こけだまのつぶやき がんになって今思うこと

こけだまのつぶやき がんになって今思うこと

イライラの頂点


昨日と同じような状態が続いていた。点滴もまだ続いていたし、起き上がることもできなかった。
あまりに同じ状況が続いていたのでイライラして情緒不安定・・・。
朝、Kセンセとは別の医者が回診に来て「顔だいぶ(腫れが)引いたね」と言う。
「そうですか」と答えるけど、内心(そんな風には思えないけど)とブーたれちゃう。
(今から思うと土日を挟んでいたから色々な指示が通っていなかったのかなとも思えるけど
病人からするとそんなこと理由にはならないよ….)
姉が見舞いに来て二人で「いつまでこんなんかなぁ」と話し合う。売店でゼリーを買ってきて
もらった。ゼリーなら食べられた。
午後Kセンセが来た。
Kセンセ:「起きてる?」
私:「は?」
Kセンセ:「部屋の中なら歩いていいよ」
私:(だって何も言われてない!怒!)
  ベッドの上の例の“25°キープ”の紙を指差しついにキレました。
 「あれ見て!“キープ”って書いてあるじゃん!!!」(半泣き)
Kセンセ:「え?第一これ25°じゃないぞ(低すぎる)。起きていいよ」
  電動ベッドの角度を上げ出した。
私:頭のとこに置いてあったティッシュとかが落ちて来た。
 「ちょっと待って!!ストップ!!気持ち悪い~!!何か落ちてくるし~!!○▼△※◎~!」
  急に頭が上がったので頭がクラクラしてパニック状態に・・・訳がわからず叫んでいたら
Kセンセ:「左手!!!(ギブスしてある手の位置)どこに置くの!?上げるの!?下げるの!?」
私:「へっ?(我に返る)ああ、そうか。下げる」
Kセンセ:「看護婦さぁん!!!!」
と看護師さんたちに何事か言いに出て行った。多分指示や処置の行き違いとかを注意していたんだと
思うけど私は興奮していてもう何がなんだかわからなかった。
(もう・・・何これ?(怒))って感じ。
早速“キープ”が横線で消され 「25°以上」になった。
それから歩行許可が出た。尿の管が外されたのでもう自力でトイレにいくしかない。
点滴をぶら下げて 室内のトイレへふらふらしながら行く。
その日中に首からの点滴も外された。看護師さんでなく若そうな医師が来たので何事か
と思っていたら なんと知らなかったけど管が糸で2箇所縫いつけてあったらしい。
(抜けないようにする為か?)その抜糸の為医師が来たのだった。
(全く、意識がないと思っていろんなことしてくれるわ・・・)と感心。
患者は血管が細くて針が入らないとか言うけど いざとなりゃいくらでも方法があるし、
どんだけでもやる時はやるのね。私の安静度はいっきに緩まったのだった。
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