しながら歌うのですが、かなり素晴らしい出来だと思います。この曲には★★★★★を進呈したいと思います。Discogs記載の情報を適宜編集したものを以下に貼っておきます。------------------------------------------------------Betty Carter - Finallyレーベル: Roulette - SR 5000フォーマット: レコード, LP, Album国: USリリース済み: 1975収録曲A1 Seems Like Old Times 8:48A2 Blue Moon 1:55A3 The Sun Died 5:14A4 I Only Have Eyes For You 2:23A5 Body And Soul 8:58B1 I Didn't Know What Time It Was 5:45B2 Girl Talk 6:40B3 You're A Sweetheart 4:30B4 Ego 2:58B5 All Through The Day 8:30クレジットBass - Lysle AtkinsonDrums - Al HarewoodPiano - Norman SimmonsVocals, Arranged By - Betty CarterノートA2,A4,A5,B1,B2,B3 : Recorded Dec., 1969 Judson hall, New York CityA1,A3,B4,B5 : Recorded Sept., 1969 Club Ruby, Jamaica, N.Y.------------------------------------------------------"Seems Like Old Times / I Remember You / Remember (Live)""Body & Soul / Heart & Soul (Live)""Girl Talk (Live)""All Through the Day (Live)"
2024/02/01
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最近記事に書いたChick Coreaのレコードの近くにあった数枚のPiano Trioアルバムをレコード棚から持ち出して、Audio Room(笑)に置いてありますた。その中の一枚が今日話題にするレコードです。数年前にAudio-Systemを再構築(再結線)した後に一回聴いたような気がします。リーダーのGary Peacockは白人Bassistです。Gary Peacockの Wikipedia から一部引用させてもらいます。-------------------------------------------------(前略)経歴13歳からピアノを始める。1954年から2年ほど兵役に就き、この間にベースをマスターした。除隊後、ロサンゼルスでアート・ペッパー、ハロルド・ランド、バド・シャンク等と活動。1962年にニューヨークに出てフリー・ジャズのムーブメントに身を投じポール・ブレイ、ドン・チェリー、アルバート・アイラー、サニー・マレイ(英語版)らと共演した。最初の妻はアネット・ピーコックであった。1970年から1972年までの2年間日本の京都に滞在した。その間、禅や仏教の影響を強く受け、いまでいうマクロビオティック自然食生活を送ったといわれる。一時活動を休止したがポール・ブレイのトリオで復帰し、1970年代後半はアート・ランディ(英語版)とのトリオで活躍。1977年にキース・ジャレット、ジャック・ディジョネットとトリオで『Tales of another』(ECM)を録音した。(後略)-------------------------------------------------このアルバムのGary PeacockのBassは上記wikipedia記載の『・・・2年間日本の京都に滞在した。その間、禅や仏教の影響を強く受け・・・』を感じさせます。先入観、バイアスがないとは言いませんが(苦笑)、彼のBass特有の静謐感、哲学的なイメージ、一音一音の重さ、意味てなものに、彼の日本滞在時の影響を感じますわ。同じ白人BassistのCharlie Hadenとは音も多少似ています。思索的、知性的なBass Lineも似てるような気がします。よう知らんけど(オイオイ演奏はかなり素晴らしいです。DrumsのJack DeJohnetteは私の好きなDrummerの一人ですが、抑制的なDrummingに終始しています。シンバル・レガートが素晴らしいです。さすがです。。。唯一の問題点、難点はPianoのKeith Jarrettの唸り声が凄まじいことです。自身のアドリブラインと唸り声でハモってます(苦笑。録音時のマイクセッティングやKeithの唸り声をシールドするバリアー設置なんぞで、ここまで唸り声が混入しないようにいくらでもできるような気がしますが、すくなくともkeithの眼の前にシールド用吸音性パーティジョン(笑)を設置したら、Keithがへそ曲げてRecording中止になるかもしれませんわな。Keithの唸り声が大きすぎるという難点はあるのですが、評価点を付ければ★★★★★しかないでしょう。A面冒頭の「Vignette」の印象が強いですが、両面の全曲を通じて出来は素晴らしいと思います。夜にWhiskyを舐めながら聴くというよりは、天気の良い日の昼下がりに20帖くらいの部屋でおいしいCoffeeを飲みながら聴くのが一番マッチするかな~~って感じです。あ~~~、昔よく聴いたためなのか、チリパチノイズが結構気になるくらい出ますなぁ。気が向いたら、中性洗剤洗浄してみましょう。Disocogs記載の情報を適宜編集したものを以下に貼っておきます。-------------------------------------------------Gary Peacock, Keith Jarrett, Jack DeJohnette - Tales Of Anotherレーベル: ECM Records - ECM 1101, ECM Records - 2301 101フォーマット: レコード, LP, Album国: Germanyリリース済み: 1977収録曲A1 Vignette 7:02A2 Tone Field 7:55A3 Major Major 8:54B1 Trilogy I 8:31B2 Trilogy II 9:42B3 Trilogy III 6:20会社名など音源著作権 - ECM Records GmbH録音 - Generation Sound Studios出版 - Mokuto MusicクレジットBass, Composed By - Gary PeacockDesign [Cover Design] - Nancy Brown PeacockDrums - Jack DeJohnetteEngineer [Recording] - Tony MayPiano - Keith JarrettProducer - Manfred EicherノートRecorded February 1977at Generation Sounds Studios, New YorkAn ECM Production1977 ECM Records GmbHECM Records Gleichmannstr. 10 Munchen 60Printed in W.Germany-------------------------------------------------"Gary Peacock - Vignette""Gary Peacock Trilogy II"
2024/01/27
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私は文学の一つのジャンル?である「詩」にほとんど、というか全く興味がありません。詩人の名前は日本人では萩原朔太郎とか中原中也とか寺山修司とか西脇順三郎とか谷川俊太郎とかぐらいは知っております。外国人ではT.S.Eliotやe.e.Cummingsの名前だけは知っています。これらの日本人や外国人の詩人の名前だけ知ってるのは、若い頃読んでいたJazz雑誌、「スイングジャーナル」や「ジャズ批評」に寄稿している評論家で詩や詩人のことを書く人が結構いたからですね(苦笑ディレッタント(dilettante)として有名な 植草甚一 氏は雑誌「スイングジャーナル」によく寄稿されていて、氏も海外の詩人や詩のことをよく書いていたような気がします。ほんまかいな??いきなり意味不明な話を書いたのは、今日の話題の「Chick Corea - The Song Of Singing」のアルバム裏面にe.e.Cummings の詩集の一節が引用されており、それがアルバムタイトルの由来のようでしたから(苦笑その文章は以下です。--------------------------------------------all which isn't singing is mere talkingand all talking's talking to oneself(whether that oneself be sought or seekingmaster or disciple sheep or wolf)gush to it as deity or devil-toss in sobs and reasons threats and smilesname it cruel fair or blessed evil -it is you (ne i) nobody elsedrive dumb mankind dizzy with haranguing- you are deafened every mother's son -all is merely talk which isn't singingand all talking's to oneself alonebut the very song of(asmountains feel and lovers)singing is silenceReprinted by permission of Harcourt Brace Jovanovich. Inc.from 73 Poems by e. e. cummings. copyright 1963, by Marion Morehouse Cummings.--------------------------------------------ネットのDeppL翻訳というサイトを利用して日本語訳したのが↓--------------------------------------------歌っていないものはすべて単なるおしゃべりだ。おしゃべりは独り言にすぎない(その自分が探しているのか、求めているのか師であろうと弟子であろうと羊であろうと狼であろうと)神であれ悪魔であれ-嗚咽や理由や脅しや微笑みで投げかける。残酷な公正、あるいは祝福された悪と名づけるそれはあなた自身であり、他の誰でもない。唖然とする人類を、叱咤激励でめまいを起こさせる。- あなたは耳をふさいでいる。すべては歌わないおしゃべりにすぎない独り言にすぎないの歌にすぎない。(山々が感じ、恋人たちが)歌は沈黙である--------------------------------------------DeppL翻訳はそこそこ訳せているような気がしますが、意味は良くわかりませんな。私自身には英詩を翻訳する能力は全くありません😓😅Chick Coreaの初期の傑作アルバム「Now He Sings, Now He Sobs」(Solid State Records)のタイトルも哲学的、宗教的な意味合いがあったような気がします。今日はここについては深掘りしませんが、ネットでチラ見したら中国の易経由来みたいですね。で、、、「Chick Corea - The Song Of Singing」を数十年ぶりに聴く気になったのは、先日の記事↓最近聴いたレコード "Chick Corea / David Holland / Barry Altschul - A.R.C."(独オリジナル盤 ECM Records - ECM 1009 ST)繋がりです。「Chick Corea - The Song Of Singing」は上記ECMのアルバムとメンバーは全く同じです。Wayne Shorterの曲"Nefertitti"はどちらのアルバムでも演奏しています。こういったフリー系の音楽は小さな音で聴いていても、何がなんだかわからないので、2日にわたり夜にヘッドフォンで大音量で聴きますた。まぁ、「耳鳴り」が今以上に悪化しない程度、聴覚に重い負担を与えない程度の大音量ですが・・・😢😭私の印象を一言二言で言えば、このアルバムは「A.R.C.」よりも若干聴きやすいです。音楽としてどちらの方が優れているかと問われれば「A.R.C.」の方な気がしますけどね。あと、Chick CoreaのPianoの録音も「A.R.C.」の方が良い音だと思います。私の評価点は「A.R.C.」と同じ★★★★☆にしておきましょう。Discogs記載の情報を適宜編集したものを以下に貼っておきます。------------------------------------------------------Chick Corea - The Song Of Singingレーベル: Blue Note - BST 84353, Blue Note - BST-84353フォーマット: レコード, LP, Album, Reissue, Stereo国: US収録曲A1 Toy Room Composed By - D. Holland 5:25A2 Ballad I Composed By - B. Altschul, C. Corea, D. Holland 4:17A3 Rhymes Composed By - C. Corea 7:56B1 Flesh Composed By - C. Corea 5:05B2 Ballad III Composed By - B. Altschul, C. Corea, D. Holland 5:35B3 Nefertitti Composed By - W. Shorter 7:05会社名など著作権 - Liberty/UA, Inc.録音 - A&R Studiosレコード会社 - Blue Note Recordsレコード会社 - United Artists Records, Inc.プレス - All Disc Records, Inc.クレジットDouble Bass [Bass Fiddle] - Dave HollandDrums - Barry AltschulPiano - Chick CoreaProducer - Sonny LesterノートMid seventies repress version with solid blue labels and black "b" logo.This version has title printed on 1 line on labels.------------------------------------------------------"Chick Corea -The Song of Singing - Full Album, recorded from vinyl"
2024/01/25
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2024/01/04にアップしたCIRCLEのアルバム↓今日聴いたレコード "Circle - Circle-1 Live In German Concert"(CBS/Sony - SOPL 19-XJ)に続いて、Multi Reed奏者Anthony Braxtonが参加していないPiano Trioの演奏を数十年ぶりに聴いてみました。アルバムタイトルでありA3の曲名でもある「A.R.C」ってのはAffinityRealityCommunicationのことで、Chick Coreaのアルバム裏面の文章によればA Basic Principle of Scientology らしいです。Scientology(サイエントロジー)ってのは当時Chick Coreaがはまっていた新興宗教的なものです。まぁ、我々聴き手にとってはScientologyのことは全くどうでもいいです。一応、Scientologyのwikipediaを以下に載せておきませうかねぇ。Scientologyヘッドフォンでそこそこ大きな音でA面、B面を日を変えてニ回くらい聴きました。曲によってはかなり聴きやすいものもあるのですが、基本フリージャズっぽい演奏なので、聴くと疲れます。演奏の質は相当(~極めて)高いと思いますが、この歳になると好んで聴きたい音楽ではありません。印象に残ったのはChick Coreaのピアノタッチが極めて正確で美しいことですね。フリーっぽい荒々しい、刺々しい演奏であっても、Chick Coreaのピアノタッチは常に端正です。一音一音の粒立ちが凄いです。語彙不足なので意味不明かも知れませんね(苦笑私の評価点は★★★★☆としておきませう。Discogs記載の情報を適宜編集したものを以下に貼っておきます。------------------------------------------------------Chick Corea / David Holland* / Barry Altschul - A.R.C.レーベル:ECM Records - ECM 1009 STフォーマット: レコード, LP, Album国: Germanyリリース済み: 1971収録曲A1 Nefertitti Written-By - Wayne Shorter 9:40A2 Ballad For Tillie Written-By - Altschul, Corea, Holland 5:25A3 A.R.C. Written-By - Chick Corea 5:40B1 Vadana Written-By - David Holland 7:35B2 Thanatos Written-By - Chick Corea 4:30B3 Games Written-By - Chick Corea 7:40会社名など著作権c - ECM Records GmbH録音 - Tonstudio Bauerプレス - Schallplattenfabrik Pallas GmbHクレジットBass - David Holland*Engineer - Kurt RappPercussion - Barry AltschulPiano, Liner Notes - Chick CoreaProducer - Manfred EicherノートRecorded on Jan. 11, 12 and 13 at the Tonstudio Bauer, Ludwigsburg, Germany"Nefertitti" on release but correct spelling of this Wayne Shorter song is "Nefertiti", as Egyptian queen.------------------------------------------------------YouTubeでは以下のニ曲しかアップされていないようです。"Vedana"はアルバムの中の曲ではかなり聴きやすい曲です。"Thanatos"は0:50くらいからようやく演奏が聞こえ始めます。なんだ、曲入ってないじゃんか!と思わないで下さいネ。"Chick Corea - Vedana""Chick Corea - Thanatos"
2024/01/19
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昨日の深夜にアップした記事で八代亜紀さんのことを少し取り上げました。昨年9月に膠原病の一種であり指定難病である抗 MDA5 抗体陽性皮膚筋炎と急速進行性間質性肺炎を発症し療養中であったが、同年12月30日に亡くなられました。享年73歳とのこと。女性としてはあまりにも早いですねぇ。残念です。合掌。。。今年の1月4日にアップした↓今日聴いたレコード "Circle - Circle-1 Live In German Concert"(CBS/Sony - SOPL 19-XJ)で取り上げたレコードではMulti Reed奏者のAnthony Braxtonのなかなか良い演奏が聴けます。このレコードでAnthony BraxtonはAlto Saxophone, Soprano Saxophone, Flute, Bass Clarinetを吹いています。まぁ、FluteはReed楽器ではないのですが・・・。「なかなか良い演奏」と書いたのは、私の記憶では彼のリーダーアルバムでの演奏にもっと良い演奏があったような気がするからです。そのレコードは持っていないのでJazz喫茶で聴いた時の印象が非常に強かったんでせう。Multi Reed奏者の草分け的存在でJazzの歴史の中で極めて大きな存在であるEric Dolphyのレコードを久しぶりに聴いてみました。1964年6月2日にオランダで録音された音源です。Eric Dolphyはその27日後の1964年6月29日に糖尿病による心臓発作のため36歳の若さで西ベルリンの病院で亡くなってしまった。Jazz Manには50歳くらいまでに亡くなる人が少なくないが、ヤク中(Junky)で身体を蝕んだ結果てなことが多いような気がします。データを調べたわけではないので、私の個人的印象に過ぎませんが・・・。Eric Dolphyは私の知る限りヤク中だったことはないように思います。糖尿病の悪化ということですが、彼が金銭的に恵まれていて適切な治療を早くからちゃんと受けていれば助かっていた命ではないのか、と残念な思いがします。私の学生時代にはこのレコードの音源がEric Dolphyが生前残した最後のRecordingと言われていましたが、この音源よりも後に録音したTapeが発掘されているようです。今ネットで調べたら、1964年6月11日にParisで録音された音源で、「Last Recordings」というタイトルでレコード化されているようです。私は未だ聴いてはいません。YouTubeにあるかどうか後ほど探してみませう。で、、、この「Last Date」の音楽なんですが、Eric Dolphyはどの曲でも非常に素晴らしいです。特に名演奏との誉れ高いB面2曲目の「You Don't Know What Love Is」は私の知る限りJazz Fluteの至高の到達点、天上の音楽と言っても過言ではないです。神がかった名演奏だと思いますよ。このレコードを純粋に音楽として評価すると、Dolphy以外のサイドメンの演奏が私にはしっくりこない面があるので、★★★★☆となります。だけど、歴史的価値を含めて評価すれば★★★★★ですね。勿論のこと。Dolphyの奏でる音楽、特にBass Clarinetの演奏は「馬のいななき」とも称される彼独自のアドリブラインで高音域から低音域までを縦横無尽に駆け巡るものなので、聴く方にはそれなりの気構え、緊張感を要求します。少なくとも私はそう思います。ウイスキーのロックをちびちび舐めながらリラックスして聴く、という音楽では決してありません。さきほど、天上の音楽と書いた「You Don't Know What Love Is」にしても、「これはひょっとするととんでもない凄い演奏なんじやね~~」という意味での緊張感を聞き手に要求します。