へっぽこ院長の独り言

『現状の考察1』


 『現状の考察1』

・高位頸損の私は脊損の方と違い、車椅子姿勢がもたれかかるように、どことなくだらしない座り方になる、背筋が伸びないのと、無理して伸ばすと安定が悪く、背筋が曲がってくる。これは高位頸損特有の座り方だそうで、お尻を前にずらしもたれかかる感じにしか座れないからである。


・背骨を伸ばす長背筋(ちょうはいきん)が弱い、とくに殿筋で骨盤を寝た状態から、立たせて腰を反らせるように働かない。しかし、脊損の方も同じはずである、何処が違うのか、上部の長背筋(ちょうはいきん)や肩周りの筋肉、拮抗する胸筋などが効くから安定するのだろう。私の場合、胸を張る動作が弱い、肋間筋・大胸筋は麻痺が強くあばら骨が透けて見えるように筋肉がついていないし、それを補足する僧帽筋・菱形筋・広背筋等の筋力不足そして、腹筋や殿筋も弱いうえ長背筋の麻痺とマイナス要因が多々ある。



・それでは、体幹(胴体)や上肢を鍛えればいいのか?
私が、膝立ちをすると腰抜けしてお尻が落ちる。殿筋や股関節を伸展して腰を反らせる筋肉が弱いのと、股関節を屈曲する腸腰筋などの痙縮(筋肉が引きつれている状態)を起こしているため、股関節をうまくそらしてロックできない。そのため少し下がって、前にも垂れかけるように行っている。不思議なこと、上肢で支えてはいるが、背筋(せすじ)は伸びている。Standing Frameでも同じである。




・膝立ちや立位だと、身体全体で弓のように反りやすいからだろうか。




・それならば、どこを重点的に鍛えればいいのだろう?
もちろんすべて鍛えられればいいのだろうが、そんな時間的、物理的に恵まれてはいないのだから、日々のリハビリで選択していかなければならないだろうか。

【立位歩行時の問題】
1.上体が前に倒れる
2.腰抜けする
3.膝抜けする

先ずは、立位の安定。歩行器などで腰や膝のサポートが無い状態の保持。上体は上肢で保持できるが腰膝の保持は、今の私にとって問題である。息子に立ち上がらせてもらって、サポート無しでは短い時間しか保持できない。それでも以前よりは長くなっているが・・・・
はてさて、では何処を鍛えるか?
この重い身体を支えてくれる下肢、膝とお尻の筋肉だろうか。

◎この問題を少し考えていこうと思う。



長背筋(ちょうはいきん):棘背筋のうち、長筋である筋肉の総称

板状筋-頭板状筋・頸板状筋
脊柱起立筋-腸肋筋・最長筋・棘筋
半棘筋
多裂筋
回旋筋


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