明日から暫くの間、休職することにしました。

家に真っ直ぐ帰宅するには

勿体ないような気がして、以前から気になっていた

国指定天然記念物の「大クスの木」を

見に行こうとミカン畑の方に向かった。

周りは低い山ばかりで、

高くても精々標高が６００メートルくらいかな。

冬でも温暖な気候のこの地域は

私事ですが、父の生家がこの地域で幼い頃

二、三度、訪れた事がありました。

秋の名残がまだ残る周囲の山です

１２月１０日１

何となく、懐かしい気分になるのは

周りがゆっくり動いているように

見えるからなのでしょうか・・・

この先から車は入れません。

近くに３台くらい駐車出来る空き地があります

道路を挟んだ向かい側に大きな夏みかんの木？

１２月１０日３

細い道を歩いていきますと

大クスの木が見えてきました。

１２月１０日２

部分的ですが、ＵＰしてきました。

＜国指定天然記念物＞（清田の大樟）

古くから「清田の大楠」といわれる老樟であるが、

今も青葉が茂り、樹勢はさかんである。

目通り・・・１４，３メートル

樹高　・・・　２２メートル

樹齢　・・・　一千年

中部地方第一のクスの大木

１２月１０日４

言葉が出てきません・・・幹を一周してみます

１２月１０日５

木というより岩のような感じがします

１２月１０日６

じーっと眺めていますと、古代からこの老木は

何を思いながら人間達を見つめていたんだろう・・・

不思議な気がしてきます・・・

１２月１０日７

一周するのに時間は秒単位でしたが、

一千年前からこの地で命を育んできた事を思ったら

手を合わさずにはいられません・・・有難う・・・

明治初期までこの辺り一帯はクスの樹海で覆われ

クスの大木が何本も生い茂っていた。

その後、農地や宅地開発でクスの木は次々と伐採され

この一本だけが残った・・・

昭和４年１２月１７日に国の天然記念物に指定された。

今日の空・・・

１２月１０日８