愚者の日々…想うこと

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まんまんでー

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＜感謝の手紙＞

夕飯を友人とすることになり

６時に待ち合わせた。

友「クリスマスはどうしてたの？」

私「家でボーっとテレビ観て終わった」

友「アナタ寂しくないの？」

私「別に・・・時々今夜のように話し相手が欲しくなるけどね」

友「まあ、昔からアナタは（我が道を行く）みたいなとこあったからね」

私「まあ・・・ね。私のこともういいから・・・相変わらずなの」

友「何が？」

私「何がって、相変わらずお宅はラブラブなの？」

この友人は結婚したのは随分と遅くで、３０歳過ぎてからだった

家庭の都合もあったけど、一番迷ったのが国籍の違い・・・

中学生の頃から付き合っていて、何度も別れたり、くっついたり、

旦那様が在日韓国人の子供ということで・・・

私は中学生の頃、この友人の旦那様から相談を受けていたが

子供の私には、そのことが何を意味しているのか理解できずにいた

その旦那様は、免許証くらいの大きさの手帳のような物を私に見せ

「国籍が違うんだ・・・」と小さな声で呟いた

あれから何年過ぎたんだろう・・・

私は離婚し、気楽な？一人旅なるものをしながら

今日に至り何とか地元で生活をするようになった。

風の便りにその友の結婚を耳にした・・・

食事をしながら友が言う・・・

友「彼とね、毎年クリスマスにプレゼントと手紙を交換するの」

私「そんなの口で言えば済む事じゃないの？」

友「彼って口下手だから」

私「ハイハイ、ごちそうさま・・・」

友「興味なさそーだなぁ・・・つまんないじゃん」

私「だって、結局アナタはノロケたいだけで私を呼んだんでしょうがっ」

友「まあね。私達子供がいないから、誰かに話したかったの」

私「お互い話し相手が丁度ほしかったってとこか・・・

　　まあ、そんなものかもね。その話とやらを聞きましょ」

友の結婚には当然ご両親の猛反対があり、

勘当されたような形で彼女は家を出て彼と同棲を始めたが、

親が連れ戻され、泣く泣く別れさせられたとか・・・

彼はその後町を出て都会で暮らすようになった

３０歳の時に彼女は決心して彼のいる都会に行って

そのまま実家に帰らなかった・・・という。

そんな彼女が彼から毎年、プレゼントと共に頂く手紙・・・

いつも明るくて素敵な貴女へ

面と向かって言葉で言うのは照れるので

今年もプレゼントとともに

こんな形で伝えます

毎年、同じ様な言葉しか浮かんでこないので

同じ様な文章の手紙になっちゃいますね。

おいしい料理を、いつもありがとう

アイロンのかかったシャツを、いつもありがとう

遅く帰っても笑顔でむかえてくれて、ありがとう

たくさんの感謝をこめて

ありがとうを貴女に。

そして、これからもよろしくね

というような手紙の内容で、

そのことを話す彼女の指には

結婚して○年目のクリスマスプレゼントが

輝いていた。

その彼女・・・彼と一緒に来年、地元に戻って来るという

ご両親が年齢的なこと、跡取りが彼女しかいないということで

二人の結婚を○十年過ぎて認めることにしたんだって。

彼女の笑顔・・・幸せに満ち溢れていました

私・・・泣いちゃいました・・・

些細なことでも幸せだと思えますように・・・

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