さきほど、「Dolphy以外のサイドメンの演奏が私にはしっくりこない面がある」と書きました。この音源はオランダのラジオ放送局が自局のジャズ番組のためにスタジオで録音したものです。スタジオ関係者他をスタジオに入れたスタジオ・ライブなので演奏が終わると聴衆の拍手が入ります、聴いた感じでは10人いるかいないかくらいです。で、録音、ミキシングの関係で妙に残響音があり、4人の演奏者個々がすごく離れて演奏している感があり、どこか「冷気」を感じてしまうんですね。その「冷気」は録音だけに起因するんではなく、白人のサイドメンの演奏に粘っこいビートが感じられない事も強く影響している気がします。Dolphy自身はサイドメン3人の演奏を気に入っていて、このスタジオ録音以降も一緒に演奏する約束をしていたらしいですが、私はあんまり気に入りません(苦笑Misja MengelbergのPianoは独特の白人臭いアドリブラインだし、Han BenninkのDrumsは白人っぽい、わずかに前ノリ気味でスタジオの妙な残響音(反響音といった方が適当かも?)とも相まって「冷気」を感じてしまうんですね。ネットでちょこっと調べると、この音源はmonaural録音らしく、1964年リリース蘭Fontnaのオリジナル盤はmonaural盤のようです。蘭Fontanaから1964年にstereo盤もリリースされていて、こちらは疑似stereo盤のようです(汗知らなんだ!オーディオマニアさんのブログでは「B2 You Don't Know What Love Is」のみは疑似でないまともなstero録音ではないか?と考察されている人もいますた。先述した妙な残響音(or 反響音)とか、Drumsのシンバル音が妙にシャリシャリ、チリチリして歪っぽい、安っぽい音質なのは疑似stero化するために位相操作をしたためではなか、との考察も書いてありました。はは~~~ん。そう言われればそうなんか、とは思います。ただ大きな疑問は、さきほどDiscogsで調べた結果、日本で制作されたCDにはmonaural版(盤)は1991年以降リリースされていません。Stereo版(盤)は1991年以降に10ヴァージョン以上リリースされています。オリジナル盤信仰、monaural信仰が強い日本でmonaural版CDがリリースされていないのは不思議ですねぇ。状況証拠的にはラジオ放送用の録音だけどmonauralにもstereoにも対応できるように録音されていた可能性は排除できないような気もします。あと考えられるのはmonauralマスターテープの紛失や劣化が酷くて使い物にならない、てな事情があるのかもしれませんね。ただまぁ、1991年にmonauralでCD化されているんだから、疑似stereoよりmonauralの音質が明らかに上質なんであれば、極端な話、リリース済みのCDをマスター音源として再販するのもありでしょ。そのあたりの事情はユーザーに開示した上でですが・・・。大事なこと書くのを忘れてた。B面の最後の曲「Miss Ann」の演奏が終わり聴衆の拍手が終わった後、Eric Dolphyの有名な言葉が本人の声で流れます。この言葉は「Miss Ann」演奏後の言葉ではなく、別の機会にラジオ局が収録していたインタビューでの音声らしいです。その言葉は“When music is over, it's gone in the air. You can never capture it again.”演奏された音楽そのものは空間に確かに消えてしまう。物理的に正確に書けば音は空気中を伝搬していくので、演奏者に聴こえなくなった音楽は遠く離れた聴衆の耳元にどんどん伝わっていき、伝搬経路中の媒質である空気の音響吸収が仮にゼロであれば、1km先の聴衆に1000m/340m=約3秒後に届きます。5000m先の聴衆には5000m/340m=約15秒後に届きます。現実には空気の音響吸収があるため、伝搬途中に熱エネルギーに変換されて「音は消えてしまいます」。 ※1000m先、5000m先でEric Dolphyの演奏、音楽を聴くためには、他の音(自動車の音など)が全く存在しないことが必要ですよ。まぁ、5000m先では距離による減衰や他の色んな減衰があるので現実問題それでも難しいんですけどね。-------------------------------------------------【2024/01/13 22:19 追記・挿入】いやいやいや、全くお恥ずかしい次第です。上記のEric Dolphyの有名な言葉については、私の所有盤の油井正一氏のジャケット裏面記載の解説文でもネットで見たいくつかのブログ記事でも it's gone in the air を「音楽は消えてしまう」という訳文が書いてあります。何も考えずに、私はその訳文に引っ張られて、上の文章を書いています。そうじゃないんですよ。Eric Dolphyは「音楽は消えてしまう」とは言ってないんですね!。 it's gone in the air と言ってるんですね。聴衆の貴方の耳の横を通り過ぎてどんどん gone in the air していくと言ってるんですね。音楽は消えてないけど、貴方の耳の横を通り過ぎていってしまうので、貴方は never capture it again と言ってるんですね。物理的に極めて正確な言葉なんですね。凄いですね。Eric Dolphyは毒舌家で知られる高名なJazz BassistのCharles Mingusをして『追悼文というものは、故人生前の美徳で埋められることになっている。だが、Eric Dolphyに関しては、美徳しか思い出せぬのだ。短所を全く持ち合わせぬ男だった。』と言わせるほどの人格者だったようです。そういう人格者であり、Multi Reed奏者として前人未到の領域に足を踏み入れ素晴らしい音楽で半世紀以上経過した今も我々を楽しませてくれる彼が、物理学的頭脳も極めて明晰であったことがわかりますた。いや~~、凄い男ですね。かえすがえすも36歳で早逝したのが残念でなりません。-------------------------------------------------今から60年前にオランダのラジオ局のスタジオで演奏された歴史的名演奏をレコードやCDでいつでも自宅で楽しめます。Dolphyの言葉の真の意味を考えながら聴かないとDolphyに失礼かもしれませんね。。。Discogs記載の情報を適宜編集して以下に貼っておきます。あ~~~、私は2003年リリースのstereo版CDも持っています。そのCDとレコードを同時再生してアンプの入力切替をPhonoとCDを切り替えて聴き比べてみました。レコード再生には高出力MMカートリッジの中電MG-3675を使いましたが、それでもCDプレイヤーからの再生音の方が数dB以上大きいので、入力を切り替えた瞬間は音量差(音圧差)の影響が避けられないので比較は難しいのですが、概ね同じ音ですた。中電MG-3675は1万円前後の廉価なカートリッジなのでBassの低音などはCDプレイヤーの再生音の方が締まっており、多少高音質だった気がします。日本盤のmonauralCDはメルカリで800円前後くらいで購入できるようなので、500円くらいまで値下がりしたら買ってみますかねぇ~~。------------------------------------------------------Eric Dolphy - Last Dateレーベル: Fontana - PAT-1051, Limelight - PAT-1051シリーズ: '75 Attention! 完全限定 \1,300フォーマット: レコード, LP, Album, Limited Edition, Reissue, Stereo国: Japanリリース済み: 1974収録曲A1 Epistrophy Written-By - K. Clark*, T. Monk* 11:15A2 South Street Exit Written-By - E. Dolphy* 7:10A3 The Madrig Speaks, The Panther Walks Written-By - E. Dolphy* 4:50B1 Hypochristmutreefuzz Written-By - M. Mengelberg* 5:25B2 You Don't Know What Love Is Written-By - D. Raye*, G. DePaul* 11:20B3 Miss Ann Written-By - E. Dolphy* 5:25クレジットBass - Jacques ScholsDrums - Han BenninkFlute, Bass Clarinet, Alto Saxophone - Eric DolphyIllustration - Z. Jastrzebski*Liner Notes - 油井正一*Piano - Misja Mengelberg*ノートLimited Reissue With Obi. Full Description On Cover Back.Recorded June 2, 1964, Hilversum, Holland."Producer: Radio Jazz Club, Co-producer: Jazz Magazine"------------------------------------------------------ジャズを聴き慣れていない方、多少Jazzを聴いてはいるが「馬のいななき」のようなDolphyのバスクラリネットはちょっと聴けないなぁ~~、勘弁して欲しい、って方に是非とも聴いていただきたいフルートの至極の名演奏が「You Don't Know What Love Is」です。名古屋のジャズ喫茶のマスターが少しだけ解説している動画は↓"ジャズ喫茶バリレラ オススメの1曲 No.692 Eric Dolphy 「You Don't Know What Love Is」"純粋に音楽だけに浸り人はこちらをお薦めします。"You Don't Know What Love Is - Eric Dolphy"フルアルバムは↓"Last Date""Last Recordings"からニ曲↓"Springtime""GW"Monaural盤の「B3 Miss Ann」↓だけど動画アップ主さんの再生装置の音色、部屋の音響特性が加味された音なので、聴いても音の善し悪しを判断することは全くできません(苦笑)。JBLの中型ブックシェルフSPは床へのほぼ直置きですが、50~100センチ程度のスタンドを利用して床から離す方がよかと思いますけどね~~。よう知らんけど・・・😅😓""Miss Ann", Eric Dolphy / Last Date, 1964, Fontana 681 008 ZL, 1st press, Mono"蘭FontanaのMonaural盤のライン出力をYouTubeにアップしてくれてるっぽいのがありますた↓時間取れる時にじっくり聴いてみませう。"Last Date / Eric Dolphy sideA""Last Date / Eric Dolphy side B"
2024/01/13
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最近、門あさ美さん、八神純子さん、原田知世さん、麻倉未稀さん(未だブログ記事に取り上げていません)のレコードばかり聴いていたので、久しぶりにガツンとくるハードなJAZZを聴いてみようと思いました。数ヶ月前にレコード棚から取り出してはいたのですが、レコードプレイヤーに乗せることを躊躇していたJazz Band "CIRCLE"のライブアルバムを今夜聴いてみました。こういう音楽はできるだけ大きな音で聴きたいので、ヘッドフォンで聴きましたよ。できれば、SPから空間に放射された音を高音圧で聴きたいのですが、田舎の一軒家とか豪邸内の高い遮音性能を有するAudio RoomあるいはListening Roomでない限り騒音苦情発生が必至なので、ヘッドフォンで我慢します(涙CIRCLE というバンドはMulti Reed奏者のAnthony Braxton、PianoのChick Corea、Wood BassのDave Holland、DrumsのBarry Altschulの4人から成るJazz Bandです。CIRCLEというバンド名はChick Coreaが命名したようです。由来、意味は4人のプレイヤーが対等の立場で演奏しようということらしいです。CIRCLE ちゅうのは円ですから円周上のどの点からも円の中心との距離(半径)は一定ですからね。1970年にドイツでライブ録音されたこの音源はDiscogsで調べると、1971年に制作された日本盤のレコード(2バージョンあるようですが、型番は同一です)と1996年に制作された日本制作のリマスター版CDしかリリースされていないようです。バンドの4人の中では誰がどうみてもChick Coreaがビッグネームであり、後に"Return To Forever”という超ヒットレコードをリリースした天才ですが、フリージャズ的傾向が強いCIRCLEの音楽は日本でも世界でもあまり注目されないままだったようですね。今日聴いた感想としては、思ったより聴きやすい演奏ですた。多分30~40年ぶりに聴いたと思います。あまりレコードプレイヤーに乗せてなかったようで、チリパチノイズは皆無ですた(苦笑Miles Davis Quintetの演奏でも有名な曲「There Is No Greater Love」のB面を最初に聴き、次いでDave Holland作曲の曲のA面を聴きました。「There Is No Greater Love」ではテーマ部分はあまり崩さずに端正に演奏されるし、A面冒頭のChick CoreaのPiano演奏は、後年のECMレーベルの名作「Piano Improvisations」を彷彿とさせる叙情性を感じさせる素晴らしいものだし、かなり聴きやすいです。とはいっても、Free Jazz風味の強い演奏なので、アルバムの評価は一度や二度聴いただけではできません。なので評価点は付けません。今言えることは、もう一度じっくり聴きたい音楽であった。かなり素晴らしい演奏のような気がする、くらいです(苦笑私は元5流ドラマーなので、音楽全体の出来を別にしてBarry AltschulのキレキレのDrumsを聴くだけでも十分楽しいです。嬉しいです。気持ちよかですわ。ジャケット表面ジャケット裏面は Anthony Braxton、Barry Altschul、Chick Corea、Dave Holland の4人のFirst Nameの頭の文字が a b c d なので、それをモチーフにしたデザインになっています。ここ一週間ほどは中電のMMカートリッジ MG-3675を使ってレコードを聴いています。ライナーノーツの解説文は当時「スイングジャーナル」にフリー系ジャズのレコード評、評論を書いておられた清水俊彦氏が書かれていました。かなり小さい文字で長文が書いてあるのですが、ざっと読みました。難解な表現を多用される清水氏ですが、結構納得できる、腑に落ちる文章でした。今さっき、清水俊彦氏について多少調べようと思ってネット検索すると#19Ex. 清水俊彦さんの「剽窃」問題についててなものがヒットしました。清水氏は「剽窃」問題を起こしていたようですね。詳しいことを私は読む気にはならないので、興味のある方は上記記事をお読み下さい。Discogs記載の情報を適宜編集したものを以下に載せておきます。アルバムジャケットデザインを担当した石岡瑛子氏はかなり有名な人ですね。プロデューサーの伊藤潔氏も有名な方ですね。このレコードが世の中に存在しているのは伊藤潔氏の尽力によるものかもしれません。Chick Coreaの音楽の研究者にとっては貴重な資料、音源であることに疑いの余地はありません。------------------------------------------------------"Circle - Circle-1 Live In German Concert"レーベル: CBS/Sony - SOPL 19-XJシリーズ: SX68Sound, Best Jazz Collectionフォーマット: レコード, LP, Album国: Japan収録曲A Medley: Toy Room / O And A Composed By - D. Holland* 28:02B There Is No Greater Love Composed By - I. Jones*, M. Symes* 21:06会社名などレコード会社 - CBS/Sony Inc.製造元 - CBS/Sony Records Inc.クレジットAlto Saxophone, Soprano Saxophone, Flute, Bass Clarinet, Percussion - Anthony BraxtonBass, Cello - Dave HollandDesign [Album Design] - Eiko Ishioka, Seiya Sawayama, Yoshio NakanishiDrums, Percussion - Barry AltschulGraphics [Computer] - Masao KohmuraPhotography By - Naoki Mukouda, Swing JournalPiano - Chick CoreaProducer - Kiyoshi ItohノートRecorded November 28, 1970 in GermanyBack cover:CBS・ソニーレコード株式会社CBS/SONY Records Inc. Tokyo, JapanR Columbia Broadcasting System, INC.SONY R Sony Corp.Disc labels:CBS/SONY Inc. Tokyo, JapanIncludes Japanese liner notes."Best Jazz Collection" series obi variation with price increase.All other elements - the sleeve, labels, matrix etchings are the same as the other 1971 Japanese issue.------------------------------------------------------"Circle - Circle-1 Live In Germany Concert (1971) "
2024/01/04
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先週はタフな現場出張が続き、土曜日に自宅に帰還。10時間以上寝ても疲労が抜けません。歳には勝てません。今週も同様の現場出張が続きます。自宅への帰還は金曜日の予定。土曜日には高校時代の同級生との忘年会があるから、それを楽しみにして頑張って仕事しませうかね~~(苦笑)。高校卒業依頼会ったことない奴も東京から参加するらしいし・・・。残念ながら女子ではなく男子だけど(苦笑(閑話休題)Carla Bley女史の曲を取り上げてたArt Farmerのアルバムがあったような~~、てことでレコード棚から取り出して今日聴いてみました。カーラ姐さんの追悼の意味で・・・。A面の1曲目"Sing Me Softly Of The Blues"と2曲目"Ad Infinitum"が姐さんの曲です。The Art Farmer Quartetの演奏はいいのはいいんですが、Steve KuhnのPianoが聴く側に焦燥感、不安感を抱かせるような演奏なので、ちょっとアレです。意味不明かな(笑)。B3の"One For Majid"(DrummerのPete LaRocaの曲)は少し明るめの曲調ですが、他の曲はカーラ姐さんの二曲を含めて暗めの演奏です。疲れている私には心にピッときません、しっくりきません。ということで、このアルバムへの評価は気力、体力が充実してる時に再度聴いてから行いませう。あ~~~、Pete LaRocaの彼独特のドラミングは好きです。Discogs記載のデータから適宜編集したものを以下に貼っておきます。------------------------------------------------------The Art Farmer Quartet* - Sing Me Softly Of The Bluesレーベル: Atlantic - P-6103Aフォーマット: レコード, LP, Album, Stereo, Reissue国: Japanリリース済み: 1972年収録曲A1 Sing Me Softly Of The Blues Written-By - Carla Bley 6:49A2 Ad Infinitum Written-By - Carla Bley 6:23A3 Petite Belle Arranged By - Steve Swallow Written-By - Trad.* 4:07B1 Tears Written-By - Pete LaRoca* 5:45B2 I Waited For You Written-By - Walter Fuller* 6:00B3 One For Majid Written-By - Pete LaRoca* 6:01クレジットBass - Steve SwallowDrums - Pete LaRoca*Engineer [Recording] - Phil Iehle, Tom DowdFlugelhorn - Art FarmerPiano - Steve KuhnノートRecorded March 12, 16 & 30, 1965 in New York City.Japanese reissue by Warner Pioneer Corp. with red/green Atlantic labels.-----------------------------------------------------Sing Me Softly Of The BluesAd Infinitum
2023/12/10
