「こういうがええんじゃ」

「こういうがええんじゃ」

PR

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

フリーページ

バックナンバー

2025年11月
2025年10月
2025年09月
2025年08月
2025年07月
2010年12月18日
XML
カテゴリ: 作家・本

 ダフネ・デュ・モーリアのある短篇を読んだ。

 モーリアはヒッチコックの映画「レベッカ」や「鳥」の原作者としても有名な

 女流作家である。

 短篇の原題は「The Old Man」

 湖のほとりに住む6人家族の生活を、近くに住む男の眼から

 語るという形で話は進む。

 家族は漁をしたり、散歩したり、

 子どもが親元を離れたり、親元に帰ってきたり、などなどある。

 そしてある日、家族は湖から飛び立ってゆく。

 その家族は白鳥だったというオチである。

 モーリアは、ちょっとした騙しを読者に施したのだ。

 しかし、僕は読み始めてすぐにだいたいのオチは予想できた。

 それは、僕が行間を読む能力に優れているとか、

 とびきり感性が鋭いからではない。

 短篇「The Old Man」の日本語題が「番」(つがい)だからである。

 この訳者はとんでもないことをする。

 アガサ・クリスティのある小説の日本語題を「語り手が犯人の物語」と、

 するようなものである。

 残りの短篇を読む気が無くなっている。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010年12月18日 21時55分53秒
コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: