コイケランド

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2013.02.02
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カテゴリ: 文学
アンスティチュ・フランセ東京 Pierre Michon 『息子ランボー Rimbaud le fils』。第4回。

 予習をしようと思って本を開いて読んでもサッパリ意味がわからない。しかしながら不思議なものでR.先生のお話を拝聴するととても面白く感じてしまう。
 この現象は多かれ少なかれ毎度必ずあるのだが今回のシリーズでは特に激しいように思う。
 R.先生によれば当該作品は比喩が多く仏語を母国語とする人にも理解が難しいのでは?とのこと。
 気負わないで講義を楽しく聴講するのが一番かもしれない。
 とりあえずメモを残しておこう。

・ヴァトーの絵画「 ピエロ(旧称ジル)
・ランボーがバンヴィルを訪問する。6月のパリ。春真っ盛り。空も青い。“青春”。(※1)
・ロマン派と高踏派。前者は「6月」や「若々しさ」。後者は「12月」や「芸術のための芸術」。(※2)
・ランボー自身が記した作品はとても少ない。一方でランボーに関する書物は膨大にある。
・ある作家の作品を読んで何かを理解したような気になる。しかしそれは作家が意図したことを理解したわけではない。
・アンドレ・ブルトンの描くランボーはシュールレアリストとしてのランボー。
・ポール・クローデルの描くランボーは神秘的存在としてのランボー。

【関連する所感など】
(※1-1)青春。西洋でもこのイメージはあるようだ。残る3つはどうなのだろう。朱夏・白秋・玄冬。
(※1-2)私が通った学校には応援歌があった。もちろん今でもあるので頻繁に歌われている(はず)。青色の濃い空をモチーフにした歌詞。“青春を謳歌する”の真骨頂かもしれない。
(※2)後者について高村光太郎の「冬の詩」を想起する。とはいえ高村光太郎は高踏派に傾倒していたわけではないと思う。





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Last updated  2013.02.02 14:32:28


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