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元フリージャズピアニスト(プロではなかった模様)でレコードコレクターの「のすたるジジイ」氏のブログは↓風景の音楽先日、久しぶりにこのブログをチェックしたら、Live! / The Carla Bley Bandという記事がありますた。Carla Bley女史は今年の10月に87歳で亡くなられています。私は過去にニ件の追悼記事を書いております。・追悼 Carla Bley // Charlie Haden / Liberation Music Orchestra(US輸入盤 Impulse! AS-9183)・追悼 Carla Bley(その2)、中電MG-3675で聴いたレコードあれこれ「のすたるジジイ」氏の「Live! / The Carla Bley Band」への評価は★★★★★の満点です。私はこのアルバムを聴いたことがありませんが、Free Jazz系の音楽であることは確実です。Free Jazzは嫌いではありませんが、気力と体力が充実していない時に聴くと「苦痛」になる場合があることも事実です(苦笑「のすたるジジイ」氏はCarla Bley女史を「カ-ラ姐さん」と呼んでいます。イスラム思想研究者の飯山陽氏が日本保守党事務総長の有本香氏を有本姐さんと呼ぶように、あるいは映画「極道の妻たち」で反社団体の子分クラスが組長の妻・岩下志麻さんを「姐さん」と呼ぶのとほぼ同じ意味、主旨で「カーラ姐さん」と呼んでおられるように推察します(ほとんど意味不明かな? 苦笑先日の車での出張帰り、高速道を途中下車してハードオフ某店に寄りました。主な目的は門あさ美さんとか木之内みどりさんとかの掘り出し物中古レコードが入荷しとらへんかいな?ってことです。邦楽盤にはめぼしいものがなかったので、価格が高いので基本買う気にならないジャズの中古レコードもチェックしますた。掘り出し物は皆無なんですが、前からあることを知っているカーラ姐さんの「Dinner Music」を買おうかいな、って思いますた。数ケ月前から売れ残ってるドイツ盤と日本盤がこの日もありますた。ドイツ盤(オリジナル盤)は1480円(税込)、日本盤(TRIOレコード)は980円(税込)ですた。スマホで調べると日本盤はジャケットデザインを一部改変(改悪)してることが判明。どうせ買うならオリジナル盤でしょ、っていうことでドイツ盤を購入しました。このハードオフ某店では人気のあるMiles DavisやBill EvansやBlue Note・Riversideレーベルのアルバムは日本盤であってもアルバムジャケットの痛みがなく綺麗な場合、4000円とか5000円とか6000円とかの値札が付いています。私は中古レコード専門店に行ったことがないので相場が分かりませんが、常識的に考えて明らかに高すぎでせう。それに比べるとさして人気がないとはいえ、大御所のカーラ姐さんのオリジナル盤が1480円ちゅうのはそれほど高くはありません。ということで決断しますたよ。レジで検盤したところ盤面にキズはなく変な油汚れもなかったので購入しました。---------------------------------------色々と書いておきたい、メモっておきたいネタはあるのですが、今日はチト取り込んでるの手短にしておきます。後日加筆・修正する予定です。今日の夕方A面、B面を一回だけSPからの音出しで聴きますた。チリパチノイズは結構気になるので、気が向いたら中性洗剤洗浄してみましょう。なんとも表現のしにくい、形容のしにくい独特の音楽、カーラ姐さんの面目躍如って感じの音楽です。Free Jazz系のCarla Bley BandのメンバーとFusion系の超有名バンドであるSTUFFがコラボしたアルバムです。今言えることは以下の三点のみ。・カーラ姐さんの有名な曲をこのアルバムで演奏してくれたのは非常に嬉しい。・カーラ姐さんの歌まで聴けますた。まぁ歌というより語り、呟きに近いのですが・・・(A4のDining Aloneのみ)・カーラ姐さんバンドではトロンボーンのRoswell Ruddの太い音色のトロンボ-ン演奏が光っています。存在感はピカイチです。評価点を付けるほどには聴き込めておりませんが、現時点であえて付与するとすれば★★★★☆ですね。後日修正するかもしれません。ところで、「Dinner Music」ちゅうのはどういう意味なんですかね?Dinnerを食しながら、味わいながら、楽しみながらBGMとしてこの音楽を楽しんでもらいたい、というカーラ姐さんの思いからアルバムタイトルが決まったんですかねぇ~~~?音量をむやみに上げなければ、DinnerのBGMとして十分使える音楽だとは思いますけどネ。--------------------------------------------【2023/12/03 20:30追記】今日は家庭内の諸事で朝から忙しく、このレコードをじっくりA面/B面聴いたのは夕方ですた。う~~~んんん。カーラ姐さんのこのアルバムを一度や二度聴いただけで評価するのは無理ゲーだと悟りますた。基本的にはなかなか素晴らしい音楽だと思ってるのですが、聴き込めばもっともっと、カーラ姐さんの曲の良さ、アレンジの良さ、カーラバンドのブラスやサックスの面々の上手さ、凄さ、エレギ、エレピ、ピアノ、ベース、ドラムスを担当している超有名バンド「STUFF」の演奏の良さ、etcがどんどん心に染みてくるような気もしますな。例えば、YouTube に音源がないので貼り付けられないのですが、「B3 Funnybird Song」ではカーラバンドの Tuba奏者の Bob Stewart と「STUFF」のエレギ(electric guiter)奏者の Cornell Dupree がフィーチャー(feature)されます。チューバとエレギのソロの掛け合い、同時進行ってなかなかないっしょ。さすがカーラ姐さん!! で、結構出来がいいんですな、これが!。まさにDinnerを食しながら聴いても全く違和感なし。というか料理をより美味しく感じる触媒になるかもしれませんな。さすがカーラ姐さん!!昨日書いた文章で>スマホで調べると日本盤はジャケットデザインを一部改変(改悪)してることが判明と書いた件を補足しておきます。以下の画像は上がドイツ盤(オリジナル盤)で下が日本盤(TRIO盤)です。どちらもDiscogsの画像を拝借しています。日本盤は帯(OBI)が付いた画像なので見にくいですが、ドイツ盤にある茶色のシミっぽいものが日本盤ではありません。ドイツ盤ではアルバムの左下あたりと右中あたりのDinnerの r の下、Musicの i と c の上に茶色いシミのようなものがありますが、日本盤では全て消されています。ドイツ盤(オリジナル盤) 日本盤(TRIOレコード盤) ハードオフ某店でドイツ盤と日本盤を横に並べて見た際に、このシミの有無に気づきますた。ひょっとしてドイツ盤はコーヒーをこぼしてシミが付いたんじゃないのか、ハンバーガーのケチャップをジャケット面に落としてシミになったんじゃないのか? てな懸念を抱きますた。当然ですわな。。。iPhoneで検索するとドイツ盤にはシミ風のものがちゃんとありますた。これはデザイナーの意志、意図で与えられたシミなんですな。私の勝手な推測では「Dinner Music」というアルバムタイトルからのイマジネーションでデザイナーは譜面に食事、飲み物によるシミを付けようと思ったのではないか?、と思います。ですが、私がハードオフ某店で新品状態ではなかったのに後からシミ、汚れが付いたのではないか?と懸念したようなことが日本人レコード購入者に多数発生するのではないか?とTRIOレコードの制作ディレクター、プロデユーサーは心配したんでしょうな(多分)。50%以上の確率で私の推察は当たっていると思いまする(苦笑ただまあ、オリジナル盤のジャケットデザイナーの意図、意志を無視したこういう改変、改悪はダメダメだと私は思いますよ。TRIOレコードはオリジナル盤の版権を持っているECMには多分了解を得たんでしょうが、カーラ姐さんにこの件は伝わってないような気がします。カーラ姐さんが知ったなら、TRIOレコードに激怒したかもしれません。姐さん、怖いですからね(コレコレ 実態は全く知りませんよもう一つのネタは『このアルバムのドラマーはcreditでは「STUFF」の超有名ドラマ- Steve Gadd なんだが、日本人ドラマー「村上"ポンタ"秀一」が自伝で「このアルバムはSteve Gadd名義だが実はわしがタイコ叩いた」と書いたらしい件』(苦笑これに関するブログ記事は↓Dinner Music / Carla Bleyご興味のある方は上記記事をお読み下さい。私はSteve Gaddは好きですが、村上"ポンタ"秀一(故人)のことはほとんど知りません。上記ブロガーさんも書いていますが、このアルバムの録音はあまり良くないし、メンバーも多いのでDrumsの音が鮮明には聴こえません。だから、私は誰がDrumsを叩いているかを判断することは全くできません。正直、このアルバムの音楽におけるDrummerの重要性は高くありません。音楽の50~70%くらいはカーラ姐さんのアレンジ、曲で決定されています。後の20~40%くらいがソロイストの演奏の出来次第って感じ。Drumsの細かい演奏手法なんて、正直どうでもええわ(苦笑-------------------------------------------Discogs記載のデータを適宜編集して以下に貼っておきます。------------------------------------------------------Carla Bley - Dinner Musicレーベル: WATT (2) - WATT/6, ECM Records - 2313 106フォーマット: レコード, LP, Album, Stereo国: Germanyリリース済み: 1977年収録曲A1 Sing Me Softly Of The Blues 7:35A2 Dreams So Real 5:34A3 Ad Infinitum 5:53A4 Dining Alone 4:32B1 Song Sung Long 6:02B2 Ida Lupino 7:58B3 Funnybird Song 3:02B4 A New Hymn 7:26会社名など録音 - Grog Kill Studioミキシング - Grog Kill Studio音源著作権 - WATT Works, Inc.出版 - Alrac Musicラッカー盤カッティング - Tonstudio Bauerプレス - Schallplattenfabrik Pallas GmbH製造元 - ECM RecordsクレジットAlto Saxophone, Tenor Saxophone, Flute - Carlos WardArtwork [Cover Art] - Jean BrousseauBass Guitar - Gordon EdwardsComposed By - Carla BleyDrums - Steve GaddEngineer - Michael MantlerExecutive-Producer - Michael MantlerGuitar - Cornell Dupree, Eric GaleGuitar, Featuring - Cornell Dupree (曲: A1, B3), Eric Gale (曲: A2, A4, B2)Lacquer Cut By - HR*Lyrics By - Carla Bley (曲: A4), John Hunt (曲: A4)Organ - Carla BleyPhotography By, Design [Album] - Paul McDonoughPiano [Introduction On A1] - Carla Bley (曲: A1, B2)Piano, Electric Piano - Richard TeeProducer - Carla Bley, George James (5)Tenor Saxophone - Carla Bley (曲: B2)Trombone - Roswell RuddTrumpet - Michael MantlerTuba - Bob StewartVocals - Carla Bley (曲: A4)ノートSome copies come with a 12X12" WATT Works label inlay promoting other Carla Bley releases.Some copies have a silver sticker with additional cat. no. ECM 3106.Recorded July through September and mixed October 1976 at Grog Kill Studio, Willow, New YorkLabels:Published by Alrac Music, (BMI)1977 WATT WORKS, INC.Marketed by ECM Records GmbHMade in W. GermanyCover:copyright ?1977 by WATT WORKS, INC.Manufactured and marketed by ECM Records, Gleichmannstrase 10, Munchen 60Printed in W.-GermanyDuration of track A2 on rear cover is denoted '5:34'. On label it's '5:54'. Actual playing time is '5:34' as listed here.------------------------------------------------------カーラ姐さんの最初の亭主、Paul Bleyのアルバム「Open、To Love」でも曲が取り上げられていた名曲です。 ※関連記事↓最近二度洗いしたレコード Paul Bley / Open, To Love (ECM 国内盤(TRIO))"Carla Bley - Ida Lupino"Carla Bley女史、カーラ姐さんの歌が聴けますよ!"Carla Bley - Dining Alone"他のMusicianも取り上げてる名曲です"sing me softry of the blues / carla bley"まだレコードでこの曲をちゃんと聴けていません(オイオイ"Carla Bley - Song Sung Long"
2023/12/02
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1万円程度で買える株式会社中電の高出力MMカートリジ MG-3675(接合楕円針)の販売促進キャンペーン記事です(笑)。私は株式会社中電の関係者ではありませんし、販売促進業務を請け負ってるわけでもありません。ステマでも勿論ありません。50万円、100万円、200万円てな超高価なレコード再生用カートリッジがアナログ・オーディオ関係の雑誌には載っています。超高級オーディオ機器は数が出るわけではないので、開発費や製造コストや販売促進費や流通経費等から売価を設定するとこのような超高価な金額になるのかもしれません。まぁ、50万円くらいのものは私が資産家であれば購入するかもしれませんが、100万円を超えるものは怖くて買えません(苦笑誤って落下させたり、無理な力を加えたりすればカンチレバーが曲がったり針先が脱落して使用不可になる可能性があります。かなり繊細な機器ですからねぇ。ちょっとしたミスで100万円のカートリッジがゴミに化けてしまいます(笑別記事でも書きましたが、私の所有するMCカートリッジであるDENON製 DL-103(無垢丸針)をFRのFRT-4という昇圧トランスを介して使用した際のレコード再生音、audio-technica製 VM750SH(無垢シバタ針)よりも中電MG-3675が高音質とは全く思いません。だけど、1万円でこれだけの音が鳴ればコストパフォーマンスは極めて高い商品だと思いますわ。Carla Bley女史の追悼記事を書いた際に、日本人Jazz Musicianの穐吉敏子さんについて少しだけ触れました。穐吉敏子さんをご存知ない方は "wikipedia" を読んでみてください。まぁ、凄い人です。USで活躍した最初の日本人Jazz Musicianです。パイオニアです。彼女のレコードは秋吉敏子=ルー・タバキンビッグバンドのものを数枚持っていますが、Piano Trioのものは1枚しか持っておりません。久しぶりに(多分数十年ぶり 苦笑)にそのアルバムを聴いてみました。中電MG-3675を使って。レコード再生するとA面もB面もとろこどころにパチパチとスクラッチノイズが入ります。このレコードを何度も何度も再生して聴いた記憶はないので、多分製造時点からあるチリパチノイズでしょうな。当時(1978年頃)のConcord jazzの盤質が特別低品質だった記憶はありませんが、US盤では往々にして最初からこういうノイズ発生があります。音質云々を別にすれば日本盤ではほぼ全くそういうことはありませんですた。で、、、肝心の音楽です。このレコードの録音は特段優れたものではありませんが、中電MG-3675の再生音に不満はありません。というか一万円のカートリッジがこれだけを音を鳴らしてくれたら十分です。こればっかりですが・・・。穐吉敏子のピアノをあまり聴いたことがないので、最初の印象は「誰にも似ていないピアノだな・・・」です。まぁ誰かに似ていては厳しいUSのJazzの世界では生き残れないだろうから当たり前っちゃ当たり前なんですけどね。私の印象としてはA面よりもB面の方が出来が良いように思いますた。"A2 American Ballad"と"B2 Warning!! Success May Be Hazardous To Your Health"が穐吉敏子のオリジナル曲で他はスタンダードの"A3 Love Letters"と"B3 You Go To My Head"等です。"B2 Warning!! Success May Be Hazardous To Your Health"のタイトルは意味深というか面白いですね。オリジナルの2曲はアルバムのLeonard FeatherのLiner Notesによれば秋吉敏子=ルー・タバキンビッグバンドのために書かれた曲のようです。Concord Jazzは西海岸のレコード会社ですし、BassのMonty BudwigもDrumsのJake Hannaも白人なので、全体的にさらっとした演奏です。黄色っぽくはなく白っぽい演奏です。黒くは全くありません。Monty BudwigもJake Hannaも一流なのでキレの良いリズム、演奏をしていますが、粘っこくは全くありません。ということで、今現在の私の好むPiano TrioのJazzとはちょっと違うので、何度も繰り返し聴きたいと思うほどの演奏ではありません。評価点は★★★★☆としておきませうか。Discogs記載の情報を適宜編集したものを以下に貼っておきます。---------------------------------------------------------------Toshiko Akiyoshi - Finesseレーベル: Concord Jazz CJ-69フォーマット: レコード, LP, Album国: USリリース済み: 1978年収録曲A1 Count Your Blessings 4:58A2 American Ballad 5:45A3 Love Letters 5:06A4 Wouldn't It Be Loverly 5:31B1 Mr. Jelly Lord 6:00B2 Warning!! Success May Be Hazardous To Your Health 3:16B3 You Go To My Head 5:47B4 Solvejg's Song (From Peer Gynt Suite) 6:50クレジットBass Monty BudwigDrums Jake HannaPiano Toshiko AkiyoshiProducer Carl E. Jefferson---------------------------------------------------------------"Toshiko Akiyoshi Trio Finesse"--------------------------------------------------------------1987年制作 相米慎二監督の映画「光る女」の主演女優、秋吉満ちるさんは穐吉敏子さんの娘さんです。最初の亭主の白人alto sax奏者Charlie Marianoとの間の娘さんです。満ちるさんは既に60歳になられてるようです。
2023/10/29
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追悼 Carla Bley // Charlie Haden / Liberation Music Orchestra(US輸入盤 Impulse! AS-9183) で書いたCarla Bley女史が多くの曲のアレンジをし、Piansitとしても参加しているCharlie Hadenの"Liberation Music Orchestra"を昨夜はヘッドフォンで、今日の昼間はSPで鳴らして聴きました。このアルバムは半年くらい前にも聴いたのですが、今回はより気合を入れて聴きますたよ。Carla Bley女史の追悼のために・・・。スペイン市民戦争、ベトナム戦争等からインスパイアされたメッセージ性の強いアルバムです。当時Jazzのレコードに政治色の強いアルバムがなかったわけではないです。このアルバムと時系列でどっちが早いか遅いかはわかりませんし、調べる気もありません。で、、、このアルバムはコンセプト・アルバムとしての完成度は極めて高いと思います。フリージャズっぽい曲もありますが、参加ミュージシャンが一流どころばかりなので、全く煩くありません。まぁフリージャズを聴き慣れていない方には煩い音楽とは思いますけどね・・・。個々の曲について細かいコメントを書く能力も気力もありませんから、評価点だけ書いておきます。このアルバムの歴史的位置づけを加味して評価すれば★★★★★が相当でしょうが、純粋に音楽として聴けば私の評価は★★★★☆ですね。ジジイなんで音楽を聴いて政治的なことを考えるのは面倒くさいです。正直・・・。ということを書いてますが、このアルバムの音楽に「強い政治色」があるわけでありません。どっちやねん(苦笑B1の"Song For Che”(Charlie Haden作曲)は革命家のゲバラ(Ernesto Guevara)に捧げた曲で非常に印象的な良い曲です。Hadenの重い音のベースソロがフューチャーされます。素晴らしいです。Hadenのゲバラに対する思いが伝わってきますよ。B4の"Circus '68 '69"(Charlie Haden作曲)はベトナム戦争絡みの米議会での論戦、紛糾を題材にしているようです。ここはHadenが書いたLiner Notesの英文を私がテキトーに読んだことをソースに書いてるんで間違ってるかもしれません(オイオイ)。この曲の後半にオルガンでB5の"We Shall Overcome"のテーマが演奏されます。フリージャズっぽい演奏の背後から、オルガンで"We Shall Overcome”のテーマがところどころ聴こえてくるのはかなり感動的ですたよ。そして、最終章B5の"We Shall Overcome”の演奏に繋がっていきます。この曲ではRoswell RuddのTromboneの重厚な音色、力強さが光ってます。素晴らしいです。あ~~~、評価点は★★★★★に変えときますかねぇ~~~。あ~~~、アルバムの記載でもDiscogsのデータでもオルガン奏者のことは全く書かれていません。私の耳ではオルガンの音にしか聴こえないんだけどな~~~。メンツから判断すればCarla Bley女史が弾いてるとしか思えないんだけど・・・。レコードのレーベルをDiscogsのデータとチェックした結果、私が所有するレコードはオリジナル盤(1970年リリース)であることが確定しますた。この盤はレコード・コレクターに人気があるとは思えないので、「オリジナル盤、それが何?」って感じなんですけど(涙A面B面記事タイトルに書いた「中電MG-3675で聴いたレコードあれこれ」を忘れておりますた。Charlie Hadenのこのアルバム以外にもあれこれとレコードを中電MG-3675で聴きますた。1万円ほどで買えるカートリッジとしては不満は全くありません。私はこのカートリッジの購入者、使用者なので株式会社中電のステークホルダーの一員ではあるのですが(笑)、商売上の直接利害関係者ではありません。親類縁者に株式会社中電の関係者もいません。ステマを行うほど落ちぶれてもいません。そういう私ですが、町工場そのもの、あるいは町工場に毛が生えた程度の規模の会社がこういう上質なMMカートリッジを廉価で製造・販売していることには大いに敬意を表したいと思っております。このブログのJazzやAudio関係の記事へのアクセス数は数10くらいのが多いので、株式会社中電の売上増進にはほとんど貢献できませんが、微力ながら、このカートリッジをネット諸兄にお薦めしておきたいと思いまする。以下はあれこれ聴いたレコードです。"Sonny Stitt / Constellation"(Cobblestone US盤 カット盤です)"Sonny Clark / Sonny Clark Trio"(Time 国内盤)"Wayne Shorter / Speak No Evil"(BlueNote US盤 Reissue)---------------------------------------------------------"Charlie Haden / Liberation Music Orchestra"(Impulse!)からCharlie Haden作曲の2曲+αを以下に貼っておきます。"Song For Che""Circus '68 '69""We Shall Overcome"
