こけだまのつぶやき がんになって今思うこと

こけだまのつぶやき がんになって今思うこと

2度目の外来


一応の検査を終え、病気の説明と今後の相談の為2度目の受診となった。この2週間は一番
自分でもきつかった気がする。会社の同僚や友人にははっきりするまでは、と思いまだ何も
告げていなかったし、病気のことを知っていたのはダンナと実の姉、会社では唯一上司。
この3人だけ。いつ告白したものか悩んでいた。英会話にも通っていたけれど精神的に辛くて
休んでしまうこともあった。それに入院。手術となれば私の留守中 誰が食事の面倒を見るのか?
あれもこれも考えているとテンパってしまい、ますます落ち込んで行く。
この日がくればはっきりするんだ、と期待もしていた。
今まで何度も「薬じゃ治らないよ、手術するしかないよ」と言われたし、そのたびに
「そうなのか・・・」と諦めて手術して来た。手術できるということの方がましなのかも知れない
と思った。そう、私は病気と闘ってきた訳じゃない、いつも、その時「そうするしかない」
という選択肢を選んできたに過ぎない・・・・。

とにかく ダンナと一緒に予約の12:00に外来を訪れた。ところが呼ばれたのは1時半過ぎ
待ちくたびれた・・・
Kセンセ曰く(MRIを指し)
「こういう写り方をする腫瘍はボクは見たことがない。それに顆粒膜細胞腫との関連も
有り得ると思っているし、このまま腫瘍を放っておくと死んでしまうからね。こちらとしては
手術を勧めます。」とのことだった。
私の腫瘍は右目の上あたりに位置し大きさは約4センチ、だそうで(正確には38×43×?で
忘れちゃいました)結構な大きさなので手術は大変かもしれないがとにかく手術が大前提で
他の治療をするとしても手術してから…
ふーん…事の深刻さの割に私はパソコンのちょっと気持ち悪い写真見ながら「誰のこと言って
るの?」みたいな感覚だった。
25日入院し26日に脳血管撮影 28日手術という日程が決まった。
このとき言われた入院期間は「わからない」だった。

入院の説明を聞き、とりあえず会社に提出する診断書を受取って会計まですべて終わったのは
3時すぎだった。私はこの後会社に戻って打ち合わせがあったのでのんびりとはしていられない。
遅い昼食を吉野家で取り会社へ帰った。
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