Leisurely jet turbine _

第55話~第57話



キラキラパーク3周目。
ホームストレートで勢いに乗っていたスピードを活かし、第1コーナーに入る前からベルベットを追い抜いた。
第1コーナーとスロープのゾーンでは、共に立ち上がり重視のコーナリングを使う。
ハイパーミッションを装備していて最高速的には問題ないため、立ち上がりをなんとかすればスムーズに走れる。
とは言え、やはりギア比が合っていないのが痛いか・・。
その後、ジャンプスポットの地点で3位のミスターQに追いついた。
ミスターQ「あれ、今のジャンプの角度を間違えたな・・。」
続く悪路での左コーナー、スタストはミスターQを追い抜きにかかった。
・・・が、抜けそうであったのに抜くことができなかった。
スタスト「前には出れなかったか。」
ミスターQ「相手の追い抜くスペースをギリギリ与えないコーナリングは、俺の得意技だ。」
・・なんとも厄介である。
しかも、ここから先はしばらく、道がクネクネしたスピードが出ないゾーン。
スタストはミスターQの前になかなか出ることができない。
次の小さな分岐点で、スタストはミスターQと逆の道を選択。
合流の際にようやく並ぶことができた。
並んだまま緩い左に差し掛かる。
どちらが前に出るかの駆け引きであったが、ミスターQがアクセルワークを少しミスし、スタストが前に出た。
ミスターQ「競り合いでの駆け引きは、俺の苦手技だ。」
スタスト「苦手技ってなんだよww」
ミスターQ「そこは気にするなwww」
ここで、最後のメリーゴーランドの分岐点がやってきた。
前を見ると、ありがたいことに1位のミスAと2位のミセスTが右を選択している。
スタストはもちろん、距離が短いと判明している左を選択。
進入にも上手くいき、合流地点でスタストは既に1位。
進入時の角度を合わせる時に、ミスターQも右を選択していたのが確認できている。
そして残るはホームストレートのみ。
これは勝ったぜ!!
スタスト「(*^_^*)<ヤッホ~~~」
シルベスタ「それはどうかなw!!」
スタスト「Σ(゜o゜)<あ!!!!!!!」
左を選択してくるシルベスタを忘れていたスタスト。
――――ゴール!
1位シルベスタ
2位スタスト
3位ミスA
4位ミセスT
5位ミスターQ
6位ベルベット・・・
ミスターQ「あの分岐点は左の方が速いんだな。覚えておくか・・。」
スタスト「しかし、後ろにシルベスタがいたとは。」
シルベスタ「ミスターQに足止めされてたときから、すぐ後ろにいたんだがな。」
スタスト「そうだったのか。」
賞金は1200G。これで所持金は2150Gとなった。



_意味不明な付録12_
えと、55話の更新はとてつもなく遅かったのですが、今後はもっと遅くなる可能性があるかもです。
そろそろ忙しい時期に入ってきてしまうので・・・。
ビーステ「ところで、俺らの中で一番人気のキャラは誰だと思う?やっぱり主役である俺かな?」
GT-S「だから主役じゃ(以下略」
アーノルド「一番人気は俺様に決まってんだろ。」
モンド「wwww」(←何故か余裕の笑み)
モイジー「もちろんボクが一番でちゅよ。」
トニー(小声)「んっ、モイジーって誰です?」
スタスト(小声)「さあ・・。」
シルベスタ「・・・、闇雲に主張しても駄目なんじゃないか?例えば、何か自分の特徴をアピールしてみるとか。」
ビーステ「そうか・・。何をアピールするべきか。」
ゴロウ「オレッチはアピールするものがあるっすよ。」
GT-S「・・何だよ?」
ゴロウ「このすり減ってボロボロのタイヤっす。きっとこれはたくさん走り込んだ跡っすよ。」
ビーステ「このタイヤ、おかしくねえか?普通こんな風にはすり減らないぞ。」
トニー「すり減っていると言うより、何か違いますよね。」
スタスト「形はごわごわすぎるし・・。よくこんなので走ってこれたな。」
ゴロウ「そうっすか?ちなみにこのタイヤは、森の奥の洞窟で偶然出会ったチョロQから買ったものっす。」
シルベスタ「おい、怪しすぎだろ・・。」
ゴロウ「貴重な品だからってことで5000Gだったっすよ。」
スタスト「明らかに悪徳商売じゃん・・・。」
ビーステ「まあ話は戻して・・・、なあ管理人、誰が一番人気かこのサイトで人気投票をやろうぜ。」
アーノルド「そうだそうだ。俺様にはおそらく1000票くらい入ることだろう。」
ピーオー「急に介入して悪いが、そもそもこの小説を見てる人自体そんなにいない件。」
アーノルド「!?・・・そういえばそうだな。」
ビーステ「なるほど。よく考えれば、人気投票をやっても票の総数自体が集まんないか。やっぱそうだよな。」
GT-S「ちょwそこを納得されるとむなしいんだが・・・。」
スタスト「・・・。」
GT-S「・・・え・・と、せめてこれまで見てくれている人には、見捨てないで見守ってくれるとありがたいので、できればお願いします・・。」