2023/10/28
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あるジャズ・ブログを読むと、カーラ・ブレイ(Carla Bley)が2023年10月17日に87歳で亡くなったとのこと。合掌。。。Carla Bleyは名前の通り女性で、いわゆるFree Jazz系、Avant-Garde系(最近とんと聞かない言葉ですね。既に死語かな)のJazz Musicianです。Pianistですが、それよりもComposer、Arrangerとして高名です。私は彼女のことを詳しく知らないし、リーダーアルバムも持っていません。ただ、時々中古レコードをチェックしにいくハードオフ某店に"Dinner Music"という彼女のリーダーアルバムがあるのはチェックしています。多分日本盤だったと思いますが1500円くらいしたので買ってはいません。500円くらいなら買ってたかもしれません。アルバムは聴いたことないのですけど・・・(苦笑彼女の訃報を聞いてネットで画像検索したら、80歳超えてからも現役バリバリでライブやっていたようですね。あ~~~、以下の過去記事最近二度洗いしたレコード Paul Bley / Open, To Love (ECM 国内盤(TRIO))で取り上げたPianstのPaul Bleyは彼女の最初の亭主です。二人目の亭主は下の方で書いてるCharlie Hadenのアルバムに参加しているMichael Mantler(Trumpeter)で、三番目の亭主はSteve Swallow(Bassist)です。話の順番が逆ですが、wikipediaから彼女の略歴を以下に引用しておきます。-------------------- 引用開始 ---------------------女性の作曲家として知られたカーラ・ブレイは、教会音楽家の父親の手ほどきで音楽の基礎を学び、その後はアカデミズムとは無縁で、ほとんど独学で通した。17歳の頃、ジャズに開眼し、当時ジャズが活気づいていた街、ニューヨークへの移住を決意する。しかし、この頃のカーラはミュージシャンとして生計を立てることができず、ウェイトレスなどの仕事をすることで日々食いつないでいた。売れっ子どころか日々の暮らしにも事欠いていたカーラに転機が訪れるのは、1957年のポール・ブレイとの結婚以後のことである。最初こそうだつが上がらなかったものの、個性的な楽曲を作り出すようになったカーラは、その音楽を広く認められ、アート・ファーマー(アルバム『ブルースをそっと歌って』等)、ゲイリー・バートン(アルバム『葬送』等)、チャーリー・ヘイデン(アルバム『リベレーション・ミュージック・オーケストラ』等)といったミュージシャンのアルバムに楽曲を提供し、一躍ジャズ界を代表するトップ・コンポーザーのひとりとなった。1966年、2人目の夫になるトランペット奏者、マイケル・マントラーと共に、「ジャズ・コンポーザーズ・オーケストラ・アソシエーション」を設立、商業主義からのミュージシャンの保護、自由化に多大な貢献を為した。1971年、詩人ポール・ヘインズとの共作にしてLP3枚組の大作ジャズ・オペラ『エスカレーター・オーヴァー・ザ・ヒル』を完成させた。この作品は実験作的色合いが濃厚で、当時のジャズ界に物議をかもした。その後も、カーラの創作意欲は衰えることを知らず、チャーリー・ヘイデンとの『リベレーション・ミュージック・オーケストラ』の続編である『戦死者たちのバラッド』、3人目の夫になるスティーヴ・スワロウとのデュオ・アルバム、オーケストラ・アルバム『ザ・ヴェリー・ビッグ・カーラ・ブレイ・バンド』などの作品をコンスタントに発表し続けていた。2023年10月17日、アメリカ合衆国ニューヨーク州北部の自宅にて、脳腫瘍の合併症により死去[1][2]。87歳没。-------------------- 引用終了 --------------------Carla Bleyのように女性のJazz Musicianで長年に渡って第一線で活躍し続けた人はElla FitzgeraldやCarmen McRaeのようなSingerを除けば極めて稀なんじゃないっすかねぇ。Pianist、Composer、Arrangerで長年第一線で活躍し続けた穐吉敏子とCarla Bleyの二人だけじゃないのんかな~~。穐吉敏子さんは93歳でご存命のようです。さすがに現役Musicianではないと思いますけど。Carla Bleyが参加しているアルバムは今思い出す限りではCharlie Hadenの"Liberation Music Orchestra"しか持っていないので、今夜又は週末に彼女の追悼のために聴きませう。このアルバムは雑誌スイングジャーナルのゴールドディスク受賞作品だったように記憶します。スペイン市民戦争を題材にしたコンセプトアルバムです。Free Jazz系の演奏もありますが、全般的には聴きやすいアルバムです。全曲のアレンジがCarla Bleyの手によるものです。聴くときにはCarla Bleyのピアノやアレンジに特に注目(注耳かな 笑)しませう。【23/10/28 18:20追記】アルバム内面に書かれたCharlie Haden自身によるLiner NotesにはCharlie Haden作曲の二曲(B1 Song for Che、B4 Circus '68 '69)はHaden自身によるアレンジと書いてありますた。残りの曲がCarla Bleyによるアレンジですた。スペインの古いFolk Song等については原曲からのアレンジは最低限にとどめているようなことも書いてありますた。左端のグリーンのシャツを着ている女性がCarla Bleyです。"Liberation Music Orchestra"の旗竿を右端で持ってるのがCharlie Haden、左端で持ってるのがCarla Bleyです。このアルバムでの彼女の役割、重要度がよく判りますよね。Discogs記載の情報を適宜編集して以下に貼っておきます。レコードの詳細を調べてませんので、リリース年はオリジナル盤のものを記しています。私の所有盤がオリジナル盤かどうかは未確認です。------------------------------------------------------Charlie Haden Liberation Music Orchestraレーベル: Impulse! AS-9183, ABC Records AS-9183フォーマット: レコード, LP, Album, Stereo, Gatefold国: USリリース済み: 1970年収録曲A1 The Introduction / Song Of The United Front Words By [Song Of The United Front] Bertolt Brecht Written-By [Song Of The United Front] Hans Eisler* Written-By [The Introduction] Carla BleyA2 El Quinto Regimento = The Fifth Regiment / Los Cuatro Generales = The Four Generals / Viva La Quince Brigada = Long Live The Fifteenth BrigadeA3 The Ending To The First Side Written-By Carla BleyB1 Song For Che Written-By Charlie HadenB2 War Orphans Written-By Ornette ColemanB3 The Interlude (Drinking Music) Written-By Carla BleyB4 Circus '68 '69 Written-By Charlie HadenB5 We Shall Overcome Written-By Frank Hamilton (3), Guy Carawan, Pete Seeger, Zilphia Horton会社名などレコード会社 ABC Records, Inc.クレジットClarinet Perry RobinsonCornet, Flute [Indian Wood Flute, Bamboo Flute] Don Cherry (曲: A2, B1)Double Bass [Bass Violin], Sleeve Notes, Cover [Design] Charlie HadenFrench Horn, Wood Block [Hand Wood Blocks], Bells, Reeds [Crow Call], Whistle [Military Whistle] Bob Northern*Guitar, Thumb Piano, Guitar [Tanganyikan Guitar] Sam Brown (2) (曲: A2 to B3)Percussion Andrew Cyrille (曲: B4), Paul MotianPiano, Tambourine, Arranged By Carla BleyProducer Bob ThieleTenor Saxophone, Alto Saxophone Dewey RedmanTenor Saxophone, Clarinet Gato BarbieriTrombone Roswell RuddTrumpet Michael MantlerTuba Howard Johnson (3)------------------------------------------------------"Liberation Music Orchestra"からCarla Bleyの曲を二曲紹介しておきます↓。 "A3 The Ending To The First Side""B3 The Interlude (Drinking Music)"Carla Bley作曲ではありませんが、有名な曲"We Shall Overcome""B5 We Shall Overcome"-------------------------------------------"Carla Bley and Steve Swallow - Lawns""Carla Bley Trio 'Lawns' | Jarasum Jazz Festival 2018"
2023/10/27
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Yahoo Auctionをつらつら眺めていると、Ann BurtonのFirst Albumで名盤の「Blue Burton」のオランダArtoneオリジナル盤が出品されていて、入札終了まで残り一日の今の時点で5250円(送料別)です ↓ 。商品画像を見る限り、ジャケットは痛みがほとんどなく非常に状態が良さげです。盤面の画像はなく出品者は試聴してないので、商品説明通りの「極美品」クラスかどうは不透明です(苦笑https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/t1108617403このオリジナル盤の相場は1.5万円~2万円くらいじゃないかな?と思いますが、ネットで調べても情報は見つけられませんですた。ジャケットの状態が良いので1.5万円くらいまで勝負したろかいな(笑)と一瞬思いました。だけど、ネット上のどなたかのブログ記事に「Blue Burton」のArtoneオリジナル盤は音質が良くない、て書かれていたような気がしたので、ネット検索してみました。ありました!(苦笑mmのマッタリブログ ー AudioやJazzのこと所有しているAudioやJazzのことをマッタリとアップします。お暇な時に覗いて下さいというブログのBlue Burtonを楽しむ 2018年12月30日(日) が該当記事ですね。Artoneオリジナル盤について言及されてる部分のみ引用させてもらいませう。--------------------- 引用開始 -------------------(前略)私の所有しているArtoneオリジナル盤のA面は、プレスミスでしょうか音が歪んでいます(他の方のブログにも同様な記事を見つけたので同じ時期のプレスかも知れません)。という訳で、私が普段聴いているのは、セカンドプレスのCBS盤の方です。(後略)--------------------- 引用終了 --------------------プレスが違えばA面の歪っぽさがないのかもしれませんが、どのプレスが歪みっぽいのかどうか不明だし、手を出すのはあまりにリスキーですね。日本盤(Epic/Sony盤)を持ってるし、その音に特に不満はないので、Artoneオリジナル盤に手を出すのは止めときませう。。。Discogs記載のArtoneオリジナル盤のレーベル面(Side 1)↓"Ann Burton""Ann Burton - Into Each Life Some Rain Must Fall""Remember Ann Burton 1966 - 1988""ジャズ喫茶バリレラ オススメの1曲 No.266 Ann Burton 「The Good Life」"日本録音盤↓。高音質を売りにしたダイレクトカッティングの33 1/3回転レコードや45回転レコードでリリースされました。悪くないのですが、FirstやSecondの出来には遠く及びません。"ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ (Remastered)"
2023/10/08
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先日、"日経新聞日曜版 令和5年10月1日 名作コンシェルジュ Music ニーナ・シモン「アイ・プット・ア・スペル・オン・ユー」"という記事を書いたので、私が唯一持っているNina Simoneのレコードである"Pastel Blues"をレコード棚から取り出して聴いてみました。CDは"今日聴いたCD Nina Simone / Little Girl Blue +3 (Bethlehem 国内盤)"に書いたFirst Albumと"Nina Simone And Piano!”の二枚持っております。この二枚のCDはここ1~2年に中古CDを買ったものです。"Nina Simone And Piano!”というアルバムはタイトル通り彼女自身のPianoのみをバックに歌ってるアルバムです。彼女は有名なNYのジュリアード音楽院で学びクラシックのコンサート・ピアニストを目指していたくらいですから、ピアノはめちゃくちゃ上手いです。このアルバムの出来は私が所有する三枚のアルバムの中では一番良いと思います。で、今日話題にするレコードは"Pastel Blues"というアルバムタイトルですが、"Pastel Blues"という曲は含まれていません。"Pastel"ちゅうのは「淡くやわらかな色彩」、例えばパステルカラーってのもそういう意味合いですよねぇ。"Pastel Blues”を直訳すると「淡くやわらかな色彩のブルース」ってなるんですが(苦笑)、必ずしも「淡くやわらかな」音楽ではありませぬなぁ・・・。----------------------------------- ※2023/10/08 12:45追記 書き忘れてたので追加しときますが、アルバムジャケットはPastel Blue色ですね。古いので経年によるシミ、汚れがあって淡いというより「くすんだ感じ」のPastel Blueになっちゃってますけど・・・。------------------------------------私はコテコテ、カチカチのBluesやBlues Singerってのをよく知りません。Bessie SmithとかLightnin' HopkinsとかJohn Lee Hookerとかに比べるとこのアルバムの音楽、ブルースは「パステル」なのかもしらんが、私には十分濃いです。話が前後しますが、このレコードを買ったのは学生時代だと思います。下の方で引用したDiscogsのデータにあるとおり、1974年リリースで1300円の廉価版シリーズです。Nina Simoneのレコードってジャズ喫茶でほとんど聴いた記憶がないのですが、ジャズ雑誌「スイング・ジャーナル」では高く評価している批評家が多かったので、一枚レコード買って聴いてみるか、って感じだったんでしょう。こん時はそれほど欲しいレコードがなかったせいもあるような気がします。A面一曲目の"Be My Husband"はハンドクラップとハイハットシンバル(足踏みシンバル、二枚組 笑)だけをバックにしたアカペラです。結構度肝を抜かれます。二曲目以降はほとんどがブルースですが、聴きやすいです。Nina Simoneの野太い声が心に沁みていきます。決して「パステル」ではなく「重い」ですが、聴きやすいです。素晴しい。彼女のピアノにはクラシックピアノを学んでいた影響が強く出過ぎる時もありますが、それほど気になりません。不世出のJazz SingerといわれるBillie Holidayの歌で有名な"Strange Fruit"も歌っています。Nina Simoneの歌も相当よかですよ。このアルバムへの私の評価点は★★★★☆です。いいレコードですが、五つ星を付けるほどのもんではないでしょう。Discogs記載の情報を適宜編集して以下に載せておきます。-------------------------------------------------------Nina Simone Pastel Bluesレーベル: Mercury BT-1318シリーズ: Mercury Jazz ¥1300 Collectionフォーマット: レコード, LP, Album, Stereo, Reissue国: Japanリリース済み: 1974年収録曲A1 Be My HusbandA2 Nobody Knows You When You're Down And OutA3 End Of The LineA4 Trouble In MindA5 Tell Me More And More And Then SomeA6 Chilly Winds Don't BlowB1 Ain't No UseB2 Strange FruitB3 Sinnerman製造元Nippon Phonogram Co., Ltd.------------------------------------------------------"Be My Husband""Nobody Knows You When You're Down And Out""End Of The Line""Trouble In Mind""Chilly Winds Don't Blow""Ain't No Use""Strange Fruit""Sinnerman"(おまけ)アルバム"Nina Simone And Piano!"のA面一曲目"Seems I'm Never Tired Lovin' You"
2023/10/08
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先日レコード棚から抜き出した何枚かのレコードの内の一枚がこれです。Hampton Hawesは特別好きなPianistではありませんが、独特のSwing感がありone and onlyなPianstであることは間違いないところでしょう。Hampton Hawesの代表作と言えば、多くの人が『Hampton Hawes Trio Vol.1』(Contemporary)を挙げられると思いますし、私もそう思いまする。このアルバムはレコード(国内盤だったと思います)もCDも持っています。CDは多分東京在住時の15年くらい前に買ったんだと思います。CD購入後に何度か聴いていますし、名盤なのは間違いないと思います。で、、、「For Real」なんですが、多分20~30年ぶりに聴きました。Harold LandのTenor Saxが入ったQuartetの演奏でオーソドックスなジャズなのでリラックスして聴けます。Harold Landは有名なClifford Brown & Max Roach Quintet(EMARCYレーベル盤)での演奏くらいしか記憶がありません。際立った特徴、個性はないSax奏者だとは思いますが、このアルバムでの演奏はなかなか良かです。Hampton Hawesはいつもの独特のSwing感、弾むようなピアノタッチと音色で好調です。なんですが、多くの人の注目点はBassにScott La Faroが参加していることでしょう。このアルバムが録音されたのは1958年5月ですが、1961年7月に交通事故で亡くなっています。享年25歳です。若すぎる。。。アルバムジャケット裏面にScott La Faroに関する囲み文章が載っています↓Scott La FaroはRiverSide盤のBill Evans Trioでの革命的、革新的なBass Playで有名です。1958年~1961年にかけて録音された4枚のアルバムはどれもがBill Evans Trioの傑作と評価されており、Scott La Faroの貢献度は極めて高いです。このアルバムの彼のBassは後年のBill Evans Trioでの演奏に繋がる好演で、Scott La Faroの特徴がかなり表出しています。Blind Testで聴いてもベテランのジャズ・ファンなら多くがScott La Faroだと当てられるでしょう。1958年当時、黒人にしろ白人にしろこういうBassを弾く人はほとんどいなかったと思います。ということで、私は評価は★★★★☆です。いい演奏ですが五つ星(満点)をつけるほどのものではありません。あ~~~、Contemporaryのレコードは総じて録音が良いので有名ですが、この盤の録音も優秀です。Blue Note盤の録音で有名なエンジニア・Rudy Van Gelderのような演奏者の汗や唾が飛び散ってくるような濃厚な、熱い、中音域重視の録音ではなく、西海岸風のすっきりとした鮮明度が高い録音です。エンジニアはRoy DuNannです。Discogs記載のデータを適宜編集して以下に貼っておきます。-----------------------------------------------------Hampton Hawes For Real!レーベル: Contemporary Records S7589フォーマット: レコード, LP, Album, Reissue, SLM国: USリリース済み: 1980年収録曲A1 Hip Written-By Hampton Hawes 6:14A2 Wrap Your Troubles In Dreams Written-By Billy Moll, Harry Barris, Ted Koehler 9:20A3 Crazeology Written-By Bennie Harris* 6:40B1 Numbers Game Written-By Hampton Hawes, Harold Land 8:04B2 For Real Written-By Hampton Hawes, Harold Land 11:21B3 I Love You Written-By Cole Porter 3:50会社名など著作権 Contemporary Records, Inc.録音 Contemporary's Studioマスタリング Sheffield Lab Matrix △284マスタリング Sheffield Lab Matrix △305プレス Columbia Records Pressing Plant, Santa MariaクレジットBass Scott La Faro*Drums Frank ButlerPiano Hampton HawesRecorded By [Sound By] Roy DuNannTenor Saxophone Harold LandノートEarly 1980s yellow label stereo reissue. SLM stamps in runouts indicate plating by Sheffield Lab Matrix. SLM delta codes △284 and △305 can date this release as early as 1980 (by comparing against other SLM releases).CBS-SM in runouts indicate metal prepared for CBS Santa Maria which was known to press for Contemporary in the late 1970s and early 1980s (the plant closed in 1981).Recorded March 17, 1958 at Contemporary Records in Los Angeles.------------------------------------------------------"Hip""Wrap Your Troubles In Dreams (Instrumental)""For Real (Instrumental)"
