Leisurely jet turbine ＿

第１３話～第１５話

Ｑｓファクトリーで燃料を回復するスタスト。
休んでいたら、夜が明けたので、また街に出ることにした。
探索をしていると、城の中でお殿様に出会った。
お殿様「ワシと勝負するかの？」
スタスト「え、何のですか？」
お殿様「チキンレースじゃよ。」
チキンレースは、前の町でもやったことがある。
やってみることにした。

ｽﾀﾄｳｰ!
しかし、お殿様が想像以上に早い。
はじめにスタートダッシュで引き離され、それきり追いつけずに終わった。
当然、お殿様は水に落ちなかった。
お殿様「まだまだじゃのう～。出直してきなされ。」
うーん、これも、パーツを鍛えてから来ることにする。
さて、もうほとんど町は見たし、次の町に行くことにしよう。
「ＮＥＸＴ　ＣＩＴＹ」と書かれた看板を頼りに進む。
この町の出口を発見。
そのとき、マップレーダーであることに気づいた。
ここから左を、曲線の道が記されている。
ということは、ここを左に行くと、通路があるってことか？
実際に行ってみると、確かに、通路と言えなくもないスペースが崖に沿って続いている。
だが、すぐ崖から落ちたら海に真っ逆さまだ。
慎重に通路を進む。
しばらく進んだら、少し広い所に出た。
チョロＱコインが落ちており、家も建っている。
こんなところに住んでいるチョロＱがいるのだろうか？
その家を訪ねてみた。
ハコスケ「おっ、久しぶりに、誰か来たぞ。俺の華麗なラッパ技を見に来たのかな？」
スタスト「華麗なラッパ技？」
ハコスケ「と言っても、最近になってラッパに興味を持ち始めたから、やってるだけだけどな。」
ハコスケは、手に持っているラッパを吹き始めた。

パッパカパーン

ハコスケ「な？いい感じだろ？」
スタスト「まあ・・そうですね。」
ハコスカ「記念に、ラッパの音が鳴るクラクションをやるよ。」
スタストは、まだクラクションがノーマルだったので、とりあえず変えておく。
無駄に派手な音だが、どうせ使う機会は少ないので、別に関係ないだろう。

ハコスケの家を出て、チョロＱコインをとる。
もう、この道は行き止まり・・と思ったのだが。
その先には、さらに細い道が。
というか、これは道というのだろうか・・。
とりあえず、進んでみることにした。

第１４話

その先には、またもや家を発見。
おかしなところに住んでるチョロＱもいるものである。
イワスケ「めずらしいな。ここに来るチョロＱは。」
やはりここは、ほぼ誰も来ないんだろう。
イワスケ「せっかくだから、話でも聞いて行ってくれ。」
日頃、話し手がいなくて、誰かにしゃべりたいことも、しゃべれないようだ。
それなら、別の場所に引っ越せばいいのに・・。
この辺の土地を独り占めしてる感じだし、大きな岩も置いてあるし、お金がないわけでもなさそうだが。
まあ、ここにもそれなりにいい点もあるんだろう。
イワスケ「スクリューってパーツは知ってるかい？」
スタスト「船のパーツのことですか？」
イワスケ「違う違う。チョロＱのパーツだ。」
そんなのは、知ったこっちゃない。
イワスケ「水中でもスムーズに走れるパーツなんだが、それを、海底の神殿でもらったって話を、かつて聞いたんだ。それが本当かどうかや、今もあるのかどうかは、わからないけどな。」
まあ、そんなことも、頭の隅に置いておこう。
さて、その先にさらに進むと、石段が。
降りると、フジシティに戻った。
この石段は、一方通行になってるらしく、上って戻ることはできない。
再びフジシティの出口へ向かった。
出口でナツオに会った。
どうやら、いつも高速道路でレースをしているらしい。
いつでも対戦者を探しているらしいので、気が向いたらまた行ってみよう。
出口を抜けると、いきなり高速道路。
標識によると、この先にマイシティがあるらしい。
はたして、次の町はどんな町なんだろうか。
楽しみである。

第１５話

マイシティ出口の表示が見えたので、高速道路を降りた。
辺りには何もない空き地が広がっている。
さて、マイシティはどこだろう？
この道を進むとあるのかな？
しかし、道なりに進んでも塀で囲まれた中の道を回っただけで、なにもない。

１５話.jpg

　（挿絵― ｗｃｖさん作）

どうやら、行き止まりのようだ。
はて、いつのまにか道を間違えたか？
たった一軒、「ワンダー不動産」と書かれた家が建っていたので、ここの人に聞いてみることにしよう。
不動産主「やあ、現在、大サービス中！ガレージが無料でもらえるんだ。さらに、ＰＣもおまけで設置してやるぜ。もちろん、ＰＣも無料だ。いるかい？」
スタスト「え、無料ですか？」
不動産主「そう、貰うなら今しかないぞ。まあ遠慮せず、貰って行ってくださいよ。」
スタスト「じゃあ、いります！」
不動産主「よし、だが、その代わりに、頼みがあるのだが・・。」
スタスト「はあ。」
不動産主「ここ、ずいぶんさびしいだろう？だから、いろんなチョロＱを呼び寄せてほしいんだ。土地は結構あるから、家や施設も建てれるしな。」
スタスト「そうなんですか。じゃあ、できる限りやってみます。」
不動産主「おお、では、よろしくお願いします。あなたのガレージは、すぐそこに建つ予定なので、期待しててくださいね！」
ここにきてガレージがもらえるとは、幸運だ。
よかったよかった。
おっと、道を尋ねるのを忘れていた。
せっかくだから、尋ねないと。
スタスト「あの、ところで、マイシティはどこですか？」
不動産主「あ、ここがマイシティですが・・。」
って、えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ？？？？
スタスト「じゃあ、Ｑｓファクトリーは・・？」
不動産主「実は、この町、最近できたばかりなので、この不動産以外は、何も建ってないんです・・。」
なんだ・・。そうなのか・・。
とんだ勘違いをしたもんだ。
ガレージは、この付近のチョロＱコイン集めをしていたら、すぐに完成していた。
どうやら、資金は余っているらしい。
早速、自分のガレージに入ってみた。
なかなか綺麗である。
後に不動産主のチョロＱから聞いた話では、模様替えセットを使うのにぴったりのサイズなんだそうだ。
まだ、そんなものは持っていないが、悪くはないことだろう。
付属のＰＣは、正面に置いてあった、
起動してみると、もう、メールが受信されている。
不動産から、メールシステムについての説明だ。
受信アンテナ＋αをマップレーダーにつけておくと、ランプと音で受信を知らせてくれるんだそうだ。
さらに、受信から１時間以内のメールなら、その場で確認することも可能で、返信もできる機能も付いている。（その点が「＋α」になっているらしい。）
受信アンテナは、ＰＣの隣にあった。
さて、そろそろ出発するか。
ガレージに飾るべきものを飾り終えた後、再び街に出た。
この町は、もう何をしようにもすることがないので、他の町へ。
高速道路に乗ると、この次はサンドポリスと書いたあった。
今度は、まともにレースとかができる街ならいいのだが・・。