第56話

キラキラパークでの入賞に成功したスタスト。
次は前回入賞に失敗したモリモリサーキット2を挑みにキノコロードに行くことにした。
サンドポリスを出発しようとすると、ちょうどアーノルドに出会った。
アーノルド「あ!お前は!・・・おい、ピーチタウンのコーヒーショップではまんまとハメてくれたな!」
はて、何のことだったか・・?
・・・ああそうか。確かに52話に変なくだりがあった。
スタスト「あれのことか。しかし、そんなことを今更何だよ。読者の方々も忘れている頃だぞ。」
シルベスタ「んっ?何があったんだ?」
スタストとアーノルドはこの前のことを一応シルベスタにも説明。
シルベスタ「・・そうか。しかし52話となるとかなり前の話だな。本来なら割と最近の話になってるはずなんだが、更新ペースが悪いからな。」
アーノルド「そうそう、俺様がこのタイミングで問い詰めてくるのは本当なら不自然ないはずだ。」
シルベスタ「よし、じゃあこの件は管理人が悪かったという結論にして、終わりにしようじゃないか。」
アーノルド「おお、そうだな。」
うん、納得の展開である。
GT-S「・・・いやいやいや!!何が納得の展開だ!」
アーノルド「何だよ?何か反論でもあるのか?」
GT-S「大ありだ!だいたい、お前が騙されて一杯1000Gのコーヒーを4杯も飲んだのが悪いんじゃないのかよ?」
・・・えっ、4杯も飲んだのか?
まあそんなことは気にせず、スタストとシルベスタは、アーノルドとGT-Sが言い争いをしている間にその場を離れてキノコロードへ向かうことにする。
キノコロードに行くには、一旦マロンキャニオンを経由しなければならない。
よって少し遠い道のりではあったが、しばらく走った後に2台はキノコロードに到着した。
ところで、今走っていた間にメールが何通も来たが、一体誰からだろう・・・?
こういうときに、受信したばかりのメールをガレージに戻らずとも確認できる受信アンテナ+αは便利である。
早速見てみると、何やらあなたのファンクラブを開設しましたぜーイエーイみたいなメールがあり、多数の会員のチョロQからもメールが来ている。
ありがたい話ではあるが、リサリサと名乗るチョロQのメールとかは逆に不気味さを感じてしまう内容だな・・。
スタスト「シルベスタ、こういうメールって、別に逐一見たりすることもないよな?」
シルベスタ「そうだな。だけど、そういうのに紛れて会員以外のチョロQからのメールが来ていることもあるから、注意しろよ。」
スタスト「あっ!!ほんとだ!ビーステからのメールが紛れているぞ!」
それだけは真面目に見ることにしよう。
内容は・・、
『よお、マイシティに寄ったらなんとなくメールを使ってみたくなったから送るぜ。
特に書くことはないんだがな。
しかし、これだけは言っておこう。
「お山が布団にふっとんだ!おやまあ。」
・・じゃあな!』
スタスト「なんだよこれ・・。会員チョロQのメールの方がまだマシだったかもな・・。」
スタストはそう言ってメールを見るのをやめ、Qsファクトリーへ。
気を取り直してレースをすることにしよう。
シルベスタ「ふっとんだのが布団じゃなくてお山なのに突っ込んでやれよ・・。」
スタストとシルベスタはモリモリサーキット2のスターティンググリッドへ。
3,2,1、スタート!!
スタストは快調なスタート。
あれからスタストはMADV2やハイパーミッション、ハイパーシャーシを手に入れているため、かなり速くなっている。
そして1周目、2週目、3周目と的確な走りで駆け抜けた。
・・しかし、抜かせないチョロQが2台いて、3位でのゴールとなった。
現在はパーツのバランスがとても悪く、それによってストレートでも若干伸び悩んだのが原因であろう。
GPまでに直しておかなければ・・。
シルベスタ「ちなみに俺も5位入賞だったぞ。」
スタスト「よし、これでBランクのレースは全て入賞だな。Aランクのレースに出られるぜ。」
シルベスタ「ありゃ?そういえばAライセンスを貰ってないぞ?」
スタスト「・・あれれ?レース主催者が忘れたみたいだ。」
シルベスタ「とりあえずレッカーさんに聞いてみるか。」
ということでレッカーさんに聞いたみたのだか・・、
Qsレッカー「ふむ、それはまだBランク入賞数が足りないからだね。今7つの入賞をとったとのことだけど、Bランクには9レースが存在しているんだぞ。」
何を言ってるのか意味がわからないのだが。
スタスト「ちゃんと全ての街のレースで入賞したはずですよ。」
Qsレッカー「いや、入賞が9つではないなら、それは全てではないぞ。」
シルベスタ「何が足りてないんですか?具体的に教えてくださいよ。」
Qsレッカー「そこは自分で探すんだな。」
こういう展開になるとレッカーさんは意地が悪い。
さあ、一体どうすればいいのか・・?


第57話

_これまでのあらすじ_
この物語の主人公スタストと、自称主人公のビーステは、レースをすることと食事をすることが大好きなチョロQである!!
この2台は現在チョロQHG2の世界を回っており、大統領になるためにGP優勝を目指している!!
しかし、それを阻む者こそが、この小説の作者であるGT-Sである!!
彼のせいで、この小説はとてもゆっくりしたペースでしか更新されない!!
果たしてスタストはGT-Sの妨害を切り抜けて夢をかなえることができるのか!?!?

GT-S「おい、なんだこれは・・?」

_ここから本編_
Aランクに昇格したと思われたのに、入賞数が足りないということで何故か昇格できなかった。
一体、何が盲点になっているんだろう・・?
ということで、どうすればいいかわからなくなり困ってしまった。
手がかりも全くなく、やるべきことの見当がつかない。
シルベスタ「まあ慌てるな。レッカーさん以外のチョロQに聞けばすぐにでもわかるだろ。」
ふむ、そうであってほしいものだ。
ということで早速聞き込みを始めることにする・・のだが、キノコロードは住んでいるチョロQがおらず、あるのはショップなどの施設のみである。
同じレースに参加していた方達も、いつの間にかどこかへ行ってしまった。
シルベスタ「ここは相変わらず静かすぎるぜ・・。まあいいや、この酒場にいるチョロQに聞いてみようぜ。」
「BAR」と書かれたキノコ型の小さな建物へ入った。
スタスト「あのですね、かくかくしかじかで~~~、」
酒場主「おう、俺が占ってやろう。」
占う・・?一体どうする気なんだ?
するとそのチョロQはチップらしきものを取り出し、何か不気味なことをし始めた。
スタスト「シルベスタ、こいつを信用して良いのかな・・?」
シルベスタ「まあ、やらせてみよう・・。」
酒場主「おおっ、わかったぞ。どうやら、この近くにある川の上流に行ってそこの土手を調べると良いようだぞ。」
はい・・・?
土手を調べて何があるっていうんだ・・・?
スタスト「やっぱりあんまし信用できそうにないな・・。」
シルベスタ「・・まあ、試しに騙されたと思って行ってみようぜ。」
言われたとおりの場所へ進む2台。
シルベスタ「この辺じゃないか?」
スタスト「やっぱり何もあるわけが・・・あれ?チョロQコインがあるぞ?」
シルベスタ「チョロQコインの場所を占われてもなぁ・・。」
スタスト「やい!チョロQコイン!!次に行くべき場所を教えろ!!」
シルベスタ「無理だろww」
それにしても、このままではマズイな・・。
スタストは辺りを見渡すが、しばらく先に滝が見えるくらいである。
あら?上流の滝と言えば、宝石のありかじゃなかったか?
スタスト「上流の滝に宝石があるって話なんだ。行ってみないか?」
シルベスタ「別に構わないが。」
向かってみると、滝壺のところに宝石があった。
スタスト「おっ、ちゃんとあったぞ。」
シルベスタ「滝壺に浮いてる・・だと・・・?何故流されないんだ・・?」
川の中に入って宝石に近づいてみると、すぐに仕掛けに気付いた。
シルベスタ「宝石の下に細い透明な台があったのか。」
スタスト「ジョーンズがやったんだろう。てか、人工的なことをしちゃって良いのかよ・・?」
シルベスタ「ところで、この宝石はどうやって取る?」
スタスト「んっ?ここにあるんだから、取れば終わりじゃないか。・・・ありゃりゃ?届かねえぞ?」
チョロQは自力で浮くことはできないため、水上に浮いている宝石をとることができない。
その後、スタストとシルベスタは宝石をとるため、あの手この手を使って格闘してみた。
・・・が、30分後、ついに諦めることとなった。
スタスト「どういうことなんだ・・。」
シルベスタ「ふぅ、無駄に時間と体力使っちまったな。」
スタスト「レースの話に戻すか。どうすればいいと思う?」
シルベスタ「手がかりの見つかりそうにないキノコロードで聞きこみを始めたのが、既に失敗だったな。チョロQの住んでるホワイトマウンテンに場所を移して、また聞き込みをしよう。」
なるほど、その方が良さそうだ。
ホワイトマウンテンへ移動した。
・・・しかし、着いてから思ったのだが、これも失敗だった気がする。
スタスト「やっぱりここは寒い・・。ここで聞き込みなんて、難しくないか・・・?」
シルベスタ「こりゃミスったな・・。」
果たしていつになれば進展できるのであろうか・・・。



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