2023/09/25
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これまで、SONY MUSICが【完全生産限定盤】(180グラム重量盤)で最近販売した"Ann Burton With The Louis Van Dyke Trio / Ballads & Burton"に関連した3つの記事を書いてきました。以前、ネットのオーディオ/JAZZブロガーさんの記事にAnn BurtonのFirst Albumの"Blue Burton"の日本盤は最初にリリースされた"SX68 SOUND"と銘打たれた盤(1970年5月リリース)の音が最高だ! てものがありますた。SX68というのは当時CBS-SONYが導入したドイツのノイマン(Neumann)製のカッティング・ヘッド(マシン)のことです。ブロガーさんの関連記事は例えば↓音の良いレコード ~CBS SONY SX68 SOUND~テイチク盤の音の理由・・・Jim Hall私の所有盤は1988年にリリースされたらしいEPIC/SONY盤です。1970年5月リリースの盤を聴いたことがないので、私の所有盤と音の違いがあるかどうか分かりません。私はレコードの製造工程の詳細を知らないので、カッティングマシンのことをネットでちょっと調べると、SONYが一度は廃棄してしまったアナログレコードのカッティングシステムを復活させたという記事がありました。詳細を未だ読めていませんが、メモ書き代わりにここに載せておきませう。なお、どちらの記事も古いので今回私が購入した【完全生産限定盤】"Ballads & Burton"がここに記載されてるシステムで製造されたレコードかどうか今のところ分かりません。AV Watchの関連記事は↓復活したソニーのレコード制作現場を見てきた。'70年代の機材と最新技術でどう作る? 藤本健2017年10月23日 12:52日本オーディオ協会の関連記事は↓アナログレコード用ラッカー盤カッティング ソニーミュージックグループとミキサーズラボが相次いで開始 見たい聞きたい行きたいレポート 照井 和彦 JAS事務局長上記のオーディオ協会の記事には>NEUMANN(ノイマン)製のカッティングマシンはすでに製造を取りやめて久しいので、新たに導入するには中古市場で探すしかありませんが、北米からの紹介でとても程度の良い個体に巡りあったとのことです。全てを分解した状態で輸入し部品状態で徹底した洗浄を施した上で、ソニーミュージックグループの技術スタッフが自力で組み上げられたマシンはCutting Lathe VMS70、Head SX74、Electronic Package SAL74で、スタジオの一角に専用スペースが新たに作られ収まっていました。との記載があります。先に >【完全生産限定盤】"Ballads & Burton"がここに記載されてるシステムで製造されたレコードかどうか今のところ分かりません。と書きましたが、今現在(2023年9月)においてもSONY MUSICのアナログレコード制作・製造工程は基本的には同じなんでしょうね、多分。状態の良いNEUMANN(ノイマン)製のカッティングマシンは世界中探しても多くの個体は残っていないでしょうから、技術者が精細に調整したマシンを簡単に手放し、新たなカッティングマシンを導入する可能性は低いでしょう。↓ CBS/Sony SONP-50220 SX68Sound, Europe Jazz(1970年5月リリース)
2023/09/20
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まず最初に記事タイトルと全然関係ない話から。。。ジャニー喜多川氏(故人)の性加害問題と日本のマスゴミの報道しない自由の謳歌 に書いた相本久美子さんのデビューLP「ヒロイン」の中古レコードなんですが、一昨日ハードオフ◯◯店に寄ったら、売れてしまったようで見当たらず(涙780円と高価だけど(笑)、先日見つけた際に確保しておくべきだったかな~~。このアルバムジャケットの相本さん、非常に魅力的だから相本さんを知ってる中年、老年オヤジへの訴求力は半端ない。売れて当然ですね。残念なり。。。(閑話休題)2023/09/11の記事↓最近買ったレコード Ann Burton With The Louis Van Dyke Trio / Ballads & Burton (完全生産限定盤 EPIC-SIJP-1086 SONY)(その2)に---------------------------------------(前略)で、、、昨夜22時過ぎにDENON DL-103を使ってA面/B面とも聴いてみました。音がなんかイマイチな感がありますな。夜間だから大きな音は出せてないし、ヘッドフォンでは聴いてはいません。First Albumの"Blue Burton”(EPIC 国内盤)は結構聴いているので、その音の記憶との比較での印象です。全般的に薄いヴェールがかかったような音で聴きやすい、疲れにくい音なんですが、Louis Van Dykeのしゃきっとしたピアノのキレが感じられません。ピアノ音の立ち上がり速度が遅いように感じますし、高音域の伸び、ハーモニクス成分の不足を感じます。Ann Burtonの歌、声も"Blue Burton”のそれに比べると若干ぼやけた感があります。う~~~ん。マスタ-音源が劣化してるのかいな?とかアナログレコードらしい音作りということで、高周波数域を意図してカットしてるんかいな?とか思ったりしますた。(中略)"Blue Burton”はCD、レコードの両方持ってるので、今度Blue Burton のレコードBlue Burton のCDBallrds & Burton のレコードBallrds & Burton のCDをとっかえひっかえ聴いてみませう。ひょっとすると録音の良さの点では"Blue Burton"が"Ballrds & Burton" よりも格段に優れているのかもしれません。記憶ではそういう違いはあまりなかったように思うのですが・・・。---------------------------------------と書きました。CDを含めた比較試聴は組み合わせが多すぎて私の脳や聴覚の処理能力を超えるので(苦笑)、レコード二枚を聴き比べてみました。比較結果を述べる前に、Ann BurtonのFirst Album "Blue Burton"、Second Album "Ballads & Burton"(どちらもオランダのArtone原盤)に対する私の評価を書いておきませう。両盤とも文句なしの★★★★★ですね。以前も書きましたが、Ann Burtonについてはこの二枚を所有するだけで基本的には十分だと思います。私が聴いたことある他のアルバム、持っているアルバムは全て★★★★☆以下の評価になります。で、、、二枚のレコードの音を比較した結果です。下の方にDiscogsのデータを貼ってありますが、Recording EngineerはどちらもLuc Ludolphです。この人についての知識は私には皆無です。私が聴いた印象ではやはり"Blue Burton"の方が好ましいです。右chからLouis Van DykeのPianoが聴こえてくるのは両盤に共通ですが、Piano音の透明感、歪感の少なさ、音の立ち上がりの速さ等は僅かながら"Blue Burton"の方が良いと思います。なのですが、私が先日"Ballads & Burton"を聴いた際に感じた「全般的に薄いヴェールがかかったような音で聴きやすい、疲れにくい音なんですが、・・・」については、音の良し悪しではなく、ミキシングバランスがこの二枚のレコードでかなり異なることが原因だったように思います。"Blue Burton”ではスネアドラム(ドラマー正面にある平べったいタイコ、最も高音域の音を出す)のブラシ音(スネアドラムをスティックで叩くのではなくブラシでこする奏法の音)が結構大きな音で左ch、右chの中央から聴こえます。シンバルやバスドラ(フットペダルで叩く最も低音域のタイコ)の音は小さく抑えられていますが、バラード曲でのブラシ音はやや大きすぎるくらいのバランスでミキシングされています。また、ベースの音も割りと大きめのバランスになっており、曲によってはアルコベース(ベースを弓で弾く奏法)での演奏もあり、そのベース音も割りと大きめの音で聴こえます。一方、"Ballads & Burton”でのミキシングバランスはVocal + Piano Trioの歌、演奏での一般的なバランスでミキシングされています。個々の楽器の音の音質云々ではなく、ミキシングバランスが二枚で大きく異なることが、二枚のレコードの音質の違いを感じた原因だと思います。そういう意味では、どっちが音が良いとか悪いとかは聴く人の好みに左右されるんだろうと思います。先に書いたように「聴きやすい、疲れにくい音」は"Ballrds & Burton"だと思いますが、私は元5流ドラマーなので、ブラシ音をフィーチャーしている"Blue Burton"のミキシングバランスが好みです。あ~~~、先日買った完全生産限定盤(180g重量盤)"Ballads & Burton"を最初に聴いた際に何箇所かで発生した小さな「プチッ音」は今回は発生せずでした。やはり、レコードの溝に入り込んでた塵(チリ)起因の「プチッ音」だったようで、その塵がカートリッジの針で掻き出されたので、「プチッ音」はもはや発生しないということでせう。Discogs記載の情報を適宜編集したものを以下に貼っておきます。------------------------------------------------------Ann Burton With The Louis Van Dyke Trio* Blue Burtonレーベル: Epic 20・3P-126フォーマット: レコード, LP, Album, Reissue国: Japanリリース済み: ※Discogsでは「リリース年が未記載」ですが、下記の「ノート」の文章から判断すれば1988年リリースなんでしょう。収録曲A1 I Can't Give You Anything But Love Written-By D. Fields - J. Mchugh* 4:50A2 Go Away Little Boy Written-By G. Goffin-C. King* 6:50A3 He Was Too Good To Me Written-By R. Rodgers-L. Hart* 3:40A4 But Not For Me Written-By G. Gershwin-I. Gershwin* 3:40B1 It's Easy To Remember Written-By R. Rodgers-L. Hart* 4:25B2 You've Changed Written-By B. Carey*, C. Fischer* 6:20B3 The Good Life Written-By J. Reardon*, S. Distel* 2:30B4 In The Wee Small Hours Of The Morning Written-By B. Hilliard*, D. Mann* 3:50B5 Sunny Written-By B. Hebb* 3:50会社名などレコード会社 CBS/Sony Inc.製造元 Epic/Sony Inc.クレジットAlto Saxophone Piet Noordijk (曲: A3, B2, B4)Bass Jacques ScholsDrums John EngelsEngineer [Recording] Luc Ludolph ※Discogsによれば"Ballrds & Burton"のEngineerも同じLuc Ludolphです。Lead Vocals Ann BurtonPiano Louis Van Dyke*ノートGiven the Epic/Sony Inc. tag a post 1988 reissue, released in conjunction w. 3 other Ann Burton back catalogue reissues.Comes with OBI and lyrics insert------------------------------------------------------"Ann Burton & The Louis van Dyke Trio - Blue Burton ( Full Album )"
2023/09/18
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最近買ったレコード Ann Burton With The Louis Van Dyke Trio / Ballads & Burton (完全生産限定盤 EPIC-SIJP-1086 SONY)(その1)の続きです。(その1)には色々と間違い、勘違いがあります(オイオイ(その1)の最後の方に>E式ジャケット(フリップバック仕様)はポリプロピレン製?の薄手の袋に収納されているので、これを破って開封しないと中身を確認できません。と書きましたが、実際は粘着部分をベリっと剥がすだけでポリプロピレン製?の薄手の袋は開封でき、中身を取り出せました。ということで、>このレコードについては「プレミア価格」になるまで未開封で保存しておこうかいな、とちょっと思い初めています。CDを持ってるし・・・。と書いたプランを中止し、レコードを聴いてみることにしますた。以下、順を追って間違いを訂正していきませう。送られてきた状態のレコードは・アルバムジャケット・紙製内袋の中にポリエチレン?製内袋があり、ポリ?製内袋内にレコードが収納で、レコードはアルバムジャケット内に収納されてない状態ですた。ポリプロピレン?製の薄手の袋に収納された状態で表面はアン・バートンの写真が見えていて、裏面はレコード収納用紙袋が見えているんだから、そういう状態であることは一目瞭然なんですが、頭が回ってませんでした(頭、大丈夫か? 苦笑)その画像は以下レコードは180g重量盤なので、その名の通り結構重くて分厚いです。US輸入盤のPrestige盤などではペラペラのものがありますが、それらに比べると「良い音」がしそうな気配を感じます。物理学的、音響学的根拠を今思付きませんが、軽いより重いほうがベターであることには根拠を示せるでしょう。マジメに考えれば・・・。で、アルバムジャケットはSONYの商品説明どおり、E式ジャケット(フリップバック仕様)でした。コーティングされた薄手の紙で裏面も当然オリジナル盤通りに仕上げてありました。背表紙は勿論英語表記でした(苦笑)。(その1)で「日本語表記の背表紙は勘弁してくれ」と書いたのは大間違いで、それは「帯(obi)」に相当する紙に日本語表記されてるだけでした。で、、、紙製内袋のサイズはE式のアルバムジャケットよりも若干大きいので、アルバムジャケット内に収納のすることは困難に見えます。無理やり押し込むことは可能だと思いますが、ジャケットを破いたり痛めたりするリスク高しです。それに加えてレコードが180g重量盤なので、薄手のE式ジャケットの底が重みで傷んだり、破れたりするリスクもありそうです。ということで、この商品(レコード)はアルバムジャケット内にレコードを収納する仕様・設計で制作されてないような気がしますな。知らんけど・・・。ジャケットとレコードは分離した状態でポリプロピレン製等の厚手の収納袋に収めて保管するのがお薦めの方法なんじゃないかな。で、、、昨夜22時過ぎにDENON DL-103を使ってA面/B面とも聴いてみました。音がなんかイマイチな感がありますな。夜間だから大きな音は出せてないし、ヘッドフォンでは聴いてはいません。First Albumの"Blue Burton”(EPIC 国内盤)は結構聴いているので、その音の記憶との比較での印象です。全般的に薄いヴェールがかかったような音で聴きやすい、疲れにくい音なんですが、Louis Van Dykeのしゃきっとしたピアノのキレが感じられません。ピアノ音の立ち上がり速度が遅いように感じますし、高音域の伸び、ハーモニクス成分の不足を感じます。Ann Burtonの歌、声も"Blue Burton”のそれに比べると若干ぼやけた感があります。う~~~ん。マスタ-音源が劣化してるのかいな?とかアナログレコードらしい音作りということで、高周波数域を意図してカットしてるんかいな?とか思ったりしますた。あ~~~、両面をとおしての回数で4~5回くらい小さな「プチッ」という音が発生しました。これはキズ云々ではなく、盤面のゴミか何か起因ではないかなぁ。次回再生時にはなくなってるかもしれませんね。ということで、CDを持ち出して最後の曲"Here's That Rainy Day"だけレコードとCDの聴き比べをヘッドフォンでしてみました。するとレコードがCDに比べて格段に劣ってるわけではない、ほとんど違いはないという印象でした。"Blue Burton”はCD、レコードの両方持ってるので、今度Blue Burton のレコードBlue Burton のCDBallrds & Burton のレコードBallrds & Burton のCDをとっかえひっかえ聴いてみませう。ひょっとすると録音の良さの点では"Blue Burton"が"Ballrds & Burton" よりも格段に優れているのかもしれません。記憶ではそういう違いはあまりなかったように思うのですが・・・。
2023/09/11
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先日書いた記事↓日経新聞日曜版 令和5年9月3日 名作コンシェルジュ Music アン・バートン「バラード・アンド・バートン」に>このレコードはソニーから今年の8月に180g重量盤で復刻されているようです。価格は4400円と高いです。完全生産限定盤なので品薄っぽいですね。ただ、注文を受けつけているネットショップもあるので、買うなら早めに注文すべきですね。>(中略)>CDがあるからレコードはいらんのだけど、楽天のポイントやヤフーのポイント等を使って注文しちゃうかもね(笑と書いたのですが、ついついこの完全生産限定盤を買ってしまいますた。Yahoo Shoppingの「5のつく日」というポイント増額デイに某ネットショップに注文しちゃいました。ポイント還元考慮後の実質価格は3800円ちょいです(税込み)。定価は4400円(税込み)だから約15%引きでの購入です。長い人生(笑)の中で私が買った最高額のレコード(二枚組、三枚組等を除く)です。ECMやENJA等のヨーロッパ盤の輸入盤はUS盤に比べると高価だった記憶がありますが、3000円を超えることはなかった気がします。BlueNoteやPrestige等のオリジナル盤のように数万円以上は当たり前、レア盤、人気盤、有名盤で状態の良いものは数十万円てなのは、私には無縁の世界の話です(苦笑)。最近Yahoo Shoppingはせこいので値引きのうち160円は「商品券」支給で有効期限がたしか一ヶ月ほどしかないので、忘れないように使わないといけません。お取り寄せ商品でネットショップによって3~5日以内に出荷予定とか10日以内に出荷予定とか、いろいろでしたが私が注文したショップは1~4日以内に出荷予定の表記でした。9/5(火)の夜に注文して9/8(木)に商品発送の連絡あり、9/9(金)に佐川急便で届きました。SONY MUSICの公式サイトには【完全生産限定盤】★STEREO★オリジナル盤仕様(可能な限り忠実に再現)★E式ジャケット(フリップバック仕様)★180グラム重量盤★国内カッティング、ソニー・プレス★日本独自企画★岡崎正通/塙耕記 監修と記載されています。私はオランダのArtoneレーベルのオリジナル盤を見たことがないので、オリジナル盤がE式ジャケット(フリップバック仕様)なのかどうか知りませんが、ヤフオクでオリジナル盤として出品されてるものはフリップバック仕様じゃなかったような気がします。一般にヨーロッパ盤のジャケットはペラペラでコーティングされたものが多かった気がするし、このアルバムもそうじゃなかったかいな。レコードのレーベル面はArtoneのオリジナル盤を再現してるようですが、残念ながら made in japan てな文言が小さく書かれています(苦笑ちょっと勘弁してくれ!と私が思うは背表紙部分です。カタカナで「アン・バートン/バラード&バートン」と表記されています。ここはカタカナではなく英語表記にして欲しかったですな。E式ジャケット(フリップバック仕様)はポリプロピレン製?の薄手の袋に収納されているので、これを破って開封しないと中身を確認できません。ネット検索しても、このアルバムを購入したJAZZやレコード収集関係のブロガーさん記事を発見できませんので、自分で開封しないと中身がどうなってるかわかりません。レコードのプレス過程で何らかのミスプレスがあったり、キズが入っていたりする可能性はゼロではないですが、半世紀以上前から国内製造盤でそういうものに遭遇した経験はありません。輸入盤にはプレス品質が明らかに悪いものが「稀」以上の頻度であります。時々あるほどではないです。たまにあるくらいですかね(笑ということで、このレコードについては「プレミア価格」になるまで未開封で保存しておこうかいな、とちょっと思い初めています。CDを持ってるし・・・。(参考)紙ジャケットの「E式」と「A式」Discogsにこのレコードの情報が既に記載されているので、適宜編集したものを以下に貼っておきませう。一部誤りがあるので修正を加えています。ここまでは2023/09/09に書いた原稿です。色々と誤解、間違いを書いてますが、とりあえずこのままで載せておきませう。今日書いてる続編原稿は(その2)として今夜か明日にアップ予定です。間違ってるところは(その2)で訂正いたします。------------------------------------------------------Ann Burton With The Louis Van Dyke Trio Ballads & Burtonレーベル: Epic SIJP 1086シリーズ: Jazz Analog Legendary Collectionフォーマット: レコード, LP, Album, Limited Edition, Reissue国: Japanリリース済み: 2023年8月30日収録曲A1 A Lovely Way To Spend An EveningA2 Try A Little TendernessA3 Bang BangA4 Someone To Watch Over MeB1 The Shadow Of Your SmileB2 It Never Entered My MindB3 That Ole Devil Called LoveB4 Here's That Rainy Day ※Discogs記載のNever That Rainy Dayは間違いですクレジットAlto Saxophone Piet Noordijk (曲: A3, B2, B4) ※Discogsの記載は間違い、Piet Noordijk はFirst Album"Blue Burton"の参加メンバーですBass Jacques ScholsDrums John EngelsLead Vocals Ann BurtonPiano Louis Van Dyke*Tenor Saxophone Rudy Brink(曲: A2, A4, B1, B4)会社名など製造元 Sony Music Labels Inc.ノート2023 Japan reissue.------------------------------------------------------先日の記事で紹介していなかった曲の中から二曲選らんでおきますた↓"Someone To Watch Over Me by Ann Burton""It Never Entered My Mind by Ann Burton"
