ことりのさえずり

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ぴよ１２１

長男の子育て中に子育て日記＆日々感じたことなど･･　をつづっていました。その後無事次男誕生。そして”ペット”と呼べるセキセイインコのピコも家族に仲間入り。ペットのことも話題にしながら毎日のちょっとしたことを書いています。

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Aug 10, 2007

家族３人でほぼ初めての泊りがけの旅行を、写真中心に紹介しています。２日目は遠野までドライブ。

電車派の息子なので、車での移動は飽きるのではと心配したけど、釜石線の線路沿いを走るコースだったので、「線路どこ？釜石線どこ？」を繰り返しながら遠野へ到着。肝心の電車が走ってこなかったけれど、線路があるだけで安心のともくんでした。それはまぁよかったのですが、散策中もことあるごとに「ガタンゴトン～･･･」。親としては、旅行中くらい電車から離れて景色や空気を楽しんで欲しいので複雑な気持ち･･。かなり電車に毒されていると今更ながら気づき、普段の生活を見直さねばと思ってしまいました。
色んな虫さん（さすが、見たこともないような変わった虫たちがいました）を探したり、キノコや草花を見つけたり、自然を楽しんでもらおうと努力するパパママでした。

さて、よく撮れた写真を紹介してみます。
朝ドラ『どんど晴れ』でも美しい景色が放送された遠野です！

五百羅漢
遠野五百羅漢

卯子酉様

かっぱ淵

古民家（伝承園）にて
遠野古民家にて

この日の宿、予定を立てる際に遠野にするかどうか非常に迷ったのですが･･･、ちょっといい宿が取れたので花巻の方へ戻りました。でも次の機会があったら遠野の民宿に１泊したいです！

この日の宿に「遠野むかしばなし」という本が置いてあり、この本がすごくよかった！声を出して読むと自然にイントネーションが東北なまりに（笑）。不思議な民話の世界にあっという間に引き込まれました。下に紹介したのはこの本の語り部さんの口調とはかなり違うけれど少しばかり雰囲気を･･

　むかしあったずもな。
土淵の新屋ず家の裏にとっても深い淵があったど。
ある夏の暑い日、その家の若いもんが、馬の足さ冷やしてやるべど、淵へ馬を連れでって、そのまんま遊びさ行ってしまったんだど。
　そしたら、河童が出てきて、その馬を淵に引きずり込むべぇとしたずもな。してば馬たまげで、河童引きずったまんま、馬屋さ飛び込んだんだど。
　今度は河童の方がたまげで、馬の舟（飼葉桶）をがっぱりひっくり返して、その中さ隠れたずもな。家の人達、
『なして馬ば(か)り帰って来たべぇ』
と、不思議がって馬屋をのぞいて見たずもな。そしたら,舟がひっくり返ってぺっこな（小さな）手がみえだど。
　開けて見たっけ、河童だったずもな。集まって来た村の人達は、『この河童、いつもいたずらして、ろくでもねえから殺せ殺せ』って言ったけれど。でもよく見たっけ河童、手あわせていたったど。

『これからは、ここの淵で絶対悪いことすんなよ』って許すことにしたんだど。
　河童も、言うことを聞いて、そこからは遠く離れた奥沢の淵さ引っ越したんだどさ。

　どんどはれ。

３日目の八幡平へ続く･･

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