ゆっくりのんびりいきましょう♪

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幼稚園面接


先生に話しかけられると「おかあさ~ん」と私のところに戻ってきてしまいました。そこで絵本を一緒に見たのですが、先生の「どれが一番好き?」という質問も無視。絵本をひったくって、ぱらぱらやり始めてしまいました。そこで終了。他の子は5分以上やりとりをしていたのですが、コウはその間3分くらい。担当の先生の「フッ」とはき捨てるような笑いを今でも忘れられません。

そして、園長先生との面接。

座ったとたんに「お子さんは元気がよいですが、いつもよく動き回りますか?」
「はい」
「迷子によくなりますね?」
「はい」
「お母さんの問いかけにお返事しませんね」
「興味のあること以外はしません」
「かかりつけの小児科の先生になにか言われていますか?」
「いいえ」
「三歳児健診、まだですね」
「はい」
「それでは結構です」

面接は以上でした。

もし、私が、コウの成長に関して何も疑問を持たなければ、「どういうこと?」とキレてしまっていたかもしれません。しかし、この面接内容が、何を意としているのか、私はすぐわかってしまいました。
そして、こんな短時間に、私が一番気にしていたことをズバズバ当ててしまった先生方に、ある意味尊敬さえしてしまいました。しかし、この面接に関しては、今でもやりきれない思いがつのります。といっても、現状を把握していない親に対して、それ以上、何も言えないのかも知れません。

合格発表は次の日でしたが、夕方、園長先生直々に、不合格の電話が入りました。そして、その内容の一部に「お子さんは、専門的な機関に見ていただかないと、集団生活は難しいと思います」という言葉が・・・
障害児かもしれないというという、私だけの考えを、他人から初めて指摘された日となりました。

その夜、仕事に出ていたお父さんに電話をし、不合格を伝えました。そして、コウは障害児かもしれないということを、初めてお父さんに話しました。それを聞いたお父さんは、笑いとばし、「そんなことはないだろう」と言い放ちました。
その翌日、私が今まで感じてきたことを、お父さんに打ち明けました。それでも、お父さんは納得はしませんでした。健診も控えていたので、その時にまた、相談してみればいい・・・とその時は結論を出しました。




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