2023/09/10
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一ヶ月ほど前にネットオフで購入した中古CDです。ポイント還元を考慮した実質価格は400円弱です。ネットオフではこれまで30~40枚くらい中古CDを購入しており、今までは商品違い、キズありCDが届けられた等のトラブルは全くありませんでした。なのですが、ここ直近の二回の注文で連続してトラブルが発生しますた。一回目は3枚注文したCDの内の一枚がCDパッケージは注文通りのものでしたが、中身のCDが全くの別物でした。二回目は注文したものとは全く違うCDが届きました。二回目の商品違いはCDに管理番号シールを貼り付ける際に間違ったようで、商品発送時に管理番号シールに記載されているCDタイトルと実際の商品の照合を一切せず梱包し発送しているようです。二回ともネットオフにその旨連絡しキャンセル処理してもらってます。人手不足が影響しているのかもしれませんね。ということで、ネットオフに限らず中古CDをネット購入した際は商品到着後直ぐに中身を確認することをお薦めいたします(苦笑で、、、このCD、というかオリジナルは勿論レコードなんですけどね、ジャズのレコードとしてはジャズファン以外にもそこそこ名が知れたものではないですかね~~。でもないか。どっちやねん(笑レコードのことは全く知らなくてもアルバムタイトル曲の「Left Alone」はTV-CM、映画、TVドラマに結構数多く使われてきたと思うので、曲を聴けば「あ~~、なんかこの曲聴いたことがあるような気がする」人は少なくないのではないかな~~。曲全体は知らなくともJackie McLeanの「泣き」のalto saxophoneの出だしの8小節くらいで「あ~~~、この曲がLeft Alone」か!、てな人もいるかも知れません。"Left Alone"Jazz Fanには変にカッコつけ、通ぶる人が多いので、数十年前のジャズ喫茶ではこのレコードがかかると、「またLeft Alone かよ。もう聴き飽きたわ。どこの素人がこんな通俗レコードをリクエストしやがったんか」てな感じで犯人探しでキョロキョロ周りを見回したりすることもあったと思います。正直、私も似た振る舞いをしたことは多分あると思います(苦笑アルバム「Left Alone」のレコードは過去所有していたことはありませんが、Mal Waldronのソロピアノ・アルバム「All Alone」(国内盤)は持っていました。行方不明?のレコード (その5) にも書いたことですが、現在手元に「All Alone」は見当たりません。このアルバムの出来は相当良いので売却することは考えられないし売却した記憶もないのですが、見つかりません(涙話を「Left Alone」に戻します。Jackie McLeanの「泣き」のAltoは一世一代の名演といってもいいくらいのものだと思います。いろんなAlto奏者がこの曲を演奏していますが、Jackie McLeanの演奏を超えるものに出会ったことはありません。だけど、この曲の魅力はJackieだけではないんですね。Mal WaldronのPianoも素晴しいです。彼のPianoは「モールス信号」のようだと嫌う人もいますが、私は好きですね。若い頃はこのアルバムをジャズ喫茶で聴くと、「Left Alone」はいいんだけど他の曲がイマイチなんだよね~~~と思っていました。だからレコードを買ってないんだと思います。だけど、今回中古CDを買ってじっくりと聴くとJackie McLeanの抜けたPiano Trioで演奏される残りの4曲も相当いいんですな~~。あ~~~、レコードでいえばB面の最後のトラックは演奏ではありません。MalがBillie Hollidayの思い出話を語っているだけです。話の順序が逆なんですが(苦笑)、このアルバムは不世出のJazz SingerであるBillie Holidayの追悼アルバムです。アルバムジャケットのMal Waldronの右側に立ってる女性がBillie Holidayです。Malは一時期Billieの歌伴Pianistでした。アルバムタイトル曲はBillie Holidayの作詞、Mal Waldronの作曲です。歌詞をネットから拾って以下に貼っておきます。-------------------------------------------------------Billie Holiday Left Alone LyricsBillie Holiday / Mal WaldronWhere's the love that's made to fill my heart?Where's the one from whom I'll never part?First they hurt me, then desert meI'm left alone, all aloneThere's no house that I can call my homeThere's no place from which I'll never roamTown or city, it's a pityI'm left alone, all aloneSeek and find they always sayBut up to now it's not that wayMaybe fate has let him pass me byOr perhaps we'll meet before I dieHearts will open, but until thenI'm left alone, all alone------------------------------------------------------引用元:https://www.lyricsfreak.com/b/billie+holiday/left+alone_20018064.htmlおおざっぱに書けば、恋人に去られた女性の悲しさ、寂しさを歌っています。残念ながらBillie がこの曲を歌った音源は残っていなかった筈です。タイトルを直訳すれば「一人ぼっちになっちゃた」「一人取り残された」てな感じでしょうね。正式に和訳タイトルをつけるのなら、もう少し気の利いたタイトルでないとダメですけどねぇ。で、、、この曲「Left Alone」を映画のテーマにした角川映画が「キャバレー」(栗本薫原作、角川春樹監督、1986年制作)です。映画は映画館で多分観た気がします。映画を観た後か前か忘れましたが、栗本薫の小説も読んだと思います。この小説・映画のストーリーは全く記憶にないのですが、一点だけは記憶に鮮明です。当時、角川春樹事務所が売リ出そうとしていた主演の野村宏伸のあまりの大根振りが映画をぶち壊したんですね(苦笑)。まぁ実質的な主演は鹿賀丈史だったんですが、野村宏伸の大根振りは鹿賀丈史をもってしてもカバーしきれなかった。この映画の予告編のYouTube動画を最後の方に貼っておきますが、58:22~でヤクザの鹿賀丈史がバ-のママで元恋人の倍賞美津子に「Left Alone ってどういう意味なんだ?」と尋ねるシーンが出てきます。倍賞美津子の答えは「一人ぼっちで行って(or 逝って)しまった」ですた。倍賞さんの答えは間違いじゃないっすかねぇ~~~?(苦笑栗本薫の小説にそういうセリフが出てくるのかどうか分かりませんが、男と女の二人の関係の場合には「一人ぼっちで行(逝)ってしまった」=「一人取り残された」ですが、3人以上の関係の場合には「一人ぼっちで行(逝)ってしまった」は「一人取り残された」と等価ではありませんよ。Left Aloneなんだから取り残された方を主体にした日本語にしないとセリフとしてはダメダメだと私は思いますよ。こういうところも角川映画のダメさの一例かいな、と思ってしまいますな(苦笑忘れてた。このアルバムの評価点は★★★★★ですね。やや甘いけどタイトル曲以外のPiano Trioの演奏も相当良いので、★★★★☆では過小評価だと私は思います(キリッ!Discogs記載の情報を適宜編集したものを以下に貼っておきます。------------------------------------------------------Mal Waldron - Left Aloneレーベル: Bethlehem Records TOCJ-62013シリーズ: ベツレヘムCDコレクション 13フォーマット: CD, Album, Reissue国: Japanリリース済み: 1999年10月27日収録曲1 Left Alone2 Catwalk3 You Don't Know What Love Is4 Minor Pulsation5 Airegin6 Mal Waldron: The Way He Remembers Billie Holiday会社名など製造元 Toshiba EMI LtdクレジットAlto Saxophone Jackie McLeanBass Julian EuellDrums Al DrearesPiano Mal WaldronノートA dedication to Billie Holiday by her former pianist Mal Waldron.SJ Seal Of Approval------------------------------------------------------"Left Alone”以外の曲は全てPiano Trioの演奏です。最後のトラックはMal Waldronの語りのみです。"Cat Walk""You Don't Know What Love Is""Minor Pulsation""Airegin"Mal WaldronがBillie Hollidayの思い出を語っています。私は英語のヒアリング能力がないので何を喋ってるのかさっぱり分かりません(涙"Mal Waldron: The Way He Remembers Billy Holiday"--------------------------------------------"『キャバレー』予告篇【4KSDR】"キャバレー 1986年 角川映画 レフト・アローン マリーン"
2023/08/27
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オーディオ機器、特にレコード再生用カートリッジ製造の名門Ortofon(本部はデンマーク)が最近大幅な値上げを行いました。製品価格改定のご案内(2023年7?月3日改定実施)私が興味ある製品としてはMCカートリッジのMC-Qシリーズくらいなものですが、下記のとおりかなり大幅な値上げです。製品名 現行価格(税込) 新価格(税込)MC-Q5 \40,700 \51,700MC-Q10 \53,900 \81,400MC-Q20 \81,400 \112,200MC-Q30S \112,200 \148,500MC-Q Mono \57,200 \81,400フォノイコライザーアンプや昇圧トランスや各種ケーブル類などはOrtofon Japanの設計・製造(製造自体は海外工場かもしれません)ですが、カートリッジはデンマークの設計・製造だと思います。ちなみに、最も高価なMCカートリッジはMC Diamondという商品で\1,298,000です(この商品は値上げなし 笑)値上げは円安の影響、製造・物流コストの上昇、販売台数の減少等所以でしょうかねぇ。Ortofon Japanの公式リリースでは-----------------------------------かねてより経営の効率化をはかるなど、価格維持の努力を続けて参りましたが、昨今の激しい為替変動の煽り、また原材料費、加工費、輸送費等の生産コストの高騰をうけ、従来の価格を維持することが困難となり、止むを得ず製品価格の改定を実施することとなりました。-----------------------------------とありますな。注目すべきはMCカートリッジの針交換価格は据え置きで値上げされてないことですね。MCカートリッジは構造上針だけを交換することは不可能なので、新品カートリッジへの交換になります。私が所有するMC-10は現行機種のMC-Q10への交換になり、その価格は\37,400と今となっては良心的価格と言えるかもしれませんね。MC-20からMC-Q20への交換の場合は\55,000で、針交換ではなく新規購入する場合と比べると\112,200-\55,000=\57,200安いです。そういうこともあって(笑)、最近ヤフオクでMC-20の中古品に何度か入札してるのですが、動作確認されていない出品でも1.5万円(ヘッドシェルとのセットの場合が多い)以上で落札されるし、動作確認済みのものだと2万円くらいになったりします。MC-20にはMC-20MK2とかMC-20Superとかの改良型があるのですが、これらの場合で状態の良いものは2万円を楽々超えた価格で落札されます。とてもついていけませぬ(苦笑まぁ、MC-Q10とMC-Q20のネット上での評価はあまり高くないので、MC-20をヤフオクで1.5万円で購入した上で針交換費用5.5万円出してMC-Q20を合計7万円で購入する気はほとんどないっちゃないんですけどね。ただ、単純にMC-20の音を聴いてみたい願望はあるんです(苦笑だらだらと備忘録的なことを書き連ねておりますな。やっと今日の本題に入ります。ここ2~3週間ほどはMonaural再生専用のDenon DL-102でMonaural録音のレコードばかり聴いておりますた。さすがに1950年代頃のジャズばかり聴くのも飽きてきたので、カートリッジを交換しました。上述のようにヤフオクでOrtofon MC-20系の入札を何度もしていたので、昔から所有する下位機種のMC-10を取り付けました。聴いたレコードはレコード棚からたまたま取り出したGuiteristのJoe Passの名盤です。アルバムタイトルの"For Django"のDjangoはベルギー国籍の伝説のGuiterist、ジャンゴ・ラインハルト(Django Reinhardt)です。ジャンゴ・ラインハルトはジプシー(今はロマと言うべきか)出身で高名な人ですが、私はあんまりよく知りません(オイオイ)。ラジオで何度か彼の演奏は聴いたことがあるとは思いますが、ジャズ喫茶で聴いた記憶はありません。元々SP時代の人なのでそんなに音源が残ってるわけでもないようです。名盤として名高いものなので音楽内容について私がどうこう書く必要はないでせう。評価点は★★★★★です。ピアノレスでツイン・ギター、ベース、ドラムスの変則カルテットです。二人目のギター(John Pisano)はリズムギターに専念しています。今回久しぶりに聴いて、意外なほど音(録音)が良いのにびっくりしましたよ。まぁ古い録音のMonaural盤ばかり聴いていたからなのかもしれませんけど・・・。MC-10の再生音、結構いいんですよ。これもナローレンジ、高音域があまり伸びてないDL-102と比べての印象所以かもしれません。以前MC-10で感じていた「若干の歪感」てのが、このレコードでは全くなかったです。これもピアノレスの音楽所以かもしれません(苦笑)。今後ピアノを含む編成のジャズを聴いて「歪み感」の印象が変わったら文章を追記しましょう。Discogs記載の情報を適宜編集したものを以下に貼っておきます。------------------------------------------------------Joe Pass For Djangoレーベル: Pacific Jazz GXF-3107シリーズ: Pacific Jazz 1800 Seriesフォーマット: レコード, LP, Album, Reissue, Stereo国: Japanリリース済み: 1978年収録曲A1 Django 3:19A2 Rosetta 3:10A3 Nuages 2:30A4 For Django 3:20A5 Night And Day 3:43B1 Fleur D'Ennui 2:50B2 Insensiblement 3:10B3 Cavalerie 4:20B4 Django's Castle 3:45B5 Limehouse Blues 2:10会社名など製造元 King Record Co. LtdクレジットBass Jim HughartDrums Colin BaileyGuitar Joe Pass, John PisanoノートRecorded at PACIFIC JAZZ STUDIOS Hollywood, California.------------------------------------------------------"Django""For Django""Night And Day""Django's Castle (Manoir De Mes Reves)""Limehouse Blues"
2023/07/23
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一年以上前に買った中古CDです。価格は600円前後(送料込)でした。動機は多分、夏に車の中で流す音楽はやっぱボサノバだよな~~っと突然思い立ったからじゃないかなぁ。よく覚えとらんが・・・(笑このアルバムが歌手Astrud Gilbertoのデビュー作です。亭主のJoao GilbertoやAntonio Carlos Jobim他のブラジル人とStan Getzやレコーディング関係者、プロデューサーのCreed Taylorとの通訳役でレコーディング・スタジオに来てたようですが、何故か歌手デビューしてしまった人です。このアルバムについて、senriyan氏はブログ あなたまたレコード買ったのね" で↓の記事を書かれていました。それを読んだので、あ~~~、このCD持ってたよな~~、と思い出した次第です。あの日、アストラッド・ジルベルトが歌わなかったら↑の記事は↓の文章に飛びます。「古書ベリッシマ」ってのはsenriyan氏経営のネット古書店です。あの日、アストラッド・ジルベルトが歌わなかったらsenriyan氏は文章が上手いので読み応えのあるものです。ご一読をお薦めします。って、まぁボサノバにもジャズにもAstrud Gilbertoにも興味がない人が読んでもクソ面白くもない代物かもしれませんけど・・・(コレコレこのアルバムでAstrud Gilbertoが歌ってるのは"The Girl From Ipanema"と"Corcovado"の2曲だけです。この2曲についての私の評価は彼女への哀悼の意を込めて★★★★★といたします。歌手としてきちんとしたトレーニングをしたことが全くないらしい彼女の歌は素人芸、専業主婦のお遊び、ヘタクソそのものとも言えますが、やはり彼女にしか出せないヘタウマの魅力に満ちています。Discogs記載の情報を適宜編集したものを以下に貼っておきます。------------------------------------------------------------Stan Getz, Joao Gilberto Getz / Gilbertoレーベル: Verve Records UCCU-6003シリーズ: Universal Jazz The Bestフォーマット: CD, Album, Reissue, Remastered, SHM-CD国: Japanリリース済み: 2011年6月22日収録曲1 The Girl From Ipanema 5:132 Doralice 2:433 Para Machuchar Meu Coracao 5:034 Desafinado 4:005 Corcovado 4:136 So Danco Samba 3:317 O Grande Amor 5:248 Vivo Sonhando 2:52クレジットDouble Bass Sebastiao NetoDrums, Pandeiro Milton BananaGuitar, Vocals Joao Gilberto*Piano Antonio Carlos JobimProducer Creed TaylorTenor Saxophone Stan GetzVocals Astrud Gilberto(tracks 1 and 5)ノート"Recorded March 18 & 19, 1963 in New York City"-------------------------------------------------------------"The Girl From Ipanema""Corcovado (Quiet Nights Of Quiet Stars)""Corcovado (Quiet Nights Of Quiet Stars) (Mono Version)""Astrud Gilberto and Stan Getz - The Girl From Ipanema (1964) LIVE""ASTRUD GILBERTO - THE GIRL FROM IPANEMA (1964 with Stan Getz & 1988 ZDF Jazz Club)"
2023/07/20
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今日は猛暑日予報。今のところ(11:30現在)、室内にいる限りクソ暑くはなく、扇風機を回しておれば快適です。今年初めて、今朝から近所の公園でセミが鳴き始めました。何ゼミの鳴き声かは分からん(オイオイ)けど、「耳鳴り」のマスキング音として有用な音です(苦笑今朝起きてから耳鳴り音発生レベルは私の判断では「小--」だったんですが、「耳鳴り」のことを考えたら「小-」まで上昇しますた。。。先日「屋久島の清流音」という自然音CDを中古で見つけ、安かった(多分300~400円、送料込み)から買おうと思っていたのですが、ヤフーショッピングは「5」のつく日(5日、15日、25日)がポイントアップデイなので、日付が変わったら速攻購入ボタンを押そうと目論んでいたら、既に売り切れてました(涙)。数十円安く買おうというセコイ考えが大失敗ですた。まぁ、Youtubeに自然音の音源はいくらでもあるので、「耳鳴り」のマスキング音源用CDはいらないっちゃいらないです。ただ、Audio Systemで清流音を流したいという願望があるんですね。iPhoneのアナログ出力をアンプに入力すればほぼ解決するのですが、アンプのRCA入力端子に接続コードをつなぐためには、オーディオラック内の機器を全部取り出す必要があります。クソメンドクサイことなんです(苦笑【閑話休題】記事タイトルと無関係な話が長すぎた。すみません。5月4日に亡くなった小説家原寮氏は元フリージャズ・ピアニストです。ただ、私は彼が参加したレコードを聴いた記憶もないし、存在するかどうかも知りませんでした。少なくともピアニストとして著名だったことはないと思います。まぁ、フリージャズのコアなマニア内では有名な人だったのかしれませんが・・・。今日、原寮の短編小説集やエッセイ集の中古本がないか探していたら、原寮氏が参加したフリージャズのCDを発見しますた。YouTubeに音源があったので、以下に貼っておきましょう。一曲目の"ROSCOE'S TUNE"の頭の2分間ほどしか聴いていません(オイオイ)。フリージャズなので聞きづらい音楽の可能性が高いです。まぁ、気が向いたら聴いてみます(苦笑リーダーはパーカッションの豊住芳三郎で、結構有名な人だから名前は昔から知っております。レコードはジャズ喫茶で聴いたことが多分あるんでしょうが、記憶には全くありません。ユニバーサルミュージックの解説↓ によれば、https://www.universal-music.co.jp/japan-free-jazz/products/pocs-9337/>シカゴ前衛派の拠点AACMで極意を会得、パリでの加古との共演を経て帰国したサブのシカゴへの答礼メッセージ。----------------------------------------- ※【2023/07/18 22:00追加】 あ~~~、↑の「加古」ってのはNHK-BSのドキュメンタリ番組「映像の世紀」のテーマ音楽の作曲者の加古隆氏のことですよ。彼も元フリージャズ・ピアニストです。加古隆氏は東京芸大音楽学部作曲科卒、同大学院修了、パリ国立高等音楽院卒のスーパー・エリート?です。原寮氏は九州大学文学部卒です。。。------------------------------------------とあります。AACMというのは、Association for the Advancement of Creative Musicians の略です。シカゴでの「フリージャズ虎の穴」的な存在です。AACMの代表的グループはArt Ensamble of Chicago(AEC)で、そのメンバーの以下の5人はフリージャズのミュージシャンとして超一流です。これは私は自信を持ってそう言えます。彼らの代表作「People in Sorrow」(邦題 苦悩の人々)のレコードは昔持っていました。売却済みですが・・・(オイオイFamoudou Don Moye, Joseph Jarman, Lester Bowie, Malachi Favors, Roscoe Mitchell豊住芳三郎のこのアルバムの収録曲は全てAECの曲のようです。Discogsから主要情報だけ引用しておきましょう。--------------------------------------------------------Yoshisaburoh Toyozumi Sabu - Message To Chicago収録曲1 Roscoe's Tune-Odwalla Written-By Roscoe Mitchell 16:232 Malachi's Tune Written-By Malachi Favors 10:203 People In Sorrow Alto Saxophone Yoshiaki Fujikawa Written-By Roscoe Mitchell 23:15クレジットBaritone Saxophone Syoji Ukaji*Percussion Sabu ToyozumiPiano Ryoh Hara*ノートRecorded at Jazz Corner Mama, Kohriyama on October 20, 1974-------------------------------------------------------ROSCOE'S TUNE"MALACHI'S TUNE"PEOPLE IN SORROW"このアルバム↓はフリージャズや現代音楽に興味ある方は必聴です。歴史的名盤です。私は売却済みなんですが・・・。"Art Ensemble of Chicago - People in Sorrow (Full Album)"
2023/07/17
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引き続きレコード棚からMonauralレコードを引っ張り出して聴いております。Lee Morganは黒人のTrumpeterです。Wikipediaによれば1938/07/10生まれなので、このレコードの録音時に19歳くらいです。19歳で名門レーベルBlueNoteでTrumpetのOne Hornでのアルバム制作が出来るのは神童レベルって言ってもいいでしょうね。Lee Morganの短い生涯で唯一のOne Horn Albumです。古くからのJazz Fanにはかなり周知のことですが、Lee MorganはNewYorkのJazz Clubのライブ出演中の休憩時間に内縁の妻(愛人)に拳銃で撃たれて亡くなっています。享年33歳。若すぎます。。。この射殺事件については、「私が殺したリー・モーガン」というタイトルで映画化されてるようです。私は観ていません。amazon primeで無料で観られたら観るかもしれません。私が殺したリー・モーガン 劇場公開日:2017年12月16日あ~~~、日本人のJazz Manにも亭主の浮気に激怒し、嫉妬に狂った妻に刺された人もいます。日本を代表するDrummerの富樫雅彦ですね。刺されたことで下半身不随になりましたが、上半身だけを使って演奏できる特注Drumsを使って革新的なアルバムをいくつも発表しています。まぁ、フリー系のJazzなので私は一連の冨樫のリーダーアルバムを一枚も持ってませんけど。話が横道に逸れ過ぎました。。。サイドメンにPianoのSonny Clarkがいるので買ったレコードのような気もするし、雑誌Swing Journalで激賞されていたから買ったような気もするし、レコード屋に足を運んだけど特段購入したいレコードがなかったから有名なこの盤でも買っておくかで買ったような気もします。私はLee Morganを特段高く評価していません。昔からです。彼のリーダーアルバムで唯一持ってるのがこのアルバムですね。19歳のTrumpeterとは思えない完成度、成熟度が記録されたアルバムですが、正直Clifford Brownのような天才的閃き・凄さは感じません。ということで、私の評価は★★★★☆です。出来の良いアルバムであることは自信を持って断言しますが、満点をゲットできるほどのものではないとも断言します。。。あ~~~、、、、2023/03/04に書いたWayne Shorter追悼シリーズ その2 今日聴いたレコード "Wayne Shorter / Night Dreamer "(Blue Note BST-84173 US輸入盤)の"Wayne Shorter / Night Dreamer "でのLee Morganの演奏は結構良かったような気がしますよ。Discogs記載の情報を適宜編集したものを以下に貼っておきます。------------------------------------------------------Lee Morgan Candyレーベル: Blue Note BLP1590シリーズ: Blue Note BLP 1500 Seriesフォーマット: レコード, LP, Album, Mono, Reissue国: Japanリリース済み: 1984年収録曲A1 Candy Written-By Kramer*, Whitney*, David* 7:00A2 Since I Fell For You Written-ByJohnson* 5:35A3 C.T.A. Written-By Heath* 5:00B1 All The Way Written-By Cahn-Van Heusen* 7:20B2 Who Do You Love I Hope Written-By Berlin* 4:57B3 Personality Written-By Burke-Van Heusen* 6:10会社名など製造元 Toshiba EMI Ltd録音 Van Gelder Studio, Hackensack, New JerseyクレジットBass Doug WatkinsDrums Art TaylorPiano Sonny ClarkRecorded By Rudy Van GelderTrumpet Lee MorganBassノートRecorded on November 18 (A2, B3) and February 2 (A1, A3-B2), 1957.------------------------------------------------------"Candy (Rudy Van Gelder Edition / 2007 / Digital Remaster)"↓このバラードは相当良かですたい。"All The Way (Rudy Van Gelder Edition / 2007 / Digital Remaster)"
2023/07/16
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今日聴いたレコード Lee Konitz / In Harvard Square (Storyville 国内盤 Trio PA-6136(M))"に書いたとおり、最近はMonaural盤ばかり聴いております。Hard Offで買った浅川マキのライブ盤はStero録音ですが、こういうのもDenon DL-102でMonaural再生して楽しんでいます。ライブの結構雰囲気がアップするような気がします。プラシーボ効果全開なのかもしれません(苦笑。今日はA面しか聴いていないのですが、若い頃からの愛聴盤なので、敬意を込めて★★★★★を謹呈いたします。若干甘めの評価点だとは思います。一曲一曲が3分前後で長い曲でも4分未満と短いのでアレなんですが、Art PepperのAltoが輝いています。後年ヤク中で長いブランクが生じたのは、彼の精神の繊細さ所以かと思わせるようなリリカルで細やかでキラキラしつつ落ち着いたPepperにしか吹けないAlto Saxを楽しめます。上の文章を裏付ける名演奏はA7の"Everything Happens To Me"ですね。Youtube音源があれば貼っておきます。こんなAltoはArt Pepper以外にはなかなか吹けるもんじゃなかとです。。。記憶ではB面の出来がA面よりも格段に落ちるってことはないのですが、今夜聴いてみて評価点を変更するのが適当だと思ったら、後ほど加筆修正いたします。このレコードは日本企画の独自編集盤なので残念ながらDiscogsに情報が載っていません。なので、大阪心斎橋の中古レコード屋さんのネットショップ情報を引用させてもらいます。それにオリジナル盤のDiscogs情報やライナーノーツの岩波洋三氏の文章に基づいて加筆しますた。引用元:https://www.groovenutrecords.net/products/detail/19633------------------------------------------------------Art Pepper Discovery(LP)Label: CBS/SonyYear: 1975CatNo.: SOPU-6-SYFormat: LPCountry: Japanwith Russ Freeman(p), Bob Whitlock(b), Bobby White(ds), Jack Montrose(ts), Claude Williamson(p), Monty Budwig(b), Larry Bunker(ds)ロスアンゼルスはガーデナ出身の名アルトサックス奏者Art Pepperの初リーダー作「Surf Ride」に数曲を加え75年に発表された日本企画の編集盤。収録曲SIDE-A1. Brown Gold2. These Foolish Things3. Surf Ride4. Holiday Flight5. Chili Pepper6. Susie The Poodle7. Everything Happens To Me8. Tickle ToeSIDE-B1. Straight Life2. What's New3. Deep Purple4. Art's Oregano5. Nutmeg6. The Way You Look Tonight7. Thyme Time8. Cinnamon【SIDE-Aに関して】クレジットAlto Saxophone Art PepperBass Bob Whitlock (曲: A5 to A8), Joe Mondragon (曲: A1 to A4)Drums Bobby White (曲: A5 to A8), Larry Bunker (曲: A1 to A4)Piano Hampton Hawes (曲: A1 to A4), Russ Freeman (曲: A5 to A8)ノートA1-A4: Recorded Mar. 4, 1952-LAB1-B4: Recorded Mar. 29, 1953-LA【SIDE-Bに関して】クレジットAlto Saxophone Art PepperDouble Bass Monte BudwigDrums Larry BunkerPiano Claude WilliamsonTenor Saxophone Jack MontroseノートRecorded Dec. 24&25, 1953-LA-----------------------------------------------------"Everything Happens To Me - Art Pepper"
2023/07/15
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先日記事に書いた"Wes Montgomery / Solitude Part 1(BYG YX-2042)"はMonaural盤なので、Monaural用カートリッジのDenon DL-102で聴きました。決して録音は良くないが、DL-102はJazzyな雰囲気をうまく再現してくれます。ということで、最近はMonaural盤ばかりレコード棚から引き出して聴いております。Zoot SimsやColeman HawkinsやSonny RollinsやJohnny GriffinやStan GtezといったTenor Sax奏者のリーダーアルバムはみんな良い出来でした。ほとんどが貧乏な学生時代に買ったもので厳選された名盤ばかりだから当然といえば当然なんですけど(笑で、今日取り上げるのはAlto Sax奏者のLee Konitzです。白人です。いわゆるトリスターノ派の人なので基本Coolです。巨匠といっていい人で、私が聴いた範囲では駄作は全くありません。後年にはElvin JonesをDrumsに迎えた"Motion"(Verve)というアルバムでかなり熱い音楽も演ってますが、今日の"In Harvard Square"はかなりCoolです。Lee KonitzのAltoが素晴らしいのは勿論ですが、Ronnie BallのPiano、Peter IndのBassもなかなか素晴らしい。特に結構長いBass SoloをとるPeter Indが良いですな。個々の曲やこのレコードの歴史的意義なんぞを語る能力も気力もないので、全て省略です。一言で言えば、聴いていて非常に気持が良い音楽です。Coolだが全く緩くない。非常に張り詰めた雰囲気はあるのですが、聴いてるこっちはかなりリラックスできる上質な音楽なんですね。やや甘めの評価でありますが、★★★★★を謹呈いたしませう。★★★★☆ではこのアルバムに対して失礼過ぎなのは間違いないです(キリッDiscogs記載の情報を適宜編集して以下に貼っておきます。-----------------------------------------------------------Lee Konitz In Harvard Squareレーベル: Storyville (3) PA-6136(M), Trio Records PA-6136(M)シリーズ: Storyville Farewell Collectionsフォーマット: レコード, LP, Album, Reissue国: Japan収録曲A1 No Splice Written-By L. Konitz*A2 She's Funny That Way Written-By Daniels*, Whiting*A3 Time On My Hands Written-By Adamson*, Youmans*A4 Foolin' Myself Written-By P. Tinturin*A5 Ronnie's Tune Written-By R. Ball*A6 Froggy Day Written-By R. Ball*A7 My Old Flame Written-By Johnston*, Coslo*B1 If I Had You Written-By Campbell*, Connelly*, Shapiro*B2 Foolin' Myself Written-By P. Tinturin*B3 Ablution Written-By L.Konitz*会社名など録音 Storyville, Boston製造元 Trio-Kenwood CorporationクレジットAlto Saxophone Lee KonitzBass Peter IndDrums Al Levitt (曲: B1 to B3), Jeff Morton (曲: A1 to A7)Piano Ronnie BallノートTracks A1-A7 recorded in Boston, April 1954.Tracks B1-B3 recorded in Boston, February 1955.Due to the label discography an early 1980s reissue.----------------------------------------------------------"Lee Konitz - In Harvard Square 1954 (full album)"----------------------------------------------"Lee Konitz - Motion(1961)"Alto Saxophone – Lee KonitzBass – Sonny DallasDrums – Elvin Ray Jones
2023/07/09
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2023/05/13に書いた最近買ったレコード Tete Montoliu / Music For Perla (SteepleChase Denmark盤・オリジナル盤)に>車で15~20分かけて行ったので手ぶらで帰るのもアレなので、480円(税込み)のレコードを2枚買いました。一枚はGuiterのWes Montgomeryのフランスでのライブ盤(日本盤)です。機会があればこのレコードについては別記事に書いてみましょう。と書いたレコードが今日の話題です。このレコードのジャケットは最近買ったレコード Tal Farlow / The Return Of Tal Farlow / 1969(Prestige US盤) のアルバムと同様に周縁部が日焼けで色抜けしています。多分前オーナーは同じ人じゃないかなぁ。同じジャンル、Jazz Guiterで渋いアルバムだけどHigh Qualityな好盤だし・・・学生時代に何度かジャズ喫茶で聴いた記憶がありますが、当時はそれほど出来が良いとは思わなかったと記憶します。たしかフランスでのラジオ放送用の録音・音源だった気がします。なので、音が良くないです。いかにもラジオ放送用の音源てな雰囲気はあります。このあたりライナーノートを見たら詳細が書いてあるはずですが、再確認はしておりませぬ(オイオイ税込み480円と安いです。アルバムジャケットは前述した周縁部の色抜け以外の痛み、汚れはほとんどなく盤面も綺麗でした。ただ、最初にステレオカートリッジ(多分DL-103)で聴いた時には多少スクラッチノイズがあったように思います。何度も再生した結果、針が音溝の汚れを掻き出してくれたのか、スクラッチノイズはほとんど無くなりました。で、モノラル用カートリッジDL-102で聴くと、音はそれほど悪くない。音楽を聴くには十分な品質です。上を見たらキリがないけど・・・PianoのHarold Mabernは有名な人ですが、BassとDrumsはフランス人なんかいな。知らない人です。これも詳細、調べてません(オイオイで、音楽の出来は相当に良いですね。なんといってもWes MontgomeryのGuiterの延々続くアドリブが素晴らしい。評価点は少し甘めだけど★★★★★を謹呈いたします。細かいことを書く気力も能力もありませんから、今日のところはコレくらいで・・・Discogs記載の情報を適宜編集して以下に貼っておきます。-----------------------------------------------------Wes Montgomery - Solitude Part 1レーベル: BYG Records YX-2042シリーズ: BYG Jazz Collection 1500フォーマット: レコード, LP, Album, Mono国: Japanリリース済み: 1973年収録曲A1 4 On 6 6:27A2 Wes' Rhythm 13:35B1 Impressions 10:05B2 To When 11:07会社名など製造元 Toho Records Co., Ltd.クレジットBass Arthur HarperDrums Jimmy LovelaceGuitar Wes MontgomeryPiano Harold MabernノートRecorded in concert on March 27, 1965 in Paris, France.Released on 2 single LP's (YX-2042 and YX-2043, respectively) - this is part 1 of 2.Part 2: Wes Montgomery - Solitude Part 2SJ Seal Of Approval------------------------------------------------------昔ジャズ喫茶で何度か聴いたのはニ枚組の以下のアルバム"Solitude"(日本盤)ですね。聴いたのは阪神淡路大震災前まで営業してた西宮北口の「OutPut」だったような気がします。【2023/07/08 23:55追記】数日前、運転免許更新の帰りにハードオフ◯◯店に寄って中古レコードを物色しました。マリーン(フィリピン人の女性シンガー)のCBS-SONY盤(30~40年前の録音)が480円であったので買おうとしましたが、レジで検盤すると少しキズがあったので買うのを止めました。Wes Montgomeryの"Solitude Part 2(BYG)”(アルバムジャケットはブルーです)があり、ジャケット周縁部の日焼け・色抜けの具合は私が買ったPart1と酷似してました。だから前オーナーさんは同じ人でしょうな。で、価格はなんと1980円(税込み)!!、高杉開発(意味不明ですかね??)、高過ぎです。同じ店で私が買ったPart1は480円(税込み)だったのにな~~。980円なら買っていた可能性が高いですが、さすがに1980円では買いませぬよ(笑"Wes Montogomery - Complete Live in Paris(1965)"
2023/07/02
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先日、ネットオフで買った中古CDです。500円前後でした。ネットオフは以下の画像に載せたように透明なセロファン?シートでCDパッケージを保護した上でゆうメールで送ってきます。封筒は内側にプチプチシートを貼ったもので、輸送中の破損リスクを低減しています。CD盤面にキズがあるものは過去の購入品には全くありません。小傷、汚れも全くなかったと思います。わたしはネットオフ関係者ではありませんが(笑)、中古CDを購入する際のお薦めショップですよ。↓判りにくいですが、セロファンシートをパッケージに巻いてあります。ジャケット写真のAstrud Gilbertoがもっと魅力的なアルバムはたくさんあるのですが、ネットオフの在庫にはこのアルバムしかありませんでした。ジャケットデザインは相当酷いですわ(怒ですが、収録曲は結構いいので買いましたよ(苦笑"The Shadow Of Your Smile"(邦題は「いそしぎ」)、"Fly Me To The Moon"、"Day By Day"といった有名曲がはいっており、こういう曲をAstrud Gilberto嬢、録音当時はJoao Gilbertoの嫁だから「嬢」はおかしいか。60年代半ばに二人は離婚したようですけど・・・、がどういう風に歌うのかは興味がありました。結果として、上記の3曲を含めて全ての曲でAstrud Gilbertoの魅力が十分発揮されてます。ヘタウマ系でちょっとたよりなげ、儚げ、強く叱責すると泣きそう、酔わせると直ぐに落ちそう(コレコレ)、てな感じで聴いていて気持ち良い。安らぎますわ。彼女の声質がこれらの曲・アレンジに非常にマッチしているのでしょう。全曲2~3分と短くトータルでも30分未満です。でも、ちょうどいい塩梅です。Claus Ogerman他3人によるアレンジも悪くないです。私の評価点は★★★★☆です。彼女の歌は決して上手くないです。ヘタウマです(笑)。だけど、心地よいのは「上手く見せよう」という邪心がないのがいいんだと思います。サラリーマンのアイドルと昔称賛されたジャズシンガー?の阿川泰子さんの歌が人の心を打たない原因の一つに、「阿川さんは歌が下手くそなのに、上手いかのように見せようとする」があると思います。阿川さんの歌には根本的にJAZZのスイング感、グルーブ感がありません。分相応の歌を歌うべきだったんですね(コレコレDiscogsには該当する盤の記載がないので、リリース時期が近い盤の情報を適宜編集したものを以下に貼っておきます。-------------------------------------------------------------------Astrud Gilberto The Shadow Of Your Smileレーベル: Verve Records UCCU-5094フォーマット: CD, Album国: Japanリリース済み: 2003年4月23日収録曲1 The Shadow Of Your Smile (Love Theme From "The Sandpiper") 2:292 (Take Me To) Aruanda 2:293 Manha De Carnaval 1:554 Fly Me To The Moon 2:195 The Gentle Rain 2:256 Non-Stop To Brazil 2:257 O Ganso 2:068 Who Can I Turn To? (When Nobody Needs Me) 2:089 Day By Day 2:0710 Tristeza 2:2111 Funny World (Theme From "Malamondo") 2:25クレジットArranged By, Conductor Claus Ogerman (曲: 4, 8, 9, 11), Don Sebesky (曲: 1 to 3, 5, 6), Joao Donato (曲: 7)Engineer Bob Simpson, Phil Ramone, Rudy Van GelderProducer Creed TaylorTrombone Kai Winding (曲: 1 to 3, 5, 6), Urbie Green (曲: 4, 8, 9, 11)Valve Trombone Bob Brookmeyer (曲: 1 to 3, 5, 6, 10)Vocals Astrud GilbertoノートRecorded in New York City:RCA Studios, Feb. 4, 1965, recording engineer: Bob Simpson.A&R Studios, Oct. 21, 1964; May 25, June 3 & 4, 1965, recording engineers: Phil Ramone & Rudy Van Gelder.--------------------------------------------------------------------"The Shadow Of Your Smile (Love Theme From "The Sandpiper)""Manha De Carnaval""Fly Me To The Moon""Who Can I Turn To?""Day By Day""Funny World (Theme From "Malamondo")"
2023/06/24
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このレコードを昨夜久しぶりに聴いたら、赤盤であることに気付きました。赤盤というのは通常黒色のレコードが赤色で製造されているものです。赤色といってもかなり暗い赤色なのであまり明るくない照明の下でボ~~としてプレイヤーにセットしていると気付きません(苦笑)。多分高校生の頃に買ったはずです。CDは東京在住時の15年くらい前に購入済みです。私の記憶では赤盤は東芝音楽工業制作のものだけだった気がします。このレコードも東芝制作です。↓ 色が判りにくいですが盤面は暗い赤色です。私が持ってる日本盤はUSの再発盤のアルバムデザインを踏襲しているので、ジャケットに"GRAND ENCOUNTER"の表記はありません。USオリジナル盤(最近の再発盤も同じデザイン)には"GRAND ENCOUNTER"と書いてあります。「大いなる邂逅」とでも訳せばいいんでしょうな。"2 Degrees East - 3 Degrees West"は文字通り東経2度、西経3度ですね。これらタイトルの意味はEast Coast Jazz(NYを中心とした黒人系のJazz)から二人(John LewisとPercy Heath、有名なModern Jazz Quartetの二人です)、West Coast Jazz(LAを中心とした白人系のJazz)から三人が邂逅して作り上げた音楽、Jazzという意味だと思います。このアルバムの裏面には岩浪洋三氏の解説文が載ってますが、氏の解説文はほとんどが役立たずなので今回は読んでいません。ですが、タイトルの意味はそのまんまだから私の解釈は間違ってはいないでしょう。アルバムにはリーダーの表記はありませんがJohn LewisがFirst Nameだし、このメンバーでは誰がどう見てもJohn Lewisが音楽監督、Musical Directerなのは明らかでしょう。DiscogsでもJohn LewisのLeader Albumと扱ってるようです。John Lewis、Percy Heath、Chico Hamiltonは黒人、Bill Perkins、Jim Hallは白人です。Jim HallのGuiterもいいんですが、何と言ってもBill Perkinsのやさしく歌うTenor Saxが素晴らしいです。East Coastから参加したJohn LewusとPercy HeathはModern Jazz Quartetの演奏でも聴けるようにクラシック音楽の知識を背景にした上品・上質な音楽を奏でるJazz Man なのでEast Coastの三人との邂逅は実に上手くマッチング、ブレンドし上質な音楽に仕上がっています。名盤だと思います。メンドクサイので個々の曲に言及しませんが、私の評価点は★★★★★ですね。若干甘めの採点かもしれませんが・・・このレコードはStereoですが、以前買ったCD(TOCJ-6115、1997年リリース、Remasterなし)はMonauralですね。最近リリースされてるCDは全てMonauralのようです。USのオリジナル盤レコードやその後の再発盤レコードもMonauralで、私が持ってるレコードと同じデザインで再発されたUS盤レコードはStereoとなっています(Discogs調べ)。このジャケットのものだけ疑似Stereoなのかもしれませんね。そのあたりに注目して聴いてなかったので、今夜レコードとCDの音質比較でもしてみませう。気が向いたら・・・。↓ CD Pacific Jazz – TOCJ-6115, Pacific Jazz – PJ-1227草地の上に美女が寝そべってるこのデザインの方が好みだな~~~、Jazzyなデザインではないが、音楽の内容にはマッチしていますよDiscogs記載の情報を適宜編集して以下に貼っておきます。リリース年は不明のようです。アルバムジャケットのデザインはオリジナル盤のものではなくUSで1968年にリリースされた(Discogs調べ)リイシュー盤のデザインを採用しているので、この日本盤は当然1968年以降です。私が高校生の頃に買ったと記憶してるのと整合性はありますね。------------------------------------------------------John Lewis (2) Grand Encounter: 2 Degrees East - 3 Degrees Westレーベル: Pacific Jazz JP-8699シリーズ: Jazz Milestones Seriesフォーマット: レコード, LP, Album, Reissue, Stereo国: Japanリリース済み: 収録曲A1 Love Me Or Leave Me 8:18A2 I Can't Get Started 3:31A3 Easy Living 4:13B1 Two Degrees East, Three Degrees West 6:07B2 Skylark 3:06B3 Almost Like Being In Love 9:26クレジットBass Percy HeathDrums Chico HamiltonGuitar Jim HallPiano John Lewis (2)Tenor Saxophone Bill PerkinsノートRecorded in Los Angeles on February 10, 1956.------------------------------------------------------"Love Me or Leave Me""I Can't Get Started""Easy Living""Two Degrees East, Three Degrees West""Skylark""Almost Like Being In Love"
2023/06/17
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レコード棚から探し出して聴きました。半年くらい前にも聴いた盤です。Tenor Saxの巨匠Stan Getzのリーダーアルバムで、全10曲のうちAstrud Gilbertoが歌ってる曲が6曲あります。このレコードは実はライブ録音ではなく、スタジオ録音に後から拍手音を付加したものではないか、との説があるようで、以下に引用したレコードコレクターさんの記事にもそれに関する記載があります。正直、そのあたりはどうでもいいのですが、このコレクターさんの記事では「ステレオ盤」の方が「モノラル盤」よりも明らかに音が良いそうです。私の所有盤はこれまでステレオ盤だとばっかり思ってましたが、今日マジメに聴いたりDiscogsで調べたりしたら、モノラル(Monaural)盤でした(苦笑)。聴いていても音像は左右のSPの中央に定位しますし、アンプのVUメーターの針の動きもLRで同じ振る舞いですた。廃盤蒐集をやめるための甘美な方法このアルバムに関する記事は↓ライヴ本来の音場感上記から一部引用させてもらいます。>昨日、新宿で拾った安レコ。そう言えばステレオ盤は聴いたことがなかったなあと思い、値段の安さにも負けて手に取ったが、これが聴いてみて目から鱗が落ちた。家にあるモノラル盤とはまるで音場感が違う。>ライヴハウスの奥行きや空間があまりにリアルで、聴いていてビビってしまうくらい生々しい。アストラット・ジルベルトの歌声の透明感も凄く、ゲッツのテナーもピッタリと定位しており、この透き通った空気感は一体何なんだと思うくらい。うちのモノラル盤も音は悪くないです(苦笑)。今日はステレオ用カートリッジのaudio-techinicaのVM-750SHで聴きましたが、モノラル用のDenon DL-102で聴けばもっと中音域の厚みがでてより好ましい音になるかもしれません。このレコードをいつ頃買ったか忘却の彼方です。盤はカット盤です。ジャケットの左下角に直径5mmくらいの穴が開けられています。なので、結構安値で買ったんでしょう。多分1500円以下かな~~~。あ~~~、盤質は悪くなくチリパチノイズもほとんどありません。ヨドバシのヨの上、V-8600という盤番号の上に丸穴があります。↓で、、、肝心の音楽の内容ですが、相当に良いですね。特にAstrud Gilbertoが歌ってる6曲が素晴らしい。Stan Getzの出来もかなり良いです。先日紹介した「The Astrud Gilberto Album」よりも小編成のバンドだし、Stan GetzのTenor Saxが効いているので格段にJazzyな音楽です。アルバム全体の評価は★★★★☆ですが、Astrud Gilbertoが歌ってる6曲については★★★★★としておきませう。Discogs記載の情報を適宜編集したものを以下に貼っておきます。--------------------------------------------------------------The New Stan Getz Quartet Getz Au Go Goレーベル: Verve Records V-8600フォーマット: レコード, LP, Album, Mono, Gatefold国: USリリース済み: 1964年1月1日収録曲A1 Corcovado (Quiet Nights Of Quiet Stars) Written By Jobim-Lees 2:40A2 It Might As Well Be Spring Written By Rodgers-Hammerstein 4:13A3 Eu E Voce Written By Lyra-De Moraes 2:50A4 Summertime Written By Gershwin-Heyward 8:00A5 6-Nix-Pix-Flix Written By Burton 1:30B1 Only Trust Your Heart Written By Carter-Cahn 4:00B2 The Singing Song Written By Burton 3:28B3 The Telephone Song Written By Menescal-Bascoli-Gimbel 1:55B4 One Note Samba Written By Jobim-Mendonca-Hendricks 3:15B5 Here's That Rainy Day Written By Burke-Van Heusen 6:00クレジットBass Chuck Israels (曲: A4, B4, B5), Gene ChericoDrums Helcio Milito (曲: A1 to A3, B3), Joe Hunt (曲: A4 to B2, B4, B5)Engineer Rudy Van GelderEngineer [Director Of Engineering] Val ValentinGuitar Kenny Burrell (曲: A1 to A3, B3)Lacquer Cut By Van Gelder*Producer Creed TaylorSaxophone [Tenor], Leader Stan GetzVibraphone [Vibes] Gary BurtonVocals Astrud Gilberto (曲: A1 to A3, B1, B3, B4)ノートRecorded at Cafe Au Go Go, Greenwich Village, N.Y.C., August 19, 19641st press with MGM T Label, VAN GELDER stamp.Label variant, "Getz Au Go Go" is on one line, and A5 title and credits is on 2 lines.Side B matrix has no "-1" at end.---------------------------------------------------------------"Corcovado (Quiet Nights Of Quiet Stars)""It Might As Well Be Spring (Live At Cafe Au Go-Go,1964)""Eu E Voco (Live At Cafe Au Go-Go,1964)""Only Trust Your Heart (Live At Cafe Au Go-Go,1964)""The Telephone Song (Live At Cafe Au Go-Go,1964)""One Note Samba (Live At Cafe Au Go-Go,1964)"
2023/06/11
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今朝の日経新聞の訃報欄をたまたま見たら、「ボサノバの女王」のアストラッド・ジルベルトが亡くなったと書いてありました。83歳だから女性としては少し早いですね。合掌。。。アストラッド・ジルベルトさん死去 「イパネマの娘」彼女の参加したレコードはTenor Sax Playerの巨匠Stan Getzのアルバムを確か一枚持ってるはずですが、そのレコードを引っ張り出すのは面倒くさいので、数ヶ月前にネットオフで買った中古CDを今夜聴きました。リリースが1998年と古いCDなので400円くらいだったと思います。コピーしたCD-Rを車の中で結構聴いていますよ。これから段々と暑くなってきたら、少し暑さが和らいだ夕方以降に車の窓を開けて新鮮な海風を車に取り入れながら海岸線をドライブする際の最高のBGMになるでしょう。彼女は決して歌が上手いわけではなく、いわゆるヘタウマ系の歌手です。それほど美人というわけではないが、愛されキャラ系美人さんとはいえるでしょうね。彼女の歌手デビューに関しては色んな興味深いエピソードがあったと思いますが、面倒くさいので全て省略です。「追悼」なので、アルバムの音楽の関する評価もパスします。左端はStan Getzです。↓Discogs記載の情報を適宜編集して以下に貼っておきます。-------------------------------------------------Astrud Gilberto The Astrud Gilberto Albumレーベル: Verve Records POCJ-2558フォーマット: CD, Album, Reissue国: Japanリリース済み: 1998年4月15日収録曲1 Once I Loved 2:102 Agua De Beber 2:16 Vocals, Guitar [Featuring] Antonio Carlos Jobim3 Meditation 2:394 And Roses And Roses 2:305 O Morro (Nao Tem Vez) 2:556 How Insensitive 2:457 Dindi 2:408 Photograph 2:109 Dreamer 2:0010 So Finha De Ser Com Voce 2:1511 All That's Left Is To Say Goodbye 3:09クレジットArranged By, Conductor Marty PaichBass Joe MondragonEnsemble Guildhall String EnsembleFlute, Alto Saxophone Bud ShankGuitar Antonio Carlos JobimMastered By Rudy Van GelderPiano Joao DonatoProducer Creed TaylorTrombone Milt BernhartTrumpet Stu WilliamsonVocals Astrud Gilberto--------------------------------------------------"Astrud Gilberto - 1965 - The Astrud Gilberto Album"
2023/